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1. 映画ドラえもん のび太の月面探査記
《ネタバレ》 ストーリーが複雑で大人でも分かりづらい映画だと思いました。「定説」と「異説」の世界がパラレルワールドのように並行して存在し、両方の世界が代わる代わる表に出てくるわけですが、ちょっと私には付いていけませんでした。もともと、のび太が「月にはウサギが住んでいる」(異説)ことを実証するために「異説クラブメンバーズバッヂ」を使って「異説」の世界を作り出すわけですが、月には実際にウサギに似たルカたちが千年以上も住んでいたのですから、結果的にそんなことをするまでもありませんでした。ですので、「異説」と「定説」を作品に持ち込む必然性や説得力を感じることが出来ませんでした(のび太たちが何もしなくても、月にウサギ(に似たエスパル)がいた)。無駄に話を複雑にしているだけで、ワクワク感に繋がっているとは思えませんでした。脚本を担当した方の苦心は伝わってきましたが、例えば「かぐや星で今もエスパルの存在が定説として信じられている(実際は、映画に登場するかぐや星人はほぼ全員がエスパルの存在を信じていない)」とか、あちこちに無理があると思いました。禁句かもしれませんが、「藤子F先生ならすんなり受け入れられるストーリーを作ってくれたんだろうなあ」と思いました。[映画館(邦画)] 3点(2019-11-25 23:44:41)
2. エミリー・ローズ
《ネタバレ》 「悪魔憑きかそれとも精神病か?」という難しいテーマで裁判が争われるわけですが、あくまで客観的な中立の視点で描かれており、法廷モノとしてとても見応えがありました。でも裁判以外のシーンがただのオカルトと化していたのが残念。少女の身に起こる超常現象は、悪魔憑き現象なのかもしれないし病気の発作なのかもしれないわけですが、この映画では明らかに前者寄り。法廷シーンでの中立視点はどこに行ってしまったのかと思うほど、ショッキング映像でもって観客の恐怖を煽りまくろうとしていましたね。「怖い映像だけど、病気の発作だとしたらギャーギャー怖がっちゃいけないし・・」と複雑な思いでした。せっかく興味深いテーマなのですから安易にオカルトに走らないで欲しかったです。というわけで4点。[DVD(字幕)] 4点(2008-07-21 20:50:01)
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