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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ 《ネタバレ》 〈原作未読〉夫婦の再生という風に自分は観ました。「存在の耐えられない軽さ」を思い出しました。自分に尽くす奥さんがいるから、外でも浮気をする浅野は、奥さんが飲み屋で働き人気者になり、自分は寝盗られるんじゃないか、と自分のコアである奥さんが心配でしょうがない。しかし奥さんの方はそんなことより、生活を守ろうと旦那のそんな心配に少しも気づかない。それが浅野には奥さんが腹に一物あるのでは、とうつる。広末との心中もそんな、みんなからもてる彼女のまぶしさに自分が醜く見えて、不安に思えて、行ったのだろうと思います。ラストの方で堤と松との間に何が起こったかははっきり示されませんが、松はそこで浅野の広末との心中に精算がついたものと思い、最後の「あなた!」につながるのだと思いました。太宰治の本は高校の頃、一冊読んだきりですが、こういう内容の小説なら読んでみようかな、なんて思いました。[DVD(字幕)] 8点(2010-10-25 11:57:25) 2. 海は見ていた 《ネタバレ》 吉岡君と永瀬君の二人が出ている時代劇は「隠し剣」の前にもあったんですね。 むしろ「隠し剣」は山田洋二監督が吉岡君の汚名挽回に創ったのでは、と思ってしまうくらいです。 この映画、自分は好きです。 黒澤さんの創りたかった映画なんですね。 自分には描けぬ世界はないと悔しがったからかもしれませんね。 それほど女郎たちの見てる世界はドラマ性に長けているんだと思います。 監督が熊井啓だというのも話題性をもちます。 なんで、熊井監督なんだろう?というのが正直な気持ちでしたが・・[ビデオ(邦画)] 7点(2019-12-03 03:25:34)《改行有》 3. UDON 《ネタバレ》 いや、これは意外に面白かったです。エンタメドラマの奥深さを感じました。この映画で取り上げられたうどんのように・・。きっと映画製作の現場は、しょうゆ顔の人ばかりなのでしょう(笑)[DVD(邦画)] 7点(2015-10-25 14:33:04) 4. 運命じゃない人 《ネタバレ》 何の予備知識もなく、コメディである事すら知らなかったので、観て、とても満足しました。また探偵が悪い人じゃないので、組長に残酷なことをされたら気の毒だなあと思って観ていたので、あんな風に許してもらえて良かったです。ほっとしました。[DVD(邦画)] 7点(2009-01-21 19:17:32) 5. ウィスキー もてるヤツはもてる、もてないヤツはもてない。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-17 20:13:36) 6. 海でのはなし。 物語に重点は置かれてないですね。でも宮崎あおいちゃんが見られて良かったです。 スピッツの音楽も好きなので、自分的には楽しめました。[DVD(邦画)] 6点(2011-07-31 14:17:22)《改行有》 7. 海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 僕はこの映画、あまり感心できなかった。ラストの方で「なぜ皆と同じように過ごせないか」と夜中になくシーンがありましたが、そこから映画を始めるべきだろう、と思いました。28年間の自分では何もできず、排泄の処理などやはり精神的につらいこともあったと思います。でも周囲は生きてくれることを望んでた。そして、詩を書いてた。自分を表現する事ができたのですよ。僕はこの詩集から主人公に生きようと思わせる何かが始まって欲しかった。カメラに向かって自殺のコメントを述べるシーンがありましたが、あれは彼に残された最後のプライドのあらわれだったのかも。まあ、「ジョニ-は戦場へ行った」という映画もありましたけど、ヨーロッパの方がこういう映画はうまいですね。この監督、次作に期待します。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-17 19:23:04)
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