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評価順12
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1.  西部戦線異状なし(1930) さすが、公開から90年も経ってなお、見続けられているだけのことはあります。とにかくリアルな感じがいい。実は情報がものすごく削ぎ落とされていて、独仏の戦いであることは辛うじてわかるものの、描かれるのは徹底的に兵士の目線からのみ。時代背景も、それまでの経緯も、どの戦場なのかも、戦況はどうで軍はどういう作戦を立てているのか等々もまったく描かれません。だからすごく不安な気持ちにさせられるのですが、もしかしたら最前線の兵士も似たような心境だったんじゃないかなと。その意味で、一種の疑似体験型の映画だと思います。 で、過酷な戦場の様子もさることながら、秀逸なのは終盤の一時帰郷した際の話。銃後の教師は相変わらず若者を煽り、老人たちは酒場で勝手に作戦会議で盛り上がるわけです。ここまで作品を見てきた観客は、おそらく一様に彼らに腹を立てることでしょう。「無責任なことを言うな」「お前が戦場に行け」「若者の命を何だと思っているのか」と。しかしふと我に返ってみると、これは自分の姿ではないかと思い知らされるわけです。戦争ではないにせよ、世事について現場を知らないくせに、一知半解の知識で偉そうなことを言っているのではないか。それがいかにみっともないかをまざまざと見せて観客に猛省を促すという意味でも、やはりすごい作品だと思います。 公開当時のことは知りませんが、アカデミー賞を取っているぐらいなので、多くの人が見ているのでしょう。そしてきっと「戦争は虚しい」「二度と起こしてはならない」と思ったはずです。ところがこの10年後、米欧はもっと大きな戦争を引き起こしてしまったわけで。おそらく酒場では、老人たちが戦争を肴におおいに盛り上がったことでしょう。 結局、映画とかエンタメとか芸術というものは、戦争の抑止力にはなり得ないということがよくわかりました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2024-01-17 23:40:51)(良:1票) 《改行有》

2.  聖杯たちの騎士 たしかに意味不明。理解不能。女性遍歴を淡々と描いただけだとしたら、「で?」という感じ。キリスト教の素養のない私は、タイトルの意味もよくわからないし、このタイトルで作品の何を表現しているのかもわからない。よくぞ企画段階、撮影段階、あるいは公開段階で中止にならなかったものだと逆に感心します。有名な役者を揃えてしまった分、赤字覚悟で後戻りできなくなったのかな。まあ興行成績は知りませんが。[CS・衛星(字幕)] 1点(2023-08-05 01:50:58)

3.  ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 原作は未読、昔の松竹版も未見。要するに「砂の器」の女性版という感じでしょうか。 それにしても、片っ端から人が消えていきますね。ほとんど誰も残らないとは驚きです。それに少々ホラー風味でもありました。中谷美紀は美人だけど、ホラー顔でもあると再認識しました。木村多江も貫禄の薄幸ぶり。「文字が読めない」のシーンではついグッと来てしまいました。それにひきかえ広末涼子は、いかにも「演技してます」という感じ。なんか苦しみも悲しみも伝わってこないんですよねぇ。 まあ救いのない話ではありますが、ちょっと原作を読んで見たくなったことが、私にとってささやかな収穫です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-03-01 01:46:12)《改行有》

4.  セントラル・ステーション 《ネタバレ》 なんとも素朴な映画。もちろんCGなんか使ってないだろうし、IT機器なんてものもいっさい登場せず。そういうものが当たり前の映画を多く見ているせいか、まずその設定だけで新鮮な感じがします。 それから登場人物も暮らしぶりも素朴で荒々しい。生身の人間が、日々独力で生きていくことに必死な感じが伝わってきます。これが90年代末のブラジルなのか、それとももっと前の時代の描写なのかはわかりませんが、社会全体の貧しさゆえであることは間違いなさそう。 だからこそ、たまたま知り合った子供の面倒を見る決断は尊いし、道中で会った人の優しさは身に沁みるだろうし、宗教に心の拠り所を求める気持ちもわかる。そのコントラストが際立つ作品だと思います。そしてラスト、画面は寂しさで満たされますが、見ている側としては同時にホッとしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-10-18 03:55:43)《改行有》

5.  1944 独ソ・エストニア戦線 《ネタバレ》 こんなに斬新なシナリオの作品を、少なくとも私は今まで見たことがありません。前半と後半で舞台も主人公もガラッと交代しながら、全体としては1本の筋が通っている。たしかに物語上、両軍が登場するのは当然としても、見事な構成でした。しかもその接点となる中盤の描き方がまた秀逸。「撃ち方やめ」の虚しい表情もさることながら、前半の主人公のあまりにも〝あっさり〟した描き方に、久々に映画を見て心臓が「ドキッ」としました。それは最終盤における後半の主人公の描き方も同じ。人間の優しさも、苦悩も、勇気も、戦争は一瞬にして消し去ってしまうんだなぁとあらためて思わされます。[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-17 22:40:21)

6.  ゼイリブ ドラえもんが取り出しそうな「ホンネメガネ」が面白い。しかしこれ、そのうちGAFAMのどこかが開発しそう。それも街の広告どころではなく、各種の映像や記事や人の表情や声の調子から真意を読み取るとか。そうするとエイリアンが来て洗脳作戦を展開する以前に、人間社会はあっという間に自己崩壊していくんじゃないでしょうか。その意味では、エイリアンよりメガネのほうが怖いかなと。タテマエを盾にして、お互いに腹の探り合いをしているほうが、世の中は平和なのかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-11-02 01:39:55)

7.  潜入者 ものすごくデンジャラスなミッションのわりに、緊張感はいま一つ。ドキドキのシーンはあるものの、いきなり次のシーンではラフな格好で寛いでいたり、自宅に帰っていたり、仲間内で打ち合わせをしていたり。その間にあったはずの、緊張がほどける瞬間を見たかったなという気がします。 それはともかく、こんな捜査が実際に行われていたことが驚き。よほどの正義漢かつ愛国者でなければ務まらないでしょう。いくら仕事とはいえ、人を騙し続けて最後の最後に信頼を思いっきり裏切るというのは、なかなか辛いものがあります。少なくとも私は、どれだけギャラを積まれても無理です。 余談ながら、いかにも胡散臭い顔立ちのジョン・レグイザモが、ますます好きになりました。[インターネット(字幕)] 8点(2018-12-15 02:08:04)(良:1票) 《改行有》

8.  世界にひとつのプレイブック 《ネタバレ》 まあホッコリ系のいい映画なんでしょうけど、最初からラストが見え透いている感じ。しかし最終盤、「5点」で場違いに大喜びするシーンだけ、わかっちゃいたけどちょっとグッと来ました。価値観は人それぞれということで。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-27 00:58:13)

9.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 全編を貫くピリッとした緊張感がいい。いくら国家の安全を確保するためとはいえ、慣れない敵地へ赴き、現地で嫌われたり場合によっては生命まで危機に晒しながらミッションを遂行する神経とはどういうものか。で、多大な歳月と犠牲を費やしてミッションを完遂した後も、結局アメリカは警戒を解くことはできていないわけで。かの国の場合、おそらく「テロとの戦い」は未来永劫にわたって続くのでしょう。そう考えると、なんとも虚しい話です。ラストのヒロインの涙は、そんな行く末を暗示しているような気がします。[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-07-03 02:45:08)(良:1票)

10.  ゼロ・グラビティ 登場人物たった2人、後半は実質1人でも、十分におもしろい映画はできるんだなぁと妙に感動。主役はあくまでも宇宙空間であり、人間はその引き立て役に徹したからでしょう。 もしかすると、いかにもギャラの高そうな2人が出演しなくても、場合によっては無名の新人が代役を務めても、まったく毀損することなくおもしろかったかもしれません。人間関係の機微とか、キャラクターとか、外見とか言っている場合ではなく、パニックに陥った人間ならこうなるだろう的な動きに終始していたので。 そこでふと思ったんですが、役者の有名・無名とか、ギャラの高低というのは、どこで差が生まれるのでしょうか。演技力そのものに大差がないとすれば、たまたまヒット作に恵まれたとか、誰かにいい役を抜擢されたとか、そういうある種の〝運〟が作用するのかなと。深淵な宇宙空間を眺めながら、役者世界の深淵も眺めてみたい気がしました。[インターネット(字幕)] 8点(2018-03-09 02:17:52)《改行有》

11.  セッション ちょっと前にあった、日野皓正による中学生ひっぱたき事件を思い出します。私はひっぱたいて当然派です。だからこの作品には、嫌悪感ばかりが募りました。 最初のうちは、「どんな世界もプロの道は厳しいね」と好意的に見ていました。ところが午前6時の寝坊に始まり、他人の譜面紛失と妙な便乗、大怪我をした状態での登壇など、その非常識ぶりに驚くばかり。いずれにも共通するのは、周囲の迷惑を顧みない「自分さえよければいい」という姿勢です。しかも、いい音楽を追求したいというわけでもなさそう。ただ自分が叩きたいだけ。認められたいだけ。世間一般の常識的感覚としては、こういう主人公に対して何らかのしっぺ返しを期待するところですが、ほぼスルーだから余計に腹が立つわけです。こういう間違った世界観を許容してはならんと。 おそらく制作者の意図としては、「こうなるんだろうなあ」という観客の常識的感覚への挑戦だったのでしょう。たしかに、「必死に努力しました。成功しました。最後には鬼教官も褒めてくれました」という展開では陳腐なだけです。しかし、共感も同情もできない主人公を見せられるのは、苦痛なだけです。 この主人公は、もっと若いうちに日野皓正に出会っておくべきでした。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-03-05 01:56:32)《改行有》

12.  セルラー 悪役のジェイソン・ステイサムというのは、なかなか迫力があります。特に本作のように、腕力だけではなく権力も知恵も持っているとすると、かなり無敵感が増します。リアルでは出会いたくないものです。 それはともかく、ひたすらB級ジェットコースタームービーを目指したという感じの本作、グレートバリアリーフのように浅いですが、テンポがいいのでけっこう楽しめます。10年以上も前の作品ですが、当時からベイシンガーはけっこう老けてたんですね。それと、ステイサムと対象的なキャラで立ち向かう巡査部長がいい味出してます。この役者の方、かつて「ER」の序盤でも準レギュラーの医者として登場し、似たようなキャラだった覚えがあります。しかし横っ飛びには驚き。[インターネット(字幕)] 6点(2017-08-28 00:11:09)(良:2票) 《改行有》

13.  セブン たしかに「衝撃のラスト」でした。後半に登場したケヴィン・スペイシーが、おいしいところを全部持っていった感じ。いったい何が始まるんだろうという緊張感がいい。こういう不気味で知的な狂気を漂わせられる役者は、他にいないんじゃないでしょうか。そういえば「ユージュアル・サスペクツ」も同年の作品なんですね。たいそうなご活躍ぶりです。 ただし結局のところ、犯人の意図がいま一つよくわかりません。愉快犯なのか、社会への恨みなのか、それとも単に狂気なのか。実のところ、ブラピやM・フリーマンを相手にしているというより、その向こう側にいる観客に対して辻褄合わせをしているようで、ちょっと腑に落ちない感じもします。[インターネット(字幕)] 8点(2017-08-13 01:46:38)《改行有》

14.  青天の霹靂 定番なナンセンスという感じですが、登場人物を極力絞り、日本映画にありがちなクサいセリフもなく、シンプルにまとまっていて好感が持てます。今のところタイムスリップは万人にとって難しいですが、この映画のテーマである「せつなさ」には万人が共感するんじゃないでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-04-25 01:40:32)

15.  戦争と平和(1956) たしかに長いです。ヘプバーンの尻軽ぶりにもイライラします。前半は〝War and Peace〟というより〝Love and Peace〟という感じ。後半になってようやく戦況が動きますが、戦場の迫力はいま一つ。ソ連産の超長時間バージョンのほうが上です。 とはいえ、音楽はチャイコフスキーの「1812年」をアレンジして使っていて、雰囲気を盛り上げてくれます。やっぱり凄いです、映像ではなくチャイコフスキーが。 それと、ヘンリー・フォンダがときどき「ピコ太郎」に見えます。退屈してきたら、そういう楽しみ方もあります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-11 03:32:32)《改行有》

16.  戦略大作戦 主要3人のメンツを見たたけで、「どうせ成功するんだろうなあ」という感じ。戦場が舞台でありながら、ストーリーの起伏もハラハラする場面もほとんど皆無。コメディとのことですが、笑える場面もあまりなし。ボリュームがあって(長尺で)具だくさん(有名な役者がゴロゴロ)ながら、思いっきり薄味なスープを飲まされた感じです。 それにしてもこの邦題、テキトー感がすごいですね。日本語がカタコトの人が付けたのか、それとも作品のテキトーさを暗に伝えようとしたのか。[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-11-12 09:18:27)《改行有》

17.  SAFE/セイフ 色気ゼロはまだガマンしますが、笑いもゼロ。三つ巴の抗争に単身で挑むJ・ステイサムは相変わらずカッコいいですが、ひたすら暗い。終わり方も微妙。少女のその後のPTSDが心配です。[インターネット(字幕)] 4点(2015-07-14 03:17:08)

18.  切腹 すばらしいの一語に尽きます。巧妙なストーリー展開もさることながら、とにかく刀ではなく言葉の鍔迫り合いが見事。アクションはほとんどないのに、ずっと緊張感が持続していました。力のある脚本とはこういうものかと、ただただ感服するばかりです。終盤のチャンバラシーンだけ「暴れん坊将軍」のように派手でしたが、これはサービスの一環なのでしょう。 特に印象的なのは、一番最後の三國による冷徹な“後始末”。50年前に作られた、400年前を舞台にした作品であることを一瞬忘れるほど、ものすごいリアリティを感じました。今日のあらゆる組織においても、大なり小なり似たような処理は行われているでしょうから。[インターネット(字幕)] 10点(2014-07-28 03:18:20)《改行有》

19.  戦争と平和(1965-1967) やたら饒舌なシーンがあるかと思えば、真意を汲み取るのが難しいシーンもあり。やたらとテンポが遅いと思ったら、一気に時代が飛んでいたり。「これが異文化コミュケーションというヤツか」と実感できます。 個人的には、後半に行くほどおもしろかった。特に第3部の敵も味方も優劣もよくわからないグチャグチャな戦闘シーンは、まるで「19世紀のハンバーガーヒル」といった感じ。なかなか見応えがあります。しかし、これだけ長時間見せられたわりに、印象はちょっと薄いかな。 それにしても、共産陣営の総帥国家の下で莫大な予算と時間を与えられ、しかも世界的文豪による世界的名作をもとに1本の映画をつくる作業は、想像を絶するプレッシャーだったことでしょう。もしコケようものなら、「失脚」や「亡命」の憂き目に晒されていたかも。全編にわたるピエール君の苦渋の表情には、そんな監督の立場が反映されているようにも思えます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-05 03:13:04)《改行有》

20.  セント・エルモス・ファイアー どうってことのない映画ですが、いつの間にか自分の学生時代や卒業したての頃を思い出して、胸のあたりがチクチクしたり、ザワザワしたり。そんな思いにさせてくれるのは、ひとえにD・フォスターのセピア色風BGMのおかげでしょう。米版「ふぞろいの林檎」ですね(「ふぞろい」のほうが好きですが)。[地上波(字幕)] 5点(2005-06-19 22:02:21)

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