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プロフィール
コメント数 1246
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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61.  人狼ゲーム ビーストサイド 《ネタバレ》 前作を見たので基本設定は完全に受入れ済であり、この世界がこうなっている理由については全く疑問を持たずに見た。どうせ二番煎じだろうという予感があったので、物語的によほど面白いものを見せてもらわなければ済まないところだったが、結果としては視点の変更や若干の強化策にもかかわらず、基本的には前回の単純な延長のように見えた。 ただし前作における場の空気のようなものは継承されており、また若い役者の熱演が目を引くのも同じで、これが全体的な充実感をもたらしているのは間違いない。無意味に人が死んでいくだけの映画ではなく、人の生命の重量感を観客にぶつける映画になっている。前作に引き続いて見ていると、自分の生命をむき出しにして対峙する登場人物が愛しく思えるようになって来た。 ラストでは、原作とは全く別の方向性をもって外部世界に歩み出す主人公が映されていたが、自分としてはここで「犯人殺る」というよりも、「目指せロケンローラー」というメッセージを最後に主人公が得たのだと考えたい。それはかつての盟友の怨念ではなく、宗像美海の生命そのものを主人公が背負ったという意味になるのではないか。 ところでキャストに関して、個人的には宗像美海役が、ほわんとして自然体ながらやるときはやる、という感じを出していたのが非常にいい。緊迫感のある中でも「なんでかな?」といったような何気ない物言いが笑いを誘う。また「南極料理人」(2009)のわがまま娘だった小野花梨さんが、役者としては最年少ながらきっちり存在感を出していたのはよかった。この人だけ設定年齢より役者の実年齢が下である。ちなみに最年長は小曽根正則役の俳優であって、全体として9歳も年齢幅があるが全員が高校3年生をやっている。[DVD(邦画)] 8点(2016-04-29 08:34:05)《改行有》

62.  女子ーズ 《ネタバレ》 こんな映画を見てたまるかとずっと思っていたが、結局見てしまった。 見れば笑えるところは結構あるが、ドラマ的にはほとんど空虚である。大事な時に来ないのは女子だからというより仕事があれば来られないのは当然で、触れ込みと違って女子の3/5程度は普通に真面目だということである。ちなみに本筋と関係ないが、建築デザインを含めた美術館の存在が都市の文化的な創造性を喚起した事例というのが一応報告されているので、設計に関する劇中の結論が絶対正しいともいえない。 またキャストとしては各種の美形女優を揃えた形だが、自分的には誰にも愛着がないので当初の期待感はほとんどなかった。しかし見た後の感想として、この中では何といっても有村架純の可愛さが際立っている。個別エピソードとしても、グリーンが役者魂を見せたところが最もよかった。初めてこの女優に好意的になれて感動した。 そういうことで、こんな映画が好きだといってたまるかという気持ちはあるが、否定しきれないところもあるのでそれなりの点数をつけておく。 なおこの映画で新たに学んだのは「まつエク」という言葉だった。エクステというもの自体に縁がないので、さらにその応用編というのは難しい。[DVD(邦画)] 6点(2016-04-19 00:33:39)(良:1票) 《改行有》

63.  死臭 つぐのひ異譚 《ネタバレ》 前田希美さんが出ているのでとりあえず見た。 最初の方で映画の趣旨説明が出ていたが、読むと人間世界の因果というより場所の問題だと解されるので、以後はずっとそういうつもりで見ていた。 撮影場所は静岡県熱海市(廃校?)と群馬県桐生市(マンション周辺)、及び東京都内だったようだが、このうち都内の撮影場所で、女子中学生が電話を取った場所や女子高生が襲われた場所から4km前後の位置に、現実世界で心霊スポットとして有名なマンションがある。そこは建物の構造が特異なほか、地名に「宮」の字がつくのに意味があるとかいう指摘があったりして、その方面に関心がある人々にはよく知られている。 別に制作側がそんなことを意識していたと思うわけでもないが、しかし個人的にはそういう先入観があるために、女子高生が襲われた場所が神社の前だったというのが何やら意味ありげに見えた。あわせて映像面などから来る劇中世界の雰囲気もあって、悪しき因縁のある街というイメージを十分に受け取ることができた。 一方で、人より場所の問題だとすれば、殺された恨みがあるとか犯人を殺せば恨みが消えるとか考えても仕方がないということになる。要は、その土地にたまたま住んだ人間に致命的なトラブルが生じる恐れがある(生じない場合もある)のであって、劇中では“ゆきえ”さんを含めて全員が被害者だったのかと思えなくもない。 さすがに終盤の展開などはまともに見ると意味不明だが、それでも全体としては意外にいい印象を残す映画だった。 なお登場人物としては、やはり前田希美さん(女子大生役)の色香に気を引かれてしまう。が、ほかに女子高生と女子中学生も見どころ扱いになっていたようで、主役としての存在感が若干削がれてしまった感じもするのが残念だった。[DVD(邦画)] 5点(2016-04-07 19:55:07)《改行有》

64.  心霊病棟 ささやく死体 《ネタバレ》 昔のTV番組にあった「死者がささやく」と副題が似ているが、話の内容は似ていない。また終盤で精神科医が披露した唐突な主張は、同じ番組の「狂鬼人間」のようだが真似だという証拠はない。 この映画のほかに原作があるが内容はほとんど同じで、低予算C級ホラー映画にしてはユニークな筋立てといえるが、小説としては普通程度と思われる。ほとんど同じものを映像化すれば同じに見えるかというとそうでもなく、小説を読めばわかることが映像的に表現されていないと思われるところがある。一方で謎解きに関しては、重要なヒントを早い時期に映像上で明示してしまい、その段階でかなりの部分が想像できてしまうのはまずいのではないか。また深夜に徘徊していた少女はストーリー上の役割がよくわからず(原作も同様)、これは“同じ場所でも世界が違う”ことを表現するために登場させたのかも知れないが、その目的とすればあまり効果的とは思えない。 全体的にはあまり感心できない映画になっているが、しかし結末が「成仏」だったらしいことだけは悪くない。どうも最近のホラーは救いがないのが喜ばれるようで、登場人物を「成仏」などさせてたまるかという感じのものが多い気がするが、この映画は根本のところで良心的だったのかも知れない。それにしても「成仏」などという言葉を使わずに済ませられなかったのかとは思う。 ところで主演女優は女優であってアイドルではないと思われるので、よくあるアイドルホラーではないらしい。劇中でこの人の脚がきれいなところを強調する場面があったのは、それ自体が悪いこととは全くいえないが、わざわざ服装を変えてまでやるのはストーリー上の違和感があった。また車椅子の少女役は、何ともいえない微妙な表情をこなしていたようで悪くない(言われてみれば父親に似ている気もする)。そのほか深夜の少女役は当時アイドルであって、以上の3人が少し年齢差のついた看板娘ということらしかった。結局はアイドルホラー的な売り方になっていたようだが、それはそれで結構なことである。[DVD(邦画)] 4点(2016-03-20 18:49:56)《改行有》

65.  呪怨 -ザ・ファイナル- 《ネタバレ》 いよいよ最後とのことでどのように終わるのかだけ期待していたが、結果的には「繰り返す」「終わりはない」ことが明らかになっただけだった。 しかし最初の家が壊されて別の家に移るなら場所に憑くモノではないことになり、毎度の冒頭に出る辞書的説明にも合わなくなるところがあるので、その意味で旧来のシリーズとしては終了といえるのかも知れない。その代わりこれからは、場所に縛られることなく貞子のように独立キャラクターとして存続していくということなのか。先日の12/10には「貞子vs伽椰子」(白石晃士監督)の製作が発表されたようだが、当初からそういう展開を目指した準備だったようにも見える。 なお以前はそれなりに役目があったように見えた夫/父親は、今作ではもう不要の扱いになったらしい。また他人の腹を借りるという前回の設定はどうなったのか、少なくとも自分にはよくわからなくなっていた。 ところでこのシリーズは事実上、多彩な出演女優が大きな見どころになっていたわけだが、前回に比べて今回は全体的に少し落ち着いた印象がある。 まず女子高生の長谷川玲央役が、素朴な感じの癒し顔で出ていたのはなかなか好印象だった。前回の外人顔の女子高生が最後までキレイな顔のままで終わり、これは一体何のために出て来たのかと怒りを覚えたのに対し、今回は腐乱死体までやっていたのは覚悟ができている。友人の女子高生2人も年齢的に高校生には見えないところがあるが、堅実な感じでボケとツッコミをやっていたのは可笑しい。こういう微妙なおふざけ感が、OV版以来のこのシリーズの持ち味ではないかと思われる。 また主人公は前回よりさらに年上で大人の雰囲気だったが、女優本人は極度の怖がりとのことで撮影現場でも大変だったらしい。オールアップ時に泣きながら怖かったですと言っていたのを見ると、なんかかわいい人だなと思ったりもした(見る側からすれば全く怖くなかったわけだが)。この女優は自分としてはよく知らない人だったため、現在の活動状況を動画サイトで確認しようとしたところ「平愛梨 天然」とかいう予測候補が出て、バラエティ番組での受け答えなど見て大笑いさせてもらった。結果として、個人的にはこの女優が大好きになった映画ということで終わった。 またついでに書いておくと、佐伯俊雄役の子役(小林颯)が、素顔の状態ではいつも非常ににこやかな表情をしているのが可笑しい。[DVD(邦画)] 4点(2015-12-12 13:55:33)《改行有》

66.  呪怨 ザ・グラッジ3<OV> 《ネタバレ》 日本ではオリジナルビデオの扱いになっているが、アメリカはじめ海外では劇場公開したところが多いらしい。公開年としては邦画の「白い老女」「黒い少女」と同期する形になっていたようである。 今回は監督をはじめ基本的にアメリカ人の作った映画になっているが、それだけでなく撮影地がブルガリアというのはわけがわからない。エンドクレジットを見るとけっこう多くのスタッフが地元民らしい名前であり(-ovとか-ovaなど)、これは主に人件費の問題ということか。出演者に関しても、序盤で犠牲になった台詞のない少女(Mihaela Nankova)は現地の人だったかも知れない。 ストーリーとしては前作のあとに直接つながる形になっており、ここまで来ると邦画版から完全に枝分かれした印象がある。メイキングで監督が「解決策があるというのはアメリカ人らしい発想だ」と言っていたのはいいとして、それなら東京から来た女がちゃんと片をつけてもらいたかったが、しかし現地に身代わりを残して大元は別のところに移動していく?というのは前回のパターンを踏襲したような感じもある。ここでさらなる続編の可能性も留保していたのかも知れないが、それならせっかくなので初めから地元を舞台にしたブルガリア映画でも作れば面白かっただろう(最低限おれは見る)。それでこそ前作でいうパンデミックのイメージに近い形になるだろうが、毎回日本人を呼ばなければ映画が成り立たないらしいのが阻害要因か。 ちなみにホラーとしてはドッキリ+スプラッターが基本のようで深みがなく、白塗りの女と子どもを見せて外国人はそんなに怖がるものかどうか不明である。 以上のようなことで、いまさら特に感心するようなものでもないが、ただ今回のヒロインは個人的趣味としてもチャーミングに見え(彼氏は邪魔)、またその妹も愛嬌があって可愛らしい。これに兄を加えた感じのいい家族が、呪いのせいで壊れていくのは少し心痛むものがあったといえなくはない。[DVD(邦画)] 4点(2015-12-12 13:55:29)《改行有》

67.  呪怨 パンデミック 《ネタバレ》 今回は邦画劇場版2の女子高生に加えてOV版1の栗山千明のエピソードなども拾っており、またOV版2の見どころだったフライパンが採用されていたのは個人的に嬉しいが、変にシリアスな場面になってしまって可笑しさを感じないのは残念だった。その代わり、劇場版1の谷津勲氏がさりげなく登場していたところは笑った。事情を知らない外国人ならいたたまれない気持ちになるだろう。 ストーリーとしては前作の続きになっており、題名の印象ほどいきなり拡散はしていないが、邦画版の試みを受け継ぐ形で今後の新たな展開を企図したようでもある。最初の家で惨劇を再現することで新たな呪いを生むのは劇場版1のラストに通じる感じで、また新人を身代わりに残し、その上で母子が外国に移住したということならちゃんと手順を踏んだように見えなくもない。けっこう細かい疑問点が残るため前回ほど整理された感じはないが、それはまあこのシリーズでは普通のことである。 一方で、今回はどうも日本古来の精神文化がこのような怪現象(というかホラー映画)を生んだことをPRしたかったようで、変な田舎に不気味な習俗があるというような話を今回独自にでっち上げていたが、このシリーズはどちらかというと都市的な怪異を扱ったホラーと個人的に思っていたので、いきなり外人が山間地まで出かけて行くのはかなり違和感があった。 以上のほか、今回は母と娘の関係でわりとまともなドラマを作っており、これはこのシリーズとしては特異に見えるが悪い印象はない。また前回でも示唆されていたようだが、今回はガガガ音の由来を初めてまともに説明したように見えたのが新鮮だった。 ところで今回の主人公は比較的かわいく見えるので結構だが、女子高生連中は明らかに可愛くない。金髪と帰国子女?(日系人?)などは早目に死んでもらっていいと思ったが、もっさりした女子高生役の女優が、映像特典のインタビューを見るとけっこう可愛い人(ただし20代初めの状態)だったのは意外だった。邦画ホラーならかわいい女優はかわいいままで出すのではないかと思うが、この辺も少し感覚の違うところか。[DVD(邦画)] 5点(2015-12-12 13:55:24)《改行有》

68.  女子カメラ 《ネタバレ》 人生の変動期に焦点を当てたちょっといい話で、登場人物の描き分けも悪くないが、それぞれの将来を応援したくなるほど強い思い入れは生じない。特に怒声が苛立たしい関西人は個性的どころでなく明らかに不快であり、最初に生じた嫌悪感が容易に解消されずに最後まで目障りな人物のままで終わった。テーマ的には家族写真に焦点を当てているが、家族も写真も話が薄いのでそれほど心にしみるものはない。ただ途中で何度か出る写真を見ていると、写真というのもいいものだなという気がして、うまく写真の撮れる人はうらやましいと思ったりもした。 なお劇中に何度か出る9年以上前の話というのは結局何のことか明示されなかった気がするが、劇中に出た情報だけで適当に想像しておけというならできなくもない。 ちなみに見て思い出したが、4人が宿泊した指宿の観光ホテルには、自分も映画公開の4年前に泊まったことがある。なんでこんな高そうな宿を幹事が選んだのか今となっては不明である。[DVD(邦画)] 5点(2015-11-19 21:53:37)《改行有》

69.  15歳、アルマの恋愛妄想 《ネタバレ》 ノルウェー語は別に詳しくないが、少し調べると原題をほとんど直訳したのが英題のようである(つまり邦題は上品だということ)。 中身はどうしようもないお話で、苦笑はするが共感するどころのものではない。これが向こうの15歳の実態なのか(本当か?)と呆れていたが、どういう形で締めるのか見るまで態度を保留していたところ、ラストの学校~食事の場面で評価が急上昇した。その直前に出ていたパリ行きの件とあわせて全体がうまく収まった感じになっている。終わってしばらく笑いの衝動が止まらず、これはなかなかよかったと結果的に思わされる映画だった。 そのほか気づいたことを適当に書いておくと、まず劇中の場所が山間部のように見えながら、すぐそばに海面(多分)があったりするのはいかにもフィヨルドである。劇中の台詞からするとノルウェー南部のスタヴァンゲル市に比較的近い場所という設定のようで、首都オスロからもそれほど離れていなかったと想像される。首都まで行けばさすがにさばけた雰囲気だったようだが、日本よりはるかに少ない人口が分散して住んでいるからには田舎の人間関係が狭くなるのも仕方ないことで、劇中人物のうち役割の全く違う人々が実は1家族の成員だったりする。あるいは、家族であっても人の個性はそれぞれだ、というように解すべきことか。 また現地ではなぜかアメリカの存在感が大きかったようで、わざわざ国連本部まで行ってエレベータで交わる妄想というのは失笑した。この辺は当然ながら現地住民にとってもお笑いネタだろうが、15歳のレベルでは頭が単純なのでアメリカに憧れ、大人になればパリの評価が高まるということか。主人公が突然英語を話す場面は、アメリカ文化の権威で相手を圧倒しようとしていたのかも知れない(日本の田舎なら東京言葉でまくし立てれば済む)。 なおアルマ役の女優は多分この時点で18歳くらいだと思うが、それで15歳の役ということは、向こう標準ではこれでも童顔ということなのか。正直それほど可愛らしいとも思わないが、さすがにラストの学校の場面では相手の男ともどもなかなかいい顔を見せていた。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-19 21:53:33)《改行有》

70.  14才のハラワタ 《ネタバレ》 主人公はマイペースというだけあって他人との関係づくりにほとんど主体性が感じられないが、しかし決して他人と断絶しているわけではないらしい。自分をとりまく人々を否定的に扱わず、対立するものを含めて丸ごと受容しているから見守り役にもなれるのだろう。自分の両親に関しても、母親と父親それぞれの存在をちゃんと肯定的に扱っていたようで、またそういう自分を自分で肯定しているからこそ、少々何があってもこの子は大丈夫なのだろうと思われた。 ただ少し気になったのは母親が、身も心も自分で守れ、と忠告していたことである。これはもしかすると主人公が父親似であることを心配していたのかも知れないが、しかし父親などよりはよほどまともな出来だったようで、世間の枠組みもそれなりに受け入れていたように見える。単純なお人よしなら本気で将来が心配になるが、しかし成績はよくなくても決してバカではなく、いろんなことをちゃんと見ている賢い子だろうから、心配することはないかも知れないと思ったりする。 ところで主人公の絵は悪くない。事情を知らなければどういう意図かわからないだろうが、見れば本人が描きたいものはしっかり描いてある。劇中では残念ながら注目されていなかったようで、やはりどうしても色遣いの特徴とかファンタジックな表現の方が人目を引くのだろうが、それでも誰かは見ている(おれは見ていた)ので、まずは自分の光るところを大事にして、とりあえずマイペースで進んでいってもらいたい。 そのほか余談として、主人公が青木さんの発言を聞いて紙袋を取り落した場面は笑った。子ども相手に「ほう」などと言ってみせる感性も面白い。[DVD(邦画)] 7点(2015-11-19 21:53:30)(良:1票) 《改行有》

71.  心霊写真部 劇場版 《ネタバレ》 一応説明しておくと、2010年に制作された「心霊写真部」(壱限目・弐限目)が中断したまま完結しなかったにもかかわらず、「ニコ生ホラー百選」というもので2年連続ランキング1位という変な人気が出たために、その勢いで参限目と四限目に当たる内容の劇場版を作ったのがこれである。制作費の一部をクラウドファンディングで調達したとのことで、話だけでなく現実に期待を集めていたことがわかる。 前作の主演女優はものすごく可愛かったが続投せず、代わった女優(奥仲麻琴)も可愛いとはいえるが個人的には前作の方に未練が残る。ただ登場人物としてはちゃんと前作の主人公に似せようとしており、明らかに似ていなかったのは胸の大きさだけである。ほか部長以外のキャストも代わっているが、それぞれ人物イメージは継承していたようである。ちなみに上野優華という人は顔を見ていると和むタイプで個人的に好きだが、この映画ではリリ先輩の役が当たってしまったのであまりいい所がないのだった。 それでストーリーとしては実質的に前作の続編であり、最初に新作エピソード1話をこなしたあとは全編の終結に向けてまとめにかかる形になっている。前作を見ているか原作(「Re:心霊写真部」)を読んでいるのでなければ腑に落ちない点が多いだろうから、ほとんどファン限定というのが実態かも知れない。自分としては前作を見ており、また原作も読んでおいたので問題ないが、「あれれ、佳夕、驚いてくんない」という台詞が映画になかったのは残念だった(些細なことだがないと変だ)。 なお、自分としてはもしラストが原作通りだったら映画と原作をまとめて全否定してやるかと思っていたのだが、しかし実際に映画を見ると非常に正しい終わり方になっている。これは本当によかった。安心した。続編があれば見てもいい。霊感女子高生がんばれ。[DVD(邦画)] 5点(2015-07-23 00:26:29)(笑:1票) 《改行有》

72.  1/11 じゅういちぶんのいち 《ネタバレ》 人気マンガを使って適当に作って適当に稼ぐタイプの映画かと思ったらそうでもなかったようで、控え目な背景音楽が落ち着いた雰囲気を出しており、少し台詞をじっくり語りすぎる感じはするが誠実に作られた印象がある。 最初の方では話がばらばらに見えているが、それがかえってその後の展開を期待させる。前半で主人公と新入部員2人、またそれぞれに関わる女子の思いを描いておき、後半にその大元になった事件を出して、全てを一つの流れにまとめていくのは説得力のある構成である。主人公の受けた影響がサッカー部だけでなく、それ以外の人々にも波及していくのは「思いの数だけ未来がある」というコピーにも素直につながり、最後の試合の場面でカメラ女子と演劇部がまた顔出ししていたのは微妙に感動的だった。終わってみれば「キラキラ」という言葉が印象に残り、真面目に語るのが恥ずかしい内容ではあるが心情的には全面肯定したくなる。 ただ重要な要素として心霊現象が出て来るのは感心できることではないが、これが原作由来なのであればまあ仕方ない。 ところでヒロイン役は体型がサッカー選手のようには全く見えず、実際にやらせるとボロが出るのではと危惧したがそのように見える箇所はなく、顔の表情の方が強く印象に残るので問題ない。このヒロインは前半ほとんど出ないのでいつ出るのかと心配になるが、その間も他の主要キャストの女優を見ていれば飽きることがない。特にマネージャー役が可愛らしいので心和むものがあるが、主題歌もこの人の持ち歌であり、声もきれいで張りがあるのが印象的だった。ほかにカメラ女子や演劇部も味のある人物像になっており、うち演劇部の部長は大人びた感じだが小柄で可愛らしくも見え、自分としても昔こういう先輩がいたなと思い出すものがある。そのほか、男連中も好印象だったと一応書いておく。[DVD(邦画)] 7点(2015-06-21 19:20:23)《改行有》

73.  100,000年後の安全 《ネタバレ》 淡々とした映画だが、映像的に美しいのでそれほど退屈しない。余計な人間が映っていないため世界の果てのような印象がある。背景音楽としてシベリウスのValse Triste(劇音楽"Kuolema"(死)の1曲)を流していたのはわざとらしくもあるが、使い方としては効果的だった。 現地は地質的に安定した場所とのことで、この映画でも技術的なことはあまり問題にされておらず、制作者も「地震や火山のない地域」であれば可と考えていたようである。代わりに後世に危険をどう伝えるかの方に重点が置かれた形になっており、この辺は日本人としてはずれを感じるところだが、ナレーションが未来の人間に語りかける形式のため、映像の印象と相まって10万年後の伝説を語るようなファンタジックな感覚がある。ナレーションに出る「君」は英雄志向の若者のようなイメージだが、最後は洞窟の怪物の返り討ちに遭って終わったらしい。 登場人物としては、一緒に出ていたスウェーデン人のオジサンとオバサンが微妙に慣れ合った感じで和む。一方でフィンランド政府の当局者?(肩書きがアドバイザー)は、映像的には黒で悪人イメージながら人物がいかにも頼りなく、これは本物かどうか疑わしいような気もする。 なお公式発表によれば、わが国でも先月下旬の閣議決定で最終処分の基本方針が改定され、これまでは外部の法人に任せていた候補地選定に「国が前面に立って」取り組むこととし、「国が科学的有望地を提示し、調査への協力を自治体に申し入れる」ことまでするらしい。同時に国民の理解を深めるためとして全国でシンポジウムなり説明会を始めているようで、そういう点で時宜にかなった映画とはいえる。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-18 00:58:44)《改行有》

74.  渋谷怪談2 《ネタバレ》 関わってしまうと絶対逃げられないのは呪怨のコインロッカー版という感じである。呪われるという噂のほかに、恋の願いをかなえる噂が同時に流れていたのは犠牲者を集める邪悪な企みとも取れるが、あるいはチェーンメールに「不幸の手紙」と「幸福の手紙」の両面があるようなもので面白い。また個別の場面としては、カラオケでの出来事が音響面で少し独創的な感じだった。 今回もストーリー中に複数の都市伝説が含まれていることになっているが、これほど有名な怪談ネタをオチの部分で使うのでは驚きも何もなく、明らかに逆効果になっている。 また前作に続いて登場人物が基本的に好きになれない(主人公の女子高校生は除く)が、特に医師が終始不快な男で同情を呼ぶキャラクターには全くなっていない。すぐ傍で人が死にそうになっているのにわざとらしく10秒くらい置いてからやっと気づくのが苛立たしく、さらに当該人物が死ぬまで黙って見ていて死んでしまってから騒ぎ出すような馬鹿は存在そのものが許せない。早く死ねこのクソバカがと思っていたがなかなか死なず無駄に騒いで回り、死ね死ね死ね死ね死ね死ねと思い続けてラスト近くになってやっと死んだが死ぬのが遅すぎるという気分だった。こういう人物を出す意図はわかるが感情的に全く同調できず、ここは個人的には大失敗に見える。 また高校生の三角関係に関しては、主人公の友人役が好演しても相手の男がこれほど軽薄でバカで知性レベルそのものが疑われるのでは全く共感できない。どうも登場人物の面で全く評価できないシリーズ(1と2)だった。 ところで今回の主人公は、前作では中学生だったのがいつの間にか高校生に昇格していたらしいが、撮影時期は同じだろうから女優は14歳のままである。堀北真希にとってはこれが初主演映画とのことで、今となってはその面での価値が大きいかも知れない。[DVD(邦画)] 4点(2015-06-08 00:12:40)《改行有》

75.  渋谷怪談 《ネタバレ》 劇中に複数の都市伝説を取り入れているのが特徴らしいが、ストーリーと関係なく断片的に使っているため、よくある月並みな怖がらせネタというようにしか見えない。 また問題なのは不快な登場人物が多いことで、死んでもらいたくない人物がいない(女子中学生は除く)ので最初から全員死なせるために出したように見える。特に主要人物の大学生連中はその場その場の感情で騒ぐのがやかましく、都合が悪くなると激昂して叫ぶのでは知性のかけらも感じない。渋谷という場所にはこういう連中しかいないことを表現するのが目的なら別だが、せめてもう少し万人が共感できそうな登場人物であってもらいたい。 全体的にも今作だけで終わらせる気がないのは明らかであり、2の鑑賞を強いられる作りになっているので満足感は全くない。個別の場面で少しよかったのは、交通量の結構ある路上で突然無音になった場面くらいのものだった。 ところで主演女優の水川あさみは最近時々見る人だが、若い頃(2003/6/11のクランクイン時点で20歳直前)にこういうことをしていたのは初めて見た。今でもそうだがカワイイ系の人ではないので、この映画でも見事に可愛気のない女子大生になっている。まあもともとそういう方向性ではないのだろうからどうこう言うようなものでもなく、またその面では家庭教師先の女子中学生が可愛らしい(女優はこの時点で14歳だったようである)ので救われる。 なおDVD特典を見ていると、「サッちゃん」役の人も素顔では屈託ない感じで大変結構だった。変な動きが多くてお疲れさま。[DVD(邦画)] 3点(2015-06-08 00:12:35)《改行有》

76.  神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃 《ネタバレ》 映像的には現代風だが、特殊効果が安っぽくスケール感もあまりない。また人間ドラマ部分が見事に軽いので心に染みるものが全くなく、登場人物が泣いてもわめいても白々しいばかりである。 ただし実際に起こった事件が題材のため、歴史的背景に関心を持って見れば一応見られる内容になっている。ベネチアの修道士、オスマン帝国大宰相、神聖ローマ皇帝、ポーランド国王といった主要人物は実在の人物であり、映画の展開も実際の歴史からそれほど外れてはいないようである。ストーリー上もオスマン帝国側とキリスト教国側をほとんど対等に扱った感じで、トルコ側の登場人物もちゃんと人間味を出していたのは現代における最低限の良心的な作りといえなくもない。しかし一方でウィーンの皇帝を貶める形にしていたのは、ポーランド国王らを相対的に持ちあげるために叩きやすいところを狙ったような感じもある。 ところで劇中では宗教がらみのことが重要な話題になっていたようだが、何が言いたいのかはよくわからない。話を聞く限りトルコ側が寛容でキリスト教側が偏狭に感じられたが、イタリアとポーランドのカトリック教徒にとってはその方が心地よいということなのか。ドラマ部分では敵味方の区別なく理解しあえる雰囲気を出しておきながら、結局はキリスト教だけが絶対正しいと言い張るのもかえって人が悪い気がする。史実としてはこれがきっかけになってオスマン帝国の領土拡大が阻止されたということのようだが、それをもって結果的にキリスト教の優位が証明されたといわれても必ずしも納得できるわけではなく、それを最大の感動要素として押し売りされて素直に同調できる観客など世界にどれほどいるかという感じだった。葬式仏教徒がいうのも何だが。 なお余談として、途中でオスマン軍に合流したクリミア・タタールの首長役は日本人俳優(Hal Yamanouchi)で、これはクリミア・ハーンの系譜を遡るとモンゴルのチンギス・ハーンに至るという知識あっての配役と思われる。ただし本当にこういう東洋人顔だったかは不明である。[DVD(字幕)] 4点(2015-05-23 20:44:35)《改行有》

77.  自殺サークル 《ネタバレ》 最初に見たのは公開の数年後だったと思うが、その時は劇中のアイドルグループの印象が強烈だった。今ならともかく当時としてはダンスのスキルと外見的な年齢との間にギャップを感じ、それが何やら正体不明の連中という印象を生んだものと思われる。これに加えて劇中の事件との関連を疑わせるような扱いをされていたために、外見だけは人に見えても実は人の心など持ち合わせていない不気味な新生物のように感じられ、21世紀にはこういうのが世界中に蔓延していく予兆のようで空恐ろしい気がした。 今回新たに見直して思ったのは、終盤で数字や指の形に意味を見出そうとするのが陰謀論的で、かつある種の病気のように見えるということである。劇中ではそれで実際にコンタクトの道が開き、登場人物にとって何らかの結果をもたらしていたようだが、恐らくそれはカルトの世界でしかなく、普通人が入り込めるようなところではない。現実にはこの世界で起きることに客観的な意味などないのであって、逆にそれが世の中の真実だということが何気に表現されている気もしなくはなかった。 以上、映画全体を論理整合的に解釈するどころでないので断片的な印象だけである。再度見直すとまた違うことが見えるのかも知れないが、そう何度も見たいようなものでもなく、どちらかというと嫌いな映画である。 なお劇中の「デザート」の綴りが場面によって違っているが(DESSART/Desert/DESSRET)、ネット上にこれを解説したサイトがあって一応納得した。[DVD(邦画)] 3点(2015-04-30 23:48:18)《改行有》

78.  四十九日のレシピ 《ネタバレ》 主演女優はいつまでたってもきれいで可愛らしい。子役には申し訳ないが大人状態の方がずっと愛らしく見えており、劇中の人物像としても聡明で健気なのが愛おしく感じられる。また出番は多くないが、独身時代の義母(演・荻野友里)も何気にいい感じで泣かせる顔をしてみせている。それから何といっても泣かせるのがレシピのビジュアルで、素朴でユーモラスな図柄や文字は見ているだけで泣けて来る。  ところで、これを見てから原作を読んで確認したが、劇中で心を動かす要素の多くは当然ながら原作由来であり、一方で映画化の際の問題点が目につく。 まず映画では主人公の伯母が、これはもう早々に世を去ってもらうよう願うしかない、という類の人物に見えていたが、それが終盤で突然“ほんとはいい人”に大変身する展開には呆れ果ててしまった。原作ではそれほど変に思われないので、これは映画の方の演出や、細かな人物描写の省略が原因と想像する(入水を止めただけでは説得力なし)。加えてハワイアンも意味不明のため、この場面が続けば続くほど違和感が拡大して、映画全体の価値が低落していく結果になっていた。 また「テイクオフボード」の考え方自体は結構だが、こういうのはある程度の年月をかけて、現状の追認を含めて得心していく性質のものである。そのため映画のラストで、主人公がいきなり具体的な解決方法を導き出したように見えるのはかなり不自然だった。ストーリー中でもこれに向けた伏線を準備していたようだが、こういう安易な結末を導くためだったかと思うと落胆する。当事者の心情などお構いなく、手っ取り早く形だけ整えて決着を付けたようなのは反感さえ覚える。 そのほか現在の父親の人物造形に問題があり(結婚当時の方がまだ自然)、またローマ字の裏返しをこんな風に半端に扱うくらいなら全削除の方がまだましだ、といった不満が多数ある。いい原作を採用し、いい役者を揃えたようではあるが、いい映画とはいえない出来だったのは残念なことだった。  ちなみに原作は、感涙どころでない爆涙小説である。読む人の年代にもよるだろうが、自分としてはかなり手ひどくやられてしまった。[DVD(邦画)] 4点(2015-04-10 21:53:14)《改行有》

79.  ショコラの見た世界 《ネタバレ》 携帯電話の存在をここまでポジティブに扱ったものは初めて見た気がしたが、外部情報によればそもそも当時の携帯の販促プロモーション用映像を使ったものらしい(CMに出ていたそうだがTVを見ないので知らない)。監督と主演女優の名前を見るとここに登録されていなかったのが不思議にも思われるが、当時としてはあまりまともな映画扱いされていなかったということか。 内容としては極めて非現実的であり、冒頭の砂丘の場面からしてこんな場所が一体どこにあるかと思う(アラビア半島の丘陵地帯を巨人が歩いているようだ)。主人公の自宅もかなり突飛な構造になっていて呆れるが、しかしここまでファンタジーに徹していると文句をつける気にもならず、逆に実在の犬吠埼の風景が本物であるのにファンタジックなのが不思議にも思われる。 また登場人物に関しては、全編を通じて幼い妹と姉のやり取りが微笑ましい。この妹とネコの組み合わせがまた極めて愛らしく、鏡の場面でのネコのリアクションはたまらない。7年後の妹も、少々くたびれたようでいながら以前の愛らしさを保っているようで好印象だった。こういう映画を愛でる感性は自分にはないが、妹役2人とネコに和まされる映画だったので悪い点にはしない。時間も短いので見やすい。[DVD(邦画)] 5点(2015-04-10 21:53:09)《改行有》

80.  心霊写真部 弐限目<OV> 《ネタバレ》 とにかく主人公がかわいすぎる。しーちゃんかわいいかわいいかわいいかわいいで頭が一杯になって冷静に見ていられない。基本的には女優がかわいいわけだが、劇中人物としても、休日に同級生男子と池袋に出かけたのをデートだろうと先輩にからかわれて「違うのに!」と反論するのがかわいい。 またストーリーとしては前作と同様、心霊関係の世界でありがちな話を解説付きで取り上げているので堅実ともいえる。この弐限目では5話と6話が少しシビアな感じで、うち5話の竹中美歩役は熱演ごくろうさまだった。また6話の桂川ナオ役も、完璧美少女でもないが実年齢より大人びた感じで、役どころとの関係でもかなりいい雰囲気を出している。 このあとに予定されていた参限目と四限目は制作されず、結局この弐限目で中断した形になっているが、ここまでの範囲でいえば、かわいい主人公が出る一話完結の楽しいシリーズであり、毎度の心霊ネタやゲスト女優も見どころになっている。それだけならわざわざ映画にする意味がないということになるだろうが、個人的にはこれで満足である。 なお現在、幻の参限目と四限目で想定していた内容を含む新作がすでに完成しており、まもなく公開されるとのことで期待したいところだが、主演女優が別人なのはやはり残念なことである。結構な年数が経っているため高校生役はさすがに無理なのはわかるが、しーちゃんが出なければ個人的には価値が半減するわけで、この面でも旧作に負けないものになっていればいいがと思っている。[DVD(邦画)] 6点(2015-03-31 00:23:57)《改行有》

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