みんなのシネマレビュー |
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1. 映画大好きポンポさん してやられた。 原作を読んでいるから、原作通りなら、面白くなるのは分かってたのですが、それを超えてきちゃったんだよね。映画製作の過程を分かりやすく、面白おかしく見せるのは出来て当然だと思っていたけど、まさか主人公の内面を抉ってさらけ出してくるとは思いもしなかっった。しかもそれが失敗と挫折経験した人には痛く心に突き刺さるので、あたしなんか泣けて泣けて(笑)。そうした仕掛けを上手く演出したのが、原作に無かった部分なんだろうね。この原作に無かった部分を主人公の内面と制作している映画の主人公を上手く重ねて演出したところに重ねて、物語を丁寧に描写している、そしてそれはこの映画に出てくる銀行の頭取の台詞で答え合わせをしてくれている所が、救いになってますね。 役者もある意味面白いと思います。主人公と主人公の撮る映画のヒロイン役がお世辞にも上手くない(正直言って、素人に毛が生えた程度(笑)、これが変な話、役としては良い感じに素人っぽさというか新人監督&新人女優って感じが出てる。それに引き換え、主人公の撮る映画の主人公役が大塚明夫で、ヒロイン付き人になる相手が加隈亜衣なんて、キャリア十分の声優を使っている所に、ある意味悪意まで感じたね(笑)。 決して万人受けするとは思わない作品だけど、それがこの作品の主題にもなっている所も良い点だと思います。映画の中でカット割りについての話が出てくるけど、そんな事を説明しながら、映画そのもののカット割りがかなりうまく出来ているのも注目点でしょう。 折角ここまで出来ていて、ラストのオチまで完全に出来てるのに、惜しむらくはこの映画の上映時間で画竜点睛を欠いてるんだよね。これがもったいなかった。 勿論、この映画自体が完全なるフィクションになっているから、現実と合わせる必要は無いのかもしれない。でも折角この映画の完成度がここまで高くなっているのであれば、やっぱりこうした細かい所で洒落てないとこの映画の醍醐味が薄れる気がします。[映画館(邦画)] 9点(2021-06-15 03:43:48)《改行有》 2. 英国王のスピーチ 《ネタバレ》 ジョージ6世はイングランドでWW2を語る上で、避けては通れない人物の1人です。彼が非常に苦悩したと言われる吃音をテーマにして、これほどの凄い映画が出来るとは思いませんでした。正直、もうちょっと吃音を直す努力のシーンが中心になると思っていたのですが、そうしなかったことで、ジョージ6世の王位に就くまでの苦悩と絶望感が見ているあたしには、ひしひしと伝わってきました。特に凄いなとあたしが思ったのは彼が英国王となる事が決まり、際に二人の娘を抱こうとした時に二人の娘が貴婦人の礼をしてみせた瞬間でしょうか。これは辛いよね、あたしは王妃の前で無く彼よりも、ここのシーンで泣けてしまいました。この場面が彼の望まざるべくして英国王になってしまった彼を絶望の縁に追いやった瞬間だったと思うからね。それ故なんだろうけど、ラストのスピーチは圧巻でしたね。王が吃音者であるというのが判っているからこそ、それまでの苦悩する彼の姿とそれでも敢然と立ち向かう姿をだぶらせ、あのスピーチだけで緊張と感動があるんだよね。そしてスピーチが終わって、もう一度感動できるのは、それまで対等の立場で接してきたジョージ6世とローグが愛称ではなく、名前で呼ぶことで王と臣民としての立場を明確にし、同時に二人の王女に抱擁した所にあったと思います。これは王と、家族の両方の関係を正常に戻せたという事で、これが本当の意味で英国王になった事を示した部分であるからだと感じますね。[映画館(字幕)] 9点(2011-02-28 12:42:41)(良:3票) 3. エグザム 登場人物10人、撮影場所1箇所という、物凄く低予算なんだろうなという想像の出来る映画ですが、面白かったですね。緊迫感を最後まで維持できる構成とシナリオ、それと役者が非常に表情を含めて色々な面で面白いんです。 まぁ、ネタ的には古くからあるシナリオだし、謎解きに関しても、この試験の合格者は誰かも、この手の推理物が得意な人や、SF的な見方でも分かりやすいのですけど、最後まで話に付き合いたくなるぐらいの緊迫感を維持できていたのがこの映画の秀逸な所でしょうね。 [映画館(字幕)] 9点(2010-09-29 12:24:16)《改行有》 4. L.A.ストーリー/恋が降る街 スティーブ・マーチンのハートウォーミングコメディの中ではかなり恋愛を全面に出した作品かな。彼の映画の中では5本の指に入ります。[映画館(字幕)] 9点(2006-07-23 23:36:02) 5. エレファント・マン 映画の見始めはとにかく一瞬姿を見せるメリックにビビリ、だんだん露出が多くなるにつれて悲しくなりました。救いだったのは最後の方のメリックの”おめかし”シーンでしょうか。あの姿と、枕を1つだけ使って眠るラストでジョン・ハートの映画なのに安心して帰ったのを良く覚えてます。9点(2001-07-24 01:30:10) 6. エリア88 原作のマンガからしてそうなんだけど、マニアックなんだよね。 だから、あたしは好き(笑)。[DVD(邦画)] 7点(2010-11-24 13:01:29)《改行有》 7. SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 長編自主制作映画としてはあたしの見た中では久々のヒットかなぁ。 最初はかなりだらだらとした進行で、心配したのだけど、TKDのサンプル曲が流れるあたりからグンと映画に引き込ました。ラストのライムバトルは本当に凄かった。ラップ自体あまり詳しくは無いのだけど、そんなあたしが素直に感動してるんだよね。やっぱり、日本語でラップをする方が言語的に素直に心に響くのだろうね。この感覚って同じラップを扱った映画「8マイル」では味わえなかったので、物凄く良いと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-11 12:41:22)《改行有》 8. 栄光のエンブレム ロブ・ロウってアイスホッケーの経験があるんだろうけど、トレーニングとかのシーンは映像がしっかりしていてカッコイイです。まぁ、内容的には良くある種類の映画なんですけど、面白かったですね。同時上映が某ボクシングの映画だったので余計に面白く見えたのかもしれないですけど。7点(2002-10-19 18:55:12) 9. 英霊たちの応援歌 なんて言ったら良いのかちょっと難しいですが、あたしは実はこの映画で最初泣けなかったんです。まだ若かったせいもあるかもしれない。歴史に疎かったからかもしれない。今みると出来は岡八にしては良くないんだけど、泣けるんだよね。7点(2002-07-12 22:29:24)(良:1票) 10. エース・ベンチュラ ジム・キャリーのはじけかたが好きです。彼のぶっ飛び様が映画の全篇に出てるのですが、いかんせん安く作ったきらいがあって、そういうとこで損してると思います。しかしマイアミ・ドルフィンズの全面協力があったとは言え、ドン・シュラ(当時のマイアミのヘッド・コーチ、その世界では非常に有名)やダン・マリノ(当時のマイアミの名クォーターバック、その世界では超有名)にしっかり演技をさせてるのは凄かったなぁ。7点(2002-06-10 23:42:37) 11. 映画 けいおん! 《ネタバレ》 漫画もテレビアニメも見ていた身ですけど、こんなもんかなぁという感じです。 画のクオリティを言ってた人が居たのだけど、今のアニメって平均して高くなっているからあまり参考にはならない。面白くなる要素は沢山あるのだけど、物凄く中途半端になった感が強いのは否めないですね。漫画を含めてこのアニメの良さは主人公たちとその身近な人たちにだけ特化して話が作られるから面白いと思うのだけど、映画化するにあたって、やたらと他の学生を台詞に参加させるというのが物凄く残念でした。結局、尺が持たない(=それだけの脚本が書けていない)って事だからね。主題の置き方がハッキリしなかったのもマイナスの要素です。この映画のメインテーマは先輩たちの後輩への想いだと思うのだけど、卒業旅行を交えてしまった事で、途中が物凄くメインテーマを希薄にさせてしかいないし、その割には途中で思い出したかのようにメインテーマを思い出させようとする動き(でも全然動かない)を取るし。京都アニメーションという制作会社はテレビアニメとしての質の高さはあたしも評価しているのですが、どうも劇場用映画を作るという段になると、こうした中途半端間しか出せないんですよね。多分、それはテレビアニメのヒットを受けてのご褒美的な形での映画製作しか考えていないからじゃないかと思います。だから初めて見る人に対しては非常に分かりにくい映画になっているのは否めなくて、特に冒頭の音楽の方向性の違いというギャグは、4人のキャラがちゃんとわかっていなければ成立しにくい筈で、そこをすっ飛ばしてこのギャグをやること自体に制作が「面白い話」という事にアイデアが集中してしまって、一見さんを無視しているとしかあたしには見えませんでした。こういう丁寧さを欠く分、あたしとしては評価を下げざるを得ないと感じました。[映画館(邦画)] 6点(2012-01-31 12:44:16)《改行有》 12. エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 この映画自体がタイトルの様に”消耗品”扱いになっているスター達の自虐的な映画だというのが判れば、それで十分です。シナリオなんて関係ありません。そういう映画だもんね。これだけロートルの俳優が出てきてアクションをかますだけでも十分に楽しいじゃん。 おまけにシュワちゃん捕まえて、あいつは大統領を狙ってるって、キツいジョークだよね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-03 22:14:00)《改行有》 13. エイセス/大空の誓い 《ネタバレ》 チャッピーが出てるって事で、アイアンイーグルシリーズなんだけど、中身的には飛行機を飛ばしている以外はあまり前作、前前作とは関係がありません。ドックファイト・ショーをみせている割には、かなり航空機の扱いが雑な上に軽く作られすぎの気がするのはあたしだけですかね?役柄が非常にステロタイプで、役名で日本戦闘機パイロットで名前がホリコシというのもちょっとベタですよね。千葉真一はオイシイ役の筈なんだけど、なんか十分に役を生かせてない気がします。ラストシーンがまた非常にステロタイプで、日本の海軍戦闘機乗りの多くが特攻を否定していたのを知っていたから、これみせられちゃうと、あたしはどうしても感動できなかったですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-11 14:16:06)《改行有》 14. エアフォース・ワン なんかアメリカ大統領の権威丸つぶれな映画なんだけど、それを許してるのがアメリカと言う国の良さ。でもやっぱりツッコミどころは多いですね。6点(2002-09-20 18:01:31) 15. エンドア/魔空の妖精<TVM> スターウォーズとは別物と思えばそれほどつまらない映画ではないのだけど、別に”エンドア”だからという必然性がこの映画にないので残念ですが評価は低いです。子供むけと言う点では十分楽しめますけどね。6点(2002-02-27 12:57:21) 16. エスカフローネ TVや本などのメディアミックスの知識を一切抜きで見ました。なんか盛り上がりにかける様に思うのは私だけでしょうか?周りでは結構な評判だったのだけど、それほど評価できないです。ただ画の表現は今までのアニメーションの中でもちょっと異質な感じがありましたのでその点では評価します。しかし全然関係ないけど、坂本真綾って声優だったんですね、しらんかった。(笑)6点(2001-08-10 17:51:34) 17. エクリプス/トワイライト・サーガ 今回初めて観ました。映画自体はハリーポッターシリーズと同じで、それまでの粗筋が無いのだけど、配給会社が作ったのか、冒頭で簡単な粗筋の説明が別個にあったので分かりやすかったです。この辺はありがたいですね。子供にも見てもらえるように限りなく残酷な描写を抑えているのも理解できたし、物語も非常に分かりやすいですね。但し、かなり雑な感じもしますね。なんだろう、丁寧さが足りないんだよね。あの狼の大きさとか、闘い方とかね。物凄くCGの荒さも目立ったし、物語そのものの展開も雑な感じがします。ネタとしては古典的だけど、面白くなり要素は沢山あるので、次作に期待したいところですね。[映画館(字幕)] 5点(2010-12-05 09:03:00) 18. エーゲ海に捧ぐ 本当は「フル・オープン」でやるべき映画だったんだよ(笑)池田満寿夫って人は本当に奇才だったけど、絵画的表現だけで、あたしはあまり文章は上手いとは思わなかった。映像表現も同じで、なんか彼らしさってのが無いんだよなぁ。どうせなら大島渚みたいに向こうの映画ということにして好き勝手やった方がよかったんじゃないだろうか。どうでも良いけど、テレビでチッチョリーナを黒木香が吹き替えたら、不気味でしかなかった憶えがあります。5点(2002-03-08 23:28:51) 19. X-ファイル ザ・ムービー テレビシリーズを見ていないので、正直な所わけが判らない部分がありました。見てたら判ったのかどうかも怪しいですが。映画としてはテレビの影響かも知れないけど、時間内に纏まっていない感じがあって、じつはそれが一番不満でした。1本の映画としてもっとちゃんと見せたほうが良かったんじゃないでしょうか。5点(2001-09-27 19:51:36) 20. エマニエル夫人 えーと、当時のポルノグラフィがどのくらい日本に衝撃を与えているかというのが良くわかる映画ですね。しかし、シルヴィア・クリステルって人は本当に綺麗な人ですよね。5点(2001-07-24 00:14:13)
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