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1. 長い灰色の線
《ネタバレ》 士官学校ものといえば、「愛と青春の旅だち」をすぐ思い浮かべますが、
あの映画の黒人の鬼教官は、このマーティですね・・
鬼教官のもうひとつの側面が見られて、面白かったです。
しかし教え子たちは戦場へと向かいます。
そこで何が起こるか・・しかも相手が日本となると、観てる側は複雑な気持ちです。
教官マーティと士官のレッド一家の子弟を超えた親子のようなつきあいに
ジョンフォードの巧さを感じました。
ポイント絞って、きちっと話を盛り上げるとこが見事です。[DVD(字幕)] 7点(2022-07-17 22:14:12)《改行有》
2. 夏の嵐(1954)
《ネタバレ》 敵兵と恋に落ちる?う~ん、そこでもう、感情移入ちょっとできなかった。映像は、さすが貴族の出。今でもきれい。当時のインパクトはすごかったろうと思います。フランコゼッフィレリ、ヴィスコンティの助監督だったんだね。「ロミオとジュリエット」の完成度に深く納得。[ビデオ(字幕)] 6点(2014-07-03 21:31:55)
3. 渚にて
《ネタバレ》 誰もいないゴールデンゲートブリッヂ。サンフランシスコの坂の街。どうやって撮影したんだろう?と思ったくらい。この映画は放射能で汚染されるまでには、まだ時間があるが、いづれは死を約束された場所。暴動を起こす若者も、無邪気に走り回る子どもたちもいない。ただ死への不安や孤独に怯える人々の人生模様が描かれる。サンフランシスコに残ることを決めた男性が釣りをしていた傍で潜水艦が浮上するとこのシーンは秀逸。今のCGじゃ出せない映像だ。また生存者からの信号かと現地まで探りに行くと、コーラのビンと風に揺れるカーテンが正体という、生き残った人類の孤独感が一層と感じられる演出もいい。しかし、生き残っているのがアメリカ人ばかりのようなのが、ちょっと「あれ?」と思わされる。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-23 17:02:19)
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