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プロフィール |
コメント数 |
12 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
作家(志望) 売れていないので仕方なく副業も行っている 映画が趣味
好きな作品 「ゴッド・ファーザー」
好きな監督 マーチン・スコセッシ
好きな俳優 グレタ・ガルボ
小説 https://ncode.syosetu.com/n1240ih/ |
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1. スティング
《ネタバレ》 この作品の面白さは、非情な大物ギャングの悪役ロネガンを、仲間の仇を討つため立ち上がった詐欺師達が一致団結して騙すことと、それを固唾を呑んで見る観客をも騙してしまうことの両方を見事にやる、という点に尽きる。そのための巧みな仕掛けが随所に張り巡らされ、ロネガンも我々もこの罠にはまります。嫌味のない心地よい騙され方です。それだけに演出が見事ですね。列車でのポーカーのシーンや、謎めいた大物殺し屋のエピソード。あるいは、フッカーが上手く行きかけた頃に、絶妙なタイミングで邪魔に入るスナイダー刑事など。巧妙に計算された騙しのテクニックといった描き方。この作品の世界に一気に引きずり込まれてしまいます。細かい描写も秀悦で、例えば、フッカーが仲間を心配して電話するシーンで、電話しているおばさんを無理やり追い出して電話するが、終わって走り去るフッカーにおばさんが「金を返せ」と絡む。フッカーが人恋しさでロレッタを訪ねる時にお向かいさんのお婆さんが顔を出すシーン。大物詐欺師ゴンドーフがベッドと壁の隙間に酔い潰れて寝転がっている、期待を裏切る意外な登場シーン。詐欺師達が血を流すことなく騙すことだけで物語を完結させる(若干例外もあるが)、観る者を裏切らない小気味良さ。映画の魅力満載の作品です。[CS・衛星(字幕)] 10点(2023-12-02 21:39:02)
2. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 自分のことを町の皆が知っている。学校での給食費のトラブルも、家族の悲劇も、父親の悪弊も、兄弟の何もかもが周知されているのだ。プライバシーが無いどころでは無い、何をしてもすぐに全てが町中に知れ渡ってしまう。これが70年代のアメリカの田舎町だ。息の詰まる毎日に、大人の言動に少年たちは傷付きながらも、お互いに慰め励まし合い、いつか町を出ることを夢見る。日本の田舎で過ごす少年たちと同じだ。純粋であるが故の真剣さ、繊細さ、そしてお互いを思う優しさ。大人になって振り返れば確かにノスタルジーではあるのだろう。だが、それだけで語るには余りに言葉足らずだ。おそらく、誰もが感情を揺さぶられる切ない体験をしているからだろう。この映画は、こうした自分の体験を蘇らせてくれる。[インターネット(字幕)] 10点(2022-06-19 19:34:11)(良:1票)
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