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1. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 ごめんなさい。なんだか観てて恥ずかしくなってしまって、終始ニヤニヤしてしまいました。アニメなら許せる大袈裟さも、実写で役者さんが演技やると学芸会みたい。
キムタクは何をやってもキムタク節だし、地球の運命を握っている最後の宇宙戦艦という緊張感が全然足りないので、仲良しオールラウンドサークル「やまと」みたいです。
平成ゴジラシリーズに雰囲気がよく似ているかも。
いかにも「泣くとこですよ」っていう音楽も鳴りっぱなしでうるさい。
がんばったと思われるCGはパチンコレベルに毛が生えたようなものだと思いますし、ガミラスを思念体にしてしまったため、戦争やってる重みとか痛みがない。
また、「さらば宇宙戦艦ヤマト」と話をニコイチにしてしまったので、大して感情移入ができてもいないのに死んでいく人物が多い。泣かせようとしすぎです。
ガミラスに上陸した陸戦隊の人数があれだけってどういうこと?
あのでかい戦艦で生存者12名って、いったい総勢何人で動かしてたんだ?
とか、いくらアニメが原作だからって、まじめにSFやろうと思っているとは思えないです。
酒の席で盛り上がったアニメのヤマトの思い出話を映像化してみました的な薄っぺらさを感じてしまいます。
でも、当時アニメに熱中していた大きいお友達的には「出力120%」とか「波動砲」とか「ヤマトの諸君」とか「地球か、なにもかも懐かしい」とかそういった部分だけで満足できてしまうのも事実でしょう。
かく言う私も、私もまんまとマーケティングに乗せられた一人です。[映画館(邦画)] 4点(2010-12-11 22:50:48)(良:1票) 《改行有》
2. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 ヴィカス・スワラップ著「ぼくと1ルピーの神様」の映画化なんですね。
スラム出身の主人公が数奇な人生経験と生きていくために身につけた知恵で
クイズに正解して行くという原作の面白さをそのままに、各エピソードを
映画用にうまく改変しており、とても良い作品になっていました。
ただ後半部分はヒロインとのロマンスも含め映画用にいじりすぎてしまったようで、
ちょっと雑になってしまったようです。
もう少しあっさり目にして、主人公の体験とそれがクイズの解答に繋がるところを
丁寧に描いたり、原作の1ルピー硬貨の表と裏に託した決断のエピソードを
描いた方が良かったかなぁと個人的には思います。
それでも原作の面白さを2時間の映画にきっちりと昇華した脚本と監督に
素直に拍手すると同時に、改めて原作の秀逸さにも感服しました。
興味を持たれた方がいたら、ぜひ小説も読んで欲しいなと思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-05-04 19:42:24)《改行有》
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