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プロフィール
コメント数 886
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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評価順12
投稿日付順12
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21.  スノーピアサー 《ネタバレ》 ポン・ジュノのハリウッドデビュー作というより、ハリウッドスターが出演する韓国映画という表現が正しいか。でなければ、ソン・ガンホも娘役のコ・アソンも、キャプテン・アメリカと最後まで活躍しないだろうし、ねちっこい暴力表現も、どこか珍妙な味わいもなかっただろう。フランスの劇画が原作とは言え、荒唐無稽な設定で、別に列車を走らせなくてもいいような・・・そんな部分を許容してしまうのは、次の部屋に何が待ち受けているのかのワクワク感に、維持し続ける社会システムの暗喩というのもある。踏みにじられた者たちの反逆という王道のテーマを掲げながらも、行き着く先は倒される権力側になってしまう皮肉さ。恐らく黒幕が作り上げた"ユートピア"を破壊し、新世紀のアダムとイブが現れても同じことが繰り返されるのだろう。現状維持が良いか、リスク覚悟で未来を変えるか、そんな現代社会と折り合いを付けるしかない。副大統領役のティルダ・スウィントンが儲け役。面白い。これほど滑稽で活き活きと演じている彼女が一番楽しそうだ。[映画館(字幕)] 7点(2017-05-29 19:37:46)

22.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 ハリウッドのSFとは対極の、いやこれはSFと呼ぶべきなのかと思うくらい、特殊効果も劇的な展開も排された"散歩映画"。なのに、隔絶された廃墟の生命を湛えたような超現実的さ、何か起こるかもしれない不穏な空気が、SFかもしれない矛盾性を孕んでいる。ゾーンしか居場所のない案内人、名声欲しさの作家、希望をちらつかせるゾーンの爆破を目論む教授。どの男も自分の正義を振りかざし、理屈を捏ね繰り回してるに過ぎない。結局、平行線をたどって部屋にも入らず戻ってきてしまうわけだが、ここぞってときの命欲しさや現状維持が勝ったのだろう。神聖な領域に踏み込むにはリスクを要し、こうして現実が続いてきた。対する案内人の妻の、地に足のついた台詞が印象に残る。大変だとは分かりつつも、完璧な男との単調な生活より欠点だらけの夫を受け入れた。それが活きることなのだと。タルコフスキーならではの、富と名声といった目先の奴隷にならない、当たり前の生活の大切さは今回もブレていない。[DVD(字幕)] 5点(2016-12-27 00:29:41)

23.  スリーパーズ 【法廷もの】が一つのジャンルとしてカテゴライズされているようにアメリカは訴訟大国。感情的な日本と合理的なアメリカではあまりに価値観が違いすぎるから、評価が分かれるのは当然だろう。たとえ犯罪による自業自得だとしても、それはそれ、これはこれ。どちらが人権的に先進国なのか後進国かなんて不毛で、『スタンド・バイ・ミー』みたいな悪ガキ達の友情ものとして見た方が正解な気がする。にしては豪華キャストの割にみんな影薄く感じるくらい地味で暗いお話でありました。[ビデオ(字幕)] 5点(2016-12-19 22:26:27)

24.  ズートピア 《ネタバレ》 ディズニーにしてはかなり踏み込んだ内容で、夢を叶えるための厳しさ、頑張っても報われるとは限らない残酷さ、人間以上の体格差と第一印象で形作られた偏見と差別が、オブラートに包まれながらもエグみを効かせている。それでも、現実世界そのもののズートピアを変えていこうとする主人公の信念が、嫌な奴だった詐欺師や署長の心境を変化させていく。黒幕の正体ないしその填末について、終盤で分かってしまったが、自分自身の身の丈をよく知り、己を信じることが出来なければダークサイドに堕ちてしまう危うさが現実世界以上というのはあまりに皮肉だ。社会を変えていくのは我々そのもので、その手段が正しいか間違っているかの違いに過ぎない。ウサギとキツネの凸凹コンビの掛け合いが、シビアな世界観において清涼剤になっていた。[映画館(吹替)] 8点(2016-05-16 20:36:51)

25.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 流石オスカー好みの内容。でも、作品賞受賞は消去法的。堅実な演出に、的確なキャスティング、多くの情報量を2時間強でまとめた脚本。優れた映画には違いないが、非キリスト教圏の日本では馴染みの浅い実話であり、知っていることを前提に作っているわけだから、ショッキングな題材の割に台詞と情報だけで交わされる展開についていくのがやっと。直接的な性的虐待を描写しなかったのは良いとしても、あまりの淡白さにすぐ忘れてしまうだろう。記者及び被害者が報われるカタルシスに欠けているというか、かと言って盛りすぎても不自然なので難しいところ。地道に取材を重ねるジャーナリストの執念に、ロールシャッハ(ウォッチメン)の「真実こそが正義」が頭に浮かんだ。[映画館(字幕)] 5点(2016-04-17 23:04:44)(良:2票)

26.  ストリートファイター(1994) 《ネタバレ》 「何でガイルが主役?」 「何でサガット以外の四天王の名前がシャッフル?」 原作ゲーム経験者の自分には違和感が湧いたが、 前者はアメリカではガイルが大人気であり、戦友の仇討ちというバックストーリーがあるから。 後者は登場キャラクターにマイク・バイソンというボクサーが存在し、 肖像権侵害でマイク・タイソンからの訴訟を避けたいという大人の事情があるから。 なお、サガットは初代の原作ゲームに登場し、既に商標登録済み。 そういう部分を抜きにしても、「スタッフは本当にゲームをしたことがないんだな」と言わんばかりの原作破壊と キレのない再現度低しのアクションばかりで『ストリートファイター』と名乗って欲しくない。 ヴァンダミングアクションとして見れば、2点スレスレだろう。 これがラウル・ジュリアの遺作で続編を匂わせるラストカットが皮肉すぎる。[地上波(吹替)] 2点(2016-04-15 22:20:18)《改行有》

27.  STAND BY ME ドラえもん 《ネタバレ》 何が「ドラ泣き」だ。 監督に山崎貴がクレジットされている地点で御察し。 『のび太の結婚前夜』『帰ってきたドラえもん』を始めとした名編を捻りもなく貼り付けただけで、 わざわざCGアニメで表現する意味があったのだろうか? 中途半端な生々しさと質感がかえって感情移入を遠ざけている。 上記2つのエピソードを無理矢理捻じ込んだために、各キャラの掘り下げが浅く、一貫性がない。 特にドラえもんの心境変化が唐突過ぎるのが致命的。 ここが泣き所だと言わんばかりにだ。 それにのび太には最後までイライラさせられた。 ドラえもんとの別れという通過儀礼で成長していくならまだしも、 それを否定する結末を感動(のゴリ押し)と履き違えている制作陣には辟易するしかない。 他作品でも言えることだが、「これで感動するだろう」と上から目線で安い涙を絞らせる監督の姿勢が大嫌いだ。[地上波(邦画)] 2点(2015-11-16 19:50:04)(良:1票) 《改行有》

28.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 公開当時、過剰にセンチメンタルで楽観的な演出に"キャプラコーン"と揶揄されて監督は干されてしまった。しかし、25年後のベトナム戦争で疲弊した兵士によって再評価された名作である。確かに溜めに溜めたクライマックスの爆発力は凄いが、時代が変われば評価も変わる。社会に出れば、どう足掻いても変わらない理不尽な現実に捻くれて、素直に感動することが出来ない人も少なくないのではないか。自己肯定感が低く、不幸を嘆くジョージはハンサムで家庭があるだけまだマシだ。ただ、今は貧困格差固定で結婚も子育てもできる余裕もなく少子高齢化、自殺や孤独死が顕著になった無縁社会で、現実逃避するようにネットでクリエイターぶって他者から承認欲求を満たそうとしても飽和して見向きもされない、もはや"代わりはいくらでもいる"時代である。努力しても報われるとは限らないことを誰もが理解しているし、食い繋ぐための非正規雇用で心身消耗して死を待つだけの下流中高年が見ても、当たり前のことが出来なかった自分にむしろ絶望してしまいそう。そういう意味では、感動的な大団円には歯痒さを感じてしまうのである。既存の価値観が崩壊していく現在、21世紀の『素早らしき哉、人生!』を撮れる監督はもう現れないかもしれない。[DVD(字幕)] 5点(2015-09-11 19:03:11)

29.  スタンド・バイ・ミー 《ネタバレ》 食わず嫌いだったがやっと見ることができた。見ている間より、見た後にジワジワくるタイプの映画。上映時間が89分というコンパクトさの中で濃密な人間模様が描かれる。冒険ものなのに目的が"死体探し"というあたり、ホラー作家のキングらしさが垣間見えるが、誰もが体験して二度と戻れないかけがえのない少年時代を見事に切り取った監督の手腕も大きい。鉄橋で機関車に追われるスリリングなシーン、キャンプで華を咲かせる下ネタ話、4人に影を落とす複雑な生活環境、初めて見る死体と手柄を横取りしようとするチンピラへの反抗……これらの経験がなければ、彼らは狭い世界の中で偏狭な大人達と同じ轍を踏んでいたかもしれない。弁護士になったクリスがある意味借りを返される末路に、リバー・フェニックスの死と重なり、皮肉にもこの映画を印象深くさせている。進学で疎遠になったかつての友人・クラスメイト達、現在彼らがどうしているのかと思いを馳せる。良くも悪くもあの瞬間はもう戻らないのだから。[インターネット(字幕)] 8点(2015-05-19 00:35:54)

30.  スーサイド・ショップ 《ネタバレ》 "自殺専門店"という特異な設定と監督がパトリス・ルコントということに興味を持った。いや~、これほどなまでにブラックな笑いに満ち溢れ、躊躇することもなく次々に人が自殺していく。しかもミュージカルが時々挿入されるため不謹慎さが倍増。日本で似たようなものを作ったら間違いなく問題になっただろう。表現の自由を第一に考える自由主義のフランスならでは。やがて次男のレジスタンス活動により、家族も心の奥底では分かっていた生業に違和感を持つようになって、生の歓びがネガティブな空気と対比して際立っていく展開が痛快。それでも「人生は素晴らしいけど強制はしないよ」というスタンスで、最後の毒入りクレープで死んでいく男と死んでも救われなかった亡霊を見るに、フランスならではの苦みと皮肉を感じるハッピーエンドだ。これを見たらある意味で自殺する気になれないかもしれない。ちなみに元になった"ミシマ"は名字であって、"ユキオ"が正しいんじゃないの?[DVD(字幕)] 7点(2015-01-17 11:06:09)

31.  スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 原作が日本のサブカルチャーに精通したコミックであり、そのためか漫画的表現をそのまま実写に用いたり、敵を倒せばコインが散らばるシーンも現実として描く。サブカルチャーと共に育った人以外には着いていけない作り。また、主人公及びヒロインに感情移入できないのも大きいかと。無責任であっさり振っちゃうあたりは、日本と欧米の恋愛観の違いか。振られた中国系の少女は主人公にストーカーするわ、痛いキャラではあるがまだ好感が持てる。彼女の成長物語として描いた方が本編より面白そうな気がする。それを抜きにしても、この実験精神あふれるセンスはエドガー・ライトらしいと言えばらしいし、一応のクオリティはある。[DVD(字幕)] 5点(2015-01-07 23:27:09)(良:1票)

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