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プロフィール
コメント数 202
性別 女性
自己紹介 閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*)
良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆

ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw

★好きな俳優★
M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw
さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。

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1.  サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ- 《ネタバレ》 はい、またネット映画ですよ。 Netflix映画がアカデミー賞で幅を利かせ始めて以来、昨年のコロナの影響で近年調子あげまくりのネット映画ですよ。 いえね、ネット映画は悪いとは言わない。 でもなんだろう…昨今の映画の、小粒感… 面白いけど歴史に残るかっていうほどでもない佳作が多いこと多いこと…。 そしてネット映画の最大のデメリットは、配信サイトと契約しないと見れない敷居の高さもあって レビューサイトの感想が少なかったり、レビューページの開設が遅いこと。 見たい映画だけ見るためにお金を払ってはい終了っていうのと違って、「『サウンド・オブ・メタル』を見るために、アマゾンプライムに契約しないといけないのかぁ…」ってなってる人も少なからずいると思うんですよね、二の足踏んでるみたいな。 まぁ、コロナと一緒で、いやがおうにも適応していかないとダメな時代なんでしょうけど。いやな時代ですね。 特にこの映画、アカデミー賞で音響賞を取ったくらい、音が命。 聴覚障害の主人公の音の聞こえ方(素の状態での人の声や物音の聞こえ方、収音マイクの聞こえ方など…)が作品の見どころのひとつなので、劇場公開なしで家のTVやPCで見ろってのも、もったいないですしね。 WOWOWの授賞式の放送で、ゲストのケンティーが「ぜひヘッドフォンで聞いてほしいです」って言ってたけど 新作でアカデミー賞2冠の作品を、ちっこい画面でヘッドフォンで聞かなくちゃいけないなんてね。 うちはYAMAHAのスピーカーをTVとは別に入れているので、ある程度いい音では聞けますけど、やっぱり見るなら劇場のほうが いいでしょう。 …と一通りぼやいたあとで。 作品の内容はまぁまぁです。 耳が聞こえなくても何とかドラマーを続けたがる主人公。無茶な男です。 聴覚障害者のコミュニティに入る際は、外部といっさい連絡禁止なのに コッソリと運営者のオフィスに侵入してPCで恋人と連絡とっちゃう。我慢ってものをできない男です。 気持ちのもちようをどうにかするんじゃなくて、手術で治したいって、音楽機材もトレーラーも売り払い 手荷物ひとつになってでも、なんとしても手術を受ける。短気で強引です。こうと決めたら頑として気持ちは変えられない。 でも収音マイクで聞く音は、雑音のように不快…人生は思うようにいかない。 彼女のもとへ戻ったけれど、彼女は彼なしの、金持ちパパのもとで裕福で何不自由ない生活の中で、腕をかきむしる自傷行為もストップしていて そこそこ幸せそう。もはや彼女を貧乏生活の道連れするわけにもいかない。 ”こうと決めたらやり抜く”性格で突っ走っても、その勢いで壁を突き破ることはできない。 壁にぶち当たり、どんなにあがいても聴覚を失ったことで、音楽も恋人も失うという現実に抗うことはできない。 自分は主人公と性格が似てるから、その気持ちよくわかる。 無茶して、それが後で無駄になって、途方にくれる。 ラストシーンでは、現実にうちのめされ、街中のベンチに座るルーベン。 人の足音、声、車の音…街の喧騒が、収音マイクを通して耐え難い雑音として響く。 美しい教会の鐘の音も、不気味なほどの不快な音となる。 ふと彼が収音マイクをとると、映画から音がさっと消え…スケボーで遊ぶ子供たちや、風にゆらぐ木の葉っぱが映し出される… そうだ、収音マイクで雑音にすがって聴覚を持つより、 収音マイクを頼らず、物を見て ”音を心で感じる”ことのほうが、幸せかもしれない。 おそらく彼はそう気づいた瞬間。 シーンはここで終わるが、たぶん彼はまたコミュニティに戻るだろう。 彼はそこでは歓迎される。 運営者の右腕になるか、先生になってほしいと言われていたのだから、あらたな生きがいをそこで見つけられるだろう。 アリシア・ディキャンベル似のあのコミュニティにいた女性とも、けっこう仲良しモードだったから おそらく彼女が新恋人になるだろう。 いくつかのハッピーな展開を想像させてくれる伏線を中盤でばらまいておく、なかなかうまい構成ではあった。 でもね、劇中にレズビアンな女性をモブとしてぶっこんできてるけど、LGBTに対して偏見ありませんみたいな 優等生っぽい作りにしてるなって感じて、そういうのがいちいち気になるんですよね。 あと、収音マイクでは雑音に聞こえるっていうことを、映画でさんざん有名にさせちゃったから 世界中の収音マイクインプラントをやってる病院の、営業妨害になってると思う笑[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-30 09:53:29)《改行有》

2.  ザ・テキサス・レンジャーズ(2019) 《ネタバレ》 「俺たちに明日はない」のボニー&クライドを、追跡する側視点バージョン。 当時のハイテク機器を使っている警察でも見つけられない彼らを、 テキサスレンジャーは、野生のカンで追い詰める。 若い警察たちより、走るだけでゼイゼイしちゃうおじちゃん2人組の方が、もっと凄いんだ!!! それだけで痛快。 ボニー&クライドも、写真で残っている本人たちにファッションもうまく寄せた上で、あえて彼らに過剰なセリフを与えていないところも好印象。 最終的には、ボニー&クライドは車道でハチの巣にされちゃうんだって、オチは分かっていても、それまでのテキサスレンジャー二人の心の触れあいが丁寧に描かれていて、それを辿っていくのも心地よい。 ラストシーンは、長い長いハイウェイを走るテキサスレンジャー二人の車。 ラストでこうやって、去り行く車を映すのはよくあるパターンなのだが、この映画では 道の途中で車が止まる。 そして二人がドアを開けて出てきて、互いの座席を変えてまた車に入って走り出す。 つまり、運転を変わっていたのだ。 年よりだから疲れちゃうので、こうして交代したのかな…とか 最初はつっけんどん同士だった二人が、ボニー&クライドの追跡の中でお互いを思いやれるほど心が通い合ってきたんだな…とか 再び走り出す車を見ながら感慨深くなる、とてもいいラストシーンだった。 キャシーベイツは、自分の立場の見栄えだけ気にする権力者然とした権力者を演じていて◎ ちなみに日本語タイトルはテキサスレンジャーの活躍を描いたのでこうなっちゃったんだろうけれど もともとの”Highwaymen”のほうが、らしいのに、って思う。 世間的にはボニー&クライド追跡時は 「我々はテキサスレンジャーですッ!」 って堂々として活躍することはできず、”交通係”的な安直な肩書で仕事をさせられていた、日陰の存在にスポットライトをあてた作品なのだから。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-24 22:52:55)《改行有》

3.  サラの鍵 《ネタバレ》 非常に綿密に作り上げられた構成という印象。 ヒロインの夫が引っ越し先としてリフォームを始めた部屋を起点に、過去と現在がクロスオーバーする。 前半は、その部屋に住んでいたユダヤ人家族が、サラの誤ったはからいで弟を納戸に置き去りにしたまま連行され、収容所に送られ一家3人もバラバラになってしまった末に、逃避行の果てサラが置き去りにしてしまった弟を助け出すためにまいもどったその部屋で弟が腐敗した姿で死んでいるのを目撃する・・・という物語。 後半は、サラのその後を、ヒロインの夫の父、サラの育ての親夫婦、サラの夫の再婚相手とその娘、サラの息子・・・といった関係者の言葉をパズルのピースを繋ぎ合わせていくように、描いていく。 (ヒロインはいってみれば、サラのストーリーを語る”語りべ”である。) サラ役の少女の演技力、さらに育ての親夫婦の演技力もすばらしく、弟発見時の彼らの演技があまりにもリアルでその現場にいるように感じ、一瞬で涙が滝のように流れた。 そういえばこの育ての親の父は、どこかで見たような・・・と思ったのだが「戦火の馬」で孫娘を育てていたフランスのおじいちゃん役を演じていた人であった。 あの作品でも慈愛に満ちた目の表情がとても印象的だったが、「サラの鍵」でも、サラの成長を見守り、育ての親のもとを去る姿も追わずに送り出すその姿に静かに心打たれた。 ラストシーンのNYのレストランで、ヒロインとサラの息子が再会したとき、彼女の生まれてまもない娘の名前がサラであることが明かされるが 画面にうつしだされた、後姿で無邪気にレストランの窓にはりついて外を見ているそのサラおじょうちゃんは、髪の毛が輝くようにしっとりとした金髪であった。 ヒロインもその夫もブラウンの髪であるのに、その娘が金髪・・・というのは、遺伝としては可能性はあるそうなのだが、この映画においては、あえて両親と異なる金髪にすることで、「この子はサラの生まれ変わりかもしれない」と鑑賞者に思わせようとしたのではないだろうか。 冒頭から悲惨な場面が続き、サラは自らの罪悪感と幼い頃に家族を失った孤独感から逃れることなく自殺してしまったというサラの人生の顛末が語られた作品だが、この最後の場面でヒロインの娘がサラの生まれ変わりだと受け取ることで、「このサラはヒロインの愛情を受け、幸せな人生をまっとうできるといいね」という、平穏で温かいエンディングを作ることに成功していると思う。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-02-19 14:25:12)《改行有》

4.  サロゲート 《ネタバレ》 設定が甘すぎる。 常識的に考えて、世界の中でサロゲートのようなハイテクを享受できるのは、一部の富裕層に限られるものだ。それが人口の98%が常用とか、ちょっとおかしい。 未来世界では貧富の格差は拡大しているのが常識で、ハイテクを享受できる一部の人間と、それ以外の大勢・・・という設定でないのは不自然きわまりない。 たとえば近未来SF映画の「タイム」にしても「エリジウム」にしても、何かすごく便利なアイテムを使える人たちは富裕層で、居住区は、富裕層と貧困層が住むエリアにきっちり分けられている。 「サロゲート」においては、”サロゲート使う人たち”と”人間として生きる人たち”で居住区が分かれているが、それはすなわち富裕層VS貧困層で分かれているのではないということに説得力がない。 (もし貧困でサロゲートが買えない人たちが住む居住区があるなら、それはサロゲートが買える富裕層の何十倍ものエリアと人口があってしかるべきだ。) また、SVI社のたった1社だけが98%ものサロゲートを供給してぼろもうけと言うのも、経済社会としてありえない。 携帯電話のように、大勢の人たちが利用するようになっていくにつれ、サロゲートを売る会社も、A社、B社、C社・・・と増えて、それこそセキュリティの強固さや値段などで競合していくのが普通だろう。 複数の会社がサロゲートを提供していれば、SVI社が襲撃されてすべてのサロゲートが一斉停止なんてこともなくなるわけで、常識的に考えれば、そういう仕組みを未来の人間が作っていないのがおかしい。 外に出なければ安心みたいに言うが、日光に当たらなければ体内時計がリセットされなくって不眠症になったり、交感神経と副交換神経のスイッチの切り替わりが鈍くなって鬱状態みたいになったり、ずっと引きこもってるから筋肉も退化して代謝が悪くなって太るし、メタボになればいろんな病気になったり、ひどければガンのリスクも高まるわけで、まったくもって、安心できる世界じゃない。 それにサロゲートだけで、恋愛、結婚、そして出産はできるのか? それを思えば、いずれは高齢化社会を向かえ、「子供の出生率0%!」なんて、今の日本どころじゃない大問題になるんじゃないのか? また、部屋で殺害されたらその殺害者がキーボードをちょいちょいっとたたくだけで「オペレーター変更」って、あっけなくオペレーターの立場をのっとられサロゲートを動かせるセキュリティの甘さとかどう。 ウィルスごときで、サロゲートが一瞬で停止してもう動かせませんっていうバックアップのなさとかどう。 博士が別のサロゲートを使っていることを知った女刑事が「重罪ですよ!」って言ったけど、そうやって犯罪の形として成立しているなら、複数アカウントもっていろいろなキャラになりすましてネット上に生きている人みたいに、複アカならぬ複サロを平然とやってる人もけっこういる世界ってことになる。 ということは、冒頭で、犯罪もなく平和な社会になりました、なんて前説はまったくのデタラメということになってしまう。 そして一番突っ込みたいのは、サロゲートをいくら若くしたところで、本人が年をとっていれば、そこまで、若いひとが楽しむものを楽しみたいと思うだろうか?ということだ。 なんだかんだいったって、年をとれば、年相当のものが好きになるはず。 10代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおばあちゃんなら、お笑いライブに行くならNON STYLEじゃなくて、きみまろ を選ぶだろう。 20代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおじいちゃんなら、クラブで踊るより、庭で盆栽してるほうが楽しいじゃろう。 ゆえに、博士のサロゲートがクラブに向かったり、ブルースの妻のサロゲートがミニスカはいて家で薬物パーティー、もとい、電気ショック・パーティーを開催しているところも「なんか違う」感がいなめない。 どのキャラも、サロゲートを先に見せておいて、あとでその本人(みんな、ふけていて、疲れた顔)を見せるという苦笑な演出と、終盤のサロゲートが一斉にバタバタっとなるシュールな景色くらいしか、面白みのない映画。[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-02-06 08:34:07)(良:1票) 《改行有》

5.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 気に入っている。ひたすら気に入っている。もうDVDで何度観たことか。何度観ても何度でも観たくなる映画。 「バイオハザード」で見慣れたミラのアクションも、豪華ドレスと古典的なシチュエーションで行うと、また違うテイストで見惚れてしまう。 「ジャンヌダルク」の薄汚れたミラも良かったけど、今作のように華麗なファッションショーのごとくドレスをあれやこれやとお色直しを繰り返すミラもまた見惚れてしまう。 とぼけた表情でよく動く目玉を駆使したおちゃめな演技もミラのオハコ。魅力いっぱいのミレディに仕上がった。 そして枢機卿のクリストフ・ヴァルツは安定の悪役。 さらにはオーランド・ブルームもまた、オシャレと女と権力が大好きという最低男を見事に体現していたし、タイツ姿と左耳にプラプラさがるイヤリングもまたチャーミングだ。 三銃士はそこまで超メジャーな俳優を使わないことで、ミラvsヴァルツvsオーリーの3人の悪役の駆け引きのほうが引き立ち、そう、つまりこの映画は”三銃士”と題したものでありながら、ミレディらの”三悪党”の心理戦を楽しむ作品なのだ。 頭がトロくてウブだけど王妃とファッションは大好きなフランス国王と、当事の肖像画から抜け出てきたような古典的な顔の王妃のキャスティングも100%カッチリきまった。 ファッションに関する王とヴァルツやオーリーとの洒脱なセリフまわしといい、ミレディの想定外の動きといい、常に笑わせ、ドキドキさせてくれる、素晴らしい構成の映画だ。 重厚で理づめが過ぎては観るのが疲れる三銃士を主題にした作品でありながら、とことん見やすいライトな映画を撮るのを得意とする(裏を返せばアカデミー賞狙えるような重みのある作品は作れないとも言えるが)監督のポールの味付けで、ムダな背景説明などカっとばし、ひたすら面白くて見やすいポップなエンターテイメント作品に昇華されている。 ノートルダム寺院ファン(なんじゃそら)な私にとっては、空とぶ飛行帆船がノートルダムの一番高い塔のさきっちょにブスっと突き刺さって終わったときは、思わずフフフッっと笑ってしまった。 あの塔のさきっちょはディズニー映画「ノートルダムの鐘」で、カジモドがよじ登ってパリをグルっと見下ろした名場面でも使われた塔で、あの塔はきっと外国の映画製作者たちに「あの塔で何かおもしろい絵を作りたい!」と思わせる何かがあるに違いない。 そして、ミラが首飾りを奪うために進入するときに見せたムッチリした太もも露出は、夫であるポールの嫁自慢に違いない。[DVD(字幕)] 10点(2017-10-20 11:03:50)(良:1票) 《改行有》

6.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 昔自分に酷い嫌がらせをして人生をぶち壊しにした同級生。大人になってその同級生が夫婦としても会社員としても順風満帆になったところを、復讐のごとく、ぶち壊しにかかるゴートという男の物語。 不審な贈り物が届くというは、けっこう映画としては多い手法だけど、この映画が頑張ったところは、その贈り物が、いじめっこだった男の妻ロビンの赤ちゃん(つまり夫がいない間に不法侵入&寝ている妻に強姦)という大胆設定だったところか。 ただ、恐怖感というのもあまりなく、赤ちゃんをプレゼントとかいっても、だって当事夫婦はせっせと子作りに励んでいたし、一度きりの強姦で、ゴートの子がビンゴでできるというのは、いまひとつピンとこない。 さらに、映画のオチを想像するのが苦手な私でさえ序盤でゴートが家の中を案内されて、ロビンが「子供できたけど産まれなかったの」とさびしげに言ったときに、あ~ゴートはそのうち彼女に子供をプレゼント(強姦)するなって読めてしまったのだから、この映画はあまりよくできた作品とは言えないと思う。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-08-30 11:03:36)《改行有》

7.  砂上の法廷 《ネタバレ》 キアヌリーブス&レニーゼルヴィガーの法廷モノ。被告人の冤罪かそれとも・・・?だなんて、普通に期待値は高かった。 ところが いざ蓋をあけてみれば、オイタをしていたママでもかばってあげたいマザコン息子といい、自分は不倫してもキアヌの不倫は許さない黒人弁護士女といい、私の個人的主観ではどう考えても”モテ”るキャラはキツイのに 息子だけでなく隣人の思春期小僧にもキアヌにもモテているレニーゼルヴィガーといい さらには脇役のウソつきスチュワーデスといい、ウソつき警察といい、暴力夫といい 「だれひとりロクな奴がおらんのかーい!」 と大声で叫ぶ気力も萎えそうなほどの脱力映画であった。 最終的にキアヌとレニーが不倫関係解消するでもなく、キアヌが真犯人として訴えられることもなく、息子が父殺しの真半身がキアヌだと知っていたことを聞かされてキアヌがイスに座って どよ~ん・・・・とうなだれる場面からのエンドロールって、おいおい、私のほうがよっぽど どよ~~~~~ん・・・・だよ。[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-08-08 07:08:15)《改行有》

8.  ザ・ウォーク 私、第81回アカデミー賞授賞式が大好きでDVD録画したものを何度も見返しています。で、見るたびに発見があって面白い。先日も見ましたら、今年の授賞式を「主要部門に黒人が入っていないのは差別だ」としてボイコットを奥さんが呼びかけて一緒にボイコットする予定のウィル・スミスがちゃっかり登壇してて「あ~この時はボイコットしていなかったのだなぁ」とか。 で、長編ドキュメンタリー部門が今回、大発見でした。長編にせよ短編にせよドキュメンタリー部門にはハリウッド俳優や女優が出ていないのである意味地味で印象に残らないので、今まで何度も見直してもそこは半スルーぎみだったのですが、今回見た際、オスカーとったのが「マン・オン・ワイヤー」っていう作品だというのに気づいて「あれ?」って思った。 「あれ?これって「ザ・ウォーク」みたいですけど!?」と。 早速調べてみるとご名答。やはり「ザ・ウォーク」同様、フランス人大道芸人がツインタワーを綱渡りした話の作品でした。(もちろんドキュメンタリーなので現場でご本人を撮影したもの) http://www.espace-sarou.co.jp/manonwire/ (ちなみにマン・オン・ワイヤーの公式サイト) 授賞式のスピーチでは、プティご本人が登場。コインを消す手品とかオスカーをアゴに乗せてバランス芸・・・とか。いやぁこんな面白い場面あったかなと、これまで半スルーぎみだったのは不覚でした。 ということで、モチベがあがったところで「ザ・ウォーク」をとりいそぎ鑑賞。 今は亡きワールドトレードセンターをCGで復活させ、俳優を使って、ドキュメンタリー映像では映せないようなアングルからの映像もあったりと、映像的にはスキのない安定した面白い仕上がりでした。 ただ、ドキュメンタリーのほうは、ガチンコ本番ですよ。しかも現在はテロで消えたあのワールドトレードセンターが本物の状態で出ている。 当然、演技でもなく、当然、CGもなし。リアルに綱の上で踊り、寝る。ちょーリアル。 だから、演技でCGで描かれたゼメキス版は、3D使って映画館鑑賞をすればドキドキ迫力の画面ですが、DVDになってもドキドキするっていえば、リアル映像には、叶わないのでは。 なので、今回のアカデミー賞ではどの部門にもかすりもしなかった。どんなに3Dがすごいっていっても、「視覚効果賞」すらかすらなかった。アカデミー会員のなかには、かつて「マン・オン・ワイヤー」が受賞したことが記憶にあって、あえて「ザ・ウォーク」への投票を控えたひともいたのかもしれないですね。 でもゼメキスは嫌いじゃないです。扱うテーマを間違っちゃったかな。 「マン・オン・ワイヤー」と「ザ・ウォーク」。せっかくなので両方見比べてみるのも面白いかも?[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2016-02-02 09:53:24)《改行有》

9.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 小学生の時 「ドレミの歌が出てるんだよね、見ておくかな」 …と、たまたまTVでやっているのを見た。 でも当時、ドレミの歌以外は興味なく、キザっぽいオジサンが「え~でるわぁいす♪」なんて歌ってるのを見てもピンとこず、ましてや後半の政治色の強いあたりになってきたらわけが分からなくなって、”面白くない映画”のグループ入りになっていた。 (といっても小学生なので、映画といってもTVで淀川さんや水野さんがナビゲーターをしていた映画番組で放送された中でのグループ分けだが…笑) あれから30年。 今や、ナチスが絡む映画も大好きで、ミュージカルを含めて映画音楽の作品に寄与するパワーも理解し、また最近は若手俳優より渋い熟男な俳優が好みになってきた私が今、この作品がたまたまTVでやっているのを 「昔つまらないと思ったけど、いちおう有名な映画だし、見ておくかな」 程度の期待値であらためて鑑賞した。 それが何という事でしょう!! 見終わって「こんなにステキだったなんて!今日から”面白い映画”のグループに移動!」となった。 小学生の頃は見るのをやめてしまった後半も、ナチス関連の物語が好きな私には何の抵抗もないどころか、政治色が濃いというほど違和感があるものでなくむしろ「ワケあり一家の夜逃げドラマ」のような軽い仕立てになっていてその違和感もなかった。 まず、冒頭の丘の上に立つマリアにはるか上空から俯瞰でグワーっと迫っていく、あの場面でツカミはOK。当時はドローンなんてのもないわけで、ああいった演出を当時やることには相当勇気と予算が必要だっただろう。 「私のお気に入り」という歌は、どこかで聴いたことのある… そう、JR東海のあの印象的なメロディではないか。(この歌が文字通り私のお気に入りとなった) そして、小学生のときは”キザなオッサンが歌う退屈な歌”だった「エーデルワイス」は、魅力的な熟男(今となってはかなり私好み。うふふ。)が歌うマロヤカなメロディとして私の心をわしづかみ。 (ちなみにこの歌、学校の音楽の授業で日本語で歌った時はシンプルな”お花の歌”だと思いこんでたが、エーデルワイスはオーストリアの象徴であって、反ナチ&オーストリア愛国者の彼が歌う愛国の歌だったのですね) さらに、「さよならの歌」もまた、子供たちならではのユニークな演出コミでチャーミングなナンバーであった。 当初は子供がなぜ7人も!?と思ったが、ようはコーラス編成や、さよならの歌での演出で、最低7人のセットである必要性があったわけだ。 深読みすれば”7人の子とマリアを足して8人=音のオクターブ(8)”を象徴したかったのではないだろうか? 最後に主人公たちにおとずれた危機からの脱出に、シスター達が一役買っていたのは思わずニヤリ。 あまりにも有名で評価の高い映画だが、歌よし・俳優陣よし・ストーリーよしの三拍子がそろって大傑作であることは、やはり間違いない事実だと分かった。[DVD(字幕)] 10点(2015-05-23 17:37:51)(良:2票) 《改行有》

10.  サイコ3/怨霊の囁き 《ネタバレ》 オチの部分で、ノーマンがハク製の母の首を包丁でアチョーってブった切って、その後警察の車に乗り込むとき「これで私は自由になれました」なんて言ってたのに、車の中で彼がふところにしまった母の手をそっととりだしてナデナデして ニヤ~~っと笑う場面を見たときは                                     「ふふふ・・・このネタであともう一回は続編で引っ張ってやる・・・」                                               って言ってるようにしか見えませんでしたw [DVD(字幕)] 4点(2015-02-24 17:26:51)《改行有》

11.  サスペリア・テルザ 最後の魔女 《ネタバレ》 電車の中にいるサラを追いかけてくる魔女が日本人の魔女でして(ここでまず笑う)、しかもそのメイクがまるで日本の子供向けヒーロードラマで、悪役の女リーダーにありがちなメイクで(ここでまた笑う)電車の通路でその日本人魔女がダッダッといかにも目つきわるくて”ワルだぞぉ~!”って顔で歩く姿は、どっから見ても低コストなヒーロードラマの一場面(笑いが止まらない)。   つか、魔女ってそもそもキリスト教圏でこそ成り立つのに、なぜに日本人の魔女が出るのか、違和感MAX。   主人公サラの母は悪魔払いで魔女のリーダーと闘って死んだっていう過去を母の知人女性に知らされ「あなたはその力を受け継いでいる!」「あなたが倒すのよ!」って鼓舞されるけど、だからといって魔女と闘う超能力的パワーも魔女を倒すハウツーもないまま、なんか勢いだけで魔女の館にいっちゃうのもなんかすごい強引な展開。  で、その”世界一強力な魔女”は、サラが魔女の着ていた儀式用の衣装(ロンTサイズなので、おしりの南半球チラ見えw)を棒でエイヤッ!って脱がせて、魔女が「えっ?なに?いや~ん・・・!!」ってやってるスキに、そばにあった薪火みたいなところにポイッって捨てて焼き捨てたら、魔女と魔女の館崩壊!めでたしめでたし・・・って、おいおい、おめでたすぎる!!w  衣装脱がせて焼くだけで殺せるなら、別にあなたじゃなくてもできる!w そもそも前半でエクソシストの神父が「魔女を倒す方法が書かれた書物がある!」と、自室へ本を探しにいくが、別に本で確認しないといけない難しい呪文や道具や儀式に必要なものが書かれてるわけでもあるまいし。別に服焼くだけですむなら、「チョー簡単!服を焼くだけ!」って口頭で十分!w   顔が全開で見えた涙の魔女もスゴミがなくアメリカのドラマで最近恋がうまくいってないキャリアウーマンみたいな顔で、魔女として違和感。 そして何よりの違和感といえば、幽霊となって時々現れるサラの母の霊が、なんと谷敬ですよ!(違)[CS・衛星(字幕)] 1点(2014-11-08 08:43:37)《改行有》

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62311.39%
7199.41%
8188.91%
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