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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 妻は告白する 《ネタバレ》 法廷劇として見れば凡作。本作のテーマは真の愛と世間体であって、法廷劇なんてどうでもいいんです。裁判の結果は見事な省略によって本質ではないと観客に明かした手腕は見事でした。政略結婚しておきながら「人を殺した人が人を愛せるのか」なんて青臭いセリフを吐く幸田は理想と世間体を考えるあまり全てを見失ってしまった、最悪の主人公です。監督・脚本家は、彼を反面教師として欲しかったのではないかと私は思います。そうでなければ、彼を精神的に幼稚なキャラクターにはしなかったでしょうし、裁判後の展開は異なっていたのではないかと思います。[DVD(邦画)] 6点(2014-07-20 10:32:37)
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