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1. TAR/ター
《ネタバレ》 テンポが速い。展開も速い。
その中で、TARの成功の絶頂と、転落を描いている。
音楽の世界は、「セッション」や、ハネケの「ピアニスト」を観ても、そうだけど、
かなり人間を追い詰めることが多いみたいだ。
正解のない芸術の世界で、極めようとすると、こうなるのかもしれない。
ケイトブランシェットが、「キャロル」でもそうだったが、
美や品を失うことなく、果敢に女性という人間のギリギリを描いている。
観終わって見ると、女性映画もここまで来たかとの感がある。
ただし、男性監督による女性映画である。
展開が早くなければ、もっと高評価だった。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-02 16:22:40)《改行有》
2. 騙し絵の牙
《ネタバレ》 やっぱ、騙し騙され、最後に笑うのは誰?って映画は、観るのがウキウキするね。
それを、悪人を裁かない吉田監督と大泉洋だから、なおさらテンションMAXです!
全員悪人、って前作の「羊の木」で撮ってらしたけど、
今回、全員クセモノの実社会(出版社)を舞台に、「アウトレイジ」みたいなテンポで二転三転と描いていく!
吉田監督は、本作のような娯楽作品も悪くないけど、今までの問題意識も忘れないでくださいね~[DVD(邦画)] 7点(2023-05-20 14:33:49)《改行有》
3. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 マジか~!?
この作品は、次の007(黒人女性?)へのバトンタッチなのか~!?
なんや~!ジェームズボンドじゃない007なんか観たくない~!?
これ、マジでフレミングの原作にあるんかいな~!?
ダニエル・クレイグで女好きの絶体絶命に強い不死身のボンドシリーズは終わりか~!?
これからはデジタルに強い、新しい007なんや~!?
そんな気持ちで、ミサイル爆発にのみ込まれるボンドを寂し気に見送った後、
時代が変わったという気持ちでエンドロールを観終わると、
なんと!「ジェームズボンド・ウイル・リターン」との文字!!!!
うっひょ~!我らがボンドシリーズ!どんな新人で復活なんや~!?
多分、幾人もの脚本家の才能が、潰れてしまうことでしょう(笑)[DVD(字幕)] 8点(2022-03-21 00:45:42)《改行有》
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