|
プロフィール |
コメント数 |
893 |
性別 |
|
自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
|
1. チョコレートドーナツ
《ネタバレ》 法は弱者のためにあるものではなく、識者のためにある。だからいつの時代も間に合わない。セーフティネットから零れ落ち、命を落とす者が幾人か出てきて何とか腰を上げる程度。怒りと悲しみによる、その繰り返しでマシな社会になっていったのだろう。無名の役者とスタッフが作った、「ゲイカップルとダウン症の少年の話は売れない」と断られ続け、著名な映画コメンテーターの紹介によって日本でも陽の目を見た本作。ゲイカップルでなければ、ダウン症でなければ、マルコに語るおとぎ話みたいなハッピーエンドになったのか。今日も紙面には小さなマスに虐待や育児放棄で命を落とした子供たちの話が載っているのだろう。変わった障害も性癖もなく、特異な不幸も知らず陽に当たれることがどれだけ幸せで運が良いのか。偏見とはいえ、いつの時代も幸運な強者が"普通"を作っているのである。[地上波(字幕)] 7点(2022-03-23 22:22:29)
2. 超高速!参勤交代 リターンズ
《ネタバレ》 前作と比べて脚本が雑。メインの参勤交代が前半で終了し、その設定があまり活かされていない。最終決戦もただ突っ込んで、情で懐柔しようとするだけで、脚本重視の映画においてこれでいいのか? やっぱりヒロイン要らない、敵の親玉がステレオタイプで深みがない、味方側ほぼ無傷・・・あとは肩に力を入れず、勢いで勧善懲悪とチャンバラをやってるだけ。いろいろ盛り込んじゃって、余計なものを捨てる潔さがないのが邦画の悪いところだ。どこが"超高速"なのか。[地上波(邦画)] 4点(2017-12-31 00:02:08)
3. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 テレビ版編集のためか、本編が10分弱短いせいもあり、意外とサクサク見れた。軽快な娯楽時代劇と言いたいが、弱小藩が如何にして危機を切り抜けるのかというワクワク感、幕府側をあっと言わせる痛快さが予想範囲内。コミカルとシリアスが水と油のように混ぜ合わず、場面場面によっては重い口当たりが残ることも。女郎のエピソードとクライマックスのチャンバラは贅肉感があり不要。アイデア勝負の90分で描いてくれたら良作だったかもしれない。参勤交代に絞った題材が勿体ない。[地上波(邦画)] 5点(2016-09-23 08:02:13)
|