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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. デルタ・フォース(1985) 《ネタバレ》 無性にチャックノリスを観たくなるときが有る。北斗の拳のモブみたいな装備と作業着を着ている様にしか見えないデルタ隊員だが、何度も聞いたデルタフォースのテーマ曲を聞く度にいつも気持ちがチャックノリスするのである。[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-11-24 17:33:25) 2. デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》 なかなかおもしろいと思う。 世界観とか美術はそんなに悪くないんじゃないだろうか。グロテスクな見せ方はたぶん今見ても気持ち悪いんだと思うけど、スパイスとしては悪くなんじゃないだろうか。 SF的な設定としても結構細かいところがあったりして、オっと思わせるけど、そんなどうでもいいようなことに細かい時間を積み重ねるから尺が足りなくなるんじゃないか?原作にある程度親しみがないとゾッコン惚れ込むということは難しいかもしれない。 とはいえ、大学生がどうしようもなく暇なときに、何となくテレビつけたらやってた的なシチュエーションで見たとしたら1000円拾って届けでたら、半年後もらえた位の幸運では。 話自体は作りかけ、という気がする。というか投げちゃったとかそんな感じか。画的にはリンチでいいのかもしれないけど、言われてみるとなるほど、バーホーベンというのもアリだと思った。なるほど、こういう映画って確かにバーホーベンだ。[地上波(吹替)] 7点(2009-11-10 23:14:49)《改行有》 3. デビルスピーク 《ネタバレ》 いや、そんなにつまらなくはない。もしかするともすかするかもしれない。 面白いかどうかは別として。 この映画、なんか深夜に何回も見てる気がするのだが、そのたびに失笑できる。良い感じな軽さの失笑。さらに、クーパースミスだ。あのクーパースミスが、ものすごい形相で復讐する。なんかトロくて気持ちが悪いクーパースミスがものすごい形相で宙に浮きながら剣まで持ってる。そんなクーパースミスが暴れると軽く失笑ですよというのがポインツだ。 この映画の面白い部分というのは、やはりニコイチサンコイチでは決して済まさないその貪欲さにある。エクソシストやオーメン2とか、キャリーとか。さらにははやりコンピュータで悪魔を召喚するという設定。81年にどうやってそんなの思いついたんだ?そういうところがすごい。今やってればものすごい素材だが、こういう形でその発想は消費されてしまった。 が、なんだかんだ言って、だらだらとした雰囲気が割とちゃんとホラーっぽかったりして、ネット上でおもしろおかしく紹介されているほどには笑えない。といっても名作と言うほど完成度が高くなかったりもして、その微妙な塩梅がこの映画の最大の味か。 昔、子供の頃はなぜか夜の映画番組で放映されていたりしたが、最近はとんと見かけない。案外この映画(の特に吹き替え版)が好きだ、という御仁は多いのではないだろうか?私もそんな一人だ。[地上波(吹替)] 4点(2009-10-11 00:44:11)《改行有》 4. 天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 とにかく大好き。ふと何となく見直すと、やはりとんでもなく面白い。キャラクターも良いし、ストーリーも良いし。人の命を命と思わない人間を相手に、逃げる逃げる。この逃げの美学が映画をとんでもなく面白くしてますね。真っ正面から立ち向かわない、逃げる、でも気持ちは逃げない。こういう良さがちゃんと伝わってくるということがいい。 逃げて逃げて最後に回り込む様に勝つ。そしてラストシーンの、主題歌が流れるまでのあのイントロが流れ始めるあの時間。最後の最後に地上から最後のおとぎ話が消えてしまったんだっていう雰囲気も秀逸です。過去作品を見事に昇華させたおもしろさを極限まで引き出している感じが最高の気晴らしをいつ観ても与えてくれます。 ナウシカの思想っぽさというか、ともすればアメリカの新興宗教のようにすら感じられる部分をすっぱり無くしたところも良い。人間一個人として、どういう風にぶれないか、真ん中にいられるかというエキスが心地よい。生活臭のする主人公設定があるからこそ、完全な作り話の中でも嘘くささが見えなくなる。 グライダーでこのお話から離れていく二人のその後にも想像が広がります。きっとこの二人はぶれずにずっと一緒にいられるんでしょう。現実世界のお父さんお母さんになって一生懸命普通の今を生きていくと思います。この話の中の二人にはなれないけれど、だれでもこの後の二人にはなれるかも知れない、多くの人はそれをかなえているかも。 そう思うと、なんか良い、と思いませんか?[地上波(邦画)] 9点(2008-09-15 17:38:06)《改行有》
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