みんなのシネマレビュー |
| スポンサーリンク
スポンサーリンク
2. シンドラーのリスト 素晴らしい作品だと思いました。特にシンドラーを俗っぽい人物として描いているところに深みを感じさせられた。しかしながら、これはスピルバーグの良いところでもあるのだけど、作為的というか映画的というか、演出上とても作り込まれた絵面がリアリティを損なっていて、作品にのめり込む妨げになってしまったのが残念だった。例えば、カメラをゆっくりパンしていくと、パンした先に違う役者がスタンバっていて、次のシーンにスムーズに切り替わっていくみたいな。作為に気付かされると、ついつい演出の作法を鑑賞するモードになってしまうというか。リアリズムに徹すると、見るのが本当にツラい映画になってしまうのだろうけど。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-16 22:37:33) 3. シン・ゴジラ 《ネタバレ》 劇場で観ればよかったと後悔。これは傑作じゃないですか!前半の情報の洪水が快感。一番感心したのは、ゴジラが途轍もなく強いのだが、それを倒すため、訳のわからん超兵器みたいのを出すんじゃなくて、自衛隊とか民間企業とか外交とか鉄道などのインフラとか、オールジャパンの総力戦で打ち克つところ。あと伊福部昭のテーマの素晴らしさ。あー、キタキタ!みたいな。ゴジラの口に注水するポンプ車を見て、福島原発で注水する様子を思い出さない人はいないでしょう。ゴジラ(=原発)はとりあえず停止したけど、またいつ暴れだすかわからない。その不安とともに私たちは生きていかなければならない。メッセージ性が極めてわかりやすいところも良い。[地上波(邦画)] 9点(2017-11-30 21:19:20) 4. しあわせのパン 現実感の希薄な一種のファンタジー映画。嫌いじゃないんだけど、映画の点数としては高くつけづらいというか。原田知世ファンとしては、彼女の可愛い姿が存分に観られるのでかなーり満足しました。[地上波(邦画)] 5点(2014-11-15 14:00:24) 5. シャネル&ストラヴィンスキー クラシックファンです。「春の祭典」目当てで見に行きました。とにかく冒頭の「春の祭典」の演奏シーンは素晴らしかった! 圧巻です。このシーンのためだけにDVDを買ってもいいと思ったくらいです。しかしその後の人間ドラマは薄っぺらく思えました。全編を彩る衣装や映像美、ストラヴィンスキーの音楽は素晴らしかったのですが…。あとシャネル役の女優さんが意外に若いのに驚きました。[映画館(字幕)] 6点(2010-05-25 09:57:48) 6. 女王蜂(1978) ヒロインのキャスティングが悔やまれる惜しい作品。石坂金田一シリーズの中ではちょっと格が落ちる。[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-12-29 12:30:00)
|