みんなのシネマレビュー |
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121. 12人の怒れる男(2007) 《ネタバレ》 「ギルティ、オアノットギルティ」と歯切れのよい英語の響きがしたルメット版のに比べ、こちらの演出はそんなに歯切れは良くないです。でも自分的には良かった。最後、無実で釈放されても殺されてしまうのでは?と判決が無罪でも悲劇の起こりうる可能性がある事をまとめ役の人が言ったとき、みんな尻込みする。ちょっと忙しくて・・・と皆、言い出す。テレビ用に創られた「12人の怒れる男」もそうだが、アメリカのは、「俺たちは正義を行った」と誇らしく、分かれるときに清々しい顔で帰路につく。観ているほうも清々しくなる。でも「正義」とは「責任」もついてくるのでは?自分にはそうミハルコフが言っているように感じた。ルメットもミハルコフも両方尊敬しているので、どちらが良いとは言いたくないが、時代が変わって、社会が映画に求めるものが違うようになったからではないか?社会派映画でも十分娯楽映画として通用するルメットのに比べ、ミハルコフは言いたいことがあるから、この映画を創った。作家性の強い映画だったように思う。[DVD(字幕)] 7点(2009-01-27 21:15:54) 122. ジェレミー これで終り?これから先どうなるかが大事でしょ!?そりゃないよ~[ビデオ(字幕)] 6点(2008-12-04 22:17:35) 123. シルビーの帰郷 《ネタバレ》 女性の細やかな心情が丁寧に描けてると思います。糸の切れた凧のようにふらふらと生きているシルビー。彼女が何故そのような性格になってしまったかは、はっきりとこの映画では言いませんが、何か痛々しく見えます。姉の自殺か、戦争に行った男性のせいか。何が原因なんだろう?シルビーの姉の子どもの二人の姉妹。いつも一緒だった姉妹も、やがて別れの時は来て、いつも自信なさそうに歩いている姉は、シルビーと交流を深め、最後、排他的な町の文化から逃れるように、戻ってくる家のない放浪の旅に出ます。変わった形のアメリカのニューシネマだと思いました。観終わって、寂しさが伝わってきましたが、よくあるロードムービーのニューシネマの寂しさとはちょっと違う。二人のこれから先が暗いものではないからでしょうか?「アリスの恋」のようになればいいんでしょうけど。女二人、犯罪に巻き込まれないといいんですが、などと思ってしまいます。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-11-14 02:24:02) 124. ジャンパー 《ネタバレ》 続編を意識して創ったんでしょうね。ダイアンレインやサミュエルジャクソンを使っておいて、このままで終わる内容じゃないですよ。ただ、自分がジャンパーなら、好きな女性の部屋の見える場所に行って、その人を観てるよなあなどと考えました。部屋の中に行こうとは思わない。嫌われるから。でも正直なとこ、この映画、もうちょっとHなシーンがあるといいなあとは思いましたけどね。あと銀行で大金、盗んでくるような人間が主人公なら、ちょっとお仕置きのあるラストでないと、映倫にひっかかるでしょ。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-23 17:14:50) 125. しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 香里奈さんが素敵だ。彼女の「火焔太鼓」は、今までむっとした表情しかしなかった彼女が一気に魅力が発散させた瞬間だった。彼女の今後に期待。関西弁の男の子も良かったし、不器用な野球解説者も自分に合った仕事がめぐってきて、話は大団円。地味な作品だけど、観終わった後、さわやかな感じがした。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-04 15:48:55) 126. 情事の終り 《ネタバレ》 彼女がなぜ、急によそよそしくなるか。その理由が爆発の後、彼が死んだと思った彼女の、とっさに口から出た神との約束。そして、迎えるラスト。あ~あ。愛する二人が一緒になって幸せになって欲しかった。不倫でハッピーエンドになった映画ってあるのかな。旦那の愛も本物だったてことかな?けなげなしいまでの彼女の真面目な性格が、逆に二人を別れさせてしまう。この後、この主人公の男性は一人で生きて行くのかな?こんなけなげなしい女性に好かれたのだから、男性のほうもけなげなしくなって欲しい。そういう段階まで描いた映画を観てみたい。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-03 20:26:38)
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