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1. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 最後の30分くらいは、いつ、発覚するのかと思いながら観ていました。
おとなの手で助けてほしいと願いながら、同時に、だけど、発覚したらどうなるのか。
明は、京子は、何を思い、その先を、どんな風に生きていくのだろうかと。
とても静かな映画でした。子どもたちは、ほとんど話しをしません。
もっと怒ったり泣いたりしてもいい筈なのに、何も言わない。
唯一、おとなである母親に要求するのは、「いつになったら学校に行かせてくれるの」
勝手で子どもっぽい母でも好きだったから、たくさん我慢して、あきらめてきたのだろう、と。
セリフで語らない分、いろいろな気持ちが、子どもたちの目から伝わってきました。
でも、私はこの映画では泣きません。泣いて、感動して、終らせてはいけない気がするのです。
9点(2004-09-12 00:29:18)(良:1票) 《改行有》
2. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 たまたまCMに流れた、列車のミュージカルを目にして、聞いて、あ、この映画、観たいって思った。ビョークの声と、陶酔したように踊る姿が印象的だった。決して好きでも、楽しくもない映画なのに、はまって、立てつづけに、二回、三回と繰り返しみた。セルマには選んだ道以外の道はなかった。
可愛そうだとは、思わなかった。ああするしかなかったんだろうなと、妙に納得できた。
慰めるために自分も秘密を言うのは、深い親しみを抱いていること。お金を奪われたときに、あれほど必死で取り返そうとした。ビルに秘密を言うことで、セルマはビルのことを慰め、理解すると同時に、自分のことも、わかってもらえた、親しみが増したと思っていたのに、なのに、それを裏切られたこと、実はかけらも理解されていなかったこと、辛かっただろうな。
もちろん、とてもとても、大切なお金だっていうこともあるけど。
殺してしまった後のミュージカル、セルマにとって幸せな空想の世界で、「しかたなかった。かあさんが悪いんじゃない」と繰り返し言ってもらっていたのが、印象的だった。7点(2004-07-11 01:59:41)《改行有》
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