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プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  訴訟 《ネタバレ》  ジーン・ハックマンは言わずもがな、娘の女弁護士さんの「何かに気付いた時」の間の取り方と表情の作り方の演技がすばらしく、またそのシーンで挿入される音楽が完璧にマッチしていて、作品全体にただならぬ緊張感をもたらしていました。この空気感最高です。  裁判で扱っているテーマも非常に興味深いものでした。マイケル・サンデルの「ハーバード白熱教室」で、車の企業が実際に欠陥車の回収費用と、欠陥車による事故死の賠償金の合計費用を天秤にかける具体例が紹介されていたので、この映画で全く同じ内容が出てきて驚きです。正直活字で読むだけよりも、この映画の1シーンで説明されたときのほうが衝撃が大きかった。  親子のドラマとして、法廷ドラマとして、非常に面白い作品であると同時に、観る人を選ばない万人向けの作品だと思いました。  ラスト、3千万ドルでもなく、5千万ドルでもなく、1億ドルなら良いんかい!というところだけ納得いきませんでした。[DVD(字幕)] 9点(2013-04-26 17:12:18)《改行有》

2.  ゾンビ・ホスピタル 《ネタバレ》  こちらでの登録なし。あからさまなB級感。ですので好きなジャンルとはいえ、たいした期待はせずに観賞。  いやいやいや。面白いじゃないですか、コレ。B級ホラーの中ではトップクラスの出来栄えでしょう。  まず前半のサスペンスフルなシチュエーションが良い。精神病院に入れられた妹に会いたい。あわよくば連れ出したい。そんな高い志をもって妹思いの兄、精神病院へ初潜入。いつ見つかるかわからない緊張感の連続に、前半はサスペンスとして大変見応えがあります。  そして後半。怒涛のスプラッタ。  この作品のゾンビは亜流。死んでいるわけではないので、正式にはゾンビとは言えないかもしれない。ただ生肉が好きになっちゃっただけの人間。人間なので、頭以外でも致命傷を負わせればすぐ戦闘不能に。そんななよっちいゾンビじゃあ盛り上がりそうにないかもしれませんが、なぜかそんなことないんですよね。  まず、噛まれたら感染する。これ大事。そして感染から発症までの潜伏期間が長め。真綿でじわじわ首をしめられるような不気味な恐怖感と不安感。  更には、人としての意識がある中で、食人鬼としての本能が開花。つまり、『半ゾンビ』のような期間があるのです。この『半ゾンビ』の人たちの狂気の描き方が秀逸。『集団あくまのいけにえ』状態。なかなかの名シーンを生んでいます。  主人公、妹、協力者、看護師。逃げるメンバーがみんな良い人ってのもポイント高い。『頑張れ』って応援したくなる人たち。で、実際に頑張ってくれるのがまた良い。『馬鹿な行動』『ぎゃーぎゃーうるさい』などの不快ポイントはほとんどありません。即興のチームプレイがちゃんと出来ています。この4人なら全員助かっても良かったくらい。  この映画では『ゾンビの共食い』がちゃんとあります。傷ついたゾンビ、血を流しちゃったらちゃんと仲間からお食事と認識されて食べられちゃう。これが良い。  掘り出し物とは、まさにこーゆー作品を言うのだと思います。[DVD(字幕)] 8点(2020-03-16 13:38:00)《改行有》

3.  ソウ6 《ネタバレ》  今までのシリーズに負けず劣らずのショッキング映像でスタート。このシリーズのファンなら間違いなく満足できるレベルです。はっきり言って、6作目にきて、いまだ『痛さ』の形容がパワーダウンしないだけでも、非常に頑張っていると思います。  本編では、ジグソウならではのゲームが盛り沢山。今回のテーマは『命の選定』。悪質な保険会社にぴったりのテーマ。保険会社に煮え湯を飲まされた経験がある人ならば、むしろ爽快にすら感じるかもしれませんね。つまりは、今までの犠牲者と違い、同情の余地が極めて少ないのであります。  また、保険会社のウィリアムの回想シーンが非常にわかりやすくバックグラウンドを教えてくれるのが良い。  全滅パターンが多かったシリーズで、今作の『テーマ』と『ゲーム』の性質上、生存者が結構いるというのも大変興味深い。かなりテーマを反映したゲームとなっているのではないでしょうか。  そしていつもの『連続テレビドラマ』のパート。こちらはいつにも増して緊張感があって良かったですね。  生きていたペレーズ捜査官。追い詰められていくホフマン。これだけでも面白いのに、今作ではジル・タックの回想シーンがプラスされ、新たなる事実が次々と判明します。特に、アマンダに対する評価は、この作品を見ると180度変わること間違いありません。  相変わらず今までのシリーズを見ていることが大前提の作品ではありますが、それだけの価値があるクオリティに仕上がっています。  これだけの内容を90分にまとめきるのも何気に凄い。[DVD(字幕)] 8点(2017-07-23 04:05:49)《改行有》

4.  ゾンビーノ 《ネタバレ》  ブラックユーモアここに極まれりといった傑作。牧歌的な雰囲気。だけどいつも『死の匂い』を感じさせる日々。その生活に順応し、感覚がマヒしてしまっている人々。なにもかもが、日常的で、非日常的。こーゆーシュールな世界、大好きです。  『ゾーン』と呼ばれる地域と、フェンスで完全に区切られている安全な町。『進撃の巨人』のようなプロット。このゆるーい閉塞感がまた良いです。  ストーリーはティミー&ヘレン(人間)と、ファイド(ゾンビ)の心の交流がメイン。  だけどこの作品、『主観』と『音楽』を変えれば、かなり悲惨なホラー映画へと早変わり。  なぜならティミーは、自分の目的のために周りの人間を犠牲にしちゃう、とんでも野郎だから。  一番ひどいのは、『ゾンビ返却口』でのひとコマ。『連れて行かれたファイドに会いたい』という涙がでちゃうような目的のために、他人のゾンビを暴走させるという鬼畜ぶり。『ゾンビに人を襲わせて、お目当ての人に会いに行こう』、頭のネジのぶっとんだ作品。  こーゆーモラルの崩壊した作品は、好き嫌いが分かれるところでしょうが、僕は大好きです。  [DVD(字幕)] 8点(2017-07-09 16:58:15)(良:1票) 《改行有》

5.  ソウ5 《ネタバレ》  今作のゲームは『5人で力を合わせれば、軽微な損傷で助かる』というもの。これは『2』でも出てきたアイデア。こーゆーの好きですね。ジグソウのアドバイスに耳を貸さず、一人ずつ犠牲にしちゃうのも『2』に近いです。  また、もう一つの攻防戦。ホフマンVSストラム。こちらはホフマンの狙いが若干わかりづらくはあったものの、緊迫した雰囲気だけは伝わってきます。オチが良いです。ストラムの最後の選択。アドバイス通り、ガラスケースの中に自分が入っていれば助かったという真実。でもやっぱりそれを選ばないラストは好き。  不満点は最後の大仕掛け。インディ・ジョーンズじゃないんだからさ。もはや個人でできる仕掛けのレベルをはるかに超えている気がします。これはもうやりすぎ。  さて、相変わらず、前作までの内容が頭に入っていることを強制するこのシリーズ。  今作でも、今までの舞台裏が描かれるため、ファンには嬉しい一方で、一見さんは完全お断りの内容。  普段はこーゆーのは映画じゃねーっていうところなんですが、なんかこのシリーズは気になりません。おそらくここまで関連性が強いと、もはや連続ドラマとして見ているからかもしれません。  それにしても、今までのソウは結構平気だったのですが、今作のは、初めて『痛み』を感じましたね。特に冒頭の振り子。そして何といっても回転刃。あれはまいった。まじできついです。[DVD(字幕)] 8点(2017-07-07 13:59:10)(良:1票) 《改行有》

6.  ソウ3 《ネタバレ》 不思議なもんで、過激な描写はどのシーンも同じくらいなのに、頭蓋骨開けちゃうシーンはそんなにグロいと思いません。人を助けるための行為っていうのは、こんなにも印象を変えてしまうものでしょうか。ジグソウが痛がっていないというのも一因か。やはり『グロい』と感じるのは、視覚情報だけでなく、そこに『痛さ』や『恐怖』を想像させられるからだと改めて実感。  さて、『1』『2』『3』の中では一番好き。ジェフやケリーは子供を事故で失った悲しさから、家族関係が上手くいかなくなっているのだとしたら、そこをジグソウに責められるのはあまりにも無慈悲。もちろん、『生きている家族を大切に』っていうジグソウの言い分は正論だけど、命までかけさせられたらたまったものではない。ジェフやアマンダはゲームに参加させられなくても不幸だったのに、更にこんなゲームに参加させられてあまりに可哀想。そこが『1』や『2』と決定的に異なるポイント。二人に対する同情の気持ちが湧き上がる本作。大変理不尽で怒りが湧き上がりますが、もともとそういう主旨の映画。よくよく考えれば、理不尽であればあるほど映画としては正解なのでしょう。  『このゲームはアマンダ、君へのゲームなんだ。』という発想及びオチのつけ方は好き。ですが、『アマンダ、君の命は彼女(リン)が握っている。』って、それはつまり『リンを殺せば、ジェフから復讐されちゃうぜ』ってことを示唆しているのかい?でもジェフがアマンダを撃っちゃう保証はないですよね?このゲームの最も大事な部分がそんな不確定要素いっぱいでいーんでしょうか?うん、でもまあ赦ソウ。  3作品の中では最も過激な描写となった本作。ここまできちゃうともはや悪趣味。うん、でもまあ赦ソウ。  3作品の中で、最も画面がチカチカ。目が無駄に疲れる。うん、でもまあ赦ソウ。  ちなみにこれ、もう『1』『2』の内容知っていて当たり前の作品になってますね。まあシリーズものは1作目から順に見るのが良いんでしょうが、これはあくまで映画であり連続テレビドラマではありません。当たり前のように予備知識を観客に求めるっていうのは傲慢が過ぎやしませんかね。うん、でもまあ赦ソウ。そして8点。  どうです、これでゲームクリアじゃないですかね?[DVD(字幕)] 8点(2017-06-24 15:38:21)《改行有》

7.  ソウ2 《ネタバレ》  個人的な好みで言えば1作目より今作のほうが好き。どちらもミステリー要素があるのですが、今作のほうがわかりやすくてスッキリします。  前作で、ジョンに対し事務的に『死』の宣告をしたゴードン医師。それが許せなかったジグソウ。今作のゲームは、今までで最も簡単であり、最も皮肉に満ちています。たった一つの条件、『他者の生を大事にする』、これにさえ気付けば、難なくクリアできるというのが最大のポイント。  全員が力を合わせれば全員助かる『金庫のゲーム』。首の後ろの番号を、虹の色彩の順番に並べるだけで良い。もし『自分さえ助かればよい』という選択をするのであれば、個々人に用意されたゲームへのチャレンジへと移行します。今作の挑戦者が選んだのはこちらのゲーム。ですが、『他者の生を軽んじる選択』に対し用意された個々人へのゲームは、そのほとんどがクリア不能のデスゲームなわけです。  マシューズ刑事にしても、狙われた理由はおそらく他者の人生を踏みにじったからでしょう。そこでジグソウは最後のチャンスを与えることにします。マシューズ刑事が目の前に座る末期癌患者の『生』を尊重するだけでクリアできる、究極の心理ゲーム。この期に及んでもし『自分』と『自分の息子』のことしか考えず、他者の生を軽んじるのであれば、即ゲームオーバー。  結果、マシューズ刑事はこのゲームに失敗。瀕死のジグソウが言い渡す『ゲームオーバー』は自分ではなく、マシューズ刑事に向けてのもの。言葉通りの意味なわけです。  今作でのゲームは『心理トリック』がメイン。物理的なトリックはほとんど引っ掛け問題。その単純な構図がゆえに、鑑賞中の『面白さ』と答え合わせの『衝撃』を共存することができたのかもしれません。  それにしても、『もしかして脱出できるのか。』とやっとたどりついた先が、前作のゲームのステージだったときの絶望感といったら、言葉にできないくらい素晴らしいですね。  末期癌患者最大の生命力をほこるタフネス・ガイ、ジグソウ。悪のカリスマ。ポストレクター。  これからもお元気で。命を軽んじるものたちを正しい道へと導いてください。[DVD(字幕)] 8点(2017-06-18 14:24:10)(良:2票) 《改行有》

8.  ゾンゲリア 《ネタバレ》  おもしろいじゃないですか!  点数が低かったので期待していなかったのですが、予想以上に楽しめました。メインストーリーはミステリーで展開しながら、サブストーリーのように犠牲者のエピソードを入れていく。これは面白いです。  ラストのオチも良かったです。まあ似たようなオチの映画は結構作られているので、途中で「もしかして」とは思っちゃいましたが、もしかしましたね。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-18 01:52:39)《改行有》

9.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版 《ネタバレ》  ゾンビってせつないです。見ていてノスタルジーを感じます。  序盤、テレビ局の場面の後、人間同士の打ち合いで物語がスタート。片足の神父が、「人間が殺し合いをやめない限りあいつらは増え続ける」と言ったせりふを聞いて、この映画はただの娯楽映画ではなく、反戦のメッセージがあるのだろうかと考えてしまいました。  ショッピングモールで、人間として料理を彼女と楽しんでいたスティーブンも、終盤ゾンビの仲間入りをしてしまい、「ああ、ここにいるゾンビたちも元々は人としての幸せな生活を営んでいたんだ・・・」と、余計なことにまで思いをはせてしまいました。  暴走族、まじうざかったー。  音楽はとても良かった。  日常のショッピング・モールって感じの音楽が切なさと絶望感をひきたてています。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-11 01:41:44)《改行有》

10.  ゾンビの中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》  ゾンビがほとんど出てこないゾンビ映画。でもゾンビの存在をはっきり身近に感じることができます。  ほとんど自宅内でのみの撮影なので、予算もほとんどかかってなさそうです。  にも関わらず、世界の終末感がしっかり表現されています。  子供を死産したことがきっかけで、離婚寸前の夫婦。そこに突然訪れるゾンビパニック。  ゾンビ系でいつも思っていた『なぜわざわざ家から出るの?』とゆーことをこの夫婦はしません。ひたすら籠城を決め込みます。  そりゃそうだ。自分が同じ立場だったら、この夫婦と同じ選択をします。そして事態が鎮静化するのを待ちます。  自分と同じ考えだから共感できます。  困るのが食料。離婚寸前だったからか、備蓄がほとんどないこの夫婦。きりつめても2日で食料は底をつく。シンプルですが、籠城を決め込んだ二人を強制的に家の外に出すのに十分な理由。  しかし食料の調達は失敗。逃げ帰ってきて、しかも妻は噛まれてしまいます。  妻のために自分の血を飲ませる夫。とても離婚寸前だったとは思えません。  助けを求めてきた隣人夫婦ともひと悶着アリ。  ほとんど家の中だけでの出来事なのに、なかなかドラマ性に富んでいます。  そしてとにかく結末が気になる映画です。  個人的には二人には生還してほしかったのですが・・・そこだけが残念。  ・・・・それから、奥さんはもう少しきれいな人が良かったな・・・  [DVD(字幕)] 7点(2024-01-18 03:24:27)《改行有》

11.  ゾンビーワールドへようこそ 《ネタバレ》  ああ、もうバカバカしくて好き。おばかなゾンビコメディではあるんですが、ちゃんと逃げようとしているところが良い。最善を尽くそうとしているなかでのコメディ。だから許せます。  まあ正直すべりまくってはいるのですが、それも含めて理屈抜きになんか楽しい映画です。  お化け屋敷みたいにちょいちょい驚かしてくるのも楽しい。  ストリップ小屋→警察→友人の家→隣のおばあさん家、次々舞台が変わるのも良い。そして行く先々で必ずピンチに陥る。でもなんかまったりしている。鉄格子のなかに閉じ込められ、周りはゾンビに囲まれている。絶望的な状況のはずなのに、ゾンビと一緒に写真を撮ってSNSに上げようとする。この破綻しすぎない絶妙な匙加減のユルさが好き。  終盤まではひたすら逃げの一手なんですが、最後の最後で反撃に出るのも爽快。今まで日の目を見なかった冴えない3人。その3人がボーイスカウトの技術をもって即席の武器を作っちゃったり、その武器で反撃ののろしをあげちゃったり、これはアツい。単純だけど、こーゆーストーリー展開は絶対楽しい。  そして仲間も良い。それぞれ活躍する。イライラさせるような足手まといはいない。ヒロインが2人いるのが贅沢。助けられるヒロインと一緒に戦ってくれるヒロイン。どちらも良い。  B級ホラーには違いないんですが、大事なポイントがしっかり押さえてある手堅いつくり。おそらく誰が見ても楽しめるであろう作品。ただし悪ノリが過ぎる場面(トランポリンのとこ)もあるので、家族で見るには注意が必要でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2021-12-10 14:57:34)(良:2票) 《改行有》

12.  ゾンビーバー 《ネタバレ》  もっとダメダメな映画かと思っていたのですが、意外にイケる作品。  テンポ良し、リアクション良し。おバカ映画のノリと、ホラーとコメディのバランスが程良い感じです。  確かにゾンビーバーのクオリティはひどい。ですがこれはもしかすると確信犯的なものかもしれません。こんな低クオリティの人形劇のようなビーバーを、ちょっとでも怖いと思ってしまったのは私だけでしょうか。『音』の使い方が効果的で、恐怖演出、バカにしたものじゃないと思います。  更にはビーバーに噛まれた人もゾンビーバーになってしまう王道展開。こんなありきたりムービー大好きです。  てっきり主人公かと思っていたジェンは、あっさりゾンビーバーに。  一番偏差値低そうな、明らかに殺され要員兼お色気要員の女の子がまさかのファイナルガール。セオリーの外し方が何気にうまいです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-12-08 11:59:51)(良:1票) 《改行有》

13.  ゾンビスクール! 《ネタバレ》  パニックものとして、ゾンビ映画として、なかなか面白い作品です。  評価が低かったのであまり期待はしていませんでしたが、悪くないんじゃないでしょうか。  最初はコメディ色強くてどーかなと思ったのですが、後半になるにつれて真面目に逃げよう、戦おう、協力しようという姿勢になっていくのが悪くないです。パニックが起きるまでがスピーディなのもプラス評価。三輪車こいでる女の子のシーンとか、恐怖演出もまあまあ。こーゆー作品でよくあるイライラさせられるような行動もそんなになく、考えて、走って、戦って、みんなよく頑張ったと思います。  惨殺シーンが序盤のみってのは、ゾンビファンからしたら物足りないところかもしれないですね。  私は『サバイバル』『脱出』『反撃』のカタルシスをゾンビ映画に求めるので、惨殺描写の少なさってのが、そこまで気にはならなかったです。  学校から脱出した後のひと悶着は正直蛇足。だったら学校内でのパニックエピソードを増やし、学校内でのサバイバルに徹したほうが良かったと思います。  あと内容とは関係ありませんが、個人的にイライジャ・ウッドのような有名な俳優さんが、こーゆーバリバリのB級映画に出演してくれることが結構好きだったりするので、その辺はプラス評価です。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-28 01:28:25)(良:1票) 《改行有》

14.  ソウル・サーファー 《ネタバレ》  実話とは言いますが、『映画に合わせてだいぶ脚色してそうだなー』と思った次第。  ところがところが。ラストまで見たところでベサニー・ハミルトンご本人登場。しかも当時の映像を流す流す。これまたびっくり。本作のストーリーやキャラ設定とほとんど変わらないじゃないですか。タイで子供にサーフィン教えている映像まで残っています。ここまで実話に忠実に作られている映画も珍しい。もしくは、あまり脚色する必要がないほど、現実に起こった出来事がドラマチックだったということでしょうか。  ただ、私は映画の最後に実際の映像を流すという行為、あまり好きではありません。せっかく映画の世界に浸っていたのに、なんか急に夢から醒めちゃう感覚がします。インプリンティングみたいなもので、最初に見たベサニーとそのドラマが、自分にとっては『本物』なわけです。その後に、『実は本物はこっちでしたー。』っていう映像をわざわざ流す必要があるのでしょうか。こーゆー実話ベースの映画のラストに実際の映像が流れるたびに常々思います。  本編はさすがのディズニークオリティに8点。ですが最後にちょっと気持ちが醒めちゃったので7点で。  それにしても今まで普通の生活を送っていたのに、突然腕がなくなっちゃう。その事実は映像で見ると思っていたよりショッキングでした。外見もここまで変わるものかと。オープニングで流していた何気ないベサニーの日常。ギターを弾いたりとか。そーゆーのが、ベサニー退院後のベサニーの日常との切ないほどのコントラストを生んでいます。出来ないことがここまで増えるものかと。退院後のシーンは胸にぐっと迫るものがありました。そんなベサニーがプロサーファーとして活躍していることに驚嘆するばかりです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-11 09:45:20)《改行有》

15.  ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 《ネタバレ》  スリラーな前半。まったりロードムービーの中盤。ラブロマンスの後半。異色の3部構成。これが意外とバランスよかったりするから面白い。  マイク(主人公)がなぜゾンビになったのか。細かい説明は一切なし。目覚めたら、はい、ゾンビ。この潔さ、割り切りがたまらない。  周りはゾンビだらけ。ゾンビの主人公、ゾンビを怖がる。このシチュエーションだけで最高。ゾンビは襲ってこないけど、人間からは撃たれちゃう。このアイデアを象徴するのがバーでの一幕。『人間から襲われ、ゾンビたちに助けられる。』いやー、たまらないですね。面白いです。  中盤以降は主人公たちとそれを追いかけるゾンビハンターの単純な対立構造へとシフト。前半と比べると面白さはややトーンダウンか。特にゾンビもの大好きな人にとっては、「『大量ゾンビ対人間たち』のなかにほうりこまれたマイクたち」という前半が面白すぎるので、中盤以降は物足りなさを感じちゃうかも。ゾンビのラブロマンス。それはそれで見応えあって面白いんですけどね。  ところで彼女エリーの父親。娘の恋人を射殺しちゃった挙句ゾンビにして追い掛け回すっていう鬼畜ぶり。そんな極悪非道の父親が何のお咎めも受けないまま終幕って、すっきりしないのは私だけ?  それからゾンビハンターのうちの1人、ひげもじゃのでかい奴。ちょっとコメディ色強すぎ、キャラ濃すぎかも。さりげないコメディを演出していたこの作品ならではの絶妙なバランスを、微妙に壊してないですか?[DVD(字幕)] 7点(2019-10-13 01:19:36)(良:1票) 《改行有》

16.  ゾンビランド 《ネタバレ》  ポップで明るいゾンビムービー。主要キャラが誰も死なない稀有なストーリー。それでいてゾンビ映画としての終末感やドキドキ感もちゃんと味わえます。コメディ色が強すぎないのが良いバランス。  主要4人のキャラクターが非常に良い。姉妹の存在が、ゾンビムービーにまさかの青春的な味わいを添えます。  ゾンビ映画特有の『サバイバル感』も、割としっかり感じられます。車を調達したり、武器を調達したり。こーゆーささいだけど大事なところをきちんと押さえている丁寧さに好感がもてます。  コメディタッチでライトに仕上げつつも、ゾンビ映画特有の不安定な日常を感じられるのが良い。だからビル・マーレイの豪邸でのひとときで、心やすらぎます。ゾンビ映画のこーゆーインターバルのシークエンスが何気にお気に入りです。  ビル・マーレイを撃っちゃうシーンは評判良いようですが、個人的には悪ノリが過ぎた感じがします。撃たれたあとしばらくしゃべっちゃってるし。ぎりぎりのバランスだったのがここだけ壊れちゃってて、ちょっと気分が冷めます。  『遊園地を稼動させて、ゾンビを呼び寄せてしまう。』『あえて逃げ場の無いアトラクションに乗り込んで、自ら危機的状況を作っちゃう』など、終盤の姉妹の行動にイライラ。この4人は、したたかにこの世界を生き延びているわけだから、こんなミスするはずありません。無理矢理危機的状況を作っちゃうような安易なプロットにがっかり。  主人公が決めたルールもごく一部しか紹介されなかったのが物足りないです。主人公のルールにゾンビ映画あるあるをもっとぶち込んで、それが劇中機能するような痛快な演出を期待しちゃいましたね。[DVD(字幕)] 7点(2019-03-31 02:24:54)(良:2票) 《改行有》

17.  ソウ4 《ネタバレ》  もはや単体で見ることは不可能なこの作品。前作までを見ていないとまるで意味がわからないでしょうね。  ただ個人的にこの作品の手法は嫌いではありません。映画としてはどうかと思いますけど。このシリーズに限って言うと、『その回を見ると、前作までの内容がより深くわかる』という構造が面白いです。それに加え、一応その回その回で決着を着けているので、文句はありません。オチも必ずあります。シリーズ4作目まできて、作品のクオリティが全然落ちない、最後まで緊張感が消えない、サスペンスホラーの良作だと思います。  今作はいつも通り、全然読めなかった部分が多いのですが、すぐに読めちゃった部分もあります。  まずは弁護士。この人が何らかの形でゲームに強制参加させられているというのには、すぐに気付きます。  そして、リッグ刑事が『助けることのへの執念を断ち切ることができるかどうか』が今作のテーマ。すなわち、それがラストのゲームクリアの条件になるというのは、今までのソウシリーズを見ていれば、わりとすぐにわかります。  ただ、冒頭の『ジグソウの体の中からテープ発見』、ここがラストシーンだったとは。これは読めなかったです。いわば、これは今までのシリーズにはなかった、登場人物ではなく、視聴者を騙すためだけのトリック。ずるいとは思いますが、心地よい『してやられた感』です。本編は『3』と同時進行だった。こいつはまいった。  『3』のクライマックスを同時進行で見せてくれるラストは素晴らしい。ストーリーは4作品の中で一番好きかもしれないです。  ただ、いつにも増してカット割が細かい。アップが多すぎ。どーゆー装置かわかりづらい。つまり、見せ方は4作品の中で最も不親切だとも思います。わざとわかりづらくして、それを難解さと錯覚させる、そんな手法はアンフェアです。正直ちょっと目が疲れて、頭痛がしてきたので、映像作品としはやや悪質かもしれないですね。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-30 15:23:13)《改行有》

18.  ソウ 《ネタバレ》  前半かったるくて、中盤少し面白くなってきて、後半俄然盛り上がるソリッドシチュエーションスリラー。  こーゆー閉鎖的な空間でのホラーって、低予算でハイリターンとれそうだから、いいですね。  見る前は、『追い詰められた人間の狂気』、そういうものを見れると思っていました。ですが蓋を開けてみると、意外と普通。それもそのはず。雰囲気、プロットは『ホラー』であり『サスペンス』なんでしょうが、どうもこの作品、『ミステリー』の要素が大分強いと気付きます。ですから登場人物はいたってまとも。アダムもローレンスも人道的で理性的。そして常識人。シチュエーションはパンチが効いていますが、ストーリーはかなり正統派のミステリー作品で、手堅く作ってある印象です。予想とは違った種類の面白さでした。  ですから、恐怖感よりむしろ、あまりにも汚い空間への嫌悪感が先にきます。  私は、グロ耐性はあるのですが不潔耐性は全然ない。バスタブ、トイレ、何もかもが汚すぎ。ノーマルな自分でさえ引くくらいですから、潔癖症の人はマジで見ないほうが良いでしょう。『何が出るかな、何がでるかな』で、トイレに手ーつっこむんじゃねーって、もうほんと勘弁してほしい。  それにしても最後のオチは全然予想できなかったので素直にびっくり。それに他の方の解説レビューを読んでて『アダムが一部共犯説』という意見を見て、二重にびっくり。『あーそーゆーことかー。』と思いはするものの、何だろう、真相がわかったときの『すっきり感』がいまいちしない。考えてみるに、私にとってこのストーリーがたいして面白くないからだと思います。  だって、『ジグソーの、死ぬまでにしたい10のこと』に、つきあわされただけですもんねぇ・・・。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-08 10:23:55)(良:2票) 《改行有》

19.  ソードフィッシュ 《ネタバレ》  非常にインパクトのある作品ですね。人の注意・関心を引きつけるのが上手いと思います。  世界中で映像が氾濫し、その結果『人の集中力の継続時間』が極端に短くなったらしい昨今、エンターテイメント作品においては冒頭10分以内で見せ場が1つは必要でしょうから、製作サイドも大変です。  今作は10分~15分以内に、『ハラハラドキドキ』『お色気セクシー』を定期的にはさむことで、『なんか面白い』と観客に錯覚を起こさせることに成功しています。ですので、ストーリー自体はそんなに面白いものではございません。見せ場の使い方が上手いということでしょう。  冒頭では『人間地雷』。序盤の『60秒ハッキングテスト』。『もう一人のハッカーの暗殺』。『ハルベリーのプチサプライズ』。  『いったい何の意味が?』というシーン、エピソードが、私達観客の意識をひきつけておくための『餌』だとしたら、その説明もつきそうです。  終盤からクライマックスにかけてはストーリーも面白く、作品全体のプロットが見えてきます。  スタンリーはガブリエルとジンジャーが大金もってまんまと逃げおおせたのを、それ以上は追求しません。『たいしたやつだ。』の一言には、ガブリエルを人として絶対に許すことはないが、人として認めることはできるという意思が見てとれます。  実際に、ガブリエルは潤沢な資金を手にし、次々とテロリストを始末していきます。  悪の華、アンチヒーローの誕生です。  もちろん、ガブリエルによって、罪の無い人が無残な殺され方をした事実は消せません。ですがそれを言い出せば戦争だって同じですからね。  理屈ではガブリエルの合理性を認めながらも、人としての良心、道徳を重んじるスタンリーは、ガブリエルに賛同することはないわけです。二人はさながら『曹操』と『劉備』のような関係ですね。  この作品に難があるとすれば中盤。  今何が起きていて、誰が何をしようとしているのか、テンポを重視したため説明不足すぎる箇所が、中盤に集中しています。  特に背信議員によって派遣されたヒットマングループの車襲撃シーン。スタンリーがジンジャーを問い詰めるシーンなどは、一瞬なぜそうなったのかわかりません。しばらく様子を見て、あるいは結果を見て、『あー、そうゆうことか。』と結局は答えが提示されるから良いんですけどね。スピード感を重視し過ぎると、説明不足を招き、臨場感を損ない、中だるみさえ引き起こしかねない、と感じます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-19 11:54:04)(良:1票) 《改行有》

20.  ソルジャー(1998) 《ネタバレ》  今作の評価が全体的に低いのは、鑑賞前の期待値の高さにあると思います。名の知れた俳優、スタッフ、監督、脚本、それに多額の制作費の知識が事前にあれば、否応なしに期待も高まるというものです。だとすれば、今作を観たときにがっかりしちゃう人の気持ちもわからんでもないです。  私は何も知らずに観ました。知っていたのはカートラッセルだけ。何も知らずに観ると、純粋にクオリティ高めのB級作品として楽しめます。それに今作の映像、世界観が何と言っても好きです。好きなものは好きだからしょうがない。理屈じゃないんです。  砂嵐が来る瞬間の映像は迫力満点で◎。廃棄船がごみを投棄する映像もスケールの大きさを感じさせて◎。その割りに本筋のストーリーに関する映像は、意外と安っぽくこじんまりとしすぎちゃったのは、もったいなかったかもしれません。これは『インディペンデンスデイ』のときにも感じた感想です。そもそも舞台を最初から狭い範囲に限定し過ぎちゃったのが、一番の原因かもしれないですね。  否定的な意見の多いパワーバランス、強さのインフレについては、個人的にはアリです。訓練ではニュータイプが圧倒していたのに、実戦ではベテランのトッドが巧みな戦術でニュータイプを一網打尽にしていくのは、はっきり言って気分爽快です。これぐらい強すぎちゃって全然OKです。本物のソルジャーの真価は、訓練ではなく実戦でこそ発揮されるのだ(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-03 07:45:46)《改行有》

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