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プロフィール
コメント数 2265
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  小説家を見つけたら 《ネタバレ》 ときどき、このような美しい映画に出会えると、映画を見ていて良かったと思えます。表向きは、スポーツの才能と文才に恵まれた貧しい少年の成長と成功の軌跡を描いたサクセスストーリーに見えます。ですが、映画を鑑賞していて、メインのテーマが別にあるような気がしました。 「生きている時代、生まれた場所や環境や経済事情が違っても、人として大切なものを持っていれば、そこには必ず温かい友情が生まれる。」 ジャーマル(ロブ・ブラウン)は、生まれた街の友人たち、小説家フォレスター(ショーンコネリー)、私立高校の生徒クレア・スペンス(アンナ・パキン)やコールリッジと、友情を築いていきます。もちろんきっかけは、彼のバスケの才能や、高い学力や優秀な成績、そして文才だったかもしれません。ですが、彼らみんなとの絆は、彼の誠実な人柄が作りあげた気がします。だから彼のバスケの才能だけを疎んじていたチームメイトや、彼の文才しか見ていなかったクローフォード教授は、彼と最後まで分かりあえることはなかったのではないでしょうか。そういった、人と人とのつながりに何が必要かを教えてくれている気がするのですが、それが押し付けがましくなく、心地よい感じで胸に響きました。[DVD(字幕)] 10点(2011-07-17 04:45:25)《改行有》

2.  シュレック フォーエバー 《ネタバレ》  マンネリ気味になりそうなシリーズものを、4作目にして大胆なパラレルワールドものにしての新展開。それをここまで面白く作り上げたのが素晴らしい。  確かに笑いの要素は減っちゃいました。ですがそれは今までにないくらいドラマチックなプロットに路線変更したからでしょう。まさかシュレックで感動するなんて夢にも思いませんでした。  いや、正直最初はシリーズ中一番シュレックを好きになれなかったのです。  妻に子供に友人。更には王族の一員で人々の人気者。こんなリア充な人生に、唾も吐けば毒も吐く。いったい何様やねんお前は。確かに人は、ないものねだりする生き物さ。だとしてもこの映画のシュレックはひどいんでないかい?  結局悪いやつと取引をして、自由気ままに生活できる一日を手に入れちゃうシュレック。でもそのわがままの代償はあまりにも大きすぎたのでした。ちゃんちゃん。  反省。そう、まさに自分自身を省みる物語。本当にかけがえの無いものはすでに手に入れていたのに、その価値にも気付かず自らそれを手放してしまった。あまりに切なくて、暗くなってしまいそうなプロットを、暗くなりすぎないよう見事にエンターテイメントへと昇華させている本作。最後は優しいオチでフィニッシュ。めでたしめでたし。  かなり好きです。こーゆーの。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-08-19 04:12:32)《改行有》

3.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》  久しぶりにガツンと面白い映画でした。ミステリーとしても面白いし、医療ドラマとしても面白い。  出てくる人がうさんくさい人ばかりで、誰もが怪しすぎです。  堺雅人演じる速水センター長。羽田美智子演じる花房看護師長。高嶋政伸演じる沼田副委員長。三者三様で怪しさ満点。一癖も二癖もあるこの面子に放り込まれる田口医師。そんな田口委員長も肩書きだけは持っているので、自由に病院の中を動き回れる。そしてもう一人の権力者、厚生労働省の白鳥が参戦。このシチュエーションが閉鎖的な院内の人間関係、勢力争い、陰謀を少しずつ明らかにしていくそのプロセスが面白い。  速水センター長が糾弾されるシーンから怒涛のごとくつっぱしるクライマックスは圧巻。ラスト30分のためだけにある映画だと言っても過言ではないかもしれない。  ラストのパニックは代表的な医療ドラマで同じようなシチュエーションを何回か見てきました。  ですが過去の類似作品と比較しても、最も規模が大きかったように思えます。この規模は映画ならでは。こーゆーのが見られるのが映画の醍醐味です。  興奮冷めやらぬまま終わりを迎え、なんとなくすっきりしない気持ちが残ります。それは速見センター長が3年間とはいえ、異動を命じられたから。その辺りの常識はよくわかりませんが、個人的にはそのまま病院に残ってほしかったです。[DVD(邦画)] 9点(2020-07-19 04:30:33)《改行有》

4.  シンデレラマン 《ネタバレ》  実話ベースで、伝記。剛速球で有無を言わさず感動させられた名作。  栄光、衰退、そしてまた栄光。一人の人生とは思えないくらいの激動の人生。そーゆー時代だったんですねぇ。  『株とタクシー会社設立』に手を出さず、堅実に生きていれば、もしかするとそこまで苦労しなかったんじゃ・・。なんて野暮な考えを吹き飛ばす、文句なしの王道サクセスストーリー。  また、夫婦の強い絆を描いた夫婦愛のドラマでもあります。タイトルマッチの前夜。生活がどんなに苦しくても、決して夫を責めなかった妻が、唯一激高するシーン。その理由は、危険な試合をしてほしくないから。家族を貧困のどん底に突き落としたライセンス剥奪のときでさえ、妻は教会で神に感謝していた・・!これぞ至高の愛。奥さんこそ、このストーリーのもう一人の主人公。  ポール・ジアマッティ演じるジョー。彼もまた素晴らしかった。『もっとジムを助けてやれよ』と思っていた自分が恥ずかしくなるくらい、彼も生活に困窮していた。まいった。『最後の家具を売り払って、ジムのトレーニング費用を作った』って、いったいどこまで感動させれば気が済むんだ。もう、この作品にはあまりにも見せ場が多すぎます。  ピンチヒッター戦、ラスキー戦、タイトルマッチ、何もかもがベストバウト。前予想を覆す試合ってのは、かくも感動するものです。  ラスキー戦で、KOされそうになったとき浮かぶ、苦しかった生活、子供達の顔、たまらないですね。そこからの逆転劇。  そう言えば、どん底だったジムに手を差しのべ、仕事場でかばい、ビールをおごったマイク。そのマイクの死のエピソードだけは救いがなくてつらいです。ですがそれもこの時代の一つの真実なんでしょうね。  私が一番涙したのは、お金を恵んでもらいに行くシーン。ジムが唯一悔し泣きをこらえるシーン。そしてこらえることができなかったシーン。男の悔し泣きはマジでやばいっす。  この映画は人生の喜怒哀楽をすべて表現しています。  これを見た後は、『自分はなんて恵まれているんだ。』と思えて、その日一日めっちゃ頑張れます。  でも一日経つと忘れる。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-06-09 02:11:06)(良:1票) 《改行有》

5.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》  今までのシリーズとは完全に別物。そもそも、登場人物の誰もがゴジラの存在すら知らないことが、かなり新鮮です。  ゴジラシリーズとしての側面を残しつつも、災害パニックものとしての特色が強く出ています。  言わば、『地震』や『津波』や『台風』が、『ゴジラ』に代わっただけとも言えます。  ただ災害ものと異なる点は、災害の元凶が『生物』であるため、駆逐可能、物理的な対処が可能という希望的観測があるところでしょう。また、それは映画としても、『自衛隊及び軍隊』VS『ゴジラ』という娯楽要素の強いバトルへ発展できるということです。  正直、自衛隊の演出には限界があると勝手に思っていて、全く期待していなかったのですが、これがもう凄い迫力です。この自衛隊の演出だけでも映画が一本撮れてしまうのではないかと思うほどの迫力。小規模の火器の使用から、次第にグレードを上げていく演出に、興奮が止まりません。  最大のハイライトは、米空軍の貫通型爆弾により負傷した直後のゴジラの反撃シーン。  ここで音楽が切り替わり、日本を絶望の底へ叩き落すゴジラの最終兵器がすべてを焼き尽くします。  まさに神の化身。この画作りはさすがエヴァの監督さんです。このシーンだけでも、この作品は見る価値があるでしょう。  なぜゴジラが現れたのか、なぜゴジラが東京を目指すのか。  その説明が無いのも良い。  なぜならゴジラは『災害』だから。『台風』や『地震』と同じだから。  ゴジラによる被害の合間に挿入される日常。ニュース。会議。ネット。  そのすべてが、嵐の前の静けさを感じさせるリアルな演出として成功しているように感じます。緩急の使い分けが見事です。  唯一違和感を感じたのは、やはり石原さとみでしょうか。大好きな女優さんなのですが・・・。  個人的には大杉漣の総理大臣もちょっと・・。コメディ色が強くなりすぎて・・・。[映画館(邦画)] 9点(2016-09-03 14:18:21)(良:2票) 《改行有》

6.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》  涙腺が崩壊する感動のドラマ。  わかっていても泣いてしまう。  筋が読めていても泣いてしまう。  どう転んでも泣いてしまうようにできています。  それはこの作品が、人の心の琴線にふれるようにできているからです。  『僕の貯金の46ドルを使っていいよ。』と言っていた少年が倒れる。余命わずか。息子の命を助けるため、奔走する父親はデンゼル・ワシントン。完璧に感動が約束されているシナリオです。  父親が病院を占拠する直前までのシークエンスが非常に大切。  皆から募金を集め、役所を駆け回る姿。息子はいつ死ぬかわからないのに、『役所からの回答まであと1週間。』とか、『あと1ヶ月』とか。息子死んでしまいますよ。それでも、ヤケを起こさず、ルールにのっとって、ひたすら役所を回り、治療費をかき集める両親。このシークエンスがあるからこそ、突然の強制退院によって精神的に追い詰められる父親に気持ちが入ってしまうのです。  ジョンQと共に、一人称視点で見るのか、第三者的視点で見るのかで評価が分かれそうです。  なぜなら、第三者的視点で見た時、病院を占拠するというのは、やはり倫理的に問題があるからです。  『自分の息子の命さえ良ければ、他の人はどうでも良いのか』と。それは至極真っ当な正論です。  そして私は、このケースに関して言えば、『自分の息子の命さえ良ければ、あとはどーだって良い』と思うタイプです。なぜなら、どんなに命のタイムリミットが迫っても、社会のルールの中で息子の命を助けようとした父親を、その息子の命を、先に見限ったのは世の中のほうだから。それは公的機関であり、会社であり、医療です。  映画の結末として、強いて言うならば、ドナーが間に合わず父親が死んでいたら満点。  そしていくらなんでも警察に心が無さすぎ。ですがそれ以外はすべて完璧。傑作。[DVD(字幕)] 9点(2016-05-29 02:53:00)(良:1票) 《改行有》

7.  ジュマンジ 《ネタバレ》  こういうタイプの映画は理屈抜きで本当に楽しくて大好きです。  映画だからこそ創り出すことが出来る世界を見せてくれるわけですから、本当に夢のある作品だと思います。  ゲーム好き、ファンタジー好きな自分にとっては、双六で出た目の内容がすべて真実になってしまうなんて、最高にわくわくします。更には、事情を知らない町を巻き込んでいって、次第にスケールが大きくなっていくのがまた良いんじゃないでしょうか。スケールを大きくしすぎるとしらけちゃうこともあるのですが、この映画はその辺の匙加減も絶妙です。娯楽作品として文句なし。はじめてナイト・ミュージアムを見たときの感動をまた味わうことが出来ました。(なんか、自分の中で同系列の映画にカテゴライズされています)  夢あり、笑いあり、ドラマあり、娯楽作品としてもっと評価されても良い作品だと思います。やっぱ映画はこうでなくっちゃね。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-20 01:46:42)《改行有》

8.  白と黒のナイフ 《ネタバレ》  ミステリー、法廷ものは本当に面白いです。ほとんどと言っていいほどはずれがありません。この映画も見応え十分でした。  確かに、過去の冤罪を悔いているのなら、もう少し自分の担当する仕事に慎重になるべきで、依頼人と恋仲になるなんて言語道断。そこは気になるところではありますが、それを差し引いても面白い。  最後のどんでん返しは似たような映画がたくさんあるせいですぐに読めてしまったものの、それに気付かせる小道具がタイプライターの壊れた[t]というのは最高に良い。  法廷シーンは次から次に証人が喚問され、検事も弁護士もやり手なのでかなり面白い。オチが読めても鑑賞に堪えうる、秀逸な法廷サスペンスだと思います。見て損はないでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2011-12-17 04:29:20)(良:1票) 《改行有》

9.  知らなすぎた男 《ネタバレ》 無理無理無理。無理がある。特に、最後浜辺でまだ気付かないのは無理ありすぎ。無理ありすぎなのに、最初から最後までめちゃめちゃ面白い。みんなが、「いったい何者だ。」「スーパーマンか。」と言っている人が、何者でもないのが面白すぎ。友人に胸張って「面白いよ」と薦められる映画ですね。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-06 22:42:40)(良:1票)

10.  12人の優しい日本人 2時間ずーと話し合い。なのにとても面白い。演技力と脚本だけで勝負している映画って見ごたえありますね。三谷さんの映画は、前半やや退屈なことが多く、中盤あたりからどんどんヒートアップしていくものが多いですね。この映画もそのタイプです。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-05 22:49:43)

11.  人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》  全役職オールシークレット。  いいですね。これでこそ人狼ゲームですよ。  キャスティングも最高に良かったと思います。  予言者や霊媒師に性格難アリの人物を配置。視聴者の反感を買いそうな人たちをあえて村人側に。  そして性格でもビジュアルでも好感がもてるタイプを人狼側に配置。心理的なミスリードをさそっています。  個人的には金城渚の人狼は意外でしたね~。  処刑されちゃうときの渚や菜々実の演技は同情をさそうすばらしいもの。その二人がまさかの人狼だったとはね~。  今作では人狼が襲う場面は、遠目にしか映していません。それが逆に良かった。  かたや正義感、かたや理知的で理性的、その二人の美少女はどんな気持ちで人を殺していたんでしょうかねー。  そしてなんと言っても、ラストで明かされる主人公の役職。  その役職の特性を活かして人狼をあぶりだした決着は最高でした。  惜しむらくは『た、タイトルでネタバレしちゃってますよ~。』ってとこでしょうか。  『ビーストサイド』にしろ『クレイジーフォックス』にしろ、サブタイトルがズバリ的を得ていたのが、今回は裏目に出ちゃいましたね~。  朱莉の自己犠牲のシーンも、どうせ死んじゃいないんだろうことがバレバレです。  あとついでに言うと、『死角になっているところでルール違反をしても処刑されない』のであれば、その死角のところで2、3人ずつカードを見せ合えば、簡単に人狼をあぶりだせて犠牲者は最小限に抑えられたんじゃないかな。  もっとも、それじゃ映画にならないわけですが・・・。[DVD(邦画)] 8点(2024-05-08 01:49:33)(良:1票)
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12.  人狼ゲーム 《ネタバレ》  サスペンスフルな展開。  さまざまなタイプの駆け引きや心理戦。  実は初めから張られていた伏線。  人狼ゲームというゲームそのものも面白い。  好き嫌い分かれそうな映画ではありますが、個人的にはかなり面白かったです。  自分が処刑されるとなったとき、パニックになり、大声で泣き叫ぶのはOK。でも序盤なのに、主人公の愛梨がぎゃーぎゃー言うのは過剰でちょっとうるさかった。気になったのはそこくらいですかね。  それと整合性で言うなら、『妹を生かしたかっただけ』なら、6人になったとき姉が町村誠一郎を人狼と言うのはおかしい。  それで町村誠一郎が処刑された翌日に、自分が人狼だと名乗り出れば、もう一人の人狼から妹が殺されるリスクができてしまう。  ・・・と思ったのですが、どうでしょう?  ラストなぜ多田は銃を使わなかったのか、そこだけがよくわかりません。  なんにせよ、ただスリリングな展開を楽しむだけでなく、いろいろ考えながら見られるのでそれがとても面白かった。  最後まで見た後、もう一度最初から見返してみたら、なるほど、2週目のプレイヤー2人は確かに最後に出てきていますね。  伏線の張り方も何気にうまい作品です。[DVD(邦画)] 8点(2024-04-16 02:59:13)(良:1票) 《改行有》

13.  ジャックと天空の巨人 《ネタバレ》  思っていた以上に映像がド派手。特に大きな豆の木が一気に成長していく様子は一見の価値ありです。  巨人が恐怖の対象としてちゃんと怖く描かれているのが良いですね。とりわけ巨人の登場シーンは最高に良かったと思います。  走って逃げても巨人が走ればあっという間に追いつかれる当然の理屈をきちんと描いているのが良い。  ロデリック卿の陰謀が最大の見せ場かと思いきや、そこからもう一波乱用意されていて、とにかく最後まで目が離せません。  ストーリーは単純明快。ですが物語に起伏があり、演出が良いので、ちょっとレベルの高いおとぎ話を見ているかのような満足感があります。  騎士が窯に入れられちゃうシーンや、大勢の巨人が走って追いかけてくるシーンなど、とにかく『怖さ』をきっちりと描いてくれているので予想以上に楽しめました。自分たちの城の中でまさかのラスボス登場のシーンもかなり怖かったですね。見つかったかと思ったら鏡。そんなちょっとしたスカシなど、映像の力だけに頼っていないのが良い。モンスター映画としての面白さがいっぱいつまった隠れた名作。アクションとしてもサスペンスとしてもアドベンチャーとしても申し分なし。  最後は英雄になった主人公ジャック。  お姫様とも結ばれて最高のハッピーエンド。  年代問わず楽しめる爽快なエンターテイメントに仕上がっています。  [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-15 03:25:13)《改行有》

14.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》  お仕事系ドラマ。家族愛。そしてサクセス。  主人公カールを演じるのはジョン・ファヴロー。ビジュアル的にはただのオッサン。でも有名シェフで人望有り。きれいな元奥さんや彼女とも仲が良い。部下も息子も慕ってくれる。店を開けば人気者。独立し、自分が本当にしたい仕事で大成功。  まさにこれは、アラフォー、アラフィフの願望をつめこみまくったサクセスストーリー。  40代中間管理職の私にとってまさにツボな映画。  極端にデフォルメされたキャラは登場しない。ハラハラドキドキなハプニングも一切なし。でも嬉しいサプライズがいくつか用意されているので、ハッピーなドキドキには事欠きません。  刺激も毒気も少なめですが、コロナと仕事で心身ともに疲れきっている今にぴったりの作品でした。  家族っていい。夫婦っていい。仲間っていい。子供っていい。仕事っていい。  すべてに前向きになれる応援ソングのような映画。こんな映画があったっていい。[DVD(字幕)] 8点(2020-09-27 03:27:43)(良:1票) 《改行有》

15.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》  この映画を見て『浮気は良くない』と言うのは野暮。『若さゆえの・・・』『一時の気の迷い』『よくあるラブコメ』『上手くいきすぎ』『予定調和』、全部野暮。  ソフィーがかわいい。3人の掛け合いが楽しい。50年前の手紙が見つかるなんてロマンチック。みんなハッピーエンドでめでたしめでたし。こうやって素直な気持ちで楽しむのが一番です。  ソフィーとヴィクターはダメになっちゃったけど、ヴィクターはダメな人ではありません。ちょっと自分の夢に一途になりすぎただけ。二人の破局のシーンは辛かったけど、ヴィクターは自分の夢をかなえようとしている。ヴィクターはヴィクターなりのハッピーエンドを迎えたのだと思うようにしたいです。そうすれば、この映画は全員が幸せな結末を迎えたことになります。幸せな気持ちに浸れます。  嫌な人間が一人も出てこないので、そのプロセスにおいて物足りなさを感じてしまう人もいるでしょう。  でも休日の昼下がり。のんびり観るのにこんなに良い映画はありません。  ラブコメ及びハッピーエンドの定番。万人向けの良作。  ヴィクターや『ジュリエットの秘書』であるお姉さま方。旅先で出会う『紳士ロレンツォ・バルトリーニ』のみなさまがた。そしてクレアとソフィーとチャーリーは、まるで3人の仲良し親子を見ているかのよう。この魅力的な人々と、イタリアの町並みとその夜景の美しさに、ちょっとだけ基礎点プラスです。[DVD(字幕)] 8点(2019-06-03 12:13:14)(良:1票) 《改行有》

16.  しあわせの隠れ場所 《ネタバレ》  実話。でも映画としての味付けにより、エンターテイメント性のある物語へと昇華されています。『実話』という大義名分におんぶに抱っこではなく、ちゃんと娯楽作品にしてくれているのが嬉しい。  感動を促す音楽が好き。ベタだけど良い。愉快なシーンで笑い、感動的なシーンでじーんとなる。映画としてのバランス、見せ方がじつに良い。  あまりにも出来すぎた家族。強く優しい母リーアン。冷静に温かく見守る父ショーン。美人で優しい娘コリンズ。元気で明るいS・J。コリンズが図書室でマイケルのところにやってくるシーン。S・Jとマイケルがアメフトのトレーニングをするシーン。父ショーンがマイケルの緊急連絡先を自宅にしちゃうシーン。リーアンは言わずもがな。家族の温かさ。人の善なる部分。そういったものをさりげなく感じさせてくれる演出がとても良い。  序盤はマイケルが心を開かずほとんどしゃべりません。親切にしてもらいながらちょっと失礼じゃないかと思っちゃう心の狭い私。でもそれが後になって効いてくる。相変わらず口数は少ないものの、テューイ一家と普通に会話するシーンが、日常の1コマにすぎないのに感動を呼び起こす。  派手ではない。毒気も無い。でも笑って感動して、家族で見るのにベストな映画だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-04-20 13:30:00)(良:1票) 《改行有》

17.  シムソンズ 《ネタバレ》  カーリングなんて興味ないし、オリンピックも観ていません。でもこの映画は面白かったです。  最初のほうで、『カーリングはこういう競技です。』というビデオを主人公達が見てくれる親切。こーゆーちょっとした気配りがあるだけで、この映画はきっと良い映画なんだろーなーと思えます。  キャストの個性が良いですね。4人+コーチという人数設定も絶妙。やたらアグレッシブに走り回る和子。メガネを外したら美人あるあるの菜摘。実際こーゆー女子高生いそうって感じの一般人代表史江。誰もがその魅力を出し切っています。  美希に関しては、悪くはないんですが、あからさまに作りこまれたツンデレキャラがちょっと不自然かも。美希だけはちょっと作り物っぽい感じがしますね。  まあ、だとしても、4人が特訓する様子を描いていくシークエンスは、とにかく楽しい。まさに青春という感じ。でも嫌味はない。気恥ずかしさはある。流木に書かれた『simsons』なんて超ベタで、ありがちで、臭い演出なのに、それを素直に受け入れられてしまう不思議。  やっぱ若いって良いですね。皆で一つの目標に向かって紆余曲折ありながらも頑張る姿に、まるで自分が学生の頃に戻ったかのような錯覚を覚えます。そーゆー爽やかな味わいがある一品。  ラスト、負けちゃうんだけど、そんときのエンジェルスの嫌味な女の謎の拍手。エンジェルスのコーチも嫌なヤローなんだけど、『今度飲みに行くか』と、突然の歩み寄り。無名のシムソンズにやたら肩入れするメディアの人間の存在。気になる点は、結構いっぱいあります。  ですが、大筋のストーリーと構成は文句なし。キャストも良ければテンポも良いし、コメディタッチで楽しいので、最後まで一気に見られる良作に仕上がっています。[DVD(邦画)] 8点(2018-04-29 22:31:25)(良:2票) 《改行有》

18.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》  映画館で見られなかったことをこんなに後悔するのは初めてかもしれません。  ああ、映画館で見たかった・・・。でもブルーレイでも、まじで恐竜がいっぱいだったので大満足です。  オープニングで、テーマパークへの入場を疑似体験。このわくわく感がたまらない。  『こんなテーマパークがあるのなら、自分も行ってみたい。』そう思わせるほどの感動です。  この感覚は、ハリー・ポッターの1作目にも通じるものがあります。  『これからなにが始まるんだろう』という期待感。それがこの作品にはあります。  草食恐竜と大自然に癒され、感動し、肉食恐竜に恐怖する。これこそが恐竜エンターテイメントでしょう。  パニックものとしても定石を踏んでおり、安定した完成度を見せています。  序盤はまだのんきに構えているんですよね。  『警戒レベルを1に』とかほざいちゃって。麻酔銃で何とかしようとしちゃって。スタッフはみーんな『まさか』と思っていて、そんなに危機感を感じていない、それが後半へのパニックへとつながっていく。この辺の演出は結構巧みだと思いますよ。  『麻酔部隊』全滅、ヘリ墜落、プテラノドン脱走。スタッフの顔色がどんどん変わっていくわけです。この辺りが好きですね~。お約束好きの私にはたまらんのです。  今作では、登場人物たちの感情の動きが、セリフや表情によく表れているようです。感情が見えると、こちらもより物語に入り込みやすく臨場感が出て面白さが増します。  確かにこーゆーパニックものでは、登場人物たちの馬鹿な行動は非難されがちです。ですが個人的には人間らしくて好きなんですよね。ここで完璧な対応ばかりされたら、ATMみたいで引いてしまうかもしれません。油断、慢心から生じるジャッジミス。人間らしくて嫌いじゃないです。  『檻から出てったと思い込む』『ラプトルをインドミナレックスと戦わせる』すべて人間の慢心から生じるもので、無いとは言い切れません。  個人的には、そんなことより突然昼から夜に変わったことのほうに違和感を覚えます。せめて夕焼けのシーンくらい欲しいですかね。  それに、恐竜に知性を与えすぎたり、殺すことそのものを楽しんだり、あまり擬人化させすぎちゃうのが好きではありません。  あくまで〝太古の生き物が現代に蘇る〟という夢のようなシチュエーションにロマンがあるのだと思います。  いろいろ文句も書いちゃいましたが、随所にユーモアをちりばめていて、恐竜エンターテイメントしての『怖さ』と『面白さ』の両方をしっかりと見せてくれました。  『あ、ボーイフレンドがいるんで』  唯一既成のパターンを崩す名場面です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-01 12:27:12)《改行有》

19.  シリコンバレーを抜け駆けろ! 《ネタバレ》  ドラマ性の強いコメディで、サクセスストーリー。  夢を追う主人公が、落ちこぼれ3人とチームを組み、逆境に次ぐ逆境から最後は栄光をつかみます。まさに私にとって、どストライクの映画です。  大企業の第一線で活躍する主人公。しかし誇りを持つ仕事をしたいと、技術系の会社へ転職。そこで、人間的には落ちこぼれだけど、技術者としては超一流の3人と、1台99ドルの格安PCを作り上げます。  このPC、格安なだけではありません。まさに『あったら良いな』を体現した夢のようなPCで、超クールなんです。  いいですねー。夢があって凄く面白いです。  いろいろ人間的な欠点を抱えていたメンバー。チームの夢をかなえるために四苦八苦。少しずつ自分の短所を乗り越えていきます。それはもう見ていて気持ちが良いもんです。頑張る4人にずっと感情移入できます。  次から次へと妨害があり、逆風が凄いので、ラストの緊張感とカタルシスは半端ないです。  ですが、正義の鉄槌がくだるのが、アイデアを横取るフランシスだけってのが、何とも物足りないです。  99ドルのパソコンを完成させるなと圧力をかけてきた大企業の社長。負け犬呼ばわりした元カノ。この辺りにも何らかの『罰』や『後悔』を与えてくれたらもっともっとスカッとしたんですけどね。  とは言え、この作品は、笑いあり感動ありで、かなりの掘り出し物。  主人公アンディは騒いでばかりで何も作っていない気はしますが、そんな細かいことが気にならないくらいスカッとする気分爽快でご機嫌な映画です。[DVD(字幕)] 8点(2016-05-27 12:46:54)《改行有》

20.  真実ゲーム 《ネタバレ》  ミステリー要素がかなり強い作品です。ホラーではありませんね。  この作品の真相は同性愛。この頃の韓国映画って、こーゆーの多い気がします。  ここからは壮絶なネタバレします。  女子高生のハン・タヘとヨンジュは相思相愛。しかしヨンジュは自殺。タヘはヨンジュが好きだった歌手、チョ・ハロクのファンクラブの会員になり、利用できるものは何でも利用して、会長にまでのぼり詰めます。  ところがチョ・ハロクは盗作疑惑と麻薬によって破滅寸前。タヘは今は亡き愛するヨンジュのため、チョ・ハロクを人気絶頂のうちに殺害したのがすべての真相。  まずこの『真実ゲーム』が面白いのは、ミスリードが非常に多くあることです。冒頭のレイプシーンですらミスリードという徹底ぶり。タヘにとっては、ヨンジュのためというのがすべてであって、それ以外のことはどれも取るに足りないことだったのでしょう。  ですからストーリーは二転三転します。興味が尽きることはありません。とにかく、『真実』がどうしても知りたくなってしまうのがこの『真実ゲーム』という映画の醍醐味なのです。  逆に弱かったのは動機の描写でしょう。特に、タヘのヨンジュへの想いというのが、全く描ききれていません。タヘのヨンジュへの歪んだ恋愛感情が、より深く、鮮明に描かれていれば、タヘの異常性や猟奇性というものをより強く感じ取れたかもしれません。それはイコール、ラストのオチへの説得力にもつながると思うのです。丁寧に描かれるべきはその『動機』でしょう。  ついでに言えば、ヨンジュの死もかなり唐突です。更に、彼女の死因、自殺なのか他殺なのか、それすらもはっきりとは示されません。つまりは、ストーリーの鍵を握るタヘとヨンジュの行動原理に不可解な点を残したまま、ラストのネタ晴らしへといってしまうのが、この作品の一番の減点ポイントです。  『問題』は大変面白かったのに、その『解答』を教えてもらってもなんかピンとこない、といった感じでしょうか。  それでもこの作品のもつパワー、えげつなさは凄まじいものがあります。  私個人としては、傑作の部類に入ります。[DVD(字幕)] 8点(2016-04-05 13:52:58)《改行有》

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