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プロフィール
コメント数 893
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ザ・キラー 《ネタバレ》 狙撃に失敗した殺し屋が婚約者を襲われ、報復で刺客と依頼者を淡々とじわじわと追い詰めていく。 まるで商品をただ消費するかのように、ルーティンワークの如く。 『セブン』の監督&脚本家の28年ぶりのタッグにしては非常にシンプルなストーリー。 その分、ストイックな空気感とソリッドな映像センスが際立っており、 立体的なサウンドデザインも合わさり、テレビの画面では堪能できないと思われる。 自己暗示をかけるが如く独り言が連なり、完璧な殺し屋になり切れない男のあがき。 最後の晩餐になってしまったティルダ・スウィントンによる熊と狩人の噺が象徴するように、 プロの矜持として後始末を全うしようとすることを建前に、 復讐という本音が僅かながらに彼を人間たらしめている。 婚約者とビーチで戯れる平穏なひと時も、殺し屋の宿命から逃れられないジレンマ。 アラン・ドロンの『サムライ』の系譜に近い、矛盾だらけの人間の美学を覗き込む。[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-10 23:52:26)《改行有》

2.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 映画が終わり、ホールが明るくなると子供たちの声が聞こえてくる。 「あーたのしかった♪」 米批評サイト・ロッテントマトで、観客と批評家で評価が二分している本作。 メッセージ性も深みもなく、ストーリーに捻りがあるわけでもない。 批評家受けの"そういう造り"にできないわけでもないが、ゲームの世界観が壊れるリスクもある。 監督の思想が入って、大炎上した名作ゲームの映画化が近年あったからだ。 「保守的すぎる」「幼稚」と言われようが元の世界観を大事にし、王道エンタメに全振りしているわけだから、 深みや捻り、ましてやポリコレ配慮を求めるのはナンセンス。 その答えが記録的大ヒットに繋がっている。 ただただ御託は並べず、童心に帰って子供たちと一緒に遊園地のアトラクション感覚で 「あーたのしかった♪」 と一言述べて終わるレビューがあっても良いだろう。 それこそ観客が本来求めている映画のあるべき姿であり、それ以上は要らない。 いっそのこと、アカデミー賞で作品賞を取ったら面白いかもね。 だって、「その年で一番、最も大衆に支持された映画」なのだから。[3D(吹替)] 8点(2023-04-30 20:56:01)(良:3票) 《改行有》

3.  最後にして最初の人類 《ネタバレ》 評価しづらい… 『ラ・ジュテ』と『人類遺産』がミックスしたような映画だった。 いや、映画というより、打ち棄てられた旧共産圏のモニュメントを背景にした朗読劇、現代アートの類。 20億年後の未来人が視聴者に語り掛ける形式で、これからの宇宙と人類の終焉を語っていく。 助けても欲しいと言いながらも、自らの運命を悟って自己完結しているあたり、 哲学的に考えた末の結論だろうか、現代人との価値観の剥離を感じる。 英語が聞き取れること前提であり、字幕についていくことで手一杯ならば、 視覚と音楽に身を委ねる没入感とは程遠い。 映画でしかできない相乗効果とは思えず、ラジオで流しても問題ないような気がする。[インターネット(字幕)] 4点(2023-04-15 00:17:09)《改行有》

4.  ザ・ホエール 《ネタバレ》 窮屈なアパートと272キロの肥満体に押し込められた孤独な魂。 全編9割が室内で展開され、4:3の画面比率が閉塞感を強調する。 彼のもとを訪れる宣教師の青年、理解者の看護師、絶縁状態で素行不良の娘は、 彼を救おうとしながら、呆れて突き放しながら、虚飾の皮を剥ぎ、魂を剝き出しにさせる。 聖書で、信仰で魂が救われることはなく、逆に不幸になってしまった登場人物たち。 肥満体をピザ配達員に晒してしまい拒絶されたことから、彼は暴食でさらなる破滅へ突き進む。 同性の恋人を選んだ身勝手さ、恋人の死をきっかけに変貌した救いようのないおぞましく醜い姿、 それでも本当の姿で、本音で誰かを救いたいという深い切望と信念。 オンライン講座でもついに痛々しい姿を晒し、退路を断った彼は、 自分の足で『白鯨』のエッセイを読む娘のもとへ一歩ずつ踏み出す。 「語り手は自らの暗い物語を先送りする」。 悔いを残さない最期にするために、自分自身に、娘に、後悔だらけの過去に本気で向き合うために。 そして"エイハブ船長"だった娘は"白鯨"の父に赦しを与える。 薄暗い室内が際立たせる、光り溢れるシーンはあまりに神々しかった。 ブレンダン・フレイザーは『ハムナプトラ』シリーズのアクションスターで有名だが、 セクハラ被害、離婚、鬱病、引きこもり、過食症で追い詰められた経緯があり、その経験が本作に活かされている。 まさにこの映画で演じるために今があったのではないか。 ダーレン・アロノフスキーらしい難解でホラー映画さながらのスリリングな演出も健在で、 感情移入を超越し、心をかき乱された怒涛の2時間だった。[映画館(字幕)] 8点(2023-04-08 00:25:37)(良:1票) 《改行有》

5.  ザ・ファイブ・ブラッズ 《ネタバレ》 コロナ禍と黒人男性の死亡事件をきっかけに浮上したBLM運動の最中で配信された本作。怒れる男、スパイク・リー監督の前作『ブラック・クランズマン』で発露された強すぎる政治的主張は今作も健在なのだが、切って捨てられないパワーは無視できない。かつてベトナム戦争で従軍していた男4人が、戦死した隊長と埋蔵金を探しに行くという、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる前半に、戦争によって深い傷を負ったベトナムの現在が影を落とす。同時に過去に向き合おうとする男たちにも心の傷口が大きく広がっていく。そう、被害者であるはずの黒人も他国で人を傷つけた加害者でもあるということ、その中でも血の気の強い男・ポールがトランプの支持者であることにも大きな意味を持つ。目的の遺骨と埋蔵金の回収が中盤であっけなく達成し、このままでは終わらない。死者が続出する異常事態とポールの狂気が後半を支配する。彼を演じるデルロイ・リンドーが強烈だ。現在も過去も区別できなくなり、恐ろしさも悲しさも滲み出てくる。それは過去のシーンで彼らが現在の姿のままなのは戦争がまだ終わっていないという表れなのだ。その対比として、短い出番ながらチャドウィック・ボーズマンが光り輝く。矛盾を抱えながらもより良い未来へ導こうとする、まさに"ブラックパンサー"そのものだった。遺作『マ・レイニー~』同様、彼の出演場面が暗示的に思えた。この先も負の連鎖は引き継がれていくが、正しくあろうと信念を貫く者も次世代に引き継がれていく。そこに希望を見出したい。[インターネット(字幕)] 7点(2020-12-26 01:13:47)

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