みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 映画 ビリギャル いくら実話に基づく話であっても、非常に嘘っぽいタイトルのこの映画は最初は見る気がしなかったが、主演が有村架純と知って軽い気持ちで鑑賞。朝ドラ「ひよっこ」の田舎娘が金髪へそ出しミニスカートのビリギャルを好演して惹き込まれてしまった。娘を信じる母親役の吉田羊もすばらしいし、塾講師の伊藤淳史もとてもいい。「ダメな教師はいてもダメな生徒はいない」のことばは衝撃的だった。学習塾の個別指導はどこにもあるが、ここの塾は子別指導、人を育てるにはその子にあった指導が欠かせないことがわかる。感動的な映画だったが父親と息子の扱いが少し不満。[DVD(邦画)] 8点(2017-06-12 16:10:09) 2. エクス・マキナ(2015) 囲碁将棋の世界ではAIが一流トップ棋士を倒すという、人間が生み出したものでありながら人間を超えてしまうことがすでに起きている。そういう意味でも大変興味深かったけどやや期待外れ。登場人物が少ない閉鎖空間での映画は、ストーリーの意外性や微妙な駆け引きなどが優れてないとおもしろさにかけるが・・・ アリシア・ヴィキャンデルの美しさや透けて見える映像技術は良かった。それはそうと年齢の1って何だ?[DVD(吹替)] 6点(2017-05-15 20:59:56)《改行有》 3. 永遠の0 周囲から「卑怯者」「臆病」と陰口をたたかれながら、小隊長や教官になれること自体うさんくさい。命を大切にとか家族のためにとか心の中では思っても、口に出すと非国民扱いにされていた時代のはず。特攻隊とそれにまつわる事実を伝えたかったのかもしれないが、戦争が愚かなもの、悲惨なもの、二度とあってはならないものという観点からは遠くかけ離れているように思える。原作者が右よりの人だから仕方ないのかも。やたら戦闘シーンが多いのも好きでないし、特攻隊というのは自爆テロと本質的には同じ。美談にしたり、尊い命を捧げたなどと言っていると再び戦争への道をたどることになるかもしれない。[DVD(邦画)] 3点(2014-08-14 04:04:45) 4. エヴァの告白 エディット・ピアフを演じたときも良かったが、マリオン・コティヤールはこの映画でもすばらしい。原題のImmigrantとは移民とか移住者を指す言葉。新大陸に渡った女性の危うさとそれにつけ込む男の物語であり、愛と憎しみが交差し見応えのある映画となっている。[映画館(字幕)] 7点(2014-05-18 07:03:23) 5. 英国王のスピーチ 王室継承とか戦争スピーチなどは好きではないが、伝記物映画としてはなかなかの感動ものだった。吃音症の国王役コリン・ファースはもとより、治療に当たった言語療法士のジェフリー・ラッシュが良い味を出していたし、支えになった王妃役のヘレナ・ボナム=カーターもまた良い。演技達者な俳優陣が揃って良い映画になっていたと思う。[DVD(字幕)] 8点(2014-02-05 08:28:50)(良:1票) 6. 永遠の僕たち 「死」を扱った物語ということで、幻想的で心に響く映画かと思ったらそうではなかった。ゲーム感覚の気分だし軽すぎる。主人公らも健康そうに見え、やけに明るい。くよくよしないことは大切だが、真剣に考えているのかどうか疑問に思った。 また特攻隊、神風など日本的なものも出てくるが、真に理解されているか怪しい。評価ははいろいろあろうが、私向きではなかった。[映画館(字幕)] 3点(2012-04-09 21:13:52)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS