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21.  SUPER8/スーパーエイト(2011) ゾンビ映画とともに『東京公園』とのもうひとつの細部的な類似は、相手を正面から真っ直ぐに見据えることによる、相互把握と理解というモチーフだろう。 メディアを介さず、素の眼差しで互いを見詰め合うことで、差異を超えて互いの個を把握する異星人と主人公の少年。 その視覚的コミュニケーションの主題は、単なる映画史的ノスタルジー以上に、9.11報道を経て「異質な者」への偏見と連鎖的憎悪が煽られていく現代の課題として、共産圏への憎悪の時代を背景に発展的に変奏され、問いかけてくる。 映画の中で強く印象に残る場面は数多いが、 ナイトシーンの随所で不規則的に画面を輝かせるブルーの光の帯。タメの場面で静かにざわめく木々の不穏な音。駅でリハーサルを行うエル・ファニングの驚異的な変貌ぶりなどをとくに挙げておきたい。 [映画館(字幕)] 7点(2011-07-10 21:42:40)《改行有》

22.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 設定の同時代的改変やら考証のおおらかさなどは、当然ながら映画としては欠陥でも何でもない。行動理由・動機・意義・目的を登場人物自身の台詞で易しく解説してしまう作風も従来の山崎作品通り、浪花節的な誇張芝居も照明の無頓着も相変わらずなら、落胆もしない。 売りであるVFXはどうか。主役たる戦艦のCGは単に精巧なメカニックとしてあるだけで状況説明に留まり、威風や雄姿や苦闘・悲壮を演出する工夫をことごとく欠く。技術だけで、見せ方の芸が無い。 爆撃機が空母から離艦する瞬間、重力で一瞬下に沈む。破損口から噴煙を引かせる。砲撃の威力を反動で表現する。旧作のそういった細部へのこだわりと確信的「嘘」が逆に絵に質量を与え、映画としてのリアルな感覚を実現していたことが理解できているのかどうか。 カウントダウンのさなか、敵機群が体当たりを仕掛けてくるのを艦を横転させて間一髪で回避しつつ、艦載機を収納しそのままワープに突入するという場面。最もケレン味溢れるべきアクションシーンの盛り上がりの無さ、淡白で平板なコンテに悲しくなる。黒木メイサの回収シーンも、爆煙からの登場シーンも然り。それこそ艦が「見得を切る」べき場面だろう。 時間と予算の制約の中でセットを組むのなら娯楽ルームではなく、機関室なり、ワッチ室なり、砲室なり、厨房なりの労働現場であって欲しい。前半の地下居住区で、『ターミネーター』の未来世界よろしく困窮した少年の姿を映すのなら尚更だ。艦内の労働の描写が圧倒的に不足しているから艦内実写と艦外CGを何度繋ごうが、結果として本来の主役である「艦」は生きてこない。 複雑な造型の宇宙戦艦が手書きトレースの丹念な動画によって生命感を得る、創意と気概溢れるオリジナルの感動はこの新作の映像からは得られない。 [映画館(邦画)] 3点(2010-12-18 01:03:44)《改行有》

23.  ストリート・オブ・ノー・リターン 開巻の人種暴動の混沌から一気に作品世界に引き込む豪腕。その群衆とゴミ屑の派手な散乱状況の強烈なインパクトは、『裸のキッス』冒頭のバイオレンス以上の過激さでS・フラーの軒昂ぶりを表すと共に、後のロサンゼルス暴動をも的確に予見してみせる。陽光なのか、ヘッドライトなのか、雨に濡れた街路を浮かび上がらせる強い逆光の幻想的な美しさ。港、そして屋敷内の攻防のなかに充満する、むせるようなスモーク。放水のしぶき。いずれの造型もその過剰さ・大胆さが際立つ。ラストのロマンチシズムといい、活力が全編に漲っている。[DVD(字幕)] 8点(2010-03-31 11:43:22)

24.  スペル ヒロインが通勤する車の中で「round」「around」の発声練習をする登場場面は、農家出身でキャリア志向である真面目な彼女のさりげない人物描写でもあり、この後「開いた口」に執拗に襲い掛かる災いのささやかな予兆ともなり、さらにコイン・ボタン・ケーキ・円卓などの円形や様々な形で登場する「hole」、周回するキャメラといったモチーフにも遠く連関しているといえる。そうした何気ないながら一貫した細部もまた、メリハリのあるストーリーテリングに寄与している重要な要素だ。風やノイズ音、影やミラーを程よく用いた恐怖演出、等身大の女性像を造形するエピソード群とクロースアップ挿入の効果が生む彼女への感情同化作用のねらいも非常に手堅く、巧い。随所のコミカルな味付けも絶妙だ。(個人的に最も可笑しかったのは、あのスケープゴート(山羊)のとぼけた表情。)また、この映画でも列車の往来が世界を分断しているのが興味深い。 [映画館(字幕)] 7点(2009-11-22 12:40:29)《改行有》

25.  ストロベリーショートケイクス ルームメイトの二人が夜の屋上で会話している。二人のコミュニケーションのずれが遠景を横移動する上下線の電車灯の動きで明快に示されている。位置関係からタイミングまで絶妙だ。池脇千鶴がベランダのブランコから消灯する東京タワーに向かって語りかける場面の的確なタイミングも然り。ハムスターを埋葬している岩瀬塔子の背景の鉄道高架を走る電車に反射する夕陽の光線などなど、奥の情景にある機械的な光の運動に手前のドラマをあくまで自然に組み合わせていく緻密さ、芸の細かさは見事といってよい。発車寸前の電車デッキ内でのやりとりも臨場感に満ちて素晴らしい。各々個性的な携帯電話着信音や、各人各様の置き時計の機械音など、音の感覚も鋭敏かつ繊細である。[映画館(邦画)] 8点(2009-10-24 20:52:36)

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