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1. 逃亡者(1993)
十年以上ぶりに鑑賞しましたが、今見ても本当に傑作。緊張感とスリリングな演出、カメラワーク。ベタといえばベタですが、ここまで的確に表現できていると見事としか言いようがない。下手に複線を張らず、これでもか!というぐらいにコンパクトにまとめ上げているのですが、素晴らしい演出力のおかげで見ていて飽きません。ベテラン二人の競演も見物(特にトミーリージョーンズ)。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-18 13:48:29)
2. トゥルーライズ
本当に純粋に楽しめる作品。何も考えずに見れるので大好きな作品です。キャメロン作品の中では(個人的に)異色作。この監督の作品を見るときはいつも裏を読んでしまうというか、メッセージ性やテーマ性を探してしまうんですが、本作は何か肩の力が抜けたような感じで単純な娯楽として作ったような印象。技術的にはかなり高度なテクニックを使っているらしいが、それを感じさせない手腕は流石。色々と無理な設定も多いが、一流の娯楽作品なので全てOKな感じ。低予算でも高予算でも撮れる監督も素晴らしいが、キャメロンのように「どんな作品でも撮れる監督」というのは最近少なくなってきている気がする。ま、キャメロンクラスになると撮りたいものしか撮らなくて大丈夫なんだろうが。。。[映画館(字幕)] 7点(2011-07-05 10:30:10)
3. トロン:レガシー
皆さんおっしゃる通り、結局はストーリー構成が問題です。映画を見る前にDigitalDomainのメイキングを見たのですが、それだけで十分、むしろメイキングの方が断然おもしろいです。映像センスはジョセフ・コシンスキーの過去のCMを見ても分かる通り、スタイリッシュさと静謐さを持ち合わせた独特の作風で他に例を見ないオリジナリティを持っています。確かに彼のCMを見て、「ビッグバジェットの作品を作らせるとすごいことになるぞ!」と考えるディズニーの気持ちはよーく理解できます。シーンごと、カットごとの映像は美しく洗練されていますが、映画として見ると本当につまらない作品です。アクション映画は発想力が大切だという持論なのですが、その才能は随所に見受けられました。いい出会い(脚本やプロデューサー)があれば、次回作は期待してもよい監督だと思います。[映画館(字幕)] 4点(2011-07-04 10:57:25)
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