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1. トリプルX
『ワイルド・スピード』のロブ・コーエン監督による、ド迫力のアンチヒーロー・アクション。
作品の質は『ワイルド・スピード』に似ているが、アクションにはアーノルド・シュワルツェネッガー主演作『コマンドー』などに通じる“ありえない”豪快さがある。ヒーロー・アクションにはお決まりの「主人公には決して弾は当たらない」「最初は反抗的な女が、最後は主人公に惚れる」などのルールをしっかり守った上で、それまでのヒーロー像を覆すヒーローを創り上げているところが、コーエン監督らしく、また凄い。
主演のヴィン・ディーゼルも、控えめな演技でアンチヒーローの渋みを出している。またアクションシーンも、「スタントを楽しんでやった」と公言するように、非常に生き生きとスタントしているよう。往年の肉体派名優 シュワルツェネッガーやスタローンでもスタントマンに任せてしまうような派手で危険なシーンも、自分でやってしまうというのだから驚き。DVDに収録しているメイキングを見ればわかると思うが、本当に楽しんでいる。
恐れや危険からくるスリルがたまらないというザンダー・ケイジ役は、まさにヴィン・ディーゼルのためにあるような役だと感じた。“危ないこと”を純粋に楽しむ、子供のようなディーゼル自身が垣間見える一作だ。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 23:00:22)《改行有》
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