みんなのシネマレビュー |
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21. タップス 《ネタバレ》 ジョージ・C・スコットが校長なんですよね。アメリカにはこの手の幼年学校というのがたくさんあるようで、「刑事コロンボ 祝砲の挽歌」にも同じような前提の学校が出てきましたね。あちらは校長が理事をやっちゃって終わりのドラマでしたが、こちらはそうはいきません。州兵(←これがまた今ひとつ日本人にはよくわからない存在ですが)に包囲され、ドンパチが始まってしまいます。たいした武器も持たない子供ばかりの軍隊が、いい気になって、戦車もある大人の軍隊を相手にしたって結果は目に見えていますね。「橋」の場合、やっぱり大人相手に子供が戦争ごっこをする悲劇ですが、あちらの場合は仕方なく巻き込まれた被害者であり、こちらの方は、やたらに好戦的なトム・クルーズに代表されるような、自分から仕掛けているわけで、いわば自業自得なんですよね。彼らは果たしてそこまでして学校を守りたかったのか、それとも、単なる反抗期だったのか、いずれにせよ、お子ちゃまは武器なんか持っちゃいけないよという警鐘でしょうか。7点(2003-11-20 17:59:25) 22. 大反撃 大人の童話のような作品です。第二次世界大戦末期のフランスで、ドイツ軍からある城を守る連合軍兵士を描いた作品ですが、とにかく設定がめちゃくちゃです。主役のバート・ランカスターは城の伯爵夫人といい仲になっちゃうし、ピーター・フォークは街のパン屋になって、「戦争なんか俺はもうしない!」なんて言い出すし、攻めてくるドイツ軍は救急車だか消防車を使ったりで、なんか現実離れした作品です。まるで夢を観ているような感覚ですが、それが悪夢かどうかは観てのお楽しみということで(微笑)。7点(2003-11-20 15:13:43) 23. 大日本帝国 お二方お書きの通り、焦点を絞れずにダラダラと戦史を追いかけた作品になってしまいましたね。声のデカい役者がたくさん揃った感じかな(笑)。6点(2003-11-18 23:03:35) 24. ダンス・ウィズ・ウルブズ 白人を仲間として受け入れるネイティブアメリカンに対し、彼らを力尽くで排除しようとする植民者達。アメリカの人種差別の原点がここにあるのかもしれません。7点(2003-11-17 19:12:05) 25. ダイ・ハード3 「今度はサミュエルが巻き込まれた!」とでもいう作品でしょうか(笑)。たしかに電車が暴走するシーンや車が次々に吹っ飛んで街中がめちゃくちゃになるシーンなど、迫力は満点なのですが、前2作のようなマクレーンの活躍が影を潜めてしまう感じで、やや落ちるのは否めません。7点(2003-11-17 11:16:30) 26. ダイ・ハード2 雪の飛行場は怖いねえ(「大空港」も参照(笑))。相変わらずのヒーローぶりでぼやきながら頑張っちゃうのもいいですね。それにしても(←口癖(笑))いろいろな犯罪に巻き込まれる人ですね(苦笑)。8点(2003-11-17 11:14:07) 27. ダイ・ハード やっぱり何度観ても面白いよなあ。高層ビルを乗っ取ったテロリストが単なる金庫破りで、それを冴えないおっさんがたった一人でやっつけちゃうというストーリーが何とも言えず痛快です。個人的にアラン・リックマンって好きなんですが、「ロビンフッド」とか「ドグマ」の変な役しかないのが寂しいです(某シリーズは論外!)。ところで、皆さんやはりあのランニングシャツの色が急に変わるのはおかしいと思いますよね?(笑)8点(2003-11-17 11:11:02) 28. 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス ギャオス、怖かったですよね?(子供の頃は(笑)) あの形が格好良くて、プラモデルまで作ってしまいました。それにしてもガメラって弱いんだよねえ。やられたらすぐに海の底で休んじゃうんだから(苦笑)。7点(2003-11-17 11:05:08) 29. 太陽がいっぱい 「リプリー」よりはよっぽどストーリーが面白いですね。ラストのどんでん返しは意表をつかれます。7点(2003-11-17 11:01:35) 30. タイムマシン(2002) 未来の人類が退化したような形になるというのは、よくある話ですね。皆さんお書きのように前半は「これからどうなるんだろう?」という期待感があったけれど、進むにしたがって荒唐無稽になるのは困ってしまいました。6点(2003-11-17 11:00:05) 31. 大魔神逆襲 今度は雪の中です(笑)。 今にして思えば、少年たちの冒険物語という見方もできますね。 <2006年4月22日追記・修正>Gyaoで再視聴。前半というか、中盤の後半まで、子供たちの冒険部分が妙に間延びして感じられてきたので1点減点します。派手さという点では三部作の中でもっとも派手な戦闘シーン(たとえばゴジラを砲撃する61式中戦車のような演出)があるにも関わらず、魔神におびえる侍たちという点では、どんどん恐怖の度合いが下がってくるのはなぜだろう? 最初の「大魔神」を神格化するつもりはないが、やはり第一作のできの良さが突出しているという感が否めない。鞘(さや)から抜いた剣で突き刺すよりも、額から抜いた大釘で貫いた方が怖いでしょ?[映画館(字幕)] 6点(2003-11-17 10:55:10) 32. 大魔神怒る 《ネタバレ》 今度は水から出てきました(笑)。 えっと、個人的には高田美和さんよりも藤村志保さんの方が好きですね。光りやまねこさんお書きの通り、「十戒」のようなシーンが迫力です。 <2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。やはり第一作に比べると、魔神のえもいわれぬ残虐性や、何を考えているかわからない不気味さというのが薄れてしまった気がする。単なる人形的な動きというよりは、志保さんを助けた後に磔台を十字架か剣のように見立てて持って見得を切ったりするあたりや、風を起こして火を消したり逆に火を使ったりといった小技を見せるようになったのは、何か一作目の魔神らしさが消えてしまった感じで、ちょっとガッカリさせられる。力でねじ伏せる暴力性とゆっくりと迫り来る恐怖というのがポイントだと思うのだ。作を重ねるごとにそれが薄れていってしまうのはシリーズものの宿命か。 ところで、魔神の棲む島は琵琶湖の竹生島のようだね。現在はカワウの被害に立ち枯れている。これも生態系を変えてしまった今の人間への警告なのだろうか?[映画館(字幕)] 7点(2003-11-17 10:54:15)《改行有》 33. 大魔神 《ネタバレ》 とにかく子供心に怖い映画でした。武人埴輪の姿から緑色の魔神に変身するシーンは、一時期学校で流行りましたねえ(笑)。戦国時代に舞台設定をとり、乗っ取りや裏切り、魔神伝説などをうまく取り入れて、非常に面白い作品に仕上がっています。とにかく無表情なままどこまでも追いかけてくる大魔神が怖えええぇ~!(笑) <2003年12月15日追記>何が怖いって、額に杭を刺したまま無表情の怒りの形相でズンズンと、どこまでもどこまでもどこまでも、左馬之助を追いかけてくるその不気味さ! そして遂に追いつめた奴を、デカい手で門柱か何かに押さえつけて、自分の額から杭を抜いたかと思うと、これまたゴルゴ13のような冷徹さで、左馬之助めがけて突き立てるその衝撃! 子供にとっては、身体中の血が凍るほど怖かったんですよね。今この恐怖を味わえない若い人達に、とっても優越感を感じる至福の時ですよね(ね?御同輩(微笑))。<2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。櫓の中で左馬之助を捕まえたのは左手だったけれど、連れて歩いているときは右手。そして打ち付けるときに押さえていたのは左手。細かく持ち分けていたんだね(笑)。いやあ、それにしても(←口癖(笑))やっぱり好くできたストーリーと、演出が上手い! 魔神がずんずんとゆっくり迫ってくるのは、やっぱり怖いなあ。小道具を使った恐怖のあおり方は見事![映画館(字幕)] 9点(2003-11-17 10:53:11)(笑:1票) 34. 大統領の陰謀 ワシントン・ポストの最大のスクープを見事に映画化した作品ですね。事実の重みは大きく、これでニクソンのイメージはかなり落ちたのではないでしょうか。やっぱりこの頃のレッドフォードは格好いいです。8点(2003-11-17 10:49:03) 35. 第十七捕虜収容所 なんとなく「ジャスティス」を思い浮かべる人もいたのではないでしょうか。収容所仲間に裏切り者がいるというシチュエーションは緊迫感を増すのにとても貢献していますね。閉鎖空間でのハラハラドキドキを充分に味わってください。8点(2003-11-17 10:46:06) 36. 対決(1989) 時代は冷戦ムードも終わりに近づき、かつての戦場の英雄(ベトナムとアフガニスタンね)であったロイ・シャイダーとユルゲン・プロフノウという、時代に取り残された男達の、大人の戦争ごっこを描いた作品ですね。雪の国境線で緊迫する対立が続くシーンはドキドキします。フランケンハイマーらしい男臭い映画に仕上がりました。7点(2003-11-17 10:42:40) 37. 大空港 雪の飛行場は怖いね。7点(2003-11-17 10:36:48) 38. ターミネーター2 お金をかけてCGを使った結果、2作目は非常に面白い演出になりましたね。無表情な新ターミネーターも好かったです。妙に分別くさくなったシュワちゃんが、サムズアップしながら消えていくラストは結構ジーンときますね。 9点(2003-11-17 01:44:39) 39. ターミネーター この時点ではB級映画(しかし秀逸な)だったのが、20年近く経ってあれだけの巨大な予算の映画になると誰が予想したでしょう(笑)。その原点として、凶暴で暴力的で破壊的で不気味なターミネーターを若き日のシュワちゃんが見事に演じていますね。昔はああいうぶっきらぼうなだけの演技が多かったのに、最近は随所に茶目っ気を出してしまったのが、ある意味つまらない気もしないでもないが、お茶目なのも好きなのでいいでしょう。どこまでも追いかけてくるターミネーターのアイデアは、もしかしたら「ウェストワールド」のユル・ブリンナーのガンマンにあったりしてね。8点(2003-11-17 01:42:29) 40. ダーティハリー5 時代の変化は、イーストウッドを老けさせ、ハリー・キャラハンの野性味も失わせたということでしょうか。しかし、なぞ解きの要素を前面に出した本作は、それまでのシリーズと一線を画した意味で、多少目新しい気もします。ただ、みなさんお書きの通り、年取ったキャラハンが走り回るシーンは痛々しい気もします。7点(2003-11-17 01:37:41)
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