みんなのシネマレビュー
あろえりーなさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345678910
投稿日付順12345678910
変更日付順12345678910

61.  スマーフ 《ネタバレ》 なかなか良かったと思います。ストーリー的には定番の運びで、 子供向けの内容ではあるけれども、とても微笑ましい、見終わった後に 楽しい気持ちになるような、そんな作品に仕上がってます。 スマーフたちが住む、森の中の村が凄く美しくて思わず見とれちゃう。 CGと実写の融合も見事な出来映えだし、良作だと思いますよ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-02-16 00:19:11)《改行有》

62.  スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション 《ネタバレ》 なんだかんだ言って、このシリーズ全部観てますからねぇ。前作は映画館で観たけど、緑と赤のフィルムの3Dメガネで、あれを2時間かけて観てたら目が痛くなったのを覚えています(笑)。今回のは最新の3Dで、しかも劇場では匂い付きカードが配られて4Dとして公開されたんだとか。そうなると、もし次回作があるのなら次はなにをプラスするのかしらと楽しみでもあります。まぁそれはともかく、相変わらずのB級街道で凄まじいまでの下らなさなんですが、「過ぎ去った時間は取り戻せないんだ。だから時間を大切にね!」というメッセージは子供だけでなく大人にも訴えかけるもので、子供が子供でいる時間は短いのだから後悔しないようにというメッセージが込められていてファミリー映画としてもグッドです。前作から8年ぶりに登場した姉と弟がびっくりするほど成長していて、個人的にはそれが一番の見どころだったかも(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-02-08 19:36:45)

63.  スピーク(2010) 《ネタバレ》 これは、映画館で見るとけっこう怖かったかもしれないね。 手法的には、いわゆるモキュメンタリーというやつで、 廃墟ホテルに映画製作チームが突入し、様々な恐怖体験に襲われるという内容。 まず思ったのは、ずっとノーカットで回し続けてると言う点。 これは制作者達の純粋な挑戦と言うか、心意気のようなものを感じるし、演じてる本人たちも長々と台詞を覚えたんだろうな~、大変だな~なんて思いをはせながら鑑賞していました。 ただ、ドキュメント風に見せているが故に、それが逆に不自然さを表に出しちゃってる。例えば、カメラを床に置いても、常に登場人物がいい具合に入りこんできたり、カメラにノイズが入る(たぶん霊が来た事を表現してるんだろうけど)その映像が嘘くさすぎたり。そしてまた、霊の出方もかなり堂々としたりして、このへんはアメリカ映画らしいかなと思う。まぁ、完全なお化け屋敷ムービーなので、みんなでキャーキャー言いながら鑑賞するのが一番ふさわしい見方なんだろう。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 00:43:11)《改行有》

64.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 主人公の少年は、まさしく監督のJ・J・エイブラムスその人なんでしょう。彼の世代は、ビデオカメラじゃなく「スーパー8」という8ミリのカメラが主流だったので、その当時の映画少年達はみんなこのスーパー8で自主映画を作っていたそうな。エイブラムスは子供のときからすでにスピルバーグとは顔なじみだったそうで、この作品も「未知との遭遇」や「E・T」をはじめとしたスピルバーグ作品の影響が色濃い。子供の頃から映画少年だったエイブラムスが、自分の尊敬する巨匠に向けて作ったある種のオマージュ作品とでもいえましょう。見どころはと言うと、やはり列車事故のシーンでしょうか。これでもかというほど派手で勢いのある列車事故シーンは、まさにエイブラムスらしさを感じる。それから、みんな素人で固めた子供達の、手あかの付いてない演技。町の人たちもみんな素人さんで、そういう芝居がかってない雰囲気が作品全体のリアルさを高めていると思う。逆に不満なところは、そもそもエイリアンが全く可愛げのない風貌で、一切の感情移入を許さない点と、「親との不仲」→「最後には和解」の流れがあまりに淡白で、まるでとってつけたみたいな紋切り型でしかない点。そのせいで、ラストの綺麗で美しい雰囲気も、前述したスピルバーグ作品と比べるとどうしても感動的に薄いなと感じてしまう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-15 21:16:22)(良:1票)

65.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 低予算の割にはCGは凄く頑張っていたと思うし、造形自体は目新しくはないものの、青い光を放って人をさらうエイリアンというコンセプトは個人的には魅力的に感じました。下の方も書かれている通り、要所要所ある引きの画がなかなか良い。ビルの屋上で、空から次々と光が落ちてくるのを目の当たりにする二人の画や、巨大なエイリアンに追いかけられる画など、実に印象的。そんなわけでビジュアル的にはなかなか評価出来るのですが、それに反して中身のほうはと言うと、まさしく無いに等しいわけですね。たとえば序盤で、セレブの黒人が主人公に仕事を与えようかという話をするけど、それが後でなにかに繋がってくるのかと言ったらなにもないし、浮気がバレるエピソードだってやっぱりなにも活かされてない。じゃあ何の為のエピソードなのっていう感じがしてきちゃう。一番驚きなのはラストですよ。「それで終わりなんかい!」って思わずずっこけちゃいました(笑)。あんだけ大風呂敷広げて無敵の宇宙人相手になかなか収拾つかないのはわかるし、予算的な問題もあるのかもしれないけど、にしても放り投げちゃったみたいな終わり方はやはり残念。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-10-07 21:04:16)

66.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 最初にあのヤマトをキムタク主演で実写映画化すると聞いた時には、あ~、またトンデモ映画の誕生か~なんて思ったものですが、そういう期待ゼロの状態で鑑賞してみたらこれがどっこい、CGも凄く頑張ってるし、大切な人を守りたいという、人間の純粋な気持ちと自己犠牲の精神を恥ずかしがる事なく、真っ正面から描ききっていて、見終わって案外感動してる自分がいましたよ(笑)。今でもたくさんのファンがいるヤマトだし、本格的にこういうSFを実写化するのって日本で初めてかもしれないので、実際に製作するには勇気がいることだったと思う。特典映像見てると、主演のキムタクだって「最初は不安があった」って言ってる。でも、プレビズの映像を見てその不安がなくなったって。その気持ち、よくわかる。監督の山崎貴氏はVFX畑の出身だけど、にも関わらず映像だけで満足する作家ではなく、映画は脚本がなにより大事だということをよく知っていて、毎回良作を作り上げてくれる。彼にはいつも感心せずにはいられないし、今回はその勇気と心意気に敬意を表したい。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2011-07-07 22:08:50)(良:1票)

67.  ストーン 《ネタバレ》 全体的に地味で、サスペンスな展開があるわけでもなく、しかも暗いエンディングでとても大衆受けするような作品ではないですが、鑑賞しながら様々な思いや示唆が巡る、奥深い秀作だったと個人的には思います。ジャックがストーンに初めて出会う場面では、観客はストーンが「手に負えない危ない奴」だという認識をするわけだけど、いつのまにかジャックとストーンの内面が入れ替わっていくような感じになる。元々は、クリスチャンラジオを毎日聞いて教会に通うほどの信仰心の深い、論理的な男であったジャックが、魔性の女と交わったことで神に背いて自分から逃げ続ける、なにも信じられない男になってしまう。逆に、宗教的なことなどそれまで考えたこともなかったストーンが、一冊のうさんくさい本と出会い、スピリチュアルな体験をすることによって内面が変化していく。言ってしまえば、実はジャックは信仰心が強いというよりも、「神の教え」を自分に都合良くとらえ、言い訳にしてきたわけだ。それが露呈した時、彼の人生は崩壊する。ストーンはあるがままを受け入れ、人生に意味を見いだしたとき、別人のように生まれ変わる。本当の信仰とは、ストーンの啓示のようなものなのだろう。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-07-05 21:51:43)(良:1票)

68.  スプライス 《ネタバレ》 最初の段階では、科学での一線を越えてしまったことによる手に負えないものとの恐怖みたいな、作りとしては「エイリアン」みたいな感じで入っていくんですけど、話が進むにつれどんどんと違う方向に。実際は、SFの名を借りた恋愛三人劇でしたね。ドレンは、人間の女性によく似ているからこそ、目の離れた感じとか脚の獣っぽいところとかがより不気味に見えてくる。キモ可愛い?みたいな、怖いんだけど微妙にエロいという、ね(笑)。はじめのうちは、クレイヴが乗り気でなく、エルサは母性本能のためか育てる気満々なのに、ある時からそれが逆になる。その辺かな、面白いところといえば、、、。前述したように、あくまでもSFの名を借りたよくある恋愛愛憎劇なので、ストーリーそのものはそれほど特筆するものではない。ドレンとのセックスシーンなど、妙な生々しさやブラックな笑いがこの作品の持ち味。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-27 21:20:23)

69.  スパイ・アニマル Gフォース 《ネタバレ》 ジェリー・ブラッカイマー製作だからなのか、家電が変形してロボットになる様はまさしく「トランスフォーマー」そのものでしたね。そして、家族や友情をもってして締めくくる辺りはまさにディズニー印。モルモット達がスパイチームを組んで任務遂行するという、実にくだらない内容なのに、映像のクオリティがハンパないです。実写とCGが見事に合わさってるし、モルモット達の活躍を描くのだから当然ミクロなサイズで展開されるのに、ラストなんてかなりの超大作っぷり(笑)。モグラも含めて、それぞれのキャラも愛くるしく、ファミリー映画としては良作。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-04-14 19:10:54)

70.  スペル 《ネタバレ》 一言で言えば、口や鼻にいろんなものが入ってくる映画です(笑)。「スパイダーマン」シリーズでもはや大御所となったサム・ライミですが、彼の処女作はあの「死霊のはらわた」つまりは、やたらと元気良くて下らなくてお下劣で頭の悪いことをこれでもかとやりまくるその精神こそが、彼本来の芸当だったわけで、ここ最近大作を撮り続けてきた彼が、ここは一度原点に戻って自分の好きなものを撮りたいということで作られたものなのでしょう。バアさんがが出てくるシーンはどれも爆笑ものですが、特に駐車場でのクリスティンとバアさんの肉弾戦はこの作品随一の見どころ。腹抱えながらゲラゲラ笑っちゃいました。もちろん、これでもかこれでもかと音とドアップで驚かせようとするシーン連発ですが、これももはやお約束。あ、サム・ライミ作品を知らない人は、そもそもホラーだと思ってみないで下さいね。彼の作品は、ホラー的なるものはあくまでも下衆な笑いを生み出す為の一つの要素でしかないのです(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-25 20:54:18)(良:1票)

71.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 確かに、映画してはとても面白かったし、なによりもオリジナリティがあって最後まで興味深く見る事は出来たのだけれど、これがアカデミー師作品賞に値する作品なのかと言われると、ちょっと疑問ではある。対抗馬が「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」だったから、他に選ぶ余地がなかったのかもしれないけれど。善人ぶった悪者が、子供達の眼を潰すシーンは強烈。でも、見終わった後に爽快な気分に浸れるというか、大いにカタルシスを味わえる事は確か。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-09 14:07:28)

72.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 スタートレックに何の縁もない、何の知識のない人たちでも、すんなりと見る事が出来る。この新生スタートレックは、間違いなく新しい層のファンを獲得出来たことだろう。アクションの凄さもさることながら、なによりも人間?ドラマが秀逸で、それぞれのキャラの個性が光ってる。いろんな性格の人たちが、それぞれの得意分野を発揮して、力を合わせて悪者と対峙する。遠い宇宙を舞台にしながら、その内訳は真に我々の等身大であり、だからこそすんなりと感情移入が出来てしまう。近年稀に見る良作SFである。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-30 21:45:38)

73.  スマイルコレクター 《ネタバレ》 まぁ、いたってごく普通のサスペンスものですかね。可もなく不可もなく。ただ、お猿さんのシーンだけはちょっとかわいそ過ぎでした、、、。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-05 22:56:09)

74.  スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ 《ネタバレ》 世界最高の映画監督は誰か?そう聞かれたら、私は迷わずスタンリー・キューブリックです、と答える。彼が生涯に残した作品本数はそう多くない。しかしスコセッシが言う様に、彼の作品は、その一本が並の映画監督10本分くらいの中身が詰まった、濃厚な意志と計算された緻密さ、インテリジェンスが備わっている。だから何度見ても新たな発見があるし、より多くの問題提起を観る者に訴えかける。彼の作品は、あらゆるジャンルに渡っており、そのどれもが似通っていない。にも関わらず、そこにはまぎれもなくキューブリック独自の作家性が、通奏低音の様に響いている。人間というものに対する、どこまでも突き放した様な、シニシズムな瞳。彼はひねくれ者だったかもしれない。気難しい人だったかもしれない。だけどそれ以上に、彼は誰よりも正義感溢れる善人であったのだ。だからこそ誰よりも深く傷つき、誰よりも深く考え、それよによってあの異常なまでに冷徹な作家性が確立することになる。そう、彼の作品は、このどうしようもない現実を少しでもよくしようとする、彼なりの処方薬みたいなものなんだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-20 22:07:19)《改行有》

75.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 う~ん、興行的に惨敗だったのもうなずけますねぇ。ファンの方には申し訳ないんですが、私にはこの映画のカーアクションが「凄い」とは全く思えなかった。いやまぁ、映画館で見たらまた多少印象は違ったかもしれませんが、背景とかわざとキッチュでベタ塗り2Dな画にしてるでしょ。それでもう完全に漫画だから、こういう映像を見て「うわ~!すっげぇや!」と思える年頃ではもうなくなってしまったのかもしれませんねぇ。だからマニアにはウケるけど、世間一般的にはどうなのかしら、て思うのよね。とにかく原作アニメへの強い愛情の念はとてもとても伝わってくるんですけどね。ストーリーも全然面白くないし、アジア客を取り込もうとした為か、登場人物も無駄に多すぎる。唯一よかったのは忍者シーンぐらいですかねぇ(笑)。「マトリックス」シリーズで見事にアメリカン・ドリームを手にしたウォシャウスキー兄弟ですけど、それで次の作品は莫大な金をかけて自己満足映画を作って自滅するというパターンがハリウッド映画界にはあまりに多い。これもまた、アメリカン・ドリームの一つの現実かもしれませんな。[DVD(字幕)] 6点(2008-11-23 20:52:39)

76.  スコルピオンの恋まじない 《ネタバレ》 かなりの高齢であるはずなのだが、ウッディ氏のキャラ、やることなすことまるで少年の様であります。「抜け毛のひどい」年頃になっても、これだけチャーミングな人というのはなかなかいない。物事のおかしみを見事に言語化するウッディ流のアメリカンジョークも衰えを感じさせない。まぁ作品自体の勢いみたいなものは劣えはしましたけれど、老成してまた別の魅力といいますか、ワイルダー風の格がついたようでいいんじゃないかしら。それにしても、素晴らしい催眠術ですね。私もああいうのを習得して女の子に片っ端からかけてみたいものです。マダガスカル![CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-24 20:25:22)

77.  スティング2 《ネタバレ》 これはこれで決して悪くはないんですよ。マカリンスキーを騙す為にあれやこれやと手を考える様子や、ボクシングに負けるはずだったのが勝っちゃってフッカーが詐欺師にされるオチとか、とても愉快だしよく考えられたシナリオだと思う。なのに、脚本家以外のスタッフ、キャストが全部変わって、あの「スティング」の続編でやる必要があったのだろうか。これはこれで一つの単品でやった方がよかったんじゃないの、ていう気がします。「スティング」があまりに傑作なので、それの続編だったら常に比べられる。オチの爽快感が足らないだとか、役者陣の魅力に乏しいだとか。だから単品でやるべだったんですよ、うん。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-30 21:14:48)

78.  スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー 《ネタバレ》 フランクが最初に書き出す建築のデッサンがもうすでにアートですよね。ちょっと1枚もらって部屋に飾りたいぐらい。彼の建築作品はぱっと見た感じ、ピカソのキュビズムやらデュシャンの階段を降りる裸体などといった近代絵画を思わせるようなフォルムなんだけど、フランクは古典の絵画を持ち出して、そこからコンストラクションを抽出する。「私は絵の構成を、建築の構成として見る」のだと。人間が本来持っている美的感覚、バランス感覚を見いだし、それを利用する。こういうところに、他の建築家とは違う、彼の独創性の源泉があるように思います。劇中にも、「感情の三次元化」という言葉が出てきましたけど、彼の作品は一見すると奇抜ですが、よく見るとちゃんとバランスがとれてる。直線しか無い現代建築や、あるいは曲線しかないガウディみたいな建築のように対極ではなく、直線と曲線が半々としてある。野心的な美術館に野心的なスペースを作りながらも、今までのような美術館らしいスペースも作る。審美性も機能性も両立させようとする、プロフェッショナルな姿勢というものがよく現れてる。それはいわば、エモーションとロジックの掛け合わせであり、彼は教科書のやり方を逸脱しながら、なおかつ新しいルールを自分で作り、美しいフォルムを生み出す。これぞまさに真の芸術家そのものだといえるでしょう。新しいものには常に批判がつきまとうが、それを行うリスクを恐れない精神、誰にも負けたくない、競争心が強いんだと吐露し、出来上がった自分の作品を見て、恥ずかしいと思ってしまう。一人の人間としてのフランク・ゲーリーも興味深い。いろいろと示唆に富んだ作品でしたが、一番印象に残ったのは、監督シドニー・ポラックがぽろっと言っていた「才能とは病である」という言葉、その考え方でしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2008-09-02 22:46:23)

79.  素晴らしき休日(2007) 申し訳ないんですけど、これは評価しようにも、評価する要素自体ないでしょう。3分ですし。「キッズ・リターン」はファンの多い作品ですから、いつものこっ恥ずかしさを覚える北野武がちょっとオトボケしちゃいましたという、ただそれだけの小話。[DVD(邦画)] 4点(2008-08-17 22:31:07)

80.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 どことなくティム・バートンらしくないなと思って観ていたのですが、たぶんそれは音楽がダニー・エルフマンじゃないからでしょうね。個人的には、バートン×エルフマンというのは、宮崎駿×久石譲みたいなもんだと思ってるんで、その片割れがいつもと違うと雰囲気も変わってくる。さて、ティム・バートンという人は、スピルバーグも顔負け、いやそれ以上の残酷趣味をお持ちの方ですけど、今回もまたそれがいかんなく発揮されていて、モノトーンの背景に真っ赤な血が画面めがけてばしゃばしゃ降り掛かってくる嫌らしさはなかなか笑えるものがあります。それに死体を地下に投げ落とすシーンなんか、見るからにその死体がお人形さんなんですけど、ああいうキッチュさがこれまたティム・バートンらしくていい。ただ、彼の作品群の中ではこれは凡作の類に入ると思う。突き抜けたものを感じないし、心揺さぶる様な情感にも乏しいと感じた。バートンファン、デップファンは当然見るだろうが、それ以外の新たな客層をつかみ取れるほどの革新性を前作「~チョコレート工場」同様持ち合わせていない様に思える。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 22:03:04)《改行有》

090.19%
1360.77%
2631.35%
31793.83%
43717.94%
5110023.54%
6146131.26%
7105122.49%
83066.55%
9791.69%
10180.39%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS