みんなのシネマレビュー |
|
21. シン・レッド・ライン 原作は何と言うか,アメリカの田舎の若者が突然何万キロも離れた場所につれてこられ,殺し合いをさせられる生々しさみたいなものがあったのだが,それに比べこの映画は詩的すぎると感じた。もちろん原作と映画は別物だけど,だからといって,原作を超えるような何かがあるようには思えなかった。舞台があの「餓島」といわれたガダルカナルじゃなかったら,もっと素直に映像の美しさに共感できたかもしれないけれど。 5点(2004-01-08 12:20:29) 22. シンドラーのリスト ホロコーストのドキュメント映像が2時間続けば,多分ほとんどの方は逃げ出すだろう。ユダヤ人の悲劇を題材にした「娯楽」映画に感動する自分が見えないのなら,それはやっぱり偽善だと私は思う。この映画がなんらかのキッカケになるのならいいが,「この映画で悲惨さを知った!でもドキュメントは気持ち悪いから嫌」みたいな意見を読むと,心の底からゲンナリする。5点(2003-12-24 14:44:43)(良:1票) 23. ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 好きな人には良いんでしょうな...。私は邦画のこういう小難しいというか,変に凝ったような文学テイストが嫌い。[映画館(字幕)] 4点(2004-11-25 19:43:14) 24. Shall we ダンス?(1995) ストーリーには好感が持てるんだが,セリフ棒読み,演技は不自然で,なんだか学生演劇みたいな映画。もったいない。4点(2004-01-25 09:58:51) 25. G.I.ジェーン 4点(2004-01-08 11:10:01) 26. 就職戦線異状なし 映画についての記憶はあるが,なぜ観たのか?ということについては全然記憶がないのが我ながら不思議。3点(2004-01-08 18:00:52) 27. 呪怨 (2003) 端的に言って、美しくないと思う。 3点(2004-01-08 12:21:05)《改行有》 28. シティ・オブ・エンジェル 3点(2004-01-08 10:57:32) 29. CQ つまらない。いろいろやりたいのはわかるんだが...。どうでもいい主人公の、どうでもよい内省やら悩みなどがつづられるストーリー&エピソードは弱く退屈で飽きる。劇中に登場する女性と小物-シトロエン、フィアット、家具類、音楽-などはそれなりにお洒落っぽいのだが、リアルシーンが劇中劇の「ドラゴンフライ」に比べて弱すぎるため全体的な統一感というか、それらを劇中へ登場させる必然性がみえずに浮いた印象を受ける。ただ単に監督の好みなのかな、という感じ。これならいっそのこと、ドラゴンフライ(的世界)だけを通しで観せたほうがまだ良かったのではないか。 3点(2004-01-06 09:24:25)《改行有》 30. シベリア超特急 《ネタバレ》 「シベ超」...それはレビュワーにとって悪魔的な響きを持つ言葉だ。告白すれば、私はずっと後ろめたい思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。私は辛い思いをしてきた。「シベ超」を観ていなかったからである。しかし、今ここに私は高らかに宣言する。「シベ超」を観た、と。私もついに真のレビュワーの仲間入りを果たした。もはやレビュー板が「シベ超」そのものを語る場というより、"「シベ超」で何を語るのか"を競う場になっているのをみれば、この映画から何か人を狂わす電波のようなものが出ていることは明らかである。再び私は宣言する。確かに電波を浴びた、と。「洗礼」を受けた、といってもいい。密室内の交換殺人という驚愕のプロット、そしてそれすらも軽々と無きものにする2重のどんでん返し。何をどう「どんでん返し」たのかや、「窓の揺れ」など問題ではないとばかりに、水野の愛を客室にギッチリ詰めこんで「シベ超」は勝手に疾走する。例えば想像して欲しい。友人の部屋に遊びに行ったとき、「シベ超1~4」がビデオラックに鎮座していたとする。こういう時、あなたならどう思うだろうか?私ならこう思う。「信用できるヤツ...」、と。例えば想像して欲しい。いつかこの映画をまだ見ぬ息子と観ることが出来る日を。「パパ!昨日は"シベ超11"を観たから、今日は"12"だね!」...あなたは頬が緩まないだろうか?。私なら緩む。私にとって「シベ超」とは、つまりはそういう映画なのである。再び告白する。私はこれほど稚拙で、これほど作り手の愛に溢れた映画を知らない。だから採点は放棄させて欲しいのだ。0点(2004-02-06 23:11:07)(笑:9票) (良:4票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS