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プロフィール
コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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61.  JSA 人である前に国民でなければならない世界、言葉も肌の色も同じなのに国家の名の元で、敵対し殺しあう人々。今現在、現実に存在する問題を描いているだけに、痛みを感じる物語でした。日頃、北朝鮮を世界の脅威、危険な国家として捉えていますが、そこに生きる人々が「自分達とは違う生き物ではない」という当たり前の事を教えてくれます。周りを海で囲まれた国に住む私には、実感が伴いにくいのですが、国と国を隔てる線は、歴史が刻んだ深い傷なんだと思いました。と書きつつ実際、映画見てる間いちばん大きかった感情ってのは、イ・ヨンエさん萌え。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-06 13:24:02)

62.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》  庵野監督作品だもの、思ってた通り、昔のオタクがその懐古趣味に走った状態で、誰が見ても楽しめる『仮面ライダー』ではないのよね。とりあえず血みどろなので注意だわ。お子様連れて(PG12なので一応子供が見られないワケじゃないものね)家族でほのぼの、とはならない内容よ。  さてと。アタシは監督と同じような歳なので『ウルトラマン』同様『仮面ライダー』もリアルタイム世代なワケだけど当時全くハマらなかったのね。周囲は仮面ライダースナックを買ってはカードだけ取ってスナックは棄てるっていうよろしくないコトしてたけれどアタシは全然興味なくて不憫に思われたんだか友達から当たりカード1枚貰ってアルバム1冊入手したもののカードなんて全然持ってないままにブームは過ぎていったわ。  『仮面ライダー』自体見てはいたけれど暗いし野暮ったいしチープだし、なんか全然魅力的には思えなかったのよ。  で、今回の映画はその暗く野暮ったくチープな『仮面ライダー』のイメージをちゃんと再現してるカンジなのが逆にちょっと面白かったのね。ロボット刑事やキカイダーのような他の石森章太郎作品の要素も摂りこみつつダウナーでショボいの。その空気感は良かったわ。  でも映画として広く楽しませようって意識は薄いみたいでエピソード羅列の繰り返しパターン、ダラダラしててこれっていつ終わるのかしら?って感じで体感3時間以上って状態。アジトに行っては戦う、同じようなこと繰り返す(独りで乗りこんじゃピンチ、とりあえずひとまず逃げる)、間延びしたクライマックス。もうね、池松壮亮さん、浜辺美波さん、柄本佑さん、3人の演技の魅力でなんとか見られたようなモノで(怪人たちはみんなシンドいわ)。それぞれのドラマ自体はどうなのよ?みたいなレベルなのだけど、それを役者としてきっちり自分のモノにしてた感じがしたわ。少なくとも30分過ぎたら飽きた『シン・ウルトラマン』よりは多少マシだったかしらね。  でも庵野監督ってアクションこんなに撮れない人だったかしら? 暗かったりごちゃごちゃしたカット割で何やってるのか判らないとか、ちゃかちゃかと動くCGが見苦しいとか、『仮面ライダー』だったらそこはちゃんとしてないとダメなんじゃないかしら?  昭和な『仮面ライダー』の感覚が再現されてたのは個人的には楽しかったのだけど、でも狭い狭い映画なのよね。まるで同世代のマニア相手にノスタルジーに浸ってるような感じで、でもそれってアタシは正しいとは思わないの。シンのシリーズみんなそうだけど。ウルトラマンにしろ仮面ライダーにしろ、シリーズ重ねて進化していってるじゃない、どんどん新しい世代に受け継いでいってるワケじゃない。その歴史を蔑ろにして後ろ向きノスタルジーって先祖がえりしちゃうの、どうなのかしら?  そろそろその懐古主義を止めて未来を向いた映画を作れないかしら? 無理?[映画館(邦画)] 6点(2023-03-19 14:03:20)(良:1票) 《改行有》

63.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》  『惑星大戦争』?『惑星大戦争』なの?と思ったそばから『さよならジュピター』で「やりやがったな」みたいな。  それはともかく、期待したほどではなく、でも危惧したほどでもなくて、まあこんなモンでしょう、みたいなカンジで。『Q』であそこまで違った道を進んだのだから、そこから続く今作はもっともっと違ったモノを見せてくれると思ったのだけど、『THE END~』のクライマックスの存在がやっぱり影を落としてるし、だけどアレほどにはポカーンって状態ではなくて、それなりの結末を見せてくれて。前作ほどには突き放してなくて、もっとずっと人に寄っていて。  でもまあ『まどマギ』みたいな『エヴァ』よね・・・  ゲンドウのクライマックスの自分語りがまー超ウザくってさ、だけどアレがある意味エヴァって事象に対する監督の言い訳というか紆余曲折した上での今の心境みたいなモノなのね、と思うと、んー、まあどうでもいいわ。はいはいそうですね、くらいなモンだわ。あそこ、長さの原因になってる感じだけど、もっと削って欲しかったくらい。ダレたわ。  気合いの入った、パワフルな絵創りは良かったわ。シネスコの画角いっぱいに横倒し状態で人物入れるのが頻出するのはちょっとやり過ぎな気もしたけど。  エヴァの時代っていうのがもう時代遅れで恥ずかしい世界になるギリギリのところでエヴァに完全にケリ付けて、俺らはここに残るのでお前ら若者達は先へ進め!みたいなカンジになってる気もしたのね。冒頭に書いた映画群とか『さらば宇宙戦艦ヤマト』とかの露骨な引用もオールドタイプの自認みたいなモノで。それを自覚してるあたりは潔いのかもしれないわ。だけどカヲルくんがあんなだから第4、第5のエヴァが現れる危険性もないことはないのかもしれないわね・・・ 【追記】  気になったところ。男をしょうもないダメな生き物として描きつつ、最後にはそういう男を女に受容させるっていうのは男目線の甘えよね。何十年も生きて表現してきた上でなお男のだらしの無さを女に許容させるって、それはアニメ界に巣食う病みたいなモノかしら。パヤオも御大もそういうところあるでしょ。細田監督もそう。そろそろ業界全体でアップデートしたらどうかしら?[映画館(邦画)] 6点(2021-03-08 20:03:30)(良:2票) 《改行有》

64.  シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》  ディズニーによる脱プリンセス映画。  前作はテレビゲームの知識があってナンボな、ディズニーにしてはやたら敷居の高い作品だったけれど、今回はその前作の知識に加えてネットとディズニー作品、更にディズニーって企業の知識まで求められるっていう、とっても敷居の高い作品になってるわ。  その上、前作との矛盾を抱え、かつて『シュレック3』でドリームワークスアニメーションがやってみせたシニカルなプリンセスネタまで盛り込んで、果たしてコレを「今」「ディズニー」が「『シュガー・ラッシュ』」って題材でやるべきだったのかどうか、甚だギモンなのよね。  言いたいコトは判るのよ、なりたい自分になる、ってのはね。それがプリンセスって立場にある存在であったとしても。最近のディズニーが描く独立した女性像を更に進めて表現しようとしたんでしょうよ。でもね、そのためにディズニー自体が歴史を重ねてきた過去のプリンセスをバカにする必要ある?(彼女達もそれぞれの時代で闘争してきた存在でしょうに) 前作の色々なコトを変更したり矛盾させたりして(ヴァネロペ、普通にシュガー・ラッシュの外側に出られてるわよね、っていうか今回ターボしまくってて前作のルールからしたら悪として扱われるハズでしょ?)ブチ壊す必要ある? ソレを描きたければ、もっと別の作品を選ぶべきだったんじゃないかしら?  大体、ヴァネロペが「ココこそが自分が生きる世界」って認識する場所が、なーんの魅力も感じさせないのよね。荒廃した、ならず者が跋扈する空間をシュガー・ラッシュを捨ててまで選択する理由がただスリルとスピードのみ、みたいな状態で。それってただの破滅型な生き方に思えて、表現としては無責任じゃない?  それにネットを表現するのに明らかな悪を悪として描けない、ポップアップ広告からの悪質サイトへの誘導もオークションサイトの適正価格を超えた高額化もウィルス作製も、ネットの世界なんてそういうものだ、って表現に留まらせているのは何かを恐れてるワケ?って勘ぐっちゃうわよね。下手コイたらディズニーのサイトやサーバーが攻撃されちゃう? 最初からネットなんか題材にしなきゃ良かったんじゃない?  ネットの世界を映すように混沌とした作品で明快さを欠き、『レディ・プレイヤー1』に激しくネタカブリしたかと思ったら、クライマックスは『ニンジャバットマン』とあまりにモロなネタカブリ。ディズニーアニメーションにしては長い上映時間のクセに何度も訪れるダレ場。アチラコチラからの借り物が多過ぎて肝心な部分はありがち、オリジナリティから世界を創造するチカラを無くしちゃったような作品になってしまってとても残念ね。  で、そのワリに点数高いのはアタシがなんだかんだそれでも楽しんじゃえる程度のオタクでした、ってコト。プリンセス達なんか、ちゃんとオリジナルのボイスキャストを起用してたりするでしょ。色々細かいネタをいっぱい仕込んであるでしょ。そういうのはどうしたって楽しいのよね。ネタ頼りなんてモンはココロザシが低いのだけどね。映画としては4点程度、オタク的に8点、だから間取って6点ってコトね。[映画館(吹替)] 6点(2018-12-26 18:58:16)(良:1票) 《改行有》

65.  ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 《ネタバレ》  前作はクソつまんなかったのだけど、コレはだいぶマシだったわ。  今回のジョニーももちろん馬鹿。でも、前作とは違って馬鹿が物語の進行をジャマしたり、事態をどんどん悪化させたりはしないのね。馬鹿だけれども、たまたま運良く上手くコトが運んで物語が進展してゆく感じ。そうそう、そういうノリが見たかったの。  ややこしい陰謀とか、巧妙に隠された真実とか、そういうのって必ずしもコメディには重要じゃないしね。違う違う、こっちはシリアスなノリを求めてるんじゃなくて笑いに来てるのよ、って。  ヘンな下ネタとかグロネタとかも殆どなくて(アメリカのコメディだとそういうのがよく出てきて眉をひそめることになるのだけど、これはイギリス産の抑制の効いたブリティッシュなカオリ)、昔ながらのドタバタっぷりを楽しめたわ。  VRのシーンのハチャメチャさは、かなり笑えたし。  カーチェイスのシーンはロケーションも良くて、007はもちろん、『泥棒成金』を思わせたりもして、キチキチにタイトではない、余裕のある雰囲気が良かったわね。  一方で上映時間は無駄のないタイトな89分、ダレるヒマなくスッキリ見られる映画だったわ。  そうそう、ジョニーが活躍するシーンで、それはアナログじゃなくて一応デジタルよ、ってツッコミを入れたくなる映像があったけれど(古いPCユーザーにはお馴染みなアイテムが登場するの)、それは邦題を付けた配給会社に対してツッコむべきね。[映画館(字幕)] 6点(2018-11-14 20:24:36)《改行有》

66.  志乃ちゃんは自分の名前が言えない 《ネタバレ》 志乃ちゃんのつらさ、孤独が痛いくらいに伝わってきて、見ていてとてもシンドくて。 そんな志乃ちゃんに出来た大切な友達、加代ちゃんとのハーモニー、2人だけの時間はとても幸せに満ちていて。 そして、そのハーモニーを破壊してしまう大きな不協和音の存在、現実ってそういうもの、っていう映画のメッセージ、それは判っていても吞み込むのは難しいわ。それを受け入れられない志乃ちゃんそのままに、こちらも無理になってしまってね。  決してダメな映画ではなくて、心に刺さる、よくできた青春映画。  それぞれが抱いた痛みに寄り添う、真摯な映画。  でも、それは別に期待してなかった、そういうのは見たくなかった、っていうか、今更映画にそんなこと諭されるつもりはないし、みたいな感じになってしまって。  途中がキラキラしてただけに、その落差を見て、それでもああ良かった、って言うのは、ちょっと無理かなぁ。  ああ、そんな映画なのね・・・って落胆しちゃった、ってのが正直なところ。  つーかさ、トシを重ねたオカマなんぞに必要な映画じゃねーんでしょうけどもさ、じゃあ、コレ見て若いコが何を学ぶのかしら? 現実なんてそんなモンだから覚悟しろ、って? 現実はそんなモンだけども、それでも前に進む価値があるとか、そういう話?  映画が誰に対して存在しているのか、その意味がどうも今ひとつ見えて来ないのよねー。  そこに『タイムズ・スクエア』のニッキーとパーミーの姿を、『リズと青い鳥』のみぞれと希美の姿を見つつ、もっと突き離されちゃった感があって、残るのは切なさばかりなり。[映画館(邦画)] 6点(2018-09-06 21:10:59)《改行有》

67.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》  ・送り手の映画愛をこれ見よがしに披露されるのって見てる方が恥ずかしくて。  ・ジュネが剽窃だと批判していてデル・トロは「皆テリー・ギリアムに借りがある」とかえしているけれど、でもこの映画はやっぱりギリアムよりはジュネ風味強いよね。コンセプトカラーは緑地に赤って明らかに『アメリ』と共通してるし。  ・印象としてはデキが良かった時のキング作品、或いは上記に関連するけれど、お上品な『エイリアン4』。  ・マイノリティ、社会的弱者の物語的な感じに見えるけれど、彼女達、彼等は決して受動的ではなく、自己主張しまくっていて、インチキな事も迷惑な事もするので、別にそこにキモチは動かないなぁ。つーか手を握るのは普通にセクハラでしょ。同性に対してなら健気なの?  ・おっぱいとか毛とかクリーチャーのチンコ話とか必要なんかね?  ・延々鳴り続けるクドい音楽がアカデミー賞ですか・・・  と、そんな感想をまとめると、デル・トロ監督って即物的で奥ゆかしさとかさり気なさとかと無縁な人に見えてしまうんですね。随分とこってりギトギトした作品を見せられた、って気分。つまらなくはなかったんですけどね。  もし半魚人がニューヨーク出身で饒舌で神経質で演じてるのがウディ・アレンだったらさぞかし面白かったでしょうけれど。[映画館(字幕)] 6点(2018-03-12 19:21:44)(良:1票) 《改行有》

68.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》  前作が思ってたのと違ってたので、今回は期待値低めで臨んだ分、それなりに楽しめました(点数一緒ですが)。  前作の「裏社会へようこそ」な部分は小さくなって、ジョン・ウィックのバタバタとした、ちょっと泥臭いアクションが中心になっていて、キャラものとしてのスタイルが確立しました、という感じ。伝説の殺し屋は、結構撃たれるし撥ねられるし血まみれになっちゃうしで、でも死なないので伝説、みたいな。個人的にはもっとスマートで圧倒的な強さのキャラが好きなんですが、こういうのもアリでしょう。  アクション自体は増量してるけれど同じような画が続いてワンパターンだったかな。  今回の女殺し屋も魅力的で、だけどラブストーリーとか無し、そしてそんな彼女に対してジョンは一切容赦無しっていうのが潔く。  ローレンス・フィッシュバーンの登場によって、ネオとモーフィアスの再会を見せてくれたのはファンサービスって感じ。  今回はカンフー映画リスペクトが顕著で、クライマックスの『燃えよドラゴン』っぷりはかなり楽しませて頂きました。でもアレCG屋殺しですね。一体どれだけ写り込んだカメラをCGで消す作業が必要だったのでしょう?  ただ、今回の作品が『帝国の逆襲』ポジションつーか『リローデッド』ポジションだったのは、ちと肩透かし食らいましたねぇ。なんか終わっちゃいそうだけど、まさかそれで終わり?って思ったらやっぱり終わっちゃった。  次があるのならば(無いと消化不良)、どうかワンコは生かしておいて欲しいものです。ジョンはともかく。[映画館(字幕)] 6点(2017-07-11 21:27:32)《改行有》

69.  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 《ネタバレ》  アクションシーンがカメラ動かし過ぎで見辛くて仕方ないのですが(視界いっぱいのIMAX3Dじゃ頭クラクラ来ます)、ダレ場少な目で冒頭からラストまで突っ走ってて楽しめるのはとてもいいと思います。もはや『アベンジャーズ』を超えてるのではないか、ってくらいに豪華メンバーが次々と登場して楽しみどころいっぱいですし。  脚本的には、もう少し発展的なお話の方が良かったかな、と。ほぼ内輪モメというか内紛に終始して、それもスッキリと片付くような話にはならない状態で。  で、あとは見る側のメンバーの好みの問題かなぁ。これまで私はキャプテンの言動とか性格とかあんまり好きじゃなかったんですよね。スターク社長の方が好きで。今回の映画でキャプテンの事がハッキリと嫌いになっちゃいました。社長寄りで見てるとどうにもストレス溜まる話で。だからアントマンをそっち側にするなよ、とかブラック・ウィドウまで嫌いにさせる気か、とかイライラする要素満載で、社長派にとっては胃に悪い映画。  キャプテンは正義とか真実とかのためなら多少の犠牲も厭わないって状態を暴走させ過ぎだと思うんですよ。かつての仲間相手にもう命取りに来てるんじゃないかくらいの戦いっぷりですし、最後の刑務所だって罪のない刑務官達をみんな倒しちゃってたわけですし(まさか死んじゃいないんでしょうけれど)。結局は彼の言動もまたエゴなんですよね。そういうキャプテンのエゴイストっぷり、独善っぷりがどうにもこうにもイヤで、主役なのに自分の目には悪党にしか映らないっていう。  同調しちゃう仲間も含めて、そこら辺、上手く納得させるだけの脚本にはなってなかったと思います。人物関係のゴチャゴチャっぷりを整理しきれてませんでしたしね。  前作『ウィンターソルジャー』にもスッキリしない点はありましたが、今回は数々のわだかまりを残しちゃった感じで、コレで平然と『アベンジャーズ3』出してこられるんかいな?ってちょっと心配になっちゃいました。  ちなみにマーベル映画お得意のエンドクレジット中~後の映像は今回も2回なので1回目で席を立っちゃうと損しちゃいます。[映画館(字幕)] 6点(2016-04-29 22:24:53)《改行有》

70.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》  私にとってこれは出来不出来以前に「思ってたのと違う」ってギャップが最大の問題点で。  冒頭の、妻を失った男の心の色が映るような映像はいい雰囲気でした。だけどキアヌの元にワンコがやってきてから予告編にあったガソリンスタンド~夜の襲撃でワンコ死亡までがわずか1日半、ワンコが実はほんのちょっとの存在。  その上、キアヌは伝説の殺し屋みたいな扱いなハズが、なんかワリと弱いというか雑なヤツで。  そう、これは私が期待していたセガール映画のような、リーアム兄さん映画のような、「愛するワンコを殺された伝説の殺し屋が圧倒的パワーで組織を壊滅させる話」じゃなかったのでした。  ワンコは単なるきっかけに過ぎず、伝説の殺し屋が悪いヤツをボコりまくる痛快アクションではなく、この映画が描くのは「裏社会へようこそ」。  ロシアンマフィア、死体処理屋、事情を知っていて見て見ぬフリをする警官、裏に通じるホテルに集う人々、そんな裏社会に生きる色々な連中の世界、犯罪者の不思議の国のお話。  だから女殺し屋の末路などはキアヌとは別の流れの中にあったりしますし、肝心の復讐相手を倒すシーンではあっさりと辿り着いた上にロングで相手の表情すら見せずにさっさと片付けて復讐話をはぐらかしています。  期待とは違ったそれが、それでも面白かったかと言うと、うーん、そこそこ?  キアヌの行き当たりばったりな行動はとてもデキる殺し屋には思えません。ヘッドショット基本はいいとして、すぐ格闘に持ち込まれて苦戦しますし、対象の眼前まで迫りながらドタバタを繰り広げた上に逃げられたりしてますし、何と言っても突撃状態の後に敵に捕まって縛られるって状況に陥った時点で失格でしょ。本来は殺されているハズなので、ここで実質的には終了、って状態。  で、そこを救うデフォー、しかし思わせぶりな過去の関係を匂わせつつも、実際にどんな間柄であったのか不明なので、クライマックスの更なる復讐劇もまた盛り上がらず。  でもワンコなんですよねぇ。問題は。ワンコ視点で見てたものだから。ええ。このテの映画で「妻が」とか「娘が息子が」とか言われてもワリとフーンって感じですが、「ワンコが、ニャンコが」ってなるとそりゃ許せん!って。それが実はあんまり重要じゃないなんて、浮かばれませんて。っていうかキアヌ、アンタ何ラストで浮気してんの?[映画館(字幕)] 6点(2015-10-22 21:48:02)(良:3票) 《改行有》

71.  ジヌよさらば かむろば村へ 《ネタバレ》  松田龍平という人が苦手で、いつも極端にリアクションの薄い普通じゃない人にしか思えなくて、この映画でも人間的に最初からヘンな人で全く感情移入できず、他のもっと平凡な感じが出せる俳優さんの方が良かったんじゃないかなあ?なんて思いながら見ていたのですが、でも面白かったです。  不条理4コマでお馴染みのいがらしみきおの持つタッチは実写になるとどうしても激しくスポイルされてしまいますが、それでも現実からズレた不条理な感じは映画にもよく表れていて。  やっぱり阿部サダヲなんですよね。この映画の高速回転エンジンとして映画を引っ張っていて。彼のキャラがあればこそ、田舎のドロドロとした、暴力的な話も笑いへと昇華されて。  後半になって陰謀話へと集約されていくと、映画のフットワークが重くなってしまう感がありましたが、それもサダヲの出番が減ってしまう事に起因しているのでしょうね。  前半の田舎の暮らしについての話の方が楽しかったので、その点はちょっと残念。  それから、片桐はいりがカッコいい映画でもあります。  あと、松たか子の存在感は生々しくてオッサンの視点から見たらヤバいレベルでした。はい。[映画館(邦画)] 6点(2015-05-21 21:48:58)《改行有》

72.  ジュピター 《ネタバレ》  中学生が考えたような世界の稚気丸出しっぷりは嫌いじゃないです。でも、既視感ある色々なモノを寄せ集めて作り上げました、って、そこから先が見えてきません。  ベースは『マトリックス』と同じで「今の自分は本当の自分じゃない」がスタート地点。そこに『フィフス・エレメント』『砂の惑星』『ジョン・カーター』『銀河鉄道999』『さよなら銀河鉄道999』『不思議の国のアリス』『美女と野獣』『LUCY』『エイリアン2』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を混ぜ合わせた、そんな映画。ほぼそれで語れてしまうレベル。その先の、この作品ならではの個性が感じられないのが残念です。  ウォシャウスキー姉弟ならば、もっとスタイリッシュに、もっと独特な映像世界を創造する事ができるんじゃ?と。でも、どっかで見たような映像ばかり。3Dを駆使したアトラクション的映像は良かったのですが、でも、そんなのも既にいっぱいあって。  前半のシカゴ上空でのドッグファイトシーンなど、乗っ取った戦闘機と敵側の戦闘機との区別が上手く映像で伝えられていなくて(左右で対峙するそれぞれの戦闘機の操縦者の向きが同一方向っていうのは明らかなミスとして)、つまり撃墜されない方が主人公機、っていう見分け方になるのは雑です。  そんな、全体的に雑に作られた映画で、ご贔屓ペ・ドゥナ嬢なんかいつどこへ行っちゃったのか判らない状態で消えちゃうし(ちゃんと見てたつもりですが見逃しました?)。  何か1つ、作品の個性となる突き抜けたアクセントがあれば、それだけでもっと面白くなったと思うんですよね。それはキャラの性格でもいいですし、映像の見せ方でもいいですし。今のCG大洪水時代にはどっかで尖らないと。  以前に比べてフェティズムが希薄になっちゃったウォシャウスキー姉弟、なんだかリュック・ベッソン化してる気が。妙にベッソン臭漂う映画ではありました。[映画館(字幕)] 6点(2015-03-29 22:30:46)《改行有》

73.  女子ーズ 《ネタバレ》  同時期に上映している同じ福田監督の『薔薇色のブー子』よりも、もう少しだけ面白かった、かな?みたいな。  「怪人を前にガールズトークしちゃう女の子だけの戦隊の話」  そこだけだったらとても面白くできた映画なのですが、それ以外の部分はそんなに褒められるものでもなくて。  まず背景となるストーリーはありきたりです。成果を優先するあまり、仲間と仕事との間で摩擦が生じて、って。恋愛部分はケリをつけていない、というかどっか行っちゃうのでエッセンス程度にしかなっていませんし。  それから幾らなんでもそれはバランスが悪過ぎるだろう、っていうのが佐藤二朗の喋りの長さと歩道橋のシーンでの長回し。『HK/変態仮面』での偽変態仮面の独演のクドさ、アレと一緒で福田監督作品としてのマーキングみたいなモンでワザとやってるんでしょうけれど、そういうクドさは要らないなぁ、みたいな。その時間をもっと女子ーズに割いてよ、っていうのが正直なところ。  女子ーズの面々はとても魅力的だったので、個人的にはそこだけで描いて欲しかったです。はい。[映画館(邦画)] 6点(2014-06-12 22:51:18)(良:1票) 《改行有》

74.  少女たちの羅針盤 《ネタバレ》 「なんで殺人事件なんだろう?」って。羅針盤という4人の少女で構成された演劇集団のうちの一人が死んだ、そして犯人もその羅針盤の中のメンパーらしい、というミステリー要素が核に存在しているので、過去に戻っての物語が、じゃあ一体どういう経緯で壊れやすい繊細な束の間の時を過ごす4人の中で殺人が起きてゆくのだろう?そこにどんな悲劇があったのだろう?って思う訳じゃないですか。結果として青春物語としてのその繊細なひとときと殺人事件とがまるっきり融合していなくて。少女達が演劇集団を立ち上げ、路上ライブ、コンクールへと至ってゆく道はいちいち唐突な展開が多いという難点(省略の妙と言うよりは行間空け過ぎ)がありながらも、とても魅せてくれて、だけど内部で殺人にまで至る、その若さの中での破滅への道って一体・・・って思っていると、実はそこには至らずにアンフェアなミスリードによる陳腐なミステリーの姿が露わになる訳で。メンバーの一人を失った事から続いてゆく喪失と再生のドラマをそこに見る事もなく、もうミステリー部分は全く必要なかった、単にジャマだったんじゃ?と。メンバーひとりひとりが抱えた苦悩、問題、それらがキャストの好演によって痛みを伴って伝わってくるだけに、安っぽいクライマックスの復讐劇からラストにかけての無粋さには頭を抱えたくなるのでした。なんてもったいない事を・・・。[映画館(邦画)] 6点(2011-05-21 00:11:22)

75.  シュレック フォーエバー 《ネタバレ》 東京国際映画祭で鑑賞。『ヒックとドラゴン』を51回見た結果、セットで必ずくっついていた長ったらしい予告編を合計5時間57分見るハメになった映画。本編の方がずっと短いわ!って状態ですが、実際にはあの予告編は物語の半分もバラしてはおりませんでした。ディズニーへの皮肉に満ちているように思えながら、その実、ディズニーよりも余程保守的な道を歩んで、シリーズを重ねるごとに「小市民的な幸せこそが最高」と小さな枠に納まり退屈なキャラになっていったシュレック。今回もそのスタンスは予告編からして丸出しで、とても面白い映画にはなりそうにないと思っていました。ですが、完結編ゆえか、小市民的キャラなりの頑張りっていうのを見せてくれるので、つまらないという程ではなく。脇の方がよっぽど魅力的だったこれまでと違って、シュレックを立てる展開になっていて、その置かれた状況により、これまでのキャラ同士の関係がリセットされているがゆえの緊迫感や笑いが生まれて。ただ、もちろんそれは、これまでのシリーズを全て見ている事が前提となる面白さなのですが。獲得した地位をいかに守るかというスタンスばかりで作られるのでは、これ以上続ける事も苦しいので、ここらが潮時なのかもしれません。シュレックというキャラ、そして作品世界のサイズを最後に再確認して幕を閉じるといった風情でした。ラストシーンからエンドクレジットにはシリーズが重ねたその9年の時を感慨深く思った(一作目も東京国際映画祭で見ていて)ものの、そりゃ作品の面白さとは別のセンチメンタリズム。[試写会(吹替)] 6点(2010-10-28 22:44:13)(良:1票)

76.  食堂かたつむり 《ネタバレ》 料理法を大々的にミスっていながら素材の良さで辛うじてキチンと味わえるものになっている、っていう感じ。合成着色料(ヘンなCG)、化学調味料(インチキくさいセットやキャラクター造形)、人工甘味料(半端に心情や状況を説明しちゃうモノローグ)添加しまくりな作りなんですよね。そんなの一切いらないの。ただ素材の良さをシンプルに撮ればそれでいいの。で、だからかなりヘンな失敗作なんですが、原作にあるのでしょう、食べるということ、料理を作るということの大切さ、そこに込められた思いみたいなのはちゃんと出ていて、役者の皆さん、特に柴咲コウがしっかり役柄を受け止めていて。素材は申し分ないのです。父が他界して以来(このところの私のレビュー、ちょっとウザい事になっているかもしれませんが、もう少し続きます)、四十九日までは、と父の好物を毎日作ってお供えしているのですが、料理を作るという行為にある儀式的な側面に共感し、映画に描かれた生と死と食に、色々な思いを廻らせる事ができました。デキは悪いですが、気持ちはこもった映画という感じがしました。[映画館(邦画)] 6点(2010-02-17 15:29:43)

77.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 日頃、「桜」の歌を出す男性アーティストにロクなヤツぁいねえ!と思ってたりして(該当する諸アーティスト並びにファンの皆様、ごめんなさい)、なので、かんなの彼氏に大笑い。出だしは会話も快調、バカが突っ走っていて面白かったのですが、なんかワリとすぐにグダグダな映画になってしまいましたねぇ。つまらなくはないけれど映画の温度が期待したほど上がってゆかない感じ。キム兄の延々と温度が低い演技、アレはアリなんでしょうか? 彼が結局最後までちゃんと弾けてくれないので(佐藤浩市にしてもハジけきれてないのですが)、胸にヘンなモノがいつまで経ってもつっかえて残っちゃう。宮崎あおいとユースケの高速回転に比べて映画全体は鈍重、という印象です。『デトロイト・メタル・シティ』と部分的にカブってて、パワーが及んでないという感じですし、時代を笑えるほど今という時代を活写できてなくないか?ちょいと野暮でないか?という気もします。ついでに1979年にあのGS風はないわぁ。GS→BCR→レイジーの10年以上の年月を一絡げにしちゃっちゃあねぇ。まあしかし、笑いどころはあちこちにあったので、ユルくグダグダながらも最後まで楽しめる映画ではありました。ヒマ潰しにどうぞ。[映画館(邦画)] 6点(2009-02-21 18:00:46)

78.  神童 《ネタバレ》 原作と映画とは別物という意見もございましょうが、原作を頭の中から消し去って映画を見る事なんて不可能な訳で、だから別物として見るべきという意見は少々乱暴に思えてしまうのですよね。で、この映画、基本設定で大きく違うのが、うたが原作では小学生だけれど、ここでは中学生になっている点。これによって物語全体に大きな違いが生じているように思いました。奔放な小学生はわがままな中学生へと変わってしまったようでもあり、それ以上に大きいのが、ワオのうたに対する視点が原作の「普通の子供でありながら天才」な状態に、映画では微妙に異性に対する恋愛感情が加わっているようで、それは「神童」という核からの通俗的なブレを生じさせている感がなきにしもあらずで。それでも、原作のダイジェストの如き説明不足な急展開や、母親の存在が物語に占める割合の極端な軽減があったにしても、音が織り成してゆくドラマの盛り上がりは充分に映画的な感動を呼ぶものでした。それゆえ、クライマックスのコンサート後の展開はどうしたことかと。頂点からの突如の絶望、そして仄かな希望へと至る原作の展開は激しく改変されたのですが、あそこで一体うたに何があったのか、原作を読んでいない人がはっきり判るのでしょうか? 全ての音を無くしてしまうくらいの表現があったのならば良かったのですが、いかんせん不明瞭。うたとワオの物語に集約させた脚本は、ラストに至って作品世界を矮小化してしまった気がして残念でなりません。「大丈夫、あたしは音楽だから」はワオにとってだけの音楽ではなかったと思うのですが。[映画館(邦画)] 6点(2007-05-06 22:07:49)

79.  7月24日通りのクリスマス 《ネタバレ》 同じ中谷美紀主演の近作「嫌われ松子の一生」に技法として似ているところが結構あって、でもこちらは描き方がハンパなので明らかに見劣りしてしまっています。どうせ少女マンガ的なる世界を題材にしているのだから、もっと徹底的にやってしまえばいいのに、って思いました。リスボンと長崎のイメージとを重ねてゆく描き方なんて面白いのだから、もっと激しくクロスさせて欲しかったですし。それに、笑いのシーンを沢山散りばめてあるのですが打率2割程度、みたいな、微笑と苦笑とで殆どを占める感じ。これまたハンパ。あと、中谷美紀が冴えないジミなオンナ、ってのもなかなか納得できませんわねぇ。あのもしゃもしゃ髪のメガネ顔でも充分魅力的でないかえ?って。むしろ変身してからの方がつまんなくなって。舞台のライティングの中に立つシーンなど、アレは演劇のライティングとしてはアリなのかもしれませんが、映画じゃフラットでべたーっとして魅力的に見えませんわ。ラストのライトアップもハンパにジミだし。あと、樹里っぺがのだめとキャラ被り。でも、ひとりひとりのキャラクターに愛着を持って楽しんで見られたので、欠点は多いけれどもイイ感じの映画でした。実家の喫茶店の面々なんて、リアリティ全然ありませんが、ああいう作り物なカンジも好き。失敗したっていいじゃない、って主張は共感しちゃいます。モテない地味オンナが不釣合いな恋をするって「電車男」の逆バージョンで、スタッフも「電車男」まんまで、やっぱり電車がモチーフになってたりして、だから「電車女」ってタイトルでもいいような映画です。だけど路面電車なので「チンチン電車女」かな。ってそれじゃ勘違いしたお客さんしか見に来ませんね。[映画館(邦画)] 6点(2006-11-03 20:26:58)

80.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 作られた時代をどこまで考慮してレビューの点数を付けるべきなのか、こういうのって迷いますね。サスペンスとしては今となってはヌル~いんですよ。映画が始まって3分の1くらいで全部見えてきちゃいますもんね。【以下、激しくネタバレ】1.「どいつが犯人だ!」って言って猜疑心を煽りあってる連中の中にはえてして犯人がいない。2.いちばん頼りになると思われる人間が大抵実は犯人。3.ケイリー・グラントが悪いヤツ役なハズない。以上の理由から物語はもう見えていて、それからオードリーがアブナい男ケイリーになんであんな簡単にラブラブになって誘惑したりすんのか理解に苦しみ、じゃあ後は何を楽しめばいいの?っていうと、オードリーのファッションとかね、40年前のパリの街並とか、渋い個性派スター達の若き日の姿とか。ヴィトンのトランクに無造作にスキー置いたり腰掛けたりして「なんてコトすんの!」とか、スパイを気取ったオードリーのファッションが素敵だねぇ(全身白に黒サングラスと黒のショートブーツがアクセント)とか。最初、大人っぽく見えたオードリーが、どんどん子供っぽく見えてくるのは狙ってのことなのかナンなのか、なんかイメージが違ってきちゃうし、ケイリーは無理に悪い奴を演じてるみたいに見えるし、殺すか殺されるかの一同が揃って警察に出頭してたりしてな~んかのどかだし。いかんせん、ちょっと退屈しちゃったのでこの点数です。[DVD(字幕)] 6点(2006-07-16 00:34:20)

080.32%
1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
548419.23%
654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
10391.55%

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