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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 波の数だけ抱きしめて 《ネタバレ》 意外に堪能させてもらいました。終始浮わついた雰囲気ながら、あり得ないほどではなく、広告研究会とかの一部のチャラい学生ならこれぐらいのことはしていたかもしれないなという感じ。 それに、せつなさとかほろ苦さを味わわせてくれるところがいい。何もかもうまく行ったら、面白くないですからね。 そしてラストシーンが印象的。時代はバブル崩壊直後あたりに戻り、彼らは過去に踏ん切りをつけるように浜辺を歩き始めるわけですが、まさかこの先に「失われた30年」が待っているとは思ってもいないでしょう。もう若さとともに、浮わついた日々も二度と戻ってこないんだよということを、彼らに教えてあげたいような、教えたくないような。[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-03-05 02:13:15)《改行有》 2. ナイト・オン・ザ・プラネット 特に大事件が起きるわけではなく(1人を除いて)、市井の人々の些細な日常を切り取っただけですが、妙に共感するばかり。たしかに世の中にトム・クルーズやディカプリオのような人生を歩む人はごくごく少数で、圧倒的多数は小さなことで笑ったり怒ったりしているわけで。そんなことをしみじみ感じさせてくれました。 全編に共通するのはタバコ。あの狭い空間であれだけ吸われると、さぞかし煙たかろうと。しかしそれによって、車内の一体感というか、運命共同体的な印象を強めているのかもしれません。 個人的に好きなのはニューヨーク編かな。かのドライバー氏、後のドラマ「ブレイキング・バッド」における麻薬王氏だったんですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-20 23:32:06)《改行有》 3. ナイト・アンド・ザ・シティ デ・ニーロが演じている役、どこかで見覚えがあるなと思ったら、植木等の演じる無責任男でした。いずれも口先ばかり達者なお調子者。まったく共感できないし、かといって憎たらしいと思うほどでもない。要するに魅力がないんだと思います。それでも主人公になってしまうのですから、世の中は不思議です。 もっとも、植木等は何をやってもスイスイとうまく行ってしまうのに、デ・ニーロは何をやってもうまく行きません。まあ自業自得という話なのですが、鑑賞に堪えるという意味では、圧倒的に後者でしょう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-08 02:01:13)《改行有》 4. ナインスゲート 《ネタバレ》 雰囲気はいいよね。J・デップのキャラも好き。でも、オチでがっかり。おそらく万人が途中から薄々気づく結末ですよね。あまりのヒネリのなさに、唖然としてしまいました。そしてもう一つ、最初の殺人の動機と経緯がよくわからん。古本屋の兄ちゃんを殺したのは誰?、何のため? そしてなぜあんな晒し方? 私が見逃しただけかもしれないので、わかる方はご教授くださいませ。5点(2004-07-04 16:24:59)
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