みんなのシネマレビュー |
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1. 特攻大作戦 とにかくむせ返るほど男くさい映画だけれど、文句なしに面白い。 個性派役者演じる「ならず者」達が、連帯責任の名の元に協力し合っていく模擬演習シーンなんか痛快でワクワクする。 押しつけがましい友情エピソードなんてのもなく、ただ鍛えられ、戦い、バッタバッタと倒れていく。 それでも、ラストシーンのチャールズ・ブロンソンは、恨み事や泣き言なんていっさいナシ。 そんなハードボイルドさに、漢たちは涙するのだろう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-19 10:11:06)《改行有》 2. トゥー・ウィークス・ノーティス なんの新鮮味もないお話だけど、コキおろしたい程悪いわけでもない、軽~~く観られるお約束通りのラブコメ。 コンビニでサラダとかおにぎりとかおでんとか異常にいっぱい買っちゃって、「お箸は何膳つけますか?」って聞かれた時にいつも見栄を張って「二膳」とかいう私は、エンディングですこしニヤリとしました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-18 16:13:07)《改行有》 3. ドロップ 漫画のコマがそのまま実写に移っていく始まり方からして楽しい。 初監督作品だが、決して自己満足になっておらず、何よりもまず観客を楽しませようという姿勢が見て取れることに好感が持てる。 アクションシーンのキレも良いし、お笑いの要素もふんだんに散りばめられていて、気楽に楽しめる娯楽作品になっている。 何の期待もしないで観たせいか「やるじゃん!おしゃべりクソ野郎!!」と、自分的に絶賛(笑)[地上波(邦画)] 7点(2011-08-02 13:57:12)《改行有》 4. DRAGONBALL EVOLUTION 元々、原作とは別物と割り切り、「ホイポイカプセルや、かめはめ波の映像化」を楽しむつもりで観に行った。さらに、「まぁ、最悪ワイヤーアクションはそこそこ楽しめるんでしょ」とか、「どうしょうもなければ、おバカ映画として笑い飛ばせばいいや」と、二重・三重に保険をかけて観に行ったというのに、みごとにすべての期待を裏切ってくれた、近年稀に見る駄作。 なんというか、「お調子者の0点のテスト」は笑ってあげられるけど、「ガリ勉の0点のテスト」は笑っちゃ悪い…みたいな痛さ満載、そういう映画です。 今どき、まだこんな映画が撮れるんだ!という新たな認識と、尺の短さのみに1点献上。(4月8日・新宿ピカデリー)[映画館(字幕)] 1点(2009-04-11 13:04:14)(笑:4票) (良:2票) 《改行有》 5. 遠い空の向こうに 大きな夢に向かうひたむきな息子と、衰退しゆく自分の仕事に誇りを持つ頑固親父(クリス・クーパーの骨太な演技は素晴らしい)という構図だけでも、すでにヤバイというのに、そこに様々な事情を抱えた少年たちの友情が絡んでくる。初めからうるうる状態、最後はもう号泣、ここまで手放しで泣いたのは久しぶりだ。ローラ・ダーン扮する女性教師の言葉「僕だってきっと出来る、という子が現れるわ」は正に教育というものの根源だと感じた。Boys be ambitious!10点(2003-11-24 21:19:59)(良:1票) 6. ドラえもん のび太の魔界大冒険 妙に現実めいた魔法の世界、大人でもひきこまれます。 楽しくてサスペンスフルな展開は、見事。 「チンカラホイ」って、思わず真似してみたりして。 8点(2003-11-17 17:08:35)《改行有》 7. ドラえもん のび太の日本誕生 それぞれのキャラクターが個性に合った大臣を任命されて、環境を整えていくシーン、何度観てもわくわくします。シリーズの中では特に好きで、子供たちと何度もくり返し鑑賞しました。8点(2003-11-17 16:57:59) 8. 突撃(1957) この映画、キューブリックの(せっかくの)毒気をカーク・ダグラスらしさが消しているようでやや残念でもあるが、決してベタなヒロイズムや浅はかな感動モノになっていない。その独特のカメラワークと冷ややかな視点はこの頃から異彩を放っている。軍法裁判のシーンでは怒りで体が震えた。7点(2003-06-08 12:51:32) 9. 時をかける少女(1983) ストーリーも良いし、脚本もわるくない。風景にも情緒があり、繊細に作られている点が好感が持て悪くはないが、なにしろ演技がー。とは言え原田知代は可憐でした。6点(2003-05-31 18:20:41) 10. トイ・ストーリー 小さい頃信じていたおもちゃの世界を再現してくれたことに感謝。ただ中盤からの冒険でのハラハラドキドキは、ちょっと引っ張りすぎでクドイ。7点(2003-05-31 17:52:14) 11. 鳥(1963) この映画が父に連れられて(おそらく)初めて観た映画だったと思う(もちろんリバイバル上映)。空一面を埋め尽くす凶暴な鳥の画に驚愕し、恐れおののいた記憶は今も鮮明だ。何の理由もなく、理不尽に襲われるからこそ恐ろしい。そもそも鳥に訊ねたところで論理的な理由などあるはずなく、あったとしても納得などできようもない。そしてその後追随して現れたいわゆる「動物パニックムービー」のうちのいくつかと、本作から間違いなく私は「自然への畏怖」を学んだ。後にジョーズも、父と映画館で観たが、父が私に何を教えたかったかは謎である。(多分、自分が観たかっただけであろうことは、ほぼ確定的だが)9点(2003-05-17 13:21:38)(笑:1票) (良:1票) 12. 時計じかけのオレンジ とかく「映像美」だの「センスが良い」だの「芸術的」だのと言われる本作だが、私はひとつもそれらを感じることはなかった。ただこの映画に終始漂うものは「不在感」。シンメトリーで一切の温もりを排除した絶対に真似たくないインテリア、ファッション、ミスマッチとも言えるクラシック音楽の洪水、誰ひとりとして感情移入させることを許さない登場人物。一貫して描いたのはただ暴力。当初、それは冷酷で傲慢なキューブリックの人物像を連想させたが、あるいはそれは偽善や欺瞞を許さない孤高の姿だったかもしれない。いずれにしても私にとってキューブリックは、好きにはなれないのに、どうしても観ずにいられない監督であることは間違いない。7点(2003-05-16 14:07:26) 13. となりのトトロ 温かく、切なく、懐かしい。日本人の心の琴線に触れる作品です。おばあちゃんとおかあさんと孫、全部の世代が一緒に楽しめる映画って、貴重ですよね。9点(2003-04-06 11:58:46)
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