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プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

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1.  すばらしき世界 《ネタバレ》 映画館で映画を観るメリットのひとつは作品世界に没入しやすいことだが、本作においても終始主人公・三上の生き様を追ううちに、自然に彼に感情移入していることに気づく。 殺人犯として服役していた刑務所を出所するところから始まる物語だが、「受刑者の社会復帰」という通常では垣間見えない視点をとおして、人間と社会を考えさせる秀作だった。 特に役所広司の演技は秀逸で、一本気で喧嘩っ早い反面、どこか愛嬌のある三上という男を表情豊かに演じている。 長澤まさみ演じるTVプロデューサーも時折印象的なセリフを吐く。 「レールの上を歩いてる私たちも、ちっとも幸せだと感じてないから、はみ出た人を許せないんだよね」 そして三上の喧嘩の撮影中怖くなって逃げる若手ディレクターに「撮らないんなら喧嘩を止めろ。止めないのなら、撮って人に伝えろ!」と凄む。 この一件から、ディレクターは本気になって三上と向き合うことになる。 三上が社会復帰のために、失効した運転免許の再取得に動き出すシークエンスは、本作の肝にあたる。 こうした三上の努力や周囲の助力を知ったあとだけに、ラスト近く、三上のアパートに駆けつけ号泣するディレクターと一緒に、観客である自分の目頭も熱くなっていることに気づく。 そしてラスト、三上に関係した人々が集まるアパートから青空へと画面がパンし、ここで初めてタイトルが浮かび上がる。 「大事なのは誰かとつながりを持って、社会から孤立しないことです」 最初にケースワーカーが三上にかけた言葉を思い出しながら、タイトルの意味をずっと考えていた。 そして観終わった今もずっと考えている。こうした映画こそ佳作と呼んでいいと思う。[映画館(邦画)] 8点(2021-03-22 15:20:18)《改行有》

2.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 感無量のなかで2度鑑賞。 J・J・エイブラムス監督は、世界中で熱狂的なファンを抱えるサーガ最終作のメガホンを取る、という誰もやりたがらない仕事を手がけ、ともかくもキャッチフレーズどおり「すべて、終わらせる」仕事をしてくれたことに感謝したい。 EP6以後のルーク、ハン、レイアの物語や、新世代のレイやフィン、ポーの出自と成長、カイロ・レンの改心、シスの終焉を示してくれた。 前作でのレイアの「手は打ってあります」の意味が、本作のクライマックスで明らかになるのもいい。 全編を通して描かれているテーマは「希望」であり「連帯」であり、出自がどうあれ、血統がどうあれ「人は変われる」というテーマだったのではないだろうか。 そして、ラストではっきりと示される「ライズ・オブ・スカイウォーカー」の意味。 恐らくは、レイを中心に新世代のジェダイ・オーダーが再建され(そこにはフィンや前作ラストシーンの少年もいるに違いない)、新たな銀河の平和が築かれていくだろう。 エピソード全編を俯瞰してみると、全時代を通して暗躍していたダース・シディアスを倒し、フォースにバランスをもたらしたのは、「スカイウォーカー」だったことに気づく。その意味では、EP1で「選ばれし者」アナキンを見いだしたクワイ=ガン・ジンの判断は正しかったのだ。(唯一アナキンの父はわからずじまいだったが) 改めて思うのは、小学生の時にEP4を劇場で観て衝撃を受けてからの41年間、私の人生はスターウォーズと「共にあった」ということだ。 ラストシーンからエンドタイトルの時間、これまで胸を躍らせた思い出が走馬燈のようによみがえり、涙が止まらなかった。 この時代に生きていて本当に良かったと思う。この「遠い昔、はるか銀河系の彼方で」の冒険を見せてくれたジョージ・ルーカスや、素晴らしいスコアを書いてくれたジョン・ウィリアムズ、そして全ての関係者に心から感謝したい。[映画館(字幕)] 10点(2019-12-27 16:34:17)(良:4票) 《改行有》

3.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 「観ている2時間あまりの間、日常生活を全く忘れさせてくれる…」ジョージ・ルーカスが良き娯楽映画をこう表現したことがあったが、本作もまぎれもなくそうであり、SWだった。 正統なSWには、いくつか外してはいけない要素がある(手に汗にぎる宇宙戦、ドロイドやファルコン号の活躍、様々な惑星やクリーチャー、ライトセーバー戦、フォースの哲学、ジェダイ(ライトサイド)とシス(ダークサイド)の戦い、そしてスカイウォーカー家の血縁関係…)これらをきちんと盛り込み、さらにファンが観たいものもきちんと見せてくれた(ルークとレイア、R2―D2との再会、ヨーダの登場、二つの太陽など) 一方で観客をミスリードする展開を多用したり、スノークのあっけない退場、ルークの隠遁の理由がよくわからない、など不満点も残りはしたが、今回は新キャラクター(レイ、ポー、フィン)の成長譚でもあり、希望の余韻を残すエンディングもよかった。 レイはジェダイオーダーを再建できるのか、銀河に再びバランスをもたらすの誰か、カイロ・レンはダークサイドから脱却できるのか そして、レイの血縁は…EPⅨへの期待は膨らむ。 EP4の劇場公開から40年近く経っても、新作を楽しみにできる幸福を与えてくれたルーカスとディズニーに心から感謝したい[映画館(字幕)] 10点(2017-12-31 14:35:35)(良:2票) 《改行有》

4.  スター・トレック/BEYOND 《ネタバレ》 自分は熱心なトレッキーではないため、本リブートシリーズもそんなに嫌悪感なく、むしろ最新のSFXとビジュアルでスタートレックの世界を楽しめるという理由で好意的に楽しんでいる。 本作も然り。 冒頭のカークとエイリアンとのネゴシエーション(決裂)場面も、きちんとオチがついていて楽しい導入部だったし、宇宙基地ヨークタウンの描写も秀逸。 ただアルミタット星での敵のあまりに圧倒的な攻撃に、エンタープライズ号がほぼ「瞬殺」されてしまう展開には疑問符がついた。 あれほど強力な攻撃力をもってすれば、ヨークタウンの破壊など新兵器に頼らずともたやすくできてしまうと観客に思わせてしまう。 その後の展開もご都合主義の連続ではあるが、新キャラクターのジェイラは魅力的であり、今後のクルーとして活躍が期待できる。 もうひとつ、エンタープライズと多数のクルーを失ったにも関わらず、ラストのパーティーシーンでのハッピーエンド感にも少々違和感を感じた。そしてすぐさま新しいエンタープライズが建造されてエンドとなるわけで、こんなご都合主義を繰り返していると、この先どんな危険に陥っても、誰も心配しなくなるぞ(笑) それらを踏まえてハードルを下げて観れば、本作は場面展開も早く、それなりにアクションの見せ場もあるので、退屈することなく楽しめる。[インターネット(字幕)] 6点(2017-06-12 14:30:41)(良:1票) 《改行有》

5.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 このシリーズはあまりにも思い入れが強いため客観評価が難しい。 作品がジョージ・ルーカスの手を離れてどのようなストーリーが展開されるかを最も楽しみにしていたが、恐らくどの監督も尻込みするであろう困難なハードルをもった作品であることを考慮すれば、J・Jエイブラムスはいい仕事をしたと納得できた。 砂漠の惑星に住む不遇な若者が、いわくつきのドロイドとの出会いをきっかけに冒険に旅立ち、敵の巨大要塞に捕らわれるも、仲間と共に脱出に成功しレジスタンス軍と共に敵の巨大兵器を倒す…というプロットは確かにEP4やEP1とも通じるが、旧シリーズの世界観を踏襲することで安定感を生み出すという選択は正しかったと思う。 CGを感じさせないほどに格段に進歩したVFX、旧キャラクターやファルコン号の登場の仕方も期待を裏切らなかった。チューバッカやC-3POのコメディーパートもそのままに、独創的なクリーチャー、手に汗握る空中戦、そして次第に明らかになる血縁関係…正統なSWの続編を名乗るにふさわしいつくりだった。果たして新たにフォースにバランスをもたらすのは、レイなのか、フィンか、それともカイロ・レンか…、期待は高まる。ジョン・ウィリアムズのスコアも欠かせないものだが、今回は印象的なテーマがなかったのが唯一気になる点。とはいえ78年に衝撃をもって観た作品の続編を、37年経った今も同じオープニングとエンドタイトルで観られる幸せに感謝したい。[映画館(字幕)] 10点(2015-12-20 23:28:57)(良:2票) 《改行有》

6.  300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 前作からのスタイリッシュな映像や流れるような殺陣シーンにはさらなる磨きがかかっているものの、同じような戦闘シーンの連続でいささか飽きてくる。前作のスパルタ軍にもあったがギリシャ軍の「自由のため」とか「仲間のため」という大義名分もさらに鼻につき、これもまた食傷気味。前作同様史実をベースにしているものの、史実そのものにドラマ性が薄いためか、アルテミシアなる強烈なキャラクターを創作しているが、「スパルタのレオニダス王と300人の戦士」の精神性やドラマ性には遠く及ばす、何らのカタルシスを得ることができなかったのは残念。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-15 18:09:28)

7.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 見ようによっては、インド・スラム版の「スタンド・バイ・ミー」のような少年達の成長を追った群像劇とも見られるが、それを日本でもお馴染みのクイズ番組(これって日本オリジナルじゃなかったんだ…)での進行に合わせて少しずつフラッシュバックさせて見せていく手法は実に巧みであり、最後まで引き込まれて観ることができた。日本のような国では、インドやバングラデシュの底辺で生活している人の実態を垣間見ることは難しいが、本作は本筋の間に、しっかりとそれらの現実を捉えている。また、ダニー・ボイル特有のスタイリッシュなカット割りと画作りが秀逸で、キャプションや音楽も効果的に配置されていた。斬新な題材と斬新な構成、そして誰しも胸に抱える夢とピュアな心に訴えるストーリー。なるほどアカデミー賞総なめもわかるような気がした。[地上波(吹替)] 8点(2013-02-25 15:17:13)

8.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 賛否というか批判が多い本作だが、アニメ世界にしかなかった「ヤマト」を大半はCGとはいえ実写化してくれたことは、それだけで大いに観たいと思わせるに十分だった。逆に言えば、それだけの意味しかなかったとも言えるが……。地下都市ってこんなだろうな……とか、クルーの制服はこんな質感だったのか……とか妙な納得感があった。この際キャスティングとか、ストーリーとか、設定とかは置いておこう。これは、ヤマトファンの復活祭記念映像であり、キムタクの長―いPVであり、決して一本の商業映画としての完成度を求められていないのだから……[DVD(邦画)] 3点(2011-09-13 16:49:27)

9.  スター・ウォーズ <変更>私の人生に大きな影響を及ぼした作品であり、客観評価不能。当時の映画界を考えるとあまりにも独創的なキャラクター設定およびその世界観がすばらしく秀逸なため、映画という表現形態にとどまらず、カルチャー現象にまで広がった特異なエネルギーをもつ作品だと断言できる。大猿(チューバッカ)が宇宙船のパイロットだなんて、当時日本の誰も考えつかなかっただろう。ミレニアムファルコン号の非シンメトリックな造形やあのスクラップ感、そしてあのライトセーバー等々当時はとてつもないインパクトがあったのだ。だからこそ断言できるが、今やエンターテイメント映画では「スターウォーズ以前」か「以後」かで大きな線引きができるほどの歴史的意義のある作品である。ジョン・ウイリアムズのスコアも欠かすことはできない。とにかく、あれだけの才能とアイディアと創造のエネルギーが集結し、この作品が生まれたことは、奇跡であるに違いない。その証拠は新三部作を見るとよくわかる。 もう字幕など必要ないほど何十回も観た今では当時の新鮮な感動が味わえないことが残念だ。CG全盛の今、初見で観る人は同じ感動は味わえないだろう。それは仕方ないことだ。EP3の公開も終わり、新シリーズを期待しながら待つことができない寂しさもある。しかし私の人生でこの作品に出会えて本当に良かったと思う。 [映画館(字幕)] 10点(2007-07-05 21:10:08)(良:1票) 《改行有》

10.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 スパルタやテルモピュレーの戦い等の史実は詳しく知らずに鑑賞。冒頭スパルタで男子がいかに徹底して訓練され「戦士」に育っていくか、との説明的描写から始まるが、これが最後まで生きている。精悍なレオニダス王、美しくも賢い王妃、見事に腹筋が割れたスパルタ戦士達、その重さまで伝わってくる動物たち、妖艶なペルシャ王(声はダースベイダーみたいでイメージギャップあり)、見事な殺陣と、血しぶきがストップモーションで飛び散る戦場シーンなど、圧倒的に美しい映像にグロさもスポイルされ、2時間のあいだ作品世界に酔いしれることができた。特にレオニダス王役の「目ぢから」は迫真の一言。この監督は「目」の演技を特に重視していることが伝わってくる。もちろん創作部分も多いであろうが、腐敗した聖職者と悪徳政治家が結託して国を陥れるという構図は近代まで普遍のパターンであったろう。気になったのは、スパルタ軍が「自由」「正義」「法による秩序」を旗印に戦っていたこと。その魂が今のアメリカに受け継がれていると言わんばかりに感じたのは私だけではなかっただろう。全編を通してのテーマの一つは「物語」だ。勇敢なスパルタ王と300人の戦士の戦いを一人の生き残り戦士が必死に伝え、やがてギリシャ全土に語り継がれるにいたる。そして「物語」は(むろん伝える側に都合よく脚色されていくものだが)歴史となり数千年の時を隔てた今、我々の眼前に鮮やかな映像を結んでくれる。世界史上壮絶な戦いは他にも無数にあっだろうが、当然ながら語り継がれなければ残らないのだ。ペルシャ王が「スパルタを歴史から抹殺する!」と恫喝したのも故あってのこと。大切な事は「歴史を残す」こと、言い換えれば「よりよく生き、その証を残すこと」なのだ。レオニダス王の執念の叫びが聞こえてくるかのようだった。[映画館(字幕)] 7点(2007-06-13 23:16:42)(良:2票)

11.  スーパーマン リターンズ 《ネタバレ》 あのジョン・ウィリアムズの有名なメインタイトルに、奥から手前に流れるオープニング・タイトル。あれだけで「あ~彼が帰ってきた!!」と背筋がゾクゾクする。あのリチャード・ドナーの第1作目からもう30年近い年月が経ったなんて・・・。本作はその前シリーズ(ⅠとⅡ)へのリスペクトから製作されており、前作のファンにも安心して観ていられる内容となっている上、CG全盛の現在らしく、特殊効果は数段磨きがかかっている。ガトリング・ガンをも跳ね返し、時には音もなく優雅に、時には文字通り“弾よりも速く”飛行する、その上誰よりも善良な「彼」は我ら凡人にとって夢のヒーローだ。不謹慎の誹りを恐れずに言えば、序盤の旅客機救出のシーンを観ながら、もし現実に彼がいたら「9.11」の悲劇は回避できたのに・・そんな夢をみている自分がいた。あえて苦言を呈せばレックス・ルーサーの悪だくみが現実離れしすぎているのが気になる、もっと現実的な知恵と心理戦でスーパーマンを悩ませる方が対比的で見応えがあると思うのだが。[映画館(字幕)] 7点(2006-08-27 13:57:39)(良:1票)

12.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 万感の思いの中で2度鑑賞。私にとって先々行、先行上映と2回続けて劇場に足を運ばせる作品はこのシリーズ以外にない。27年前、「遠い昔 銀河系の遙か彼方」に連れて行ってもらい、普通の人生では決して見ることのできない世界を見せてくれたジョージ・ルーカスにとにかく感謝である。全世界が待ち望んだ(でもない人も多いか・・)サーガの完結だけに、物語への評価は様々だ。個人的には、全体がダークなトーンだけに、C-3POとR2-D2のユーモラスな掛け合いがもっと欲しかったし、とにかく全体の尺が足りなすぎる!この際興行としての成功を無視して4時間位の作品にしても良かったぞルーカス!それとも小説を読ませる戦略か?しかし、もし何らかの事情でEP3が製作されなかったり、あるいはルーカス以外の誰かが製作した場合を想像したら、それこそデモが起きかねない位置にある作品である。ルーカスが語りたい物語を語った、それでいいではないか。スターウォーズが映画界の視覚効果の可能性を押し広げてきたことは誰人も否定しようがないし、今回もその最新のテクノロジーがふんだんに投入されている。主要登場人物の対決も多く、みどころ満載である。皆「ライトセーバー」を操るため、チャンバラシーンが多い。ホントに時代劇好きなのねルーカス。[映画館(字幕)] 10点(2005-07-03 21:57:37)(良:1票)

13.  素晴らしき哉、人生!(1946) 本レビューがきっかけで観てみました。評判どうり素晴らしいラストシーンの展開で、久しぶりに映画を観て涙が出ました。人間描写が自然です。一生懸命やっているのにうまくいかず、皆が自分を責めているように錯覚してしまうことは私にもあります。会社の深刻な危機に苦悩のあまり家族にあたってしまう主人公ジョージの弱さは、誰もが持っている弱さではないでしょうか。人間は生きるにつれ、どうしても目の前の小事に心を奪われ、本当に大切なものをなおざりにしがちです。「本当の豊かさとは?」という、現代に突きつけられている問いに、この作品は迷いなく答えています。戦後まもない時代の作品ですが、それゆえに本当に大切なものが今以上に見えていたのではないでしょうか。本レビューに感謝します。9点(2004-06-21 12:57:38)

14.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 恐らくはSF映画史上永遠に語り継がれるであろう「スター・ウォーズ」というシリーズを、まさにシリーズならしめた作品。この作品がスター・ウォーズユニバースという世界観を一気に広げた。ダース・ベイダーとルークの血縁関係(当時は本当にぶったまげた!)やヨーダから明かされる「フォース」の哲学、そして深まる「なぜ?」という謎。1作目だけならそれですっきり完結できたのに、ある意味罪深い作品という見方もできる。 当時はとにかく「やってるやってる、相変わらずみんなやってるね~」という感じで、1作目のキャラクター達の「その後」が見られる喜びを味わっていた。本筋と離れるが、この作品のサウンドトラックは恐らくシリーズを通してとりわけ秀逸である。有名な「ダース・ベイダーのテーマ」や美しい「ヨーダのテーマ」など、ジョン・ウィリアムズは、この作品で際だったキャラクターを見事に印象付けることに成功している。概してこのシリーズは、マニアックな人だけが「ハマる」趣味性の強い作品とみられるが、一面そのとおりであろう。しかし、かつて誰しも経験した自由な空想の世界で遊んだ子供心に強く訴えかける魅力がある。「観ている2時間あまりの間、日常生活を全く忘れさせてくれる」という娯楽としての映画の原点から考えると、満点の評価は決して過大評価ではないと思う。10点(2004-06-18 13:25:21)(良:2票) 《改行有》

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