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プロフィール |
コメント数 |
1446 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。 何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。 レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。 でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。 これからも宜しゅうお願いいたします。 |
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1. そして誰もいなくなった(1945)
《ネタバレ》 原作はクリスティーのみならず、ミステリーの中で五指に入れたいほど大好きな作品。クリスティー原作映画化作品としては「情婦」に次ぐ、秀作との誉れ高い作品と聞いていたので楽しみにしていたんですが・・・。そこそこの面白さはあるものの、ミステリー原作ジャンルの映像化の限界を感じた残念な出来。原作では各々の登場人物が殺される直前の、犯した罪の意識が卓越した心理描写で綴られているけれど、映像化となるとその部分はどうしても表層化した描写に留まらざる得ない。後年製作のオールスターキャストによるアガサ映画化ものは大スターたちの顔見世大見得演技を楽しめたが、こちらは地味な役者ばかりを揃えているのでその愉しみにも欠ける。クレール監督の野心的な意気込みを感じたのは「鍵穴の玉突き事故」シーンと、ラストの「原作改変大円団」位。でも、原作的にこれ以上のモノを望むのは難しいと思うなあ・・・。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-15 16:03:07)
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