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プロフィール |
コメント数 |
1274 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
自己紹介 |
嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。 ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。 程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。 |
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1. 2ガンズ
裏切ったり裏切られたりのアクションコメディはハリウッドで多く制作される人気ジャンルとなっていますが、本作は、当該ジャンルの中では頭ひとつ抜けた仕上がりだったと思います。話の交通整理、見せ場の楽しさ、娯楽作としてのテンポの保ち方等がいずれも優れており、最初から最後までハラハラしながら見ることができました。また、バディもので能力を発揮するマーク・ウォルバーグは本作でも絶好調で、デンゼル・ワシントンとの相性はピッタリでした。さらには、彼らを取り巻く助演陣のハマり具合も素晴らしく、ビル・パクストン、フレッド・ウォード、ジェームズ・マースデンら、お久しぶりなメンツが個性豊かに敵役を演じています。『BATTLE STAR GALACTICA』のファンとしては、エドワード・ジェームズ・オルモスがヤクザの大親分を演じている点も嬉しかったです。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2014-04-02 03:17:39)
2. ツリー・オブ・ライフ
《ネタバレ》 『地獄の逃避行』も『天国の日々』も『シン・レッド・ライン』も肌に合わなかったので覚悟して鑑賞したのですが、今回のテレンス・マリックはイケました。わかったようなわからんようなポエム、あまりに長くクドすぎる環境映像と今回もマリック節は全開なのですが、父と子の対立と和解というわかりやすいドラマが横糸に入ったおかげで随分と腹に落ちやすい映画となっています。。。
この映画のテーマは神の存在なのですが、神とその創造物である人類との関係を極限にまで凝縮し、ある親子の関係を通して神の存在を描いています。「男の子にとって父親は神に等しい存在である」という言葉そのままに。神とは全知全能ではあるが必ずしも人格者ではなく、良い決断もするが、時に気まぐれな決断もする厄介な存在であるとマリックは考えているようです。我々人類はそんな神の気まぐれに付き合わされ、正しい方向へ導かれたり、野放図にされた悪に苦しめられたり、訳の分からん試練を課せられたりして右往左往しているわけです。あたかもそれは、主人公ジャックが父オブライエンに振り回されているかのように。オブライエンはあまりにクセの強い思考回路を持っているため、子供達にとっては頼もしい父親であると同時に巨大な脅威でもあります。ジャックはこの圧倒的な脅威に対してまず恐怖心を抱き、次に反発を覚え、最終的に和解するのですが、この流れは人類の信仰プロセスと合致します。。。
このドラマにおいて、テレンス・マリックは素晴らしいストーリーテリングの技術を披露しています。ジャックとオブライエンの関係は決して特殊なものではなく、多くの男子が共感できる普遍的なものです。裏を返せば何の変哲もない少年の成長物語なのですが、それをここまでドラマティックに仕上げ、おまけに哲学的なメッセージも込めている。これは圧倒的な仕事だと思います。願わくば、訳の分からん環境映像やポエムは控え目にして、見る側の生理に配慮した作りにしてくれれば最高だったんですけどね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-06-30 19:20:37)(良:1票) 《改行有》
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