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1.  天使と悪魔 《ネタバレ》 原作は以前に読んだけど既にうろ覚え状態。情報量多い映画だと思ったので吹き替え版を選択。■原作も整合性にかける部分があり大雑把な内容だったので、映画もこんなものかなと思いました。原作であったラスト付近の主人公の馬鹿馬鹿しいアクション部分が削られてたのはホッとしたような残念なような。しかし、宗教と科学の対立や、宗教の存在意義のようなテーマ性をもっと盛り込んで謎解きだけでない知的なカタルシスがあればもっと良かったのに。ダヴィンチコードはキリストの結婚や子孫という、キリスト教徒にとっては禁断のテーマだっただけに、テーマ性では劣ってて残念です。 ■大雑把なアクション映画に突っ込んでも仕方ないのでしょうけど、主人公の登場はあの犯罪に予め盛り込まれたものだったのか、それとも犯人にとっては招かれざる客だったのか、主人公が居なければ犯行はどのように行われたのか、それが想像しにくいのが大きな欠点に思われます。それと、あの人の出生に関わる部分はばっさりカットされてましたね。脚本上仕方ないのだろうけど残念です。■とはいえ、ローマの休日に次ぐ観光案内映画として長く親しまれそうです。[映画館(吹替)] 5点(2009-05-28 13:46:31)《改行有》

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