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性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  タクシデルミア ある剥製師の遺言 《ネタバレ》 映画史上最も奇妙にしてマニアックなカルト映画。 映画の中で行われることの多くは最低で不快だけど、そのどれもが心を強く魅了する。 ドロドロしたもの、人間的なものをユーモラスに童話のように描いている。 いやしかしここまで飯がマズくなる映画は無いだろう。 デブ男のゲロシーンの連続ってどんだけマニアックなんだ。 序盤はまるで「ブリキの太鼓」を思い出すような変な雰囲気だった。 官能的なのではあるが、とても見たくはないエロス、生々しい、美しくないエロスだ。 ドラマ形式であるが誰も見たことのないような世界を作り出している。 突拍子もない話が面白くて、映像もかなり面白いので終始画面にくぎ付けだった。 謎の寓意が多くてやや不思議な世界に迷い込むが、軸がしっかりしてるので鑑賞者の心を逃さない。 前半はなんでホラーなのとか思ってたけど後半で少し分かった。 解剖シーンはグロテスクであるが官能的で、なんかおいしそうw これだけ不快な内容を詰め込んでもエンターテイメントと芸術の中間の域にあるのは凄いと思う。 下品極まりないが美しいのだ。まさにワンダーランド。しかしもっと普通に生きればいいのに。[DVD(字幕)] 9点(2014-06-01 21:44:04)《改行有》

2.  黄昏(1981) 《ネタバレ》 とても素晴らしい作品だった。 湖とその周辺の風景がまた美しい。「絵画のようだ」とは正しくこれです。 それとともに人間模様も見事に描かれていたと思う。 親子関係が徐々に和解してゆく様は、見ていて心に通じるものがある。 両親に対する蟠りというのが誰にだってあると思う。 「父親は威圧的だった」「母親の愛が足りなかった」などなど探せばどんどん出てくるものである。 そういった不満の無い人は本当に心の強い人か、あるいは幸せもんかだと思う。 それをいい年して親に向かって「あの時あれしてほしかった」どうのこうのというのは流石に大人気ないのではあるが、秘めたまま不満を抱いたまま生きてゆくのも本人としては大変に辛いのでしょう。 そりゃ人間関係、恋愛関係、仕事関係にもいろいろと支障が出てくると思います。 この映画の中で、娘の恋愛が上手くいかなかったり、それで婚期が遅れたりするのを見ていると、やっぱり娘の中での蟠り、心の閊えがある気がしてしまう。 そういった原因ともなりえる親子の不仲が徐々に解決されてゆくさまは、見ているこちらまで癒されるのだ。 自分の心の中のモヤモヤをこの作品の中で発見でき、この作品中での関係が解決されてゆくにつれ、自分の中のモヤモヤも少しきれいになったと思う。 (そう、自分の心がこの湖のように澄んで綺麗になるセラピー映画だ) この映画の中の素晴らしい老夫婦を見ると、僕も自分の人生について少しだけ考えます。 実は一番探しているものは、身近にあったのだ。 自分の手に届く範囲で、まだ見えていないものが必ずあるはずだ。 と、この作品は自分に教えてくれました。 (当時書いた感想文を少し編集)[DVD(字幕)] 9点(2011-01-31 01:46:42)(良:3票) 《改行有》

3.  ターミネーター2/特別編 《ネタバレ》 ここまでクオリティーの高い作品も稀ではないだろうか。 とにかく「面白さ」がハンパじゃない! そしてこの独特の「カッコ良さ」はズバ抜けている。 全てがカッコ良過ぎる!雰囲気がとてもカッコイイ! もう「カッコイイ」という言葉でしか表現できない。 音楽も美しくて素晴らしい。 ◎この作品の主役は「シュワちゃん」でしか有り得ない! サラ・コナーという人物の存在感がカッコイイ。 彼女がトンファーを装備した姿がとても凛々しく美しいと思うのは僕だけか。 ジョン・コナーはかなりの美少年で素晴らしい。 しかし僕が一番素晴らしいと思ったのは「液体金属」ロバートパトリックの人間離れした演技力だ。 彼の「細身の身体」で繰り出す「怪力アクション」はとてもギャップがあって面白い。 そして「あの冷たい無表情」「あの走り方」どれをとっても素晴らしい。 当時の「CG技術」を駆使して細かく丁寧に表現された「液体金属」の質感には、今みても斬新さが感じられる(CGの使い方が面白いんだと思う)。 ◎この作品で一番ブッ飛んでいる場面は「公園」かもしれない。 あの「公園」の雰囲気はなんだかシュールでヤバい!あそこ怖くない? あの乾いた感じ、白昼夢みたいな、、、(白昼夢だけど)強く印象に残る。 「公園」の場面はとても「変」だと思う。 ◎少し昔の「近未来アクション」には独特の「哀愁」みたいなものが漂っていて、それがとても好き。この懐かしさが好き。 こういう「SFアクション」に出てくる「ガソリンスタンド」の雰囲気が好き。 この作品の「ガソリンスタンド」、あと「地下の武器倉庫がある砂漠」とか、さびれて乾いた感じがしてとても雰囲気がいいと思った。 最後の「工場」の雰囲気もカッコイイ! ◎またこの作品はアクションが素晴らしすぎるんだな。 また、物語の終り方が凄く良いと思う。なんだか物語の大きさを感じる。 「1」「2」で素晴らしい「世界観」「雰囲気」を築いたが、、、「3」は、、、 《個人的には「エイリアン2」「ターミネーター2」が、ゲームの「バイオ2」にかなりの影響を与えていると思うのだが。。。》 ◎たとえ脇役だとしても、この作品に出演できた人は本当に幸せだと思う。 この世界観に参加できたのだから。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-02 00:55:54)(良:1票) 《改行有》

4.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 もう、これ以上のものはないってくらいに素晴らしい。 世界一カッコイイ映画だと思う。 トラヴィスが凄くいい。 彼の表情と血走った目が、不眠症そのもの。 それでか、まるで夢を見ているかのような感じもあると思う。 ゆっくり流れるような感じが心地よい。 水がバシャーってかかるのが綺麗。 ネオンがとてもカッコイイ。 いろいろな人々がいて、何だか面白い。 しかし変なエネルギーに満ちている。 アイリスが美しい。ジョディフォスターの少女時代の 美しさを残す貴重な場面だ。 選挙の仕事をしていた女性も美人だ。 今日見直して、初めて気がついた。 トラヴィスの筋トレ場面や、計画の準備段階がとても面白くて大好きだ。 鏡を前にして銃を構え台詞を決めるシーンは超名場面だと思う。 それからトラヴィスの孤独感が伝わってくるのも好きだ。 町をタクシー走らせる彼の疎外感の表現が素晴らしい。 人々と彼との距離感が絶妙だ。 それで、演技の自然な感じがいい。 リアルで迫力のある銃撃場面。物が破壊されたり、血の音がリアル。 弾が少しアイリスに当たっちゃっていると思うけど、そんなことはどうだっていい。 最後のバックミラーの彼女の瞳がとてもいい。 そしてトラヴィスの去り方が男として、すごく憧れる。 ロバートデニーロのファンになった作品。 こんな雰囲気を味わえる映画は自分の中ではないと思う。 こんな最高の体験は他の映画では出来ないです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-23 23:32:41)《改行有》

5.  ダークシティ 《ネタバレ》 究極のイマジネーション。 「アレックスプロヤス監督の傑作SF映画だ」というのではじめに想像したのは 「アイロボット」みたいな近未来の映画だったんですが、 実際には「クロウ」みたいにゴス要素の強いダークな質感を帯びた映画でした。 暗い夜の町はなかなか雰囲気が良いです。 ジェニファー・コネリーはこの映画のダークな質感にマッチした黒髪美人でした。 中盤あたりから見てる世界が完全に裏切られていくんですが それがまた刺激的で良かったです。 やっていることがかなり大がかりな気もしますが、 面白いのでいいです。 次々とスタイリッシュに物事が起こっていき、先が気になりました。 そして一番はダークな映像に魅了されました。 このタイトルはピッタリです。 あと少しだけ"モモ"を思い出しました。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-10 23:21:06)《改行有》

6.  大アマゾンの半魚人 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 魚系のホラーっていうのは生物的に不気味です。 それとは裏腹に 考古学ロマンがあります。探検の場面でワクワク。ジャングルの奥地、、、 もう男の本能である冒険心を自分の中にも発見します。 どうやら「インディージョーンズ」「ジョーズ」の原点となったSFホラーの名作らしいですが、そんな雰囲気はあります。 ライトに照らし出された怪物のオドロオドロしい姿。 ぬいぐるみを着ただけなのに生々しいです。 怪物としての迫力があります。 水中で映る怪物の表情はとても見事です。 怪物が水中の暗闇に消えてゆく感じは素晴らしいです。 怪物が美女の脚に触れるか触れないかのギリギリな緊張感がたまりません! 水中の藻の影に潜んでいる怪物の姿は本当の海の生物と化してます。 捕えられた怪物が水槽から覗く表情が奇妙で面白いです。 恐ろしい怪物も美女には弱いんだなぁ、といった「美女と野獣」ならぬ「美女と怪物」映画でした。 しかし怪物の最後が悲しそうでした。 他の怪奇映画にないヌメヌメジメジメした亜熱帯の恐怖が魅力です。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 01:53:23)《改行有》

7.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 アメリカン・ヒーローの映画の一つですが、これは少し別物な感じです。 ヒーロー映画にはあまりないと思っていた重厚感と冷静さがあります。 それに他のヒーロー映画よりも社会性があるように思います。 昔のバットマンのゴッサムシティーのゴスな雰囲気は消えて ビジネスマンチックな世界観になってしまってますが、そこがまたカッコいいです。 大人にも見下されないところにヒーローを存在させているので良いです。 毒々しいダークさは消えましたが、シックでアダルティーな雰囲気が魅力です。 そしてアクションも良質であり、CGの派手さだけで誤魔化すようなことはしません。 物語のレベルも非常に高いです。 社会的な視点で真面目にヒーローとは何かという問題をとりあげます。 ヒーロー物=子供っぽいという印象を見事に避けました。 しかしジョーカーのルール破りな狂気の存在感が素晴らしいとしかいえません。 札束が凄すぎ。 [DVD(吹替)] 8点(2012-03-02 21:03:55)《改行有》

8.  たたり(1963) 《ネタバレ》 これは名作ですね。 糞ホラー「ホーンティング」のオリジナルですね。 素晴らしい。館ホラーの名作です。 あくまで怪現象というよりも、エレナの内面的な不安が見事に描かれていると思います。 スプラッター要素は皆無。派手なお化けも出てきませんが、その代わり、「不安」をどう表現しようかというところが工夫されているのだと思います。 隔離された場所で起こる人間ドラマがちゃんと描かれている思います。 この物語の現象の多くは、エレナの内面で起こっているのかもしれません。 この館はエレナの不安を映す鏡なのかもしれません。 博士の奥さんが跳ね窓から出てくるのですが、あの奥さんは普通ではありませんでした。 ヤバかったです。 でもちょっとエレナの内面的葛藤が(心の声とのやり取りが)アホらしかったです。 エレナの神経が細い感じが内面的葛藤からよく伝わってきたように思います。 冒頭での、この館で起こった怪現象の歴史を紹介する場面はとても不気味でした。 とくに保育室で幼女がそのまま老人になってしまう場面では恐ろしく不気味な感じでした。 その為に、この作品では「保育室」という単語がとても不気味に感じます。 螺旋階段がヤバかったです。危険な感じでした。たぶん螺旋階段の上は、、、、別の世界に繋がっているんです。たぶん螺旋階段の上がいちばん危険なんです。 「エレナ、そっちに行っちゃいけない!」という言葉を聞いてそう感じました。 とても不気味な作品です。      (でもホーンティングの方が面白いという人もいるので、そちらもまた観てみたいです)[DVD(字幕)] 8点(2009-02-13 18:30:43)《改行有》

9.  ダンス・ウィズ・ウルブズ 《ネタバレ》 なんか、素晴らしいですね。 雄大な大自然の美しさに圧倒されました。 広々とした大地の雄大な感じが良いです。 どこまでも広がる大空もなんだか偉大な感じがして、とても美しいです。 「ダンバー」が「狼と踊る男」へと変貌してゆく過程がとても面白かった。 「風になびく髪」がカッコイイなぁ。 名前が面白いよね。 「狼と踊る男」なんて、なんだか絵になりそう。 インディアンの神聖な雰囲気が素晴らしかった。 自然とともに生きているから、あんなにも神秘的なんですかね。 衣装とか、テントとか、みんなで火を囲んでいる感じとか、 とても良かったです。 バッファローの残骸の場面は酷いけれども、とても印象に残る場面だった。 ただ、長え。。。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:12:24)《改行有》

10.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 凄いね! 最後まで興奮しっぱなしだった。 アクションは苦手な僕なのだけれど、でもこれは凄く良かった。 また、ゴチャゴチャしていないから何度観ても楽しめるんだよね。 悪党達はそれぞれのキャラがでていて、プロフェッショナルな感じがして良かった。 悪党のボスのハンスがとても頭が良くて、天才的でカッコ良くて、僕は彼が好きだ。 あの冷静な表情、僕は彼の冷静さに憧れる。 彼は美学を持っていると思う。だから僕は彼が美しく見える。 エリスとハンスの対話はお互いの天才像が対比されていて面白かった。 ハンスが本当にブッ飛んでるのに、エリスは空回りしてブッ飛んでいる感じ。 ハンスが本当の天才なのに対して、エリスはヤク中で天才気取りの自惚れでムカついた。 調子にのって死んでやがんの!ワハハ! でもあのときのちょっと焦ったエリスの表情は好き。 ヘルシンキ症候群って始めて知ったけど、面白い心理だと思う。 ブルースウィルス演じるジョンの本気のアクションが見事!身体全体で演じている。 ジョンが、パソコンごと椅子にくくりつけて落っことした「爆弾」はカッコよかった! あの破壊力!本人もビビってるし。 あれは映画史に残る爆弾だと思った。 でもこの作品は爆発が凄いなあ。とても迫力がある。 甲殻車にミサイルをぶち込む場面もカッコイイ! 運転手の黒人さんも終始良い存在感出してる。 デブの警官も良かった。 ロビンソン警視(だっけ?)とか、マスコミの野郎とか、エリスとか、本当にムカつくわね! この警視にボコッと一発やりたかった! マスコミも「大変でしたね」って、アンタね!。。。 一応、クリスマス映画なのね。気づかなかった~。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-01 23:16:01)《改行有》

11.  ターミネーター 《ネタバレ》 か、、、カッコ良過ぎる。 「2」もそうだけど、この「メカ」な雰囲気がカッコイイ。 そして全編に流れる哀愁が素晴らしい。 少し昔の「近未来アクション」には独特の哀愁が漂っていて、 その哀愁が好き(それは懐かしさなのかも)。 サラの親友がヘッドフォンで音楽を聴きながらサンドウィッチをつくる場面も「80年代!」って感じでとても良い感じ。 作品中に流れる懐かしい音楽(ロック)も哀愁をだしている。 この作品のサントラ音楽がとてもカッコイイ。 この作品は、地下駐車場の雰囲気がとても好き。 「2」に比べると地味な印象であったが、しかし、しっかりと面白い。 「描かれ過ぎていない」のがとても素晴らしいと思う。 シュワちゃんは悪役も良い感じだね。 カイルは目つきがとてもカッコ良かった。 ベッドシーンには何故か「永遠」を感じた。 そこで流れる音楽も、とても切なくて良いです。 最後のメカ剥き出しターミネーターは、なんだかチープなんだけど、なんか変な怖い感じが出ていてとても良かった。 最後のガソリンスタンドの雰囲気がとても良かった。 物語の終わり方がとてもカッコイイ。シビれました。 デカい物語だと思った。自分もこの作品の中に入れたらと思った。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-02 01:16:50)(良:1票) 《改行有》

12.  ダイ・ハード2 《ネタバレ》 現場で動く人と上層部の人がよく表れてます。 1作目ほどジョンマクレーンのアクションは光りませんが、 それでも大迫力のパニックアクションシーンの数々が良かったと思います。 前作よりも規模は大きいんですけど、その分何かがうやむやにされているような気がします。 ジョンマクレーンのキャラは相変わらず最高ですが、 ワイルドさは前作ほどじゃないかもしれません。 悪党どものキャラクターはなかなか良かったのですが、 幹部しかキャラが立っておらず結束感は薄いように感じられました。 あと、前作に登場した人を無理やり登場させてる感があります。[DVD(吹替)] 7点(2015-02-10 22:40:20)《改行有》

13.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 ティムバートンの美しいダークファンタジーを久々に見た。 荒んだ家族風景は軽く”アダムスファミリー”を連想させる。 色褪せて寂れた港町の雰囲気と、オープニングの音楽がもう最高。これは死ねる雰囲気だ。 自分は音楽に詳しくないので誰が歌っている曲かは知らないが。 この映画は ヴァンパイアと現代とのズレがウケる。 吸血鬼の数々の伝統がコメディによって消されないのは監督の匠の技といってもいいかもしれない。 怪奇とコメディが両方とも生きている。これはたぶん手腕がないとできないと思う。 しかしジョニーディップの吸血鬼役に自分は違和感を少しだけ感じてしまった。 ティムバートンは自身が好きであろう怪奇趣味を元手に、そこにとらわれることない面白い作品を大量生産する様は まるで魔術師のようだ。 ただ、ティムバートンが最も得意とすると思えた吸血鬼幻想という題材であるが、 その手のジャンルを極めた彼にとってはあまりにも今さら感というか手慣れた感が出てしまい、ストレートで面白みに欠けるものになってしまったのかもしれない。 ストレートとはいえ他のヴァンパイア映画にはないユーモアや様々な視点を取り入れて成功しているのは やっぱティムバートンは巨匠であり、こういった趣の美意識の体現者であるからだと思う。 ヴァンパイア映画で描かれるべき悲壮感はちゃんとあった。 人を結びつけるのは愛であるか所有であるのかというのが一つのテーマではあったと思う。 最後で愛を訴えた魔女の肉体は干からびて脆くひび割れて中身は空洞であった。それは彼女の心の表れでもあったと思う。 もしそれが本当の愛であったなら彼女は干からびることなく彼女の中身は空洞には決してならなかったと思う。 近代ヴァンパイア映画のクィーンオブバンパイアという映画はロックミュージックとヴァンパイアを融合したような内容だったと記憶しているが、 このダークシャドウも少しだけその流れをくんでいるのかもしれない。 ティムバートンの映画って、悪女とか魔女が多い確率で出てくるような気がする。[DVD(吹替)] 7点(2013-11-26 23:37:15)《改行有》

14.  ターザン(1999) 《ネタバレ》 ディズニーアニメの良作。 アラジンやライオンキングと同じくらいによく出来ています。 相変わらず絵が綺麗で、キャラクターのデフォルメされた動きが楽しいです。 キャラクターはまた相変わらずな感じで、愉快だけど癖のあるアメリカ的な明るさを強調します。 ディズニー映画を久しぶりに見ましたがディズニー映画でヒロインが可愛く見えたのは初めてです。 ディズニーの悪役ってどれも同一人物に見えてしまうことがあります。 後味がよろしく、ディズニーらしさ全開の作品でした。 なんとなくテンションが上がります。恐るべしディズニーマジック![地上波(吹替)] 7点(2013-09-09 01:43:47)《改行有》

15.  大魔神 《ネタバレ》 大魔神!このタイトルだけで高得点です! 「崇り」って怖いね。 巨大な土偶みたいな石像にはとても迫力があった。 その石像に杭を打ち込む場面ではとても恐怖感を覚えた。 (愚かなその人たちが、踏み越えちゃいけない領域にズカズカと平気で足を踏み入れる愚かさも恐ろしい) 大魔神の怒りが炸裂したところでテンションが最大にあがった。 大魔神の怒りに満ちた表情! 重い音楽がその怒りの大きさを物語っているようだ(何にそんな怒ってんの?)(その激しい怒りの表情には農民の憎しみが込められているかもしれない)。 その大魔神の巨大感、建物を壊すその破壊力、、、「怒り」の大きさが伝わってくるようだ。とても迫力があり、大魔神の脅威を感じた。 「怒り」が静まった大魔神の表情には「戸惑い」というか「悲しみ」「虚しさ」みたいなものが感じられたのは僕だけだろうか。 大魔神がちょっと可哀想だったかな? 逃げる殿様を見ていて、腹が立ってしょうがなかった。 殿様はあんなのじゃ全然懲りていないでしょう! 、、、この作品でお歯黒を生まれて始めて見ました。 重みのある作品ですね。 慣れない邦画のためにこの点数ですが、8点つけても全然OKです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 03:21:20)《改行有》

16.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 なんでも出来ちゃう男ってあんま好きじゃない。 だからか知らないけど007シリーズってあんま興味ない。 でも全然知らないのもマズいと思ったので見てみることにした。 これだけシリーズが続く秘訣は何か知りたいし。 007シリーズがこれで初めてじゃないけど。 褐色女はセクシーだ。フィールズもセクシーだ。 それはボンドがセクシーだからか。 でもボンドって接着剤の名前だ。 悪党のボスが素晴らしくキレた様子だった。 最新機器のタッチパネルを意識した操作が嫌だ。 時代とともにカッコよさも違ってくるので、 最近のアクションの主人公は最新機器もスマートに使いこなせないと話にならないらしい。 ちょっと流行りのフリーランニング風アクションが楽しい。 序盤で銃をどちらが先に手にするかというアクションが少ししつこいと感じた。 「ここが見せ所」という意気込みが伝わってくる。 他にも動きの激しいアクションが楽しめた。 あんま分かんなかったですが、セクシーな男が招く不吉さというか、 そういうものを招いてしまう影響力?なんか痺れる。 [地上波(吹替)] 6点(2012-12-05 23:21:37)《改行有》

17.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 2回目の鑑賞。一回目の鑑賞では印象に残った点①リアルな事故場面②マゾ野郎の全裸オナニー場面③最後の寺院の美しい情景、、、それだけだった。 そして2回目に見た。 なかなか面白く、なんとも偉大な美しさを感じさせる内容でした。 話がとても大きい感じですので、「宗教のスペクタクル」だなって思いました。 ただ、絵を投げつけたり、絵にメッセージを書き込んだりするのは絵画好きな人だったらキレるかもしれません。 宗教の新事実(?)には驚きましたが、 なんとなく教会はキレる内容かもしれません。 芸術性の高い作品を目指していると思いますが、だったらアクションとかいらないのかなとか思ったり思わなかったり。 あと暗い場面が多いんですね。それでトムハンクスもジャンレノもソフィーも黒い服着着てるから、余計に暗い。地味だ。 最後の寺院(調べてみたらロスリン礼拝堂というらしい)の場面はやっぱ美しかった。 なかなか芸術的で壮大な謎は「芸術の秋」にピッタリといった感じの映画でした。 [DVD(吹替)] 6点(2012-11-29 01:11:33)《改行有》

18.  ターミナル 《ネタバレ》 ずっと観たかった映画です。 もっと現実的な問題をテーマにした社会的な映画だと思ったら意外とコメディーで楽しいです。 意外とハートウォーミングです。 ちょっとファンタジーです。 音楽も愉快です。 最初こそ孤独に突き落とされて辛いですが、もっと孤独な状況の映画だと思ってました。 美女との出会いまであります。 愉快な仲間も出来ます。 ハンバーガーは美味しそうです。僕も食いたいです。 インドのおっさんグプターはクセが強いけど良いキャラしてます。 最後の方でクサいけど爆発的な感動もあります。 噴水のモザイクアートが綺麗です。 壁を一人で塗ったり、モザイクアートを一人で完成させる仕事量を考えるとファンタジーです。 皆が注目して一人を盛り上げるのも嘘かもしれません。 ただ現実を抜きにして心が温まるのが魅力の映画です。 「レッドカーペットの会員ですか?」と追い返されるとき「そりゃ納得いかんのう」の空耳はしっかりと聞こえました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-17 23:25:06)《改行有》

19.  ダンス・オブ・ザ・デッド<TVM> 《ネタバレ》 お先にレビューで失礼します。 (2007年のメモより~) 気持ち悪い映画。後味も悪い。 トビーフーパー監督で、映像がかっこいい部分もあった。 でも変なノイズが入って少し意味不明。 ドラックをやって車を走らせて、トリップしているところはサイケデリックで、 ロストハイウェイを少しだけ思わせる。 ショーの雰囲気や夜の街の雰囲気は退廃的で、みんなゴシックファッションで装っていたので、ゴシックっぽい雰囲気が個人的に好かった。 主演の男の人がカッコいい。 (~2007年のメモより) 追加:余談ですがこの映画だったと思いますが派手なバンが出てきて、 同じ週にレンタルした映画(タイトル忘れた)に全く同じ柄のバンが登場するという偶然が起こってビックリした記憶が。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-27 00:37:45)《改行有》

20.  大脳分裂 《ネタバレ》 偉大なる中二病のオナニズム映画。 まだ性が暗黒の中にある10代の時期に見るような映画です(と、中二病の僕が言うのもなんですが・・・)。 まるで美術専門学校出風な勢いと若い感覚を評価したいです。 ただただ内向的で自閉的、全く外の世界に向かっていないインドアな暗さが魅力です。 この映画の中の近親姦をはじめとするタブーはあくまでも(思春期の暗い性の葛藤の中で起こる)自己性愛でしかないように思えます。 その自分の殻にこもってる感じがまた良いですね。 タブーをさまざま持ち出していますが、それが露骨過ぎるのに的外れな感が少しあります。 グロテスクなエロスの合い間に様々な映像を入れて多面的な哲学風な崇高な雰囲気を出そうとしているらしいのですが、その意図があまり繋がらず意味不明であり、退屈な失敗アートな感じになってしまった感じを受けました。 ただ酒場の映像は少しだけ良いです。 汚い体液を見せ付けられるのは不快です。 高校生のころは地元のレンタル店のドラマコーナーにこれが置いてあり、 強烈なタイトルとパッケージのためか、同級生男子の間でもこの作品の注目度は高かった。 10代の頃、怖いもの観たさでこの作品をレンタルしてきた友人たちと深夜鑑賞しましたが、 盛り上がるどころかドン引きの空気の中で沈黙する僕の隣で友人二人は「ひでぇ、こりゃひでぇ」とか言ってた記憶がある。 キリストと女3人による血と尿まみれのプレイは軽いトラウマになって今でも記憶に残ってます。 今、DVDを買いなおして観てみると、血まみれのキリストの場面はかなりカオスしてます。 キリストの膝の軟骨舐め舐めシーンは卑猥すぎます。 音楽がなかなか良いです。 ある意味で多くの男子の通過点かもしれない世界観を大々的に作品にしたことは評価。 自分はまだこの映画の暗さに魅力を感じているようです。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-03 23:33:15)《改行有》

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