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プロフィール
コメント数 2526
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 この映画を、ネコたん中心に見てた人は、きっと私以外にも沢山いるハズ。「うわー、ちゃんと起こしてる・・・飛んだぁ・・・袋覗いてるぅ」って。麗しのネコたん。でも、ネコたん視点で見ると、意外にも映画の姿が見えやすくなってくるという。オードリーの役は、このネコたんに象徴されているんですよね。オードリーにとって男はみんな単に糧を運んでくるネズミ。でも男にしてみればオードリーは捨てネコみたいな存在。奔放に生きてるつもりでも、結局は自分の居場所を見つけられない。そんな迷いネコを、優しく包んでくれる存在が必要だったのですね。あの名無しネコたんこそが、オードリーの本質だったのだぁ、と思う私でした。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:30:34)(良:3票)

22.  電車男 ぎゃぼー、劇場鑑賞1000本記念~とか浮かれる前に、考えてみればこの映画のレビューは難しいデスよ。一部ねらーの人に私がねらーだって事はモロバレしてるワケで、それを無視したレビューも白々しいし、かと言って宣言すれば自意識過剰だし。「ねらーデス」でいっか。 さて、「電車男」が実話か否か、なんて事は実のところどーでも良くって、あれは毒男板住人達が紡いでいった物語、そのライブ感こそがいいんじゃないの、みたいな。それを映画化するとなると、良かった部分が全部スポイルされちゃうんじゃ?と危惧しましたが、結局「2ちゃん映画」ではなくって、笑えて泣ける恋愛映画に昇華されていたので、これはこれでいいのでしょうね。元スレ群から比較すれば、どんどんと純化され毒を抜かれ、そして省略されてきた「電車男」は、映画になって完全に別の1つの作品となった、と。 ただ、元の電車男とエルメスの物語自体は大して面白くなかったりして、映画ではそれを補うオリジナルな物語で補強してた訳ですが、それが果たしてプラスに働いていたかなぁ?とは思います。過剰に創作として強調されてしまったような感じがして。山田くんの挙動は不審すぎ、って感じですしねぇ。 それに、カオスの中から生まれていった物語が、ごく少数の心善き人々によって支えられてました、という形に収まってしまった感があるのは、ちょっと抵抗を覚えたりもしますし。 結論としては、まあまあ楽しめる佳作、ではあったけれど、一方で ゴルァ!ヴォケ!( ゚д゚)ポカーン(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル qwせdrftgyふじこlp;@:orzぬるぽ・・・ゴクリ。 ウワァァァァァンヽ(`Д´)ノ('A`)ヴェノア ってな映画を期待してた漏れもいたワケで・・・あースキーリした(改行なし表示やマックな人だと何が何やらだろーなー)。[映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 13:41:14)《改行有》

23.  天使の涙 広角レンズで捉えた香港の街の光の洪水。モノクロ、スローモーション、ハイスピード、コマ落とし。そこに住む人間と街との「延々と成立しないまま続いてゆく対話」のような映画でした。沈滞した空虚な大気の中で、人との繋がりを求めてゆく人々。切なくて、ちょっとだけ温かい物語。この映像が伝えてくる感覚は、ストレートに染みてきます。ただ、映像至上主義に走り過ぎで、展開まで停滞させてる感じがしちゃったのも事実。ちょっとバランス悪かったかも。隣りに座ってたお嬢さん、爆睡してたし。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-12 13:10:04)

24.  デッドコースター 前作は内容を知らずに見て「ぎゃ~」でしたが、こちらは劇場の閉館イベントでの上映で、そこはあまりに愛着の強い映画館だったので、どんな映画の上映でも行かなくちゃ!って思ったら、よりによってアレの続編・・・「ぎゃ~」って。でもまあ、苦手苦手と言いながら、このジャンルをよく見てる私ですが、これは斬新でいいですよね。何しろ運命が相手だもの、どこからどういう形でソレが襲ってくるのか、全く予測不可、そこらにある色々なモノが全て犯人(?)の可能性あり状態。さーて、どういう死に方してくれるのかなぁ?って不謹慎な期待が湧いちゃってくるワケで。宝くじお兄ちゃんの、強運VS死の運命のバトルなんか、「裸の銃を持つ男」のO・J・シンプソンか、「スーパーマン3」のオープニングか、って感じで怒涛の展開につい笑ってしまいますし。前作は「うわわ~」って感じばかりだったので、個人的には苦手でしたが、今回は結構笑えたので、その分評価アップです。[試写会(字幕)] 7点(2003-12-12 10:30:41)

25.  デイライト 《ネタバレ》 70年代パニック映画ブームによって映画を見るようになった私は、この久々の正統派パニック映画の登場が素直に嬉しかったです(これ以降は色々出てきて、ちょっとウンザリ状態になるんですが)。このテの映画によく登場する、主人公と反目して物語の足を引っ張るタイプが、出てきたと思ったそばから、どんどん「はいはい~退場ね~」って処分されてしまうのが面白いです。結果として、とにかくみんなで頑張って脱出しましょう、って感じが強くなって。でも、わざわざデイライトってタイトル付けてるのに、最後の最後、闇に閉ざされた世界から生還する時に光を目指すとか光がぱーっと差し込むって映像を入れないのはなんでなの? うりゃさっ!と出たら、なんか曇ってるっぽい、ぼや~ん、って感じの灰色な風景で。うーん。でも、昔見たパニック映画の懐かしい感じ、堪能しました。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-11 23:54:22)(良:1票)

26.  デューン/砂の惑星(1984) 映画としては、破綻寸前・・・つーか破綻してるかな? とにかく、物語もマトモに繋がってないような映画なんですけど、その映像には圧倒されました。特殊効果ごってり(ただしかなり雑)の映画なのに、リンチワールドもごってり。70ミリの大画面にどわーん!とリンチの映像が展開する世界に、強引にねじ伏せられたような、負の美っていうのに魅了されちゃった、って感じですね。カイル・マクラクランの端整な顔立ちが映画のトーンと不調和状態であるがゆえに、余計にインパクトがある映画ではありました。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-08 15:21:41)

27.  デンジャラス・ビューティー サンドラの「ふがごっ」って笑い方、好きです。がっちり改造されたサンドラもステキでしたが、あの、ぐしゃっとした髪の、アイスクリームのシミ付けてるサンドラにも魅力を感じてたり・・・。女らしい美しさも大切だけど、個性はもっと大切だよね、って思う映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2003-11-21 22:28:28)(良:1票)

28.  デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 《ネタバレ》  巨大な未確認飛行物体が浮かぶ東京、でも大きな何かが起こる訳ではなくて、人々はその異常な状態を日常のものとして生活してる。政府は色々なことを隠し秘密裡に行動してる。それは今のこの現実を映しているわ。ジェノサイドが起きていても、戦争に向かっていても、なんとなく自分には関係がなさそうな、今、日常を過ごせているから、とりあえずは問題ないって感じ。正常性バイアスが描かれてるのね。  途中で友達のひとりが飛行物体から放たれた物体の墜落に巻き込まれて死んでしまって、それは悲しいことだけれども、でもその時のキモチだけでまた日常が続いて。普通に高校を卒業して大学に進学して。  その忍び寄るモノに対する危機感の無さが恐ろしさを感じさせるわ。  ただ、いかんせん前章、色々描かれるモノが放り出されて意味不明なままに映画は終わってしまうわ。特にスタンダードサイズで描かれる過去の主人公二人のエピソード、それが現在の二人の状況とは全く繋がらない、別の二人の物語のようで、どういう意味があるのかは後章を見るまでお預け。故に見ているこちらとキャラとの距離が生じたまま(理解できないまま)映画館から追い出されてしまうのね。そこにあえて点数をつけるとしたら6点が精一杯かしら。  そんなに待たずに公開される後章を見て初めて意味を成す映画なのかもしれないわ。[映画館(邦画)] 6点(2024-04-12 15:40:42)《改行有》

29.  テッド2 《ネタバレ》  前作面白かったですし、マーク・ウォールバーグ映画(ウォールバーグではなくウォールバーグ映画ね)もアマンダも好きですし。その上、更に好きなあの人もチョイ役で出てきて見ていてびっくり嬉し笑い。だけど今回はなんかしっくりきません。  前作では『フラッシュ・ゴードン』というかなりアレな映画を崇拝していたのに今回はコミコンであまりにフツーに『スター・トレック』や『スター・ウォーズ』出しちゃうあたりの凡庸さゆえ?(『フィフス・エレメント』ネタは微妙なカンジで良かったですが)  それともクマのぬいぐるみが喋って歩いて、だけど中身は下品なオッサンというネタ自体が本来は一発芸状態で、続編を作る事の意味はあまり感じられないから?  いや、それよりヘンにマトモな映画にしようとしてるあたりがどうもねぇ。クマのぬいぐるみの人権の有無ってギャグをマジに語って人種差別問題を反映させるのって、アリなのか?っていう(つーかあのオッサン、そもそも前作のプロローグ部分でクスリで検挙されてませんでした? あの時点で人権があるのか、ただの所有物なのかが問題になっていていいハズなのですが)。  大体、裁判映画として見てしまうとあまりに物足りません。アマンダは新人弁護士として成長してみせていいハズですが、そういうところは見られませんし、モーガン・フリーマンがさすがの貫録を見せるとはいえ、彼がいれば全て丸く収まるっていう水戸黄門の印籠みたいな存在じゃ、闘争の物語にもなりゃしません。  個人的にはヘンにドラマを語るよりも時代を反映させる程度にして、あとはおバカキャラものとして、バディものとして、笑えるエピソードを重ねてくれればそれでいいんじゃないの?と思うんですけどねぇ。  テッドも日本に来ればゆるキャラとして自治体がお気軽に住民登録してくれるのにねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2015-09-25 21:57:29)《改行有》

30.  テロ,ライブ 《ネタバレ》  ラジオの生放送中に爆破予告電話を受けたキャスターの姿をほぼリアルタイムで追ってゆくサスペンス映画です。  ところどころ「ん?」って頭をヒネっちゃう箇所が無きにしもあらずですが(テレビのニュースキャスターへの返り咲きを目論むキャスターはラジオ放送を放り出してしまいますが、番組が継続した様子がありません)、とにかく刻一刻と状況が変化してゆく、そのピリピリとした異様な緊張感に釘付けになります。  テレビの生放送でテロリストを説得してエンターテインメントに仕立て上げようとするキャスターが、逆にどんどんと追い詰められてゆく、事の重大さがのしかかってくる、その焦燥感がダイレクトに伝わってきます。  ですが、クライマックスに至って映画は向いている方向を思いきり変えてしまいます。「あれれ?」って感じで。韓国映画お得意「情」の世界に突入する事で問題がすり替えられてしまうような、大きな違和感。  爆破テロを行った人物に同情した上で最終的にキャスターの取った行為、あそこには社会的な意志があるようで、その実、全く無いようで。  テロリストにも理由がある、テロリストを生む原因を作っているのは誰だ?って事で、自らも権力の元で翻弄されている状態を実感し、って、でも、あのニュースがなければ彼は絶望しなかった、あの選択はなかったと考えると、ただの弱者達の自滅と自己完結で閉じただけの物語になってしまうんですよね。やたらパーソナルな思考で閉じてしまっている状態。  アレをした事で、じゃあ彼は何を成し得たのだろうか?と。  「権力に屈しなければならなかった人々の悲劇の物語」とするにはあまりに事件の大きさと個人の意志が及ぶ範囲の小ささのバランスが取れておらず、不恰好な脚本の姿が見えるような感じがしました。  っていうか、犯人があの立場でどうやってあれだけの威力をもたらす爆薬を手に入れ、そしてあれだけの範囲に渡って誰にも気付かれずにそれらを仕掛けられたのか、全くもって謎なのですが。[映画館(字幕)] 6点(2014-09-30 23:29:55)《改行有》

31.  デイブレイカー 《ネタバレ》 ただ血を欲するだけじゃなくて、紫外線浴びると燃えたり、耳が尖ったり羽が生えたりってモンスターとしてのバンパイアがそのまま日常社会を作ってます、って状態はコメディなんじゃないの?みたいな感じがして。マジメにやってるフリして笑わせようとしてるんじゃないか?って。でも、これは今の人間社会の暗喩なのではないだろうか、例えば今から500年くらい前の人々が今の人間を見たら、まるでモンスターのように見える、その生活は客観視した時に決して褒められるものではないのではないだろうか、みたいな事を考えました。だけど、そんな読みをいちいちかき消すスプラッターホラーの波。血が噴き出したり破裂したり首がちぎれたり、大騒ぎ。この物語のまま、スプラッターの要素を一切抜きにして、ゴシックホラーの雰囲気を反映させたアンチユートピアSFとして描いたならば、どれだけ自分にとって魅力的な作品になっていただろうか、と。クライマックスのあのご都合主義な設定(先のご都合主義の上に更に被せる形という)は実のところ、未来に繋がる希望ある解決法ではなくて更なる新たな感染、新たな火種でしかないと思う訳ですが、次なる立場の逆転による殺戮の連鎖というテーマを語っているのか、犠牲の上に成り立つ脳天気な希望として描いているのか、単に血みどろクライマックスを見せたいのか。あそこまでやってしまうと悪趣味方向に針が振れてテーマがボヤけてしまう感じ。元々そういう映画なんですよ、って事なのかもしれませんが。つーか、予告編だけじゃこういう映画だって判りませんがな。名のあるスターが何人も出てる訳ですし。危ないなぁ。[映画館(字幕)] 6点(2010-11-30 21:47:32)

32.  ディファイアンス 《ネタバレ》 ナチスに追われるユダヤ人の集団を通し、戦争によって翻弄されてゆく人々の姿を描いています。そして同時に国家や民族、宗教の対立はおろか、共同体や家族の間でさえ諍いは絶えず、理解しあい、平等の下に暮らしてゆくのは大変に困難であるという映画でもあり、そこから戦争を起こす事の根源的な要因、それを回避するために必要な心を突き詰めようとしているのかな?と思いました。美しい森の中で、絶望と生への執着に足掻く人々の姿が印象的な映画です。しかし、中盤は流れを失い、エピソードが羅列される状態になってまとまりに欠け(ついでに近くの席の女性が5分くらい延々携帯メールを打ち始め、集中力ぷっつり切れちゃって。お願いですから上映中は携帯の電源を切って下さい、メールしないで下さい、それが無理ならDVD出るの待って家で見て下さい)、更にクライマックスでハリウッド娯楽映画風な展開と「え?それで終わっちゃうの?」という潔すぎな幕。それまで描いた重さに比べて、なんてスッキリ爽快なエンディング・・・。重さ苦さ、メッセージまでをも忘れ去らせてしまうようなケリの付け方に、むむぅ・・・と頭をヒネりながら映画館を後にしたのでした。あと、いくらアメリカ映画だとは言え、今から68年前のベラルーシの人間が「オーマイゴッド!」とか「ファック!」とか言うのってアリなの? それにしても、音楽とか集団の描き方とか戦闘描写とか、一体いつになったら世界の映画作家はスピルバーグの『シンドラーのリスト』と『プライベート・ライアン』の呪縛から解き放たれるのでしょう?[映画館(字幕)] 6点(2009-02-14 20:27:18)

33.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》 ウットリするような美術や景観、美しく響いてくるケルティックサウンド。そこだけで見たらとってもステキな映画なんですけど、でも、演出とかメッセージとか、かなり退屈。八方美人的に他民族な妖精ワールドを描いておりますが、その多面性のワリには描かれる価値観があまりに狭く、産業革命以降の保守派みたいで困ったモンです。妖精達、キツキツじゃん、夢も希望もありゃしないじゃん、みたいなツッコミはナシですかねぇ? システムの上に成り立つ社会として描かれる妖精ワールドはこの世の鏡、だけど、こういう世界くらい、近代西洋思想から離れた、夢を紡ぐ世界であって欲しいと思うのですけどねぇ。どのキャラも、いろんな制約に縛られまくってて世知辛いったらありゃしないわ・・・[映画館(吹替)] 6点(2008-12-29 21:34:50)(笑:1票) (良:2票)

34.  テラビシアにかける橋 《ネタバレ》 予告編でネタバレしていて、そこから予想される世界を上回る事はない残念な映画でした。予告編がああいう形であった以上、ヒロインが死んじゃう、じゃあ、そこから先にどれだけのものを見せてくれるの?というところがポイントだった訳ですけど・・・。彼女が死んでしまうという事に対しての、少年の葛藤は判るのですが、彼女が唐突に消滅してしまったような感じで、彼女が生きた証、遺したものっていうのが映画からささっと消えてしまうのが、なんだか冷たい映画だなぁ、と。そりゃ、テラビシアは少年の心に刻まれ、それを次の女王に継承してゆく、っていうのは描かれますけど、じゃ、そのテラビシアにヒロインの心がどれだけ反映されてたのよ?彼女の生き様がどれだけそこにあるのよ?って言うと、これがちっともだったりして。喪失感ばかりが強いような。いじめっ娘上級生や家庭環境のドラマは投げっ放しだし、いらないカットが多いなぁ、と思うとゴダールかよ!みたいな飛躍の激しいモンタージュが唐突に登場したりするし、役者や設定など、素材がとってもいいだけに、なんだか勿体ない、惜しい映画。映画の途中までは結構ワクワクできたんですけどねぇ。『チャリチョコ』では紫色になっちゃってたアナソフィア・ロブの今後には期待。[映画館(字幕)] 6点(2008-02-10 21:26:32)

35.  デュエリスト スタイリッシュな映像至上主義過剰もいいところ。スローモーションとワイプ、オーバーラップの多用を全編やってしまっているので映画そのものが壊れてしまっています。カット、シーンをキメるのはいいとして、次のシーンと繋がってないじゃん、って箇所が沢山、物語がきちんと流れてなかったりします。それに大掛かりなセットに沢山のエキストラを捉えて横移動するするカメラなんかはダイナミックでいいのですが、常に手前に何らかのオブジェクトを置いて遮らせて殺陣の映像が不鮮明になっているのは、やっぱり殺陣をきっちり見せるだけの自信がないせいなのでしょうか? でも、一方で映像の美しさを楽しませて頂きました。全編、艶やかな色彩設計に溢れていて、広大なセットも凝っていて、そこに溢れる意匠を味わえます。それだけの美術に対して演出が様式に拘り過ぎて映画をダメにしているのがもったいないのですが。それからカン・ドンウォンとハ・ジウォンを綺麗に魅力的に捉えているのもいいですね。そこにちゃんとドラマが描かれていれば尚良かったんですけど。最初はカッコイイ映像の羅列に、何を描きたいのか意味不明って感じでしたが、最後まで見たら思ったほどダメでもない、と思いました。[DVD(字幕)] 6点(2006-12-21 01:44:21)

36.  デイジー 《ネタバレ》 物語は「う~ん、どうかなぁ」って感じがしました。そもそも出会った事が悲劇の始まり、という救いのない展開は、それはそれでいいと思うんですけれど、3人それぞれの視点で描かれながら、どれもが気持ちをぐぐっと捉えきれないような。何が足らないのかな、んー、映画として寡黙過ぎるのかな。お互いがそれぞれに気持ちを抑えっ放しな物語ゆえに、こちらに伝わってくる事が限られていて、だったらもっと魅力的な出会いや触れ合いのエピソードを散りばめていて欲しかったなぁ、と。べたべたな甘さ砂糖の10倍みたいなハードボイルドってのもね。もう少しカラッとさせていて欲しかったかな。まあ、オランダを舞台に韓国人3人が出会いのドラマを演じる事の不自然さはどうにもこうにも、ですが。しかし、映像と音楽はとってもいいんですよね。全編色彩も構図も綺麗だし、常にふんわりと動く流麗なカメラワークに酔えるし。3人が初めて1つの場に集ったシーン(厳密にはその前にたまたま出会っていたシーンがありますが)でいきなりパッ!とマルチ画面に転じる、そのタイミング、盛り上げ方の上手さには惚れぼれしました。丁寧に撮られた映画だけに見応えは結構あって、悪くはなかったかな。個人的にはジヒョン姉さんが薄幸、儚げ過ぎな描かれ方で、むしろ「バラ? 殺されたいの? デイジーにしな!」みたいなノリがあった方が良かったんですけど、それじゃ映画のカラーぶち壊しですね。[DVD(字幕)] 6点(2006-11-28 01:53:32)

37.  天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 花火とピアノの結びつきを、もっと密接にして、お互いがきっちり作用してゆくような展開が欲しかったですねぇ。ラストに花火とピアノとをひとつに持ってゆきたかったがための展開なのでしょうけれど、あれじゃあニワトリとタマゴは同時に生まれました、という状況なワケで。で、元々の天国だの死者だの生きてる間に連れてくだのの設定がかなりぶっ飛びまくり状態で、それを納得させる事は元からムリ、って感じなんですが、だったら下手に天国って世界を説明しちゃう映像を入れない方が良かったんじゃないかな、って思います。外国人は何処?とか、老人少ないとか、そもそも人数少なすぎ、他の人は地獄に堕ちた?とか、見ている間、余計なコトをゴチャゴチャと。ごく限られた空間で部分だけ語って曖昧にしておいた方がよっぽど説得力あります(その分、安っぽくなりますけど)。全体的には少々子供っぽいファンタジーって感じがしないでもなく、若い人向けに作られてるのかな?とも思いましたが、それにしてはちょっとジミ。もう少し大人向けに、抑えるべきところは抑え(前記の天国描写や登場人物多すぎ賑やかすぎ状態なんか)、掘り下げるべきところは掘り下げて(主人公のピアノに対する思いの内面や背負ってきたものなんか)欲しかったかも。うわあ、いかにも松任谷正隆節だあ、って音楽は、でも良かったです。香川照之の三半規管壊れっぱなし、みたいな演技はやり過ぎって気が。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-22 00:47:17)

38.  デジモンアドベンチャー 《ネタバレ》 「デジモン」というと日曜の朝に半分寝てる状態で見てたり見てなかったりなアニメで、初期作品はそれなりに記憶があるような、だけど続編とごっちゃになってたり(どのキャラがどれに出てたんだっけ?)。不勉強ではあるけれど、全く知らないワケでもない、といったところでした(それでも「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」「ケロロ軍曹」くらいしかテレビアニメを見ない私にとっちゃ、見てた方と言えるのですが)。この映画は、ここからテレビ版に繋がってゆく始まりのエピソードで、最後に謎を放り出す形で終わってしまいますし、卵の登場から夜の街中での戦いが終了するまで20分、いかんせん駆け足な感じは否めません。ですが、ずっとラヴェルのボレロをBGMにしてユーモラスな触れ合い~シリアスなバトルまでを組み上げている、1本筋を通した構成はなかなか挑戦的なカンジです。現実的な背景の中、大人を殆ど出さず(出てきても顔もハッキリしません)子供が沢山登場するあたり、独特な雰囲気がありました。細田監督のカラーの一端は感じられるかな?というカンジの短編でした。[DVD(邦画)] 6点(2006-08-12 01:13:38)

39.  天平の甍 学校全体で映画館貸切で見ました。のほほ~ん、と日々を暮らしている私に、日本の仏教には人々の大変な努力の歴史があるんだよ、という事を教えた映画です。安全な航海などなかった時代に、命を賭して海を越えてまで日本の信仰の正常化を計ろうとした人々の物語は、感動的ですが、冒険映画風でもあったりして。ヒジョーに真面目な映画なんで、全体的には単調さを拭えませんがでしたが、観客全員が同じ学校の生徒なんで、エンディングは拍手喝采状態でした。6点(2003-12-12 13:52:38)

40.  DENGEKI/電撃 《ネタバレ》 署長はいいキャラだったんだから最後まで残しておいて欲しかったし、単純な物語を無理にごちゃごちゃさせる設定で引き伸ばしてる感じだし、最終ボスは意外!って言っても、それまでの描写が少なすぎなので唐突な感じだし、でも「沈黙のテロリスト」よりは100倍いい!って。やっぱりセガール映画はセガール拳が炸裂してナンボですよねぇ。このところのセガール映画の、画面から醸し出される安っぽさもなかったですし。少々ダレ気味だったセガール映画にテコ入れ、って感じでしたね。6点(2003-12-12 11:10:55)(良:1票)

080.32%
1220.87%
2421.66%
31234.87%
431912.63%
548619.24%
654921.73%
745618.05%
830011.88%
91827.21%
10391.54%

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