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プロフィール |
コメント数 |
58 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 修羅雪姫(1973)
笑いを置きにきているわけでもなく、かといって意識していないはずもない。任侠映画を客観視して作られた新しいエンターテインメント映画って感じがした。まさにデフォルメされた世界。このあくまで亜流な温度感が心地よいし、どことなくポップで疲れない。漫画っぽい。個々のシークエンスを倒置的に表現することで、先の読めそうなストーリーでも気が抜けないし何倍も楽しめる。キルビルの元ネタみたいな事を聞いていたが、この作品の段階でその本質は補完する必要も無いほどに完成していたという事に驚いた。噴出す血の量にはもっと驚いた。[DVD(邦画)] 8点(2006-06-29 23:23:54)
2. シェルブールの雨傘
すげーな。何でこんな事しようと思ったんやろ?歌いっぱなしって。こんな作品絶対見てるほうはダルくなるはずやもん。高いハードル飛び越えた感じ。フランス語のテンポの良さとか言葉の丸みがすごい綺麗だったし、単調にならないようにしっかり展開があって見飽きなかった。ポップな音楽と画面の配色もすごく心地良かった。ただ、ストーリーの内容自体は冗長で、何か内容が無いのに必死にごまかしてる感じが否めなかった。キャラも薄いし。でも、ミュージカル嫌いはちょっと直りそうな作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-12 03:16:06)
3. 獅子座
この映画見終わってまず感じるのは、フランスっていいなぁ・・・ってこと。この映画に関してはストーリー云々よりも、パリの風景、パリの日常、革靴鳴らして歩く遊歩道が印象深い。それは、パリの美しさ!って訳じゃなくて、ロメールが愛したパリの街の素の表情なんよな。何故か懐かしいような温かさとか、美しさがある。ストーリーも悪くない。怠け者の男が遺産を相続できたりできなかったりで、ホームレス&物乞いみたいに落っこちていく・・・みたいな感じなんだけど、そんな男が中心のストーリーだからこそ、社会からはみ出た男の客観的な目線でパリという街が浮き彫りになるし、そこでの生活感がよく見える。この目線の低さで何もかも新鮮に見えた。チーズとパン、イワシの缶詰、ベンジン、新聞。この作品にはそんな日常すべてが詰まってる。ああ大好きだぁ。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-18 04:34:15)
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