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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. ナイル殺人事件(1978)
《ネタバレ》 事件に居合わせた全員に犯行の可能性と動機がある。ポワロはそれぞれに事情聴取するのだが、全員に対してあからさまに犯人だと決め付けるような挑発的な物言いをする。これはあまりにも無礼で、ドラマとしては違和感を覚える。コロンボも無礼ではあるが、もっとリアルに婉曲的な攻め方をするし人間味あふれるやりとりがある。こういう点で、本作は推理ドラマというよりも推理ショーに近い印象。
犯行手口にも無理がある。サイモンが撃たれた状況で、一人になって犯行を行うだけの時間を作るのはほぼ不可能。騒ぎを聞きつけて誰かが部屋に来る確率のほうが高く、抜け出すのはリスクが高すぎる。また、母親が殺されているのに、ロザリー(オリビア・ハッセー)が下船時にポアロにうれしそうに婚約報告しているのも呆気にとられる。
犯人も含めて何人も死んでいるのに、それを防げたかもしれないポワロたちは憂いもなく、事件解決で何事もなかったかのような表情。つまり、あくまでも机上の推理クイズの延長戦上にある映画だということ。それがわかった上で、推理クイズを楽しめればよし。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-20 00:13:41)《改行有》
2. 流されて…
《ネタバレ》 しょっぱなから機関銃のようにしゃべりまくる高慢ちきな女が、ウザいことこの上ない。
バカにしてきた使用人の男と無人島に漂流し、力関係が逆転するのは小気味良い。
ブルジョアジーへの怨みつらみを女にぶつけてエスカレートする男。
ついに屈服して従順になる女に、今度は男のほうが溺れていく。
男は気に入らないことがあると女に暴力を振るうが、女がそれさえも受けいれるようになって…。
このあたりがあまりにもリアリティがなくて、ばかばかしい。
暴力を振るわれてもついていきたくなる男も存在するだろうが、そういうタイプの男にも見えない。
あれだけ高慢な女が、いくら立場が変わって現実に適応したとはいえ、そこまで変わらない。
少なくとも助けの船を拒絶したりはしないだろう。
女のキャラなら、策略として助けを拒絶するふりをして男を安心させ、男に救助をしむけるというならわかるけど。[ビデオ(字幕)] 3点(2013-01-08 00:34:25)《改行有》
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