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1. NINE(2009)
《ネタバレ》 やたら豪華な女優陣。しかし話の意図がよくわからず。映画監督というのは大変な仕事なんだぞ、と言いたいだけ? なんだか楽屋オチというか、傷の舐め合いというか、手前ミソというか、自己顕示欲の爆発というか。他のどんな職業でもいいのですが、映画監督が主人公の映画だけはちょっと違う気がします。
まあダニエル・デイ=ルイス扮する〝巨匠〟はいろいろ苦悩していたようですが、あれだけ大物女優に囲まれていたら、トータルでプラスでしょう。それから唐突にハッピーエンドで終わるのも戸惑うばかり。「NINE」の意味も不明。思いっきりショートカットされている感じ。所詮ミュージカルなんてこんなもの、歌と踊りがあればOK、と思って見ればいいのかな。[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-07-13 02:37:49)《改行有》
2. なごり雪
強引な舞台設定(「なごり雪」といえば、やっぱり舞台は東京でしょ)、あまりにもクサいセリフ(聞いているほうが恥ずかしくなってくるのはナゼでしょうか)もさることながら、最大の感想は「ヒロインを安易に殺すなよ」ということ。この映画に限らず、最近よくありますが、主役級の登場人物を簡単に死に追いやって観客の涙を誘うというのは、下品で安っぽい演出だと思います。人が死んで哀しいのは当たり前。生かしてなお、人の魂を揺さぶるような作品に仕上げてほしかった。特に多くの人が何らかの思い入れを持っているであろう名曲「なごり雪」がテーマなだけに、残念です。[地上波(字幕)] 3点(2005-12-03 15:16:11)
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