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プロフィール
コメント数 614
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  静かなる決闘 《ネタバレ》  三船敏郎って人は、こういった物静かで知的な男性を演じても上手いんだなぁ……と、再確認。  ただ、野性味の強い人物を演じた際に受ける「凄い」という印象に比べると、やや薄味な「上手い」という印象になってしまったのが、寂しいところでしょうか。  本作の白眉としては、やはり「主人公の恭二が看護婦を相手に、心情を吐露する場面」が挙げられますね。  それまで溜めに溜め込んだ想いを、一気に爆発させた感があり、圧倒されました。  徹底的に善人であり続けた彼が「破廉恥な男の、穢れた血液」と言い捨てて、椅子を蹴り付ける様も、衝撃的。  そんな人間らしい感情の発露も、すぐに収まって、再び元の「献身的な医者」に戻る姿には、感服の念を抱くと同時に、何処か物悲しさすらも感じられて、非常に味わい深い名場面となっていました。  その後、梅毒の恐ろしさを更に思い知らせるように、あるいは観客の溜飲を下げるかのように「主人公に病原体を感染させた元凶」に罰が当たる展開になったりもする訳ですが、これに関しては、正直蛇足にも思えましたね。  勿論、こういったシーンがあるからこそ、エンタメとして成立するのだという事は理解出来るし「観客の望むものを提供する」という目線を持ち合わせている辺りが黒澤監督の凄さだとは思うのですが、いくら何でも「主人公の目の前で、彼を不幸にした元凶が更に不幸になる」というのは、都合が良過ぎるんじゃないかなと。  そもそも、彼と再会したのも、彼の妻を担当する事になったのも偶然な訳だから「破滅するのを見せ付ける為に、わざわざ再登場させたのだ」という強すぎる作為を感じてしまい、今一つノリ切れませんでした。  観客としては、最後まで婚約者の女性に真実を明かさなかったという主人公の選択に対しても、疑問符を抱かずにはいられない訳ですが、これに関してはラストシーンにて 「アイツはね、ただ自分より不幸な人間の傍で、希望を取り戻そうとしているだけですよ」  と主人公の父に語らせる形で、彼を全肯定せずに終わってみせた為、さほど気にならず。  推測になるのですが、彼の選択は「彼女を思いやっての事」という理由だけでなく「愛する人に、自分が梅毒であると知られたくない」という自尊心も大きく作用していたように感じられるのですよね。  本当に彼女の幸せだけを考えるなら、やはり告白すべきだったと思いますし、それが出来なかったのは何故かと考えると、どうしてもそんな結論になってしまいます。  つまり、彼女に告白しなかった事を自らの「罪」として考えているからこそ、罪滅ぼしの為に「聖者」と呼ばれるような、献身的な医者になれたのじゃないかな、と思う次第です。 「人間って、俯いて歩いたらダメですよ。ちゃんと胸を張って、上を向いて」  という励ましの言葉は、看護婦さんに対する優しさだけでなく、主人公が自らに言い聞かせる気持ちもあったがゆえに、生まれた代物なのでしょうね。  全体的に暗い雰囲気の映画であった中で、最後は前向きな、希望を感じさせるメッセージと共に完結してくれた辺りは、何やら救われる思いがしました。[DVD(邦画)] 6点(2016-09-15 21:18:30)《改行有》

2.  市民ケーン 《ネタバレ》  本屋に置かれている廉価版ソフトの帯に「映画史上ベスト1の名作」なんて書かれていたりする本作。  そこまで堂々とされてしまうと、ついつい天邪鬼根性を起こしそうになるものですが、やはり素晴らしい品だなぁ、と感嘆せずにはいられない一品でしたね。  作中人物達が知り得る事が敵わなかった秘密「バラのつぼみ」が何であったのかを、観客だけが知る事になるラストシーンが特に秀逸。  また、終盤にてケーンが邸内を彷徨う際に、合わせ鏡の中にケーンの像が無数に移り出される場面なども「結局、自分一人だけしかいないのだ」という、主人公の孤独を台詞無しに伝えてくれる映像表現として、背筋が震えるような感動を覚えました。  色々と曰く付きの問題作でもあり、そういった事が後世の評価に影響を与えているのかも知れませんが、背景情報などを考慮せずとも、充分に楽しめる品であると思います。[DVD(字幕)] 10点(2016-04-02 07:28:22)《改行有》

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