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プロフィール
コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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評価順123
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21.  天使たちのビッチ・ナイト 《ネタバレ》 女子修道院で若い男がハーレム状態!という建付けは、日本で言えば尼寺もののロマンポルノ的なエロティック・コメディを想起させる。がしかし、その場合エロティック部分に関しては「貞淑だけど欲求不満」な尼さん(修道女)というのが一番「ホット」なポイントであり、翻って本作の修道女は「下品で馬鹿でド淫乱」という点でどうもリビドーが燃え上がってこない。コンセプトとして、修道女がフXXク連呼してるのが笑えるでしょ?ということらしい(マジで、ド初っ端から4文字ワードの大盤振舞い)。だがそもそも(いっちゃんの主演女優はまだともかく)修道女は揃って若くも無ければ大して可愛くもないのですよコレが! なので中盤までは率直に、コメディもエロもイマイチだ~なァと思って観ていたのだが(エロシーンでも皆ダボダボの修道服着込んでるからなんも見えねーし)、どういう流れか修道女がベラドンナ飲んでラリった挙句、野外で下半身丸出しのモザイク祭りな逆レイプ・黒魔術・乱痴気ワルプルギスの夜を繰り広げるという極めてカオスな展開が炸裂し、一気にテンションが跳ね上がった。ハッキリ言って本作はこのシーンに鑑賞の価値の全てがあるかと思う(収拾不能なまでにカオスな状況を見事に落とすジョン・C・ライリーの一言「奇跡だ」にも大爆笑した)。このシーンに関しては、修道女3人のハイテンションで狂気極まる演技も素晴らしかった(特に凄かったのが、ジネーヴラ役のコ)。[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-18 00:24:33)(良:1票) 《改行有》

22.  テルマ 《ネタバレ》 『RAW~少女のめざめ』に触発されたんだか何なんだか、これまた「少女の成長」系ホラー。日本ではほとんど似た様な内容の『ブルー・マインド』と同時期の公開で、その意味でも二番煎じ感がアリアリ。と言っても本作には直接的なホラー描写は非常に少なく、どっちかゆうたらファンタジック・サスペンスな感じの仕上り。抽象的で美的な描写にもまずまず見応えが有るが、中盤以降は割と緊迫感有るシリアスな状況が続き、こちらも結構ハラハラしながら観れると言える。他方、日常描写の面白さ・独特さや全体のインパクトでは『RAW』にはだいぶ及ばない。私の推しは『RAW』の方。[映画館(字幕)] 6点(2020-02-07 00:31:48)

23.  テッド・バンディ(2019) 《ネタバレ》 実録異常犯罪ものだが、ほぼ完全に事実に則った主展開に加え、想像による演出を徹底的に排した全体の構成は殆どドキュメンタリに近く、テッド・バンディという稀代の異常犯罪者の内面・実際の人格に迫るというよりは、「外から見た」バンディが当時どのような人物だったのかを描き出すことに特化していると言える。一方で、この手の犯罪ものなら絶対盛り込みたくなるような犯行シーン・ショック描写がラストに数秒しか出て来ないというのは、全体の演出としてある意味かなりチャレンジングで、かつそこそこ上手くいっていて面白い雰囲気を出せているように思えるのも素晴らしい。 ただ、この演出がもたらす本作の印象として一番強く感じられるのは、結局のところ決定的な証拠は何もなかったのではないか、という不愉快な疑問だというのが正直な感想(それこそが厳然たる事実なのかも知れないが)。世論を慮れば、ラスト、ややバンディ真犯人説に傾いて(ここでやっぱり犯行シーンを挿入してその事実を映像的に裏付けつつ)終わるのも致し方無いとも思えるが、それはある意味「ブレ」だとも言える。ともあれ、本作には記録映画に近い価値があると思うし、その意味では観て損は決して無い。それなりにオススメ。[映画館(字幕)] 6点(2020-01-11 00:55:25)《改行有》

24.  T-34 レジェンド・オブ・ウォー 《ネタバレ》 娯楽系の戦争映画で、特に戦車同士の戦闘描写にはややリアリティに欠ける嫌いがある(ついでに言うと敵兵を募っての実戦訓練とかもややイミフ)。ただ、まずどこから用意したのか知らんが戦車は完全に本物にしか見えないし(実は本当に本物らしい)、戦闘のアイデアも色々と単純にカッコいいし面白いしで、割り切って観れば楽しめることは間違い無い。この手の少し不真面目な戦争映画って最近はあんまり多くないようにも思う(流石ロシア)。[映画館(字幕)] 6点(2019-12-14 02:43:37)

25.  でんきくらげ 《ネタバレ》 かなりロマンポルノ風な内容だが、直接的な濡れ場は少なく、かつソフト(一回乳首見えるくらい)。ただ、悲惨な境遇を逞しく生きる強い女が生き生きと描かれている点も好印象だし、展開運びも地味にまずまず面白い。女が逞しすぎて最後は男よりカネ、となってしまうラストは独特の哀愁をも醸している。一点、渥美マリは見た目結構ケバくてあんまり好みじゃない。[インターネット(邦画)] 6点(2019-11-20 21:25:34)

26.  デモンズ 《ネタバレ》 正にそーいう時代の直中…とゆーか、まずは高度に『死霊のはらわた』ぽいですし、当然ロメロ三部作みも強いですし、で更に(当然の如く)『サスペリア』感も在ったりして、あくまで個人的にはその時点でかなりポイント自体は高くなりますよね。しかし、今作に出てくる「デモンズ」とやらは、極めてゾンビ(ロメロ・ゾンビ)に酷似した設定ながらも本来的には明確なる別物だと思うのです。でも、今作って結局、そーいう連中を擁しての「お話の中身」の方が寧ろより高度にゾンビっぽい…という意味でのゾンビ映画でもあるのですケド(⇒いわゆる閉鎖施設でのアウトブレイク系)、でもまた一方で根本的なホラーとしての質感・雰囲気自体は結構高度な「不条理系」なのですよね(⇒物理法則が通用しない系統)。だから結果として、そーいうフワっとした空気感の中で(前述どおり)中盤にはいつものゾンビ・サバイバルがおっ始まるのが、個人的にはどーにもチグハグに感じられてシンプルに面白く観れなかったのですね(⇒完全なる「無駄な足掻き」に見えてしまって。。) しかしながら決して、全く見ドコロの無い映画…とゆーのではないと思ってまして、まずは特殊メイクや、あるいは優れた色彩感覚(⇒流石のアルジェントorイタリアンホラーの一流と言うべきモノ)等々、ルックス的な部分には十分に面白みの在る作品だとも思うのですよね。でも重ね重ね・結局のトコロ、最初と最後のハイテンションなショックシーンしか(ほぼほぼ)面白くない…と。あと、個人的には終わり方もちょっと酷すぎるかな…と思いました。最終の結論、暇潰しには今でも使えるかも知れませんが、それ以上にはまァ成らないかな…と。[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-14 22:03:36)《改行有》

27.  テリファー 《ネタバレ》 コ~レはまた、、、時代錯誤なマデ!にド直球!に痛グロい!(ダケの!)純・スプラッタ!ですね~~~だから、使い方さえ間違えなければ確実に有用な作品であります。重ねて、かつてのフルチを彷彿とさせる様な陰惨極まる人体破壊のクオリティは(多少チープではありますが)いま現在の状況においても尚かなり高度だと思いました⇒中盤のアレなんか、久し振りに相っ当な見応えでしたですね…… しかし、コレも重ねて「ソレだけの」ホラー、とゆーかホラーには決して成り切れて居ない単なるスプラッタ・グロ映画でしかない、という作品なのも確かですね(=他の中身はほぼ皆無)。展開運びも実にテキトーですし、あと一点、ごく短尺なる作品なのですが一方でテンポは激烈にダルかったりもします。重ね重ねグロ描写以外は殆ど観る価値無し!かと思いますが、その目的の方ならそこそこ楽しめそう=オススメ出来そう、かと。女の子も地味に結構カワイイですし(+なんか3人位出て来ますし)。[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-12 22:32:24)《改行有》

28.  デス・レター 呪いの手紙 《ネタバレ》 シナリオは全体として高度に整合性が取れているというワケでは決してないのだケド、サスペンス調で常に謎 or 不可解さを残しつつ、オーラスを経てもごく「語り過ぎる」コトなく終わってゆく多少の「もどかしさ」とゆーモノは、まずは(現代のモスクワを舞台にしつつも)やや幻想怪奇的な全体の雰囲気とも好くマッチしていたと思いますし、その他諸々含めても(=恐怖描写の控えめな質感やキャストのシリアスな演技、等)映画としての纏まりとゆーの自体はまたかなり良好だったと言えるかと(だからホラーとしてもサスペンスとしても十二分に成立はしてたかと)。 ただ一点、それでもこのお話はおそらく50分~長くて60分が精々、というレベルの容量だったとも思うのですね(何なら45分でも少しギュギュっとした方が好かったか…とさえ)。その意味では、映画としてはごく非常に短い尺に留めた判断自体はこれも適切だったと思いますが、本質的には「最適化」はされていない(=本来は別のフォーマットに乗せるべき)作品だ、とも思わずには居られないのですね。その点で、少し厳しいよーですが1点引いてこの評価と致しますです。[インターネット(字幕)] 5点(2021-12-31 01:36:45)《改行有》

29.  ティエリー・トグルドーの憂鬱 《ネタバレ》 最近の「カンヌで話題に!」なんて社会派ドラマ、しかもご当地フランス産ともなると、ま~どれもエグい!の極み、なのですわね。『パパは奮闘中!』なんてヤツは酷くて(主にポップなタイトルの所為ですケド)ポジティブになろうと映画館に行った挙句に疲れ果てて週末一回無駄にしてしまったホドでしたし、『レ・ミゼラブル(2019)』なんてのもかなりHPを消耗したモンですわ。今作も(タイトルで「警告」してくれてるだけまだマシかも知れませんケド)ハッキリ言って激「鬱」映画の類です。これまた実に隙が無いとゆーか、ほぼ居心地の悪いシーンだけを繋げてるとゆーか、私も一度に観切るのはまたちょっと無理だった…という代物でしたすね。 だからまあ、そもそも娯楽用に使おうという映画では決してないのですし、その意味では私の評価軸はただ一つ、そんな残虐な世界の中になにかしら美しいモノ・人間性がチャンと描き込まれているか、というトコロではあるのです。その観点からすると残念ながら、その部分の描き込みは(ラストに在るには在るのですが)非常にささやかな・朧げな、というレベルに留まっており…という感じですね。完全にコレは好み・ポリシーの問題であって、映画としての出来(或いは製作者の「意図」のレベルの高低)とは全然別の話、というコトだと思ってくださいませ。 ただ、ヴァンサン・ランドンの仕事自体は(そのラストのささやかな人間性の発露も含めて)かなり高度だったとは思いますし、ソコは率直に評価すべきだとは思っています。疲れ果て、自信を失い…こーいう「カッコ悪い」演技を見事にこなせる俳優さんって、カッコ好いですよね。[インターネット(字幕)] 5点(2021-11-05 17:43:57)《改行有》

30.  デイアンドナイト 《ネタバレ》 「なにが正義なのか」というのは確かに難しい問題で、世の中の凡そ大半のコトというのは、白黒を付けるのが想像よりも遥かに容易くないとも常々考えている。この映画の中でも、養護施設の維持の為とは言え犯罪を犯してもよいのか、とか、愛する人の命を奪った人間を殺すことが許されるのか、とかはそーいう類いの話だろう。そういった「灰色」の業を背負う主人公側の人々が幸せになり切れずに物語が終わってゆくコトには、ままならない世界の一種の儚さを感じるというか、ある程度の得心はゆく、と言い切っても間違いではないと感じている。 しかし、自動車会社の件は別だ。彼らには罰が下されるのが間違いなく正義だ。これでは、罪を犯しつつも反省する心を持つ善人だけが罰せられ、ハナから罪の意識など無い悪だけが世にのさばるという話ではないか。こーいう人間の世界に「絶望」した風を装う映画というのは、個人的にはハッキリ嫌いですね。映画自体の質・個々の演技等はかなり高水準だったので、この評価は全てテーマに対する個人の好みの問題です。[インターネット(邦画)] 5点(2021-04-15 12:03:13)《改行有》

31.  デンジャー・クロース 極限着弾 《ネタバレ》 ベトナム戦争に参戦したオーストラリア軍の戦歴に残る最も過酷な戦闘「ロングタンの戦い」を描いた戦争アクション。米軍その他の圧倒的な航空戦力・砲兵戦力に対抗するべく北ベトナム軍が採ったのが、至近距離での歩兵戦に持ち込むという捨て身の戦術「ハグ・ザ・ベルト」である(ボクシングでいうトコロのインファイト、或いは極真ルールの空手の試合のよーなもんですかね)。その結果、ロングタンでは大部隊に包囲されたオーストラリア軍小隊が至近爆撃(自部隊の居る座標への砲撃:デンジャー・クロース)を要請するに到ったという。確かに、非常にシビアな状況だと言えますね。 ですがコレ、結局のトコロはベトナム軍の陽動に引っ掛かって豪軍が釣り出された(で伏兵に叩かれた)というコトですかね?んで、現場に請われるがままに至近爆撃を実施するも、その影響で通信が途絶するや小隊全滅と判断して置き去り撤退を命令する、というのも、何とも場当たり的でテキトーな差配に思えます。挙句「そんな命令に従えるかェ!」となってアッチャコッチャで好き勝手やり出す、というのは、ここまで来るとコレ史実なのですか?という感じですね(この手のによくあるポンコツ指揮系統)。イマイチ緊迫感が維持されないままダラっと観終わりましたが、ラスト、結局戦死者は108人中18人だった(え、もっと死んでなかった?)というオチからしても、率直に色々と少し「盛った」映画な気がしてます。別にそんなにつまらなくもないですが、ひたすら這いつくばっての銃撃戦(+砲撃)が続くので、ちょっと食傷もしてきますし。 もう一つ、非常に重要なコトなので最初に言ってもよかったのですが、今作はなんとロケ地がオーストラリア国内なのですよ。つまり、その戦場というのはジャングルではなくて、カラッと乾いた雑木林!だという。こ~れは…中々大胆なコトを………まあ、ハリウッドのA級作品ならいざ知らず、世界の色々な映画を楽しむためには「ソコは言わないお約束」というのも比較的大事だとは思いますケド。[DVD(字幕)] 5点(2021-03-21 02:35:28)《改行有》

32.  デデという娼婦 《ネタバレ》 メチャクチャに単純な話なのですよね(いくらなんでも単純すぎねーか、というレベルで)。演技・演出・キャラクター、と諸々含めてありがちと言える範囲を逸脱するものは何ひとつ無いのです。これは少なくともラストにもうひと波乱仕込むか、あるいはデデという主人公のキャラをもう少しユニークにつくり込むか、それくらいはしないと一映画としてはキビシイでしょう。意外なホドに正統派的に美しかったシモーヌ嬢に免じて+1点で。[DVD(字幕)] 5点(2020-12-31 01:22:34)

33.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』あたりはシナリオにもチャンと内容・アイデアが在って、だからそれと絡む長い会話にもその意味からの「実」のある面白みが出せていた。翻って本作、こっちはシナリオになんの内容も無いので、必然的に長い会話にもなんの内容も無く、その意味ではこれは(撮りたいアクションにキレを出すための)緩急の「緩」でしかないのだ。 その肝心なラストのアクションのキレ・爽快感はと言えばコレは大いに認められるトコロだが(率直に大爆笑したのを告白します)、これが映画として大手を振って正しいと言えるのか、と問われれば、個人的にはまあ大いに微妙だというしかない。タラちゃん、初心に帰ってもっと本気出してくれ。『ワンハリ』も結局今作と大して変わらないよーな話だったし(映画自体の規模は違えど)。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-13 00:52:04)(良:1票) 《改行有》

34.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 やたらと攻撃的な宣伝文句を並べ立てていた作品だが、観てみると存外に普通の映画でかなり拍子抜け。いや確かに、相当に変わった映画なのは間違いないのだが、もっとラディカルに妙ちきりんな作品を期待していた、というだけなんだけど。 だが、普通に映画として観たとすると、実は別に全然アリな作品だと思う。アダム・ドライバーはまたまたかなり頑張ってるし、コミカル面も(分量が少ないのは否めないが)決してそんなに悪くはないし、何よりどこで撮影したのか知らんが、荒れ地の情景にせよ時代を感じる街並みにせよ、また終盤の舞台になる城なんか特にスゴくイイ感じの雰囲気で、正直メチャクチャ行ってみたい。 とは言え、コンセプトが何なのか、という点では、ちょっと掴み切れなかった映画なのは確か。監督の過去作を研究して、そのうち再見したい。[映画館(字幕)] 5点(2020-01-25 01:50:59)《改行有》

35.  ティーンスピリット 《ネタバレ》 尺も短いが話の方も相当に薄っぺらく、その面に関してはもはや必要最低限と言ってよい程のお手軽製作映画である。人間ドラマ部分(ティーンの挑戦と苦悩とか、マネージャーとの関係性とか)に見応えを見出すのは正直難しいと思うが、ファニングが実際に歌っているという歌唱パフォーマンスの出来はまずまずで(ラストのライブシーンなんか歌も動きもかなりホンモノっぽい)、そこは観る価値があるカモ。[映画館(字幕)] 5点(2020-01-12 17:33:16)

36.  デモニック 《ネタバレ》 うーん……コレだと、監督の名前で「逆に」ちょっと損をしている様にも思えてしまいましたが、もしコレを、ソレこそ聞いたコトも無い名前の監督が撮ったB級ホラーだと思って観るのならば、別にお値段相応の作品かな~とも思えそう…な気もします(たぶんコレ、かなり小規模予算の映画でしたね)。コンセプトはSFとホラー(オカルト)の融合とゆーか、その部分には少し日本の漫画とかなんかのサブカル風な雰囲気も感じられますかね(そして、その思いがけないホラー要素こそが一種のアクセント=意外性だと言うべきなのでしょーね)。 しかし、如何せん何もかもが相当に安っぽい映画でして、特に映像面は極度にチープすね。結局、ホラーとしてもSFスリラーとしても(+アクション的にもやろーと思えば出来た筈なのに)映像的には全くと言って好いホドに見ドコロ・面白みがねーのですよ。んで重ねて、お話の内容的にもやはりごくチープ(=そもそも大筋としては何時でも何処ででも聞いたコト有るよーなお話なのですし、んでソコにナニやら仕掛けは在りそーなんだケド実は別に大したレベルのが無い)となると、少なくとも「ドッチか」はねーと困りますよ旦那!としか言えなくてですね…ムムムム…… 重ね重ね、根本的には予算が少ないのが最大の問題、というコトには見えるのですケド、正直ちょっと「誰も得をしていない」作品にも(また)見えてしまいましたかね。残念。。[DVD(字幕)] 4点(2023-04-03 19:44:02)《改行有》

37.  ティーズラマ 《ネタバレ》 「史上最低の映画とは?」となれば、ソレは多分『死霊の盆踊り』だろう…とゆーのが昨今の本邦ではもはや共通認識に成りつつあるかと思うのですが、個人的にはココには少しだけ違和感とでもゆーべきモノがあるのですね。つまり、あの映画は60年代アメリカで盛んにつくられた「ヌーディ・キューティ」と言われるポルノ映画の一作であり、要は「ハダカが映って(さえ)いればナンでも好い」という類の作品なのであって、かつ更に溯るコト50年代にはその「ヌーディ・キューティ」の原型たる「バーレスク映画」とゆーのもシコシコとつくられていた…とゆーのまで含めると、このコト自体は(『死霊の盆踊り』の知名度に比すれば)あまり世間でも知られていない事実だと言えるかと思います。要は結論、ヌーディ・キューティなら(或いはバーレスク映画なら)別にアレに限らずどれも大体あんな感じじゃねーのかね?(ソコまで大差は無いのでは?)というコトが言いたいのです。 本作はその「バーレスク映画」の中では比較的有名な作品で、ややカルト的な扱いもされている…とのコトですね。一重にソレは出演者のスペシャリティ、つまり50年代の伝説的ピンナップ・ガールことベティ・ペイジと、往年の伝説的バーレスク・パフォーマーことテンペスト・ストームが出演してるというコトに依るものです。とは言え、映画としての内容自体は前述どおり精々『死霊の盆踊り』並み…とでも言いますか、現代の視点からするとかな~り温めな…というモノではあるのですね(=コッチも所詮薄着のおねーさんがゆーてチンタラ踊ってるだけ…てなモンで)。そもそもバーレスクという文化自体、戦前までにはストリップ主体のエロティックなショーが主流になっていたというコトらしいのですが次第に規制を受けて衰退し、本作時点の50年代においてはバーレスクそのものがもはや「過去のもの」になりつつあった…てなコトだそーなのです。また50年代ではまだエロに対する全般的な規制自体も厳格なままであって、だからバーレスク映画はヌーディ・キューティに比べてもエロの面はかなり控えめな質感に留まっています。まず乳首は映りませんし、その他の肌の露出もだいぶ控えられています(特に下半身については、かなり分厚いパンティを履き込んでその上に布を一枚纏わせているのが標準、てな感じすかね)。その意味で言えば、オッパイはバルン!と全開で尻もTバックで丸出し!な『死霊の盆踊り』の方がエロ的な価値はハッキリ高いとまで言えるでしょう(少なくとも「表面的」には)。 ただ今回、実は『死霊の盆踊り』の方もYouTubeでリマスター版をレンタルして観直しました(画質がスゲー綺麗になっててビビりましたわ)。そこで2作を観比べてみると、確かに『死霊の盆踊り』の方はそれでも諸々と非常に出来が悪い、つまりは本作『ティーズラマ』は(規制が厳しい中で)可能な限り色々と「工夫」とゆーのを施そうとはしているのだな…というコトも確実に実感できたとは言えるのですよね。 何よりとにかく『死霊の盆踊り』とゆーのは異常なまでにメリハリとゆーのが無い映画だ、というコトなのですよ。個々の演者のパフォーマンスにしても最初から最後まで全く抑揚・盛上りやストーリーというものが無いと感じます。『ティーズラマ』ではパフォーマーは3分間の中で多少は踊りにもバリエーションを付けようという姿勢が垣間見えますし、そもそもストリップ宜しく(ランジェリーまでとは言え)段々と脱いでゆく…というストーリーが基本的にはあるものなのですが、『死霊の盆踊り』は何故か「最初から脱げるトコロまで脱いで出て来る」or「最初は服着てるケド次の瞬間全開になってる(=脱いでる過程を映さない)」という2パターンしかないのですよ(コレは率直に「何故だ?」と思いますね)。あとそもそも『死霊の盆踊り』では揃えたダンサーも皆似た様な体形、かつ全員最後はトップレスにTバック…とルックス面でもバリエーションが皆無です。『ティーズラマ』ではまずテンペスト・ストームが文字通りの爆乳を引っ提げた超ダイナミックな容貌にして、一方ではモデル体形の娘もチャンと居たり…とある程度のバリエーションがあります(ベティ・ペイジは絵に描いた様なボンキュッボン!で凄いクビレでした)。もう一つ、特にペイジとストームの両名はパフォーマンス中の表情や「品の作り方」が非常に多彩でココは確かに実に魅力的です(流石)。コレも『死霊の盆踊り』のおねーちゃん達がパフォーマンス中終始ごく微妙な表情をしているのとは違いが一目瞭然ですね。これぐらい、ある種コレを「本職」にしてるのなら当然のコトかとは思うのですが、ソレを『ティーズラマ』は多少は出来てるケド『死霊の盆踊り』は全然出来てない…とゆーのもまた間違い無いとは感じられましたのですね。[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2022-01-22 01:31:19)《改行有》

38.  天使のはらわた 赤い淫画 《ネタバレ》 シリーズのテーマどおり、これもひとりの「堕ちてゆく」女を描いた作品で、序盤はワリとノンビリした感じなのだけど終盤はそこそこ悲惨であります。ただ、その悲惨さの原因はとゆーと(他にもしょーも無いヤツは幾人か出てくるものの)単純にひとりの勘違い男が主たる原因なのであって、そいつに対する嫌悪感が個人的にどーにも許容範囲を超えているが故にあまり今作面白く観れなかったのですよね。ビニ本のモデルに執着して後を付け回す、てフツーに迷惑極まりないし(てか犯罪だろ)、ハッキリ言うけどその執着心は愛だ恋だといった美しいモノでも更々無くて、もっとごく醜いモノだと私は断言しますですよ(コイツに関しては目付きとかも正直大っ嫌いですね)。虚構と現実の区別も付かない半人前のボンクラのそーいう醜悪な感情をこーも見せつけられても、正直ちょっと困るのですよ。終盤の女学生の強姦シーンもシンプルに不愉快極まりないし、総じて私がロマンポルノに求めているのとは違うモノが大目立ちだった、と感じますね。 濡れ場とかも、妙にオナニーのシーンばっかなのと、ソレも自分でやってるワリには喘ぎ方がやや大袈裟で、ソコに関してはこれも少し微妙だと思いましたね。ただ、炬燵の赤黒い灯りの中で蠢き軋む肉のサマだとか、炬燵の足にもう跨っちゃうシーンとかはコレが中々優れた淫靡な雰囲気だったし、(男が相手でないが故に逆に)ポルノ映像としてもかなり際どくてソコに限ればグッドだったすね(炬燵の足が大写しの尻の割れ目から覗いて、ソコに汗やらナニやらが滴るという構図はメチャクチャにエロかったと言って過言ではないかと)。加えて主演の泉じゅん、顔も体もロマンポルノ女優としては最高レベルの上玉ですね(あまり全裸でプロポーションが映える様なシーンが無いのが残念ではありますが)。そこら辺、見ドコロが無いというワケでは決してねーです。[インターネット(邦画)] 4点(2021-09-16 20:57:00)《改行有》

39.  天外者 《ネタバレ》 色々と事情がありそうなのも分かるのだけど、いくら何でもダイジェスト的に過ぎるのではないか、というのが率直なトコロ。それは本作の主人公が五代友厚という、観る人にとってどーいう人だかが頭に入っているとは決して言えない人物だ、という点を踏まえてである。正直言って、五代さんがどーいう人で実際にどーいう功績があったのかなどサッパリ伝わらなかったし、ひとつの伝記ものを観てその人の人生を追体験した、という様な感覚も全くもって得られなかった(多少「観切った」感があったのは遊女のはるとの一連のエピソードくらいなもんで)。少なくとももう少し要点を絞るか、割り切ってもっとナレーションに語らせちゃうとか工夫が必要だったのではないか。それか五代友厚の功績を顕彰するのが目的なら、それこそテレビドラマでも全然好かった様にも思う(45分×4,5回くらいで)。 ただ、肝心の三浦春馬は実に素晴らしい出来だった。何というか、眩かった。実に惜しい。[映画館(邦画)] 4点(2020-12-28 21:40:56)《改行有》

40.  鉄男 TETSUO 《ネタバレ》 低予算ながら、随所に工夫された非常に独特な表現が見て取れるのも確かなのだが、とにかくこの作品、撮り方から何から色々とメチャクチャで全編非常に「見にくい」のだよね。加えて、音響も終始かなり耳障りで、観てる聴いてるだけで凄く体力を削られるのですよ。更には、話の方も正直サッパリ訳が分からない上に、基本的に妙なハイ?テンションがずーっと続いていくのでメリハリを欠いていて、その意味でも気が休まる隙が無いつーか(数少ない台詞主体のシーンが来るとややホッとする、というくらいで)。 正直、最初観たときも率直に「合わないなあ」と思ったのですが、再見してもそれは変わりませんでした。ごめんなさい。[DVD(邦画)] 4点(2020-07-12 20:51:41)《改行有》

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