みんなのシネマレビュー |
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21. エクス・マキナ(2015) 囲碁将棋の世界ではAIが一流トップ棋士を倒すという、人間が生み出したものでありながら人間を超えてしまうことがすでに起きている。そういう意味でも大変興味深かったけどやや期待外れ。登場人物が少ない閉鎖空間での映画は、ストーリーの意外性や微妙な駆け引きなどが優れてないとおもしろさにかけるが・・・ アリシア・ヴィキャンデルの美しさや透けて見える映像技術は良かった。それはそうと年齢の1って何だ?[DVD(吹替)] 6点(2017-05-15 19:10:57)《改行有》 22. 江戸川乱歩の陰獣 原作小説は本格派ミステリーらしいが、映画はそれほど強くは感じられない。小説通りほぼ忠実に再現されているのに不思議だ。文字と映像の違いか、ストーリーを知っていたせいか。あおい輝彦、香山美子とも悪くはないが、原作のイメージとはちょっと離れている気がした。[映画館(邦画)] 6点(2013-08-24 08:27:05) 23. 永遠のこどもたち ホラーだとは知らずに間違えて借りてしまったDVDだったんだけど、まずまずだった。科学的に解明できる部分とミステリアスな部分がほどよくミックスされて雰囲気がとても良い。ホラー特有の残酷さも少なく、母親の子どもに抱く愛情を強く感じる。ラストもあれで良いと思う。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-09 21:54:28) 24. エデンの海(1976) 《ネタバレ》 百恵主演で唯一、三浦友和と共演していない映画。転任してきた教師と感受性の強い女子生徒とのラブロマンスだが、けっこうまじめに爽やかに作られている。とは言ってもやっていることは、誤解されやすい行為と問題行動とにらまれることばかりなのだが・・・。ラストで他の女子生徒たちが「先生やめないで」という気持ちもよくわかる。 [DVD(邦画)] 6点(2012-09-04 22:32:30)《改行有》 25. エアポート’75 《ネタバレ》 1970年代「大空港」「ポセイドン・アドベンチャー」からブームとなったパニック映画、その中でもパニックの度合いから考えると最高ではないかと思う。何せ飛行機衝突事故により、飛行士がいなくなるという異常事態だからだ。小説だからとはいえ、未経験のスチュワーデスが操縦したり、飛んでいる飛行機にロープで乗り移るなど、到底信じられない離れ業だからだ。映画を見てるときはスリル満点、大画面の迫力に圧倒された。 しかし映画そのものとしてはどうだろう。乗り合わせた人たちの豪華なキャストの割にはあまり印象に残らなかった。[映画館(字幕)] 6点(2012-03-12 19:39:19)《改行有》 26. エデンの東(1955) J・ディーンが好きでないので、人気映画として評判は高くても気乗りがしないまま見た。聖書の「カインとアベル」の話に基づくスタインベックの小説が原作だと知ったのは、ずっと後になってからである。 撮影秘話を聞くとカザンがどうして無名のJ・ディーンを主役にしたか、なぜ彼の映画が好評をえたかも納得するものがある。親子の愛、兄弟の葛藤など、よく表現されていると思うが、聖書になじみのない日本人には今ひとつかもしれない。 [映画館(字幕)] 6点(2011-12-17 23:38:30)《改行有》 27. 越後つついし親不知 《ネタバレ》 戦後の恵まれた日本しか知らない者にとって、おしんや留吉の不幸を理解するのが難しいと思う。戦後まもなくの生まれである私ですら、何か策はなかったのだろうかと思ってしまう。 おしんが権助に無理矢理犯されたこと、そして身ごもったことをなぜ正直に打ち明けられなかったのか疑問に思ってしまう。 しかし、戦前の貧しい家で育ち、父母の面影さえなかったおしんを責めることはできないのかもしれない。哀れでならない。[DVD(邦画)] 6点(2011-10-03 17:49:07)《改行有》 28. エンジェル・スノー 《ネタバレ》 韓国ドラマに興味を持った一時期、題名だけで何となく見たのだが、予想に反して大変心に残った映画である。 「エンジェル・スノー」いかにもロマンティックなタイトルである。が、最初のうちは野暮ったく感じていたが、途中からどんどんと引き込まれていった。 子どもに恵まれない夫婦、特に女性の方は必死そのもの、出張先まで押しかけて・・・。そして養子を取るほかないとあきらめていた矢先、めでたく・・・。夫婦の喜びは大変なものだったろう、生まれてくる前からの親馬鹿ぶり、生まれてくる子の部屋の飾り付けまでして・・・。それが突然、医者から宣告を受ける。 この映画は割と淡々としているが、本当につらい。生まれてくる子の命がたった一日でも・・・という心境になるまでどんなに大変だったろう。ラストシーンの窓から見える雪がとても心に残った。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-06-11 14:17:59)《改行有》 29. エデンの園 《ネタバレ》 この映画が日本とイタリアの共同制作により上映された頃、映画雑誌などは大きく取り上げ大変な話題になった。その後押しをしたのが、海岸で抱き合う若い二人のヌードポスターだった。 当時結婚したばかりの私は、妻を伴い映画館へ向かったのだが、それがこの映画だった。その頃は全裸の写真や絵を見るのには、まだまだ勇気がいる時代だったというのに・・・。 映画の中のミケーレとアレッサンドラのヌードは本当に美しい。社会の制約から離れ二人だけの世界、二人だけの愛。しかし富豪の娘と貧乏人の息子との愛は無惨にも引き裂かれる。やはり許されない「エデンの園」だった。 ところでこの映画とまったく同じ年、ブルック・シールズというもっと若い小悪魔的美少女も登場した。「青い珊瑚礁」という映画だが、果たしてこの二つの映画、どちらを先に見たんだったっけ。[映画館(字幕)] 6点(2011-04-30 17:09:51)《改行有》 30. エントラップメント 前半の黄金のマスクを盗み出すまでは大変おもしろかった。レーザー光線のかいくぐりなど綿密な計画が練られていたし、演習訓練が本番で上手く活かされていた。それに対し後半のツインタワーへの進入はスリル感はあるけど無鉄砲、終盤のどんでん返しもかなり無理矢理という感じがする。ところであの爺さん、007のジェームズ・ボンドだと後から知って大変驚いてしまった。[DVD(字幕)] 5点(2015-02-07 21:47:26) 31. エイブ・リンカーン 前半はアン・ラトリッジとのロマンスもあり結構おもしろい。だが後半メアリー・トッドと結婚し政治家への道を進むあたりがおもしろくなくなった。まじめな作りなのだが、いかにも伝記映画風で堅苦しい。またリンカーン自身も志を持って大統領になったというより、奥さんにたきつけられたという感じでふがいない。[DVD(字幕)] 5点(2014-12-23 20:06:06) 32. エイリアン2 エイリアンの続編だが、原題を見れば"Alien"だったのが"Aliens"になっている。たくさんのエイリアンが出てくるということは1匹の力はたいしたことないということか。SFホラーからアクション娯楽映画に変身し、いかにも米国的になった。好みに合う人もいれば私のように「なあんだ」と思う人もいるだろう。[映画館(字幕)] 5点(2012-11-18 16:47:05) 33. 永遠のエルザ 「野生のエルザ」から6年、その続編なのだが前作に比べ迫力は欠けるし、正直たいしておもしろくない。配役がジェフリー・キーンを除いて変わり監督以下のスタッフも変わったからかもしれないが、続編たる難しさもあるだろう。エルザの子どもらは活躍するが・・・。[映画館(字幕)] 5点(2012-11-03 22:50:47) 34. エイリアン2/完全版 前作より娯楽アクション性が増し、映画の作りもスケールが大きくなった。しかし57年が過ぎたというのに映画の中の科学は少しも進歩していないようだ。[DVD(字幕)] 5点(2012-06-25 09:48:46) 35. エレキの若大将 《ネタバレ》 有名な若大将シリーズだが、映画館で見たのはこれだけ。次期キャプテン選挙で示される結果が、青大将・若大将の性格をすべて物語っている。 酔っぱらい運転の信号無視による事故が今日のような厳しい罰にならなかったのは、ドラマだからもあるが時代を物語っている。そこからエレキの賞金かせぎへと発展する。 なつかしいのは、「シェー」やエレキの神様寺内タケシが登場すること、彼のエレキ演奏が半端でないことは誰にもわかるほど。私たち若者は「エレキ」と言ったが年寄りは「電気ギター」と呼んでいたっけ。 映画はとてつもなくおもしろかったが、後で考えると、そのときおもしろかっただけだった。だからこれ1本でやめてしまった。[映画館(邦画)] 5点(2012-04-23 00:12:49)《改行有》 36. 駅馬車(1939) 昔見たときはおもしろい映画だと思ったが、今見るとつまらないし、首をかしげることが多々ある。 まずは、アパッチ=悪と決めてかかっているところ、なぜジェロニモが駅馬車を襲うのかがわからないし、この映画では単に暴れ回っているとしか描かれていない。 次に、脱獄囚が決闘を目的にやってくるのに周りが止めないし、容認している。殺し合いこそ悪であるはずなのに。 その他、命令一つで駅馬車の護衛を放棄するし、アパッチは鉄砲の対して弓で対抗するし、ラストは安易だし・・・。 前半の、駅馬車に乗り合わせた客たちの人間模様はおもしろいのだが・・・。(特に酒飲みの医者)[映画館(字幕)] 5点(2011-10-15 07:02:07)(良:1票) 《改行有》 37. エマニエル夫人 自由奔放なSEXを描いているということで、当時大変な話題になった映画。しかし私を初め興味本位で見た多くの人は、満足できなかっただろうと思う。 ストーリー自体もバラバラでまとまりがない上に、映画が何を言いたいのかもわかりづらかった。おそらくは「性の解放」をめざしたものと思われるが、もっとわかりやすく描くべきではなかったろうか。主演のシルビア・クリステルも洗練されてなく、引きつける魅力に欠けていたと思う。[映画館(字幕)] 5点(2011-07-25 19:04:33)《改行有》 38. エーミールと探偵たち 子どもの頃見た「エミールと少年探偵団」は良かったけど、これはまったく駄目。母子家庭だったのが父親はいるし、現代風になりすぎ。品もずいぶん落ちている。 ケストナーの原作は大変良いのに、がっかり。昔の映画のDVDがなくて、仕方なくこれを見たが・・・。それにエーミールと妙な所を伸ばしているのが非常に不愉快。[DVD(吹替)] 4点(2012-05-09 17:25:58)《改行有》 39. エアフォース・ワン おもしろいけど、大統領が強すぎてつまらない。米国万歳の映画。[地上波(吹替)] 4点(2012-05-08 20:08:23) 40. エリザベス:ゴールデン・エイジ 前作の「エリザベス」と比べたら数段落ちるのではなかろうか。前作は歴史ドラマとして見ることができたが、これはもう歴史ドラマではない。歴史に沿っているのは、メアリー女王を処刑したことと無敵艦隊を破ったことくらい。エリザベス1世の内面を捕らえたものかもしれないが、英国万歳だけを叫んでいるようにすら思える。ケイト・ブランシェットの健闘には悪いが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-27 15:49:41)《改行有》
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