みんなのシネマレビュー |
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1. ウディ・アレンの重罪と軽罪 《ネタバレ》 これはアレン映画久々のヒットですね。彼の哲学が色濃く出てる作品で、群像劇風ですが忙しい感じもなく、引き込んだり、距離をとったりと緩急をうまくつけてます。マッチポイントがこれに似てるっていう噂を聞いてたんですけど、確かに似てる。でも、こっちのほうが断然いいですね。大本のテーマは同じですけど、こっちのほうがいろいろな比喩やサイドストーリーで深く描きだせてると思います。この作品の悲観的なラストはウディの世界観そのものです。神の不在は彼の映画の根本テーマのひとつですが、それが最もわかりやすく表現されている作品。ベンが盲目であることと、ジュダが眼科医であることはキーとなる比喩のようです。つまり、眼が見えず信仰に生きているベンがモラルを持ち、世界のありようや真実を見つめているジュダが殺人を犯すという現代の不条理。世界をよく見つめているのはジュダのほうだとウディは語っています。[DVD(字幕)] 9点(2007-05-27 05:00:38)(良:1票) 2. ウッディ・アレンの愛と死 なんだか全体的に中途半端な感じのする作品だった。この次に『アニーホール』を撮るわけだから、大転換ですね。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-05-27 04:36:46) 3. 宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式 これ、おもしろいよ。[DVD(字幕)] 7点(2006-03-09 18:26:00) 4. うなぎ なんとなくカンヌでとるっぽい作品だと思いました。抽象的で、比喩的で。不思議な世界観はとてもいい。ストーリーはハチャメチャなところがあるんですが、全体をやんわり包んでいるコメディの雰囲気がそれを緩和しているような気がします。8点(2005-02-28 06:41:05) 5. ウディ・アレンのバナナ ナンセンスとはこういうものだ!みたいな感じの作品だと思います。笑えなかったけど・・・。日本人にナンセンスの免疫がないというか。[映画館(字幕)] 3点(2004-08-28 10:44:46) 6. ウディ・アレンの影と霧 なんかいい雰囲気ですね。ウディ・アレンが嫌いなうちの母もこれはまだ見れると言っていました。以前、これの戯曲(からおこして映画にした)を読みましたが、ストーリーはさほど違わないんですが(違うんですけど)映像がいい効果を出していて、映画のほうが面白いと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-06-01 17:01:27)
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