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1. 月に囚われた男
映像面や細かなガジェットなど表面的なセンスはそれなりに感じさせんねんけど、いまいち芯がないっちゅうのが正直な感想で、なんか奇抜そうに見せかけてはいるんやけど、そのじつ中身はめっちゃ保守的でおもしろみのないありきたりなものやったし、後半の展開には少々納得でけへんところも多々見られて、とくにラストのオチは完全に不要。デヴィッド・ボウイの息子っちゅうことで過度の期待をしすぎたんかなぁ……。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-12-22 10:13:25)《改行有》
2. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
《ネタバレ》 男同士の熱い友情、食事シーン、芸術的なまでの照明と撮影技術、激烈なる銃撃戦、バイオレンス描写など、いつもどおりのジョニー・トー印にはおおいに楽しませてもらったんやけど、海外資本が入っているせいかどっか無難な仕上がりで、『エグザイル/絆』のようなとことんまで突き抜けた感じがあらへんかったし、アンソニー・ウォンたちジョニー・トー組があっさりと死んでしまってからの盛り上がりもいまいち。主人公の記憶障害っちゅう設定もちょっと活きとらんかったしなぁ……。
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-19 20:58:08)《改行有》
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