みんなのシネマレビュー |
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2. 月とキャベツ ヒロインの下手クソなダンスを冒頭近くに見せられた時にはどうなることかと思ったものの、中盤以降どんどん見せてくれる。山崎まさよし、雰囲気あるじゃん。でもって、篠原カントク、技巧を感じさせない技巧派ぶりで、ピュアな情感を醸し出していて、やっぱりやるじゃん。ヒロインの”正体”がわかった後、ラスト「Onemore Time Onemore Chance」の熱唱までの展開は、素直に泣かされました。まさやんのプロモ・フィルムだとしても、これくらいきちんと作ってくれていたなら、ぼく的には全然オッケーですね。6点(2003-08-23 18:41:57) 3. 月はどっちに出ている 日本社会に生きているものの、どこか見えにくい人々にスポットをあててくれた、面白うてやがて哀しきひゅうまん・すけっちぶっく。この監督がこんなに「巧い」映画を撮ってどうするとも思ったが、いやぁ、実に良く出来ている。脚本の構成力の勝利でしょうかね、やっぱり。絵沢萌子と、ルビー・モレノの存在感が効いてます。8点(2003-08-12 18:33:27) 4. 追想(1975) ロミー・シュナイダーが焼き殺される場面のショッキングさは、多感(笑)な頃に見たんで、ほとんどトラウマになりました。でもそれ以上に、冒頭で彼女がパンツ見えるのも気にせず自転車に乗っている場面で、「ああ、フランスじゃきれいな女性でも、堂々とパンツ見せて自転車に乗るんだ」といたく感動したことでした。その2点だけで、あとはまったく印象に残っておりません。すみませんです。6点(2003-08-12 18:23:20) 5. 翼をください 映画としちゃ残念な出来映えなんだけど、主演の2人は悪くない。類型的な人物に、まがりなりにも説得力と生気を吹き込んでいる。特にパイパー・ペラーボは、『コヨーテ・アグリー』に続いて魅力いっぱいだし、オジサンはもう胸キュン(笑)です。こういう映画を見ると、やはり『いまを生きる』は相当な傑作だったと再認識させられます。4点(2003-08-12 18:13:57) 6. 月のひつじ パラボラアンテナって、人類が作った最も美しい創造物のひとつじゃないでしょうか。そんなことをフト思ってしまう、ほのぼのとして、時にくすくすと笑えたり、じ~んとしたり出来る、豊かな感情に満ちた珠玉作。こういう、歴史的大事件をささやかでパーソナルな温もりによってドラマ化した、その人間味と才気に感じ入りました。DVDとかで見るのもいいけど、本当はテレビ放映で偶然見てトクした気分になる…という出会い方こそがふさわしいかな。でも、ぜひ見てくださいませ。8点(2003-08-12 16:30:05) 7. 釣りバカ日誌10 釣りバカシリーズは、明らかに前作の『9』から変わった。それまでの他愛ないコント調から、往年の松竹小市民映画へとシフトして、それはそれで大いに期待したものだったのに…。あきらかに前作の路線を継承しながら、この『10』は、むしろ寅さんシリーズの匂いが強いかな。ただ、ラスト近くのあの高木ブー(!)登場は、山田洋次の抑圧に抗する監督の自己主張がハッキリ出ていて、思わず拍手!6点(2003-05-29 13:53:21)
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