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プロフィール |
コメント数 |
38 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
基本、好きな作品、気になる作品のみコメントします。批判的なコメントを書くとしたら、怒りを覚える映画です。だからそうそうありません。 |
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1. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 スピットファイアが本当に美しい。
ラスト近くの着陸シーンには感涙。それまでの緊張感から一気に開放される。
大きく三つの視点と時間軸から描いた構成は、最初の内は多少混乱するものの、見事に集約される。
敵兵たるドイツ軍兵士の姿は殆ど見る事も無く、それが逆に当時の混乱を感じさせる。
また、イギリスの港へやっとの事で帰って来た英国空軍のパイロットが、大局を知らない陸軍兵士から「役立たず」と罵られていた時、そこで出会った老紳士に「私は(貴方の活躍を)知っているよ」と言われる場面。
この後の戦史で繰り広げられた「バトル・オブ・ブリテン」に繋がる重要で感動的なシーンであった。
感情の機微や、人の絆といった人間臭さの表現は、一切排除している様な演出でありながら、実はしっかりと観る者に、彼等の深層心理まで理解させてしまうノーランのマジックには驚愕。
戦争映画の新たな傑作![映画館(字幕)] 9点(2017-09-09 23:28:23)(良:1票) 《改行有》
2. タワーリング・インフェルノ
《ネタバレ》 他の方の投稿を観て、何だか無性に懐かしくなり改めて夜中の鑑賞。
やはりマックイーンは相当に格好いい。
特に、宙吊りエレベーターの必死の救出後、息つく間もなく再度屋上に誰かを登らして、貯水タンクを爆破しその落下水圧で消火しろ、という実際滅茶苦茶な計画を上層部から告げられる場面。
緊張感がすごく高まり、ついにマックイーンがキレるかと思わせた直後、一瞬の呆れ顔と自虐の捨て台詞を残し、彼は自ら颯爽と現場へと立ち向かう。このヒロイズム、ニヒリズム。
あと建築家のポール・ニューマン。身内業者の手抜きが火災の原因という負い目はあったにせよ、率先して人命救助に当たり、パイプ伝いの必死の救出劇を繰り返す。
頭も身体も目一杯使う。昨今の先逃げ船長たちに見せてやりたい彼の責任感。
また、冒頭、ジョン・ウィリアムスの躍動感あるテーマ曲に乗せて、ヘリコプターでビルの屋上に降り立ったニューマン。
拳を掲げてパイロットに挨拶するさりげない仕草。本当に格好いい。
もう二人とも故人。
懐かしさと寂寥感に包まれた再見であった。[DVD(字幕)] 10点(2015-01-15 08:02:04)(良:1票) 《改行有》
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