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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. スネーク・アイズ(1998) 《ネタバレ》 長回しで撮ったからって何か意味がありますか? 映画そのもの以外のメディアで謎解きの補足をさせようとするような作品の在り方も嫌いです。デ・パルマは大作っぽいものをやるとどうも構えが大げさなわりにちっとも面白みがない。『キャリー』『殺しのドレス』が大好きでピノ・ドナジオの音楽と映像のシンクロに心酔したクチなので、日本の坂本龍一がパルマの映像とどんなシンクロを見せてくれるのか期待したのに、それもべつに面白いところはなくガックリ。『フューリー』でカーク・ダグラスを起用し、音楽も大御所ジョン・ウィリアムスで製作したのに、ガックシだった時と同じ。[映画館(字幕)] 1点(2012-03-18 21:26:50) 2. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 劇場公開第一作エピソード4を観た時、子供だましだとは思ったけれど、エピソード5で気に入り、エピソード6もそれなりに楽しめたので、サーガの全体像に付き合ってみようかと劇場に足を運びました。まさかここまで子供だましの能天気物語だとは・・・。語るべき内容がどこにもないし、幼い子供が死の危険と隣り合わせのようなレースに挑むことそのものがあまりに嘘っぽ過ぎるうえに、そのチャレンジにハラハラもしないお気楽さ満点の御伽っぷり。貧弱な羽でぼったりした体を宙に浮かせるガラクタ屋のキャラで「これに耐えられる年齢向けなのだな」と冷めまくっていたことを忘れもしません。[映画館(字幕)] 1点(2012-03-18 19:26:15) 3. 推定無罪 《ネタバレ》 観たのはかなり昔のことだし、一回見たきり「また観たい」なんて一度も思わず今日に至ります。かなり昔に一度見たきりの記憶なので、大間違いしているかもしれませんが、真犯人が分かったとき、ハリソンのどアップの顔に目からツツーと涙が流れ落ちたと記憶しておりまして、それにドン引きしたんですよ。そうじゃなくても全体的にメリハリなく淡々とした運びだったし。[映画館(字幕)] 3点(2012-01-17 04:50:38) 4. スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 きちんと感じさせたり考えさせたりするような作りがどこにもない。スゴく薄っぺらくて軽い。ここまで軽すぎると、皮肉な内容も味がなく、広報に乗せられる人間たちは超おバカなだけにしか思えない。虫の大群に迫力があったので、そこそこ楽しめた。 【2012/3/19追記】原作読んでないけど、ちょっと調べてみたところ、多分、この映画はもっといろんな国籍の人出すべきだったんじゃないかな? あとハインラインの原作に流れる思想をきちんと反映させるなら「市民権要らない、戦うなんてやだね」といった人たちのマイナスな側面をしっかり描写する必要があったと思うんだけど、多分、これは監督の意思とか以前の問題で、この物語を映画化しようなんて企画が挙がった時点で、思想的な部分はうやむやにして巨大虫とのスペクタクルを見せることしか考えてなかったと思います。「自分の生活する社会は自分たちの力で守る」と言えば理にかなっているしカッコよくもあるけれど、世界を市場としたハリウッド映画で、そういうことを真面目にのたまう映画を作ったらどんな反響が起こるか・・・もともとが問題作で、2時間枠でとうてい人々を説得感動させて黙らせられる類の内容ではないし、もう、虫とドンチャンやるおバカ映画にするしか企画の進めようがないとも思えます。そのへん、真面目に作る気のなかったことは、アイアンサイド以外のあまりにクダラナイ出演者たちの顔ぶれが物語っています(原作のプロパガンダに真面目に付き合う勇気のある有名俳優がいただろうか?)。それならそれでも、せめて多国籍なムードくらい作ってくれたら、も少し人間群像の絵的にも楽しめたんじゃないかと思えます。こんな政治的問題原作を真面目に監督したい人どれだけいたかな? 映画がどう反応されようが、よその国の人間に監督させれば都合いいし、バーホーベンは虫と戦う映画企画が実現できるなら原作が何であれ飛びつきたかっただけなんじゃ。そんな感じの出来上がりです。本作含め興行コケまくりで今じゃお呼びもかからない監督ですもんね。点数は虫の特撮だけに。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-08 21:03:14) 5. スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇> ルーカスが監督しなければ、ここまで登場人物に魅力が出るんだと感じた良作。[映画館(字幕)] 7点(2010-01-14 13:08:48)
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