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1. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 クリント・イーストウッドの映画を今まで一度もいいと思ったことがなかったが、これは違う。イーストウッドの他の映画と同じように地味で、静かな映像でありながら、観客をひきつけて離さないストーリーを持っている。
警察という権力機構が腐敗した体質を持っている場合、人間をここまで不幸に陥らせることができるということに戦慄を覚える。
警察署長と極悪警部は更迭され、「復讐」には成功する。この映画の唯一の、痛快な部分である。結局ウォーリーは見つからないのだから、悲劇であることに変わりはない。だが、映画は陰鬱ではない。アンジュリーナ・ジョリーの力強い瞳が意志の強さと息子への愛を表現し、爽快でさえある。
傑作だと思う。[DVD(吹替)] 8点(2010-07-14 18:04:03)(良:1票) 《改行有》
2. 父親たちの星条旗
いまいちでした。
主人公の息子の行動を追う現在、硫黄島での戦闘、主人公たちが戦場からアメリカへ帰った後という三つの時間軸が入り組んでいて、非常に分かりにくい。
誰が写真に写っていないかという話、いまだによく分からん。
硫黄島とアメリカの場面が交互に入れ替わるのは、戦場の悲惨さと、それを知らない人々の気楽さを強調したかったのだと思うが、あまり成功しているとは思えん。
反戦のメッセージを訴えるためにも、戦争アクションとしても、舞台は硫黄島にほとんど固定した方がよかったんじゃないでしょうかねえ。[DVD(吹替)] 5点(2010-02-06 20:41:38)《改行有》
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7 | 7 | 11.48% |
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8 | 5 | 8.20% |
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