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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. TAR/ター 《ネタバレ》 ヒステリックで高慢ちきな女指揮者が自業自得な案件でひたすら転落してゆくお話。大して面白くも深くもない話を無駄にダラダラ長く描いていて、もー序盤から退屈で退屈で仕方なかったです。アカデミー作品賞にノミネートされてましたが、自分には何が良いのかさっっっぱり分かりませんでした。ただ、いかにも更年期真っ只中って感じのケイト・ブランシェットの演技はすごく嵌まっていて、そこだけはさすが女優!と思いました。[DVD(字幕)] 4点(2024-05-31 11:01:51) 2. ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 《ネタバレ》 ここは剣と魔法が秩序のすべて――。ドラゴンやゴブリンといった異形の魔物がいたるところに跋扈する危険な異世界を舞台に、落ちこぼれ冒険者たちがそれぞれの目的の為に協力しダンジョンや古城を旅するという王道ファンタジー。元ネタとなったのは、世界初のRPGとして名高い『ダンジョンズ&ドラゴンズ』。まだコンピューターが一般的でない時代、紙と鉛筆とサイコロ、そしてプレイヤーの想像力だけを糧にテーブルでの会話を中心に進めてゆくという当時としては画期的なそのシステムは、のちの多くのコンピューターゲームに影響を与えたことでも知られている。当方、この『D&D』自体は実際にプレイしたことはないのだけど、ひたすら自分の作った架空世界の地図や設定をノートに書き込み、そして誰もプレイする予定のないシナリオをただひたすら作り続けるというなかなか特殊な嵌まり方(笑)をした思い出のゲーム。自分の創ったサイライル王国(恥ず!)の神話や歴史、過去の英雄譚なんかをびっしりと書き込んだ、でも誰に読んでもらうわけでもないノートは当時5、6冊くらいあったんじゃないかな。我ながら、勉強もせずに何やってたんだか(笑)。まあそーゆー個人的な思い入れを抜きにしても、ただひたすら楽しい映画でしたね、これ。もう超が何個も付きそうなくらい超超超王道のエンタメ・ファンタジーなんですが、脚本が意外にしっかりしていたり、登場人物がそれぞれに魅力的だったり、映像が細部まで拘って造り込まれていたりで、サイコーに面白かったです!何より良かったのが、全編に散りばめられた上質のユーモア。冗談が通じない聖騎士とおちゃらけ主人公との掛け合いや、5つ質問しないと死ねない死者とか何度も笑わせていただきました。そしてアクションシーンが終始キレッキレで自分はテンション上がりっぱなし。中でも「何処でも鏡」を使った馬車のチェイスシーンは監督のセンス爆発で、最近観た映画の中でも屈指の名シーン。と思ったら、最後の主人公たちの選択には不覚にも涙しそうになったし。いやー、最高に楽しい2時間強を過ごさせていただきました。久しぶりにあの頃のノートを引っ張り出して、サイライル王国(恥ず!)を再訪してみようかな。んでまずは映画冒頭の監獄脱出クエストをシナリオにしてみたいーー![DVD(字幕)] 8点(2023-12-01 08:21:30)(良:2票) 3. ダーク・アンド・ウィケッド 《ネタバレ》 アメリカののどかな田舎町を舞台に、さまざまな怪異現象に見舞われるとある家族の恐怖を終始不穏に描いたモダンホラー。まぁ一言で言ってしまうとアリ・アスター監督のヒット作『ヘレディタリー/継承』の二番煎じ感が拭えない作品でしたね、これ。しかもお話としての深み、キャラクターの描き方、ホラー描写の圧倒的な禍々しさなどどれもが全てスケールダウンした印象。最後までひたすら同じようなシーンが延々と続くので、自分は途中でダレちゃいました。オリジナルなのは、元凶である悪魔的?な存在を最後まではっきりとは見せなかった点。全てが主人公たちの妄想の結果とも取れるような描き方は何ともいや~~~な後味を残してくれて、そこは良かったかな。最後、登場人物誰も彼もが破滅的な運命を辿るというのも容赦なくていい。結論。雰囲気ごり押しで最後まで引っ張った感が否めず、ホラーとしてはもう少し怖がらせてほしかったです。[DVD(字幕)] 5点(2022-09-09 06:43:22) 4. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 超一流の諜報部員にして稀代のプレイボーイ、政府から唯一殺しのライセンスを許され、様々なハイテク武器を駆使して何度も世界を救ってきたエージェント、その名もジェームズ・ボンド。そんな彼の最後?のミッションを描いたシリーズ最新作。正直、自分は本シリーズとは昔から相性が悪いんですけど、何かと話題だったので今回鑑賞してみました。結果は……、残念ながら今回も全く嵌まれませんでした。映像やアクションシーンなどはどれもセンスがあってスタイリッシュで良かったとは思うんですけどね。特にオープニングの歌のシーンはかなり格好良かったです!でも、それ以降はどんどんと気持ちが離れてゆくばかり。やはり自分はこのジェームズ・ボンドというキャラクターが好きになれませんでした。こればっかりは好みの問題なので如何ともしがたい。[DVD(字幕)] 5点(2022-03-24 05:54:47)
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