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1. 天気の子
《ネタバレ》 「僕たちは大丈夫」とかってセリフで終わって目が点になりました。
3年も雨が降り続いて町が水没してて、ずっと陽が射さない世界が大丈夫?
陽菜が祈って局所的に晴れればOK?
天気と繋がって人柱になってから、陽菜を取り戻したい、もう一度会いたいという気持ちは若さゆえの自己中だとしても、
そこはもう少し「世界を変えてしまう」葛藤や代償や苦労や冒険があってしかるべきでは。
何も無くてアッサリ空から奪還。
世界は知らない、自分たちさえよければと最後まで自己中。
帆高が家出した背景が描かれなくても、義務教育の年齢の陽菜が小学生の弟と二人暮らしでも、
最後何かあるかと目をつぶってたけど、浅いお話で終了しました。
絵が綺麗ならいいとかじゃなく、ちゃんと物語も作ってほしいです。[地上波(邦画)] 5点(2021-07-02 01:24:58)《改行有》
2. デッドプール
《ネタバレ》 思ってた以上に面白かったです。
清く正しいヒーローたちとは全然違って、悪い奴じゃないけどそれほど良い奴でもないというのも新しい感じで良かったです。
「第四の壁」という、スクリーンの向こうと観客との間の壁みたいなのを取り払ってるのが売りらしく、
コミックでもさかんに読者に語りかけるらしいので、この映画も、ちょくちょく観客に話しかけてきます。
よく喋るし言うことがいちいちふざけてるので、敵にとってはムカつくし、見てるだけのこっちは笑えます。
敵を倒すときは、首が飛んだり頭をぶち抜いて血が飛び散ったりグロいのでR12になってますが、R15でもいいかもしれません。エロエロしいシーンも多いし。
ヴァネッサと愛し合うようになる過程も、二人が惹かれあったのはセックスの相性だけじゃなくて、
劣悪な環境で育ったのに強く生きてるところで、不幸自慢で不幸を笑いに変えて跳ね飛ばす芯の強さに惹かれあったんだと思います。
その辺の描写がスピード感ありつつちゃんと描かれてるところも気に入りました。
X-MENが出てくるけど、でっかい鉄男とサイコキネシスの坊主頭の女の子だけってところも、なんかしょぼくて面白かったです。
鉄男が敵のボスを殺すなと延々と諭してる最中に「話が長い」って殺しちゃうところは爆笑しました。
そういう正論で、最後一番悪い奴を殺さない映画が多いのを不満に思ってる私のような人間にとって、スッキリしたラストでした。[映画館(字幕)] 7点(2016-08-21 18:43:25)《改行有》
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